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土地活用の相談先は複数の業者へ|多彩で魅力あふれる方法を解説

  • 更新日:2021年6月10日
土地活用の相談先は複数の業者へ|多彩で魅力あふれる方法を解説

近年では、全国各地で空き家問題が深刻化しており、「空き家バンク」を開設して、空き家の有効活用を目的としたさまざまな対策が練られています。しかし、空き家のまま売却するよりも、建物を解体した上で土地を売却する方が買い手が付きやすい傾向にあります。
その理由として、土地の活用においては、駐車場やトランクルームなど多岐に渡ることが挙げられます。ここでは、土地の活用方法に悩んでいる人に向けて、魅力のある土地活用の方法や相談先について解説していきます。

1.土地を有効活用するために相談先を探そう

土地を有効活用するためには、活用方法に応じた相談先を探すことがポイントです。そのため、どのような土地活用をするのか、具体的に決めた上で相談先を探すようにしましょう。

1.1土地を有効活用するための相談先

土地を有効活用する場合は、以下のような相談先が挙げられます。

  • 不動産業者
  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 専門業者

更地にアパートなどを建設する場合は、ハウスメーカーに相談し、不動産業者などに管理を委託するという流れになります。また工務店では、コインパーキングなどの駐車場やトランクルームなどの相談ができます。
この他に、ファイナンシャルプランナーや金融機関に相談することで、今後の資産形成を見据えた土地活用の方法を提案してもらえます。

1.2安定したアパート経営を目指すなら不動産業者

不動産業者では、土地にアパートを建設し、安定したアパート経営を提案しています。また、建設に関わる工事から完成後のサポートまでを徹底しており、初めての土地活用でも安心して任せることができます。
不動産業者によっては、アパートの部屋を借り上げ、家賃の一部がオーナーに支払われ、毎月の安定した収入を目指すこともできます。さらに、契約期間中は家賃の金額を値下げせず、別途料金を支払うことによって、経営や運営の業務を代行してもらうこともできます。
なお、土地活用に不動産業者を選ぶ魅力としては、エリアごとの客層や過去の事例も心得ているので、知識が豊富であることが挙げられます。

1.3不動産投資のノウハウが豊富なハウスメーカー

ハウスメーカーは、さまざまな土地を取得し、住宅やマンションを数多く手掛けてきた実績があるため、顧客と業者が収益を上げやすいノウハウが豊富です。また、所有している土地の立地条件によっては、アパートを経営していても入居者の確保を不安に感じてしまいます。
しかし、ハウスメーカーによっては、空室保証のサポートがあるため、安心して任せることができます。

1.4地盤や面積に不安を抱える土地のことなら工務店

建物が建設しにくい地盤の土地や、アパートを建設するには狭すぎる土地を所有している場合は、土地活用に不安を抱えがちです。しかし、地元の土地について詳しい地域密着型の工務店に相談すれば、エリアや面積に見合った土地活用を提案してくれます。
なお、アパートを建設した上でアパート経営を検討している場合は、不動産業者やハウスメーカーの提案と比較し、より良いプランを検討すると良いでしょう。

1.5お金の収支管理に強いファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、顧客の資産状況などから今後のライフプライニングに合った資金計画を提案する専門家です。また、ファイナンシャル・プライニング1級から3級を取得している場合は、国家資格として認められており、幅広い分野で活躍しています。
ファイナンシャルプランナーに相談すると、土地活用によって得られる収益から、老後の資金計画を提案してもらえるなど、具体的なアドバイスが受けられます。ただし、ファイナンシャルプランナーに土地活用について相談する場合は、土地活用に強い専門家を選ぶことがポイントです。

1.6お金の運用のことなら信託銀行

信託銀行とは、一般的な銀行とは異なり、信託業法に基づいた信託業務を中心とした金融機関のことを言います。信託銀行では、顧客が土地活用によって得た収益を預けることによって、その増やし方を具体的に提案してくれます。しかし、信託銀行は、銀行という位置づけであるために信頼性は高いですが、土地を売却できないなどのリターンが得られない可能性もあります。

1.7農地の活用に強い行政書士

行政書士は、法務局などの官公庁に提出する書類などの作成や手続きを代行することを主な業務としており、国家資格を有しています。また、農地を土地活用するためには、農地以外の目的で使用する「農地転用」という手続きが必要です。
行政書士は、農地転用の手続きに関して詳しく、農地を土地活用するのであれば、行政書士に相談することをお勧めします。

1.8公的機関で都市再生を目的とした事業を目指す

土地活用は、地方住宅供給公社や都市再生機構などの公的機関に相談することもできます。地方住宅供給公社は、地方住宅供給法に基づいて住宅の積立分譲などを行っており、都市再生機構は、首都圏や地方都市を中心とした賃貸住宅の供給支援を行っています。
このような公的機関に相談することによって、都市再生を目的とした事業の実現も期待できます。

・業者や金融機関に相談
・各種専門家に相談
・公的機関に相談

2.多彩な魅力が満載な土地活用の方法

土地活用の方法は、売却するだけでなく、アパートやマンションを建設した上で賃貸経営するなど多岐に渡ります。ここでは、多彩な魅力が満載の土地活用の方法を順に解説していきます。

2.1太陽光発電で収益を得る

土地活用するにあたって、アパート経営や駐車場経営などが多く利用されていますが、最近では、太陽光発電で収益を得る方法も登場しています。太陽光発電の導入には、国が補助金制度を設けており、発電した電気を電力会社などに買い取ってもらうことで収益が得られます。
しかし、2009年以降、太陽光発電で電力を買い取りしてもらっている世帯が50万を超えているとも言われている中で、買取期間が終了する2019年以降の売電については未定となっており、買い取りを停止する電力会社も出てくる可能性があります。

2.2アパートやマンション経営を始める

土地活用の方法の一つとして、土地にアパートやマンションを建設した上で経営を始めることが挙げられます。メリットとしては、入居者が継続して集まれば安定した収益を得ることができますが、建物の建設費として一時的にまとまった費用が必要となることがデメリットです。
また、更地のままでは税金が高いという面があることから、コインパーキングなどの駐車場として活用するよりは優遇があるため、節税できるというメリットがあります。ただし、安定した収益を得るためには、駅から近いなどの立地条件で左右されるので注意が必要です。

2.3コインパーキングとして活用する

土地活用の方法の一つとして、コインパーキングなどの駐車場経営が挙げられます。駐車場経営は、初期費用が少ないことが特徴で、初期費用が無くても固定で収益を得られるプランがあるなど、気軽に始めやすい土地活用だと言えます。
ただし、更地扱いとなってしまうため、税金面では優遇されることが少ないことや、立地条件にも左右されやすいことがデメリットです。なお、駅から近いことや繁華街に近い立地条件では、有利な土地になると言えます。

2.4需要が高まっているトランクルームとして活用

近年の日本においては、マンションなどの集合住宅が増加したため、特定の季節にしか使用しないものを保管しておく場所を確保しにくい状況となっています。

そのため、トランクルームが普及し、需要も高まっています。

また、初期費用も少なく、利用率が上がっていることから、安定した収益が見込めることがメリットです。しかし、更地と同じ扱いとなってしまうために、税制優遇がないことがデメリットです。

さらに、場合によっては、近隣からの反対意見が出ることもあるので注意が必要です。

2.5売却することで土地活用する

土地活用の方法の一つとして、土地自体を売却し、現金化した上で新たな投資に乗り出す方法もあります。土地は、活用方法が豊富なため、空き家よりも高値で売却されやすい傾向にありますが、売却するタイミングを見極める必要があります。
また、土地の売却によって売却益が発生した場合は、土地の所有期間に応じた譲渡所得税の支払いが生じます。譲渡所得税などの税金について詳しく知りたい場合は、依頼した業者の担当者に確認しておくと良いでしょう。

2.6土地の売却なら一括査定サイトがお勧め

土地活用の方法の一つとして、土地の売却を検討するのであれば、できるだけ高い査定額を提示してくれる不動産業者を見つけることが大事です。一括査定サイトは、複数の不動産会社からのマンションや土地の査定を受けられるため、利用することをおすすめします。

ここで上げた活用方法以外にも、まだまだ土地を活用する方法は存在します。
さらに土地の活用方法を知りたい方は「資金調達プロ」の【保存版】土地活用完全ガイド!
を参考にすると良いでしょう。

・太陽光発電の導入
・アパートや駐車場経営
・売却して現金化する

3.土地活用をスタートする前に押さえておきたいポイント

土地活用をスタートするには、目的に見合った活用方法によって、相談する業者も異なります。ここでは、土地活用をスタートする前に押さえておきたいポイントを解説していきます。

3.1土地活用に向けた準備

土地活用に向けた事前準備として、以下のような項目を押さえておきましょう。

  • 予算
  • 土地活用の期間
  • 目的

土地活用をスタートするには、自己資金や予算によって、選択できる方法も制限されます。また、駐車場やトランクルームとして土地活用する場合は、初期費用を抑えることができますが、アパート経営や太陽光発電となると、初期費用として一時的にまとまった費用が必要となります。
次に、土地活用の期間について検討する必要があります。例えば、家族構成の変化によって、これから利用する可能性がある場合は、撤去しやすい駐車場やトランクルームがお勧めです。
最後に、土地活用をスタートさせるには、土地活用の目的を明確することが重要です。そうすることによって相談先を絞りやすく、今後の資金計画が立てやすくなると言えます。

3.2土地活用の手順

土地活用は、大きく分けると以下のような手順で進みます。

目的に合った業者選び
土地の調査
事業計画を立てる
業者との契約

土地活用は、さまざまな業種が手掛けており、目的によって得意分野は多種多様です。そのため、目的に見合った業者を選択することが土地活用を成功させるためのポイントとなります。土地活用を相談する業者が決まると、土地診断などの土地の調査を行います。
例えば、アパートを建設して経営したいと考えていても、地盤や面積が原因で目的に見合った土地活用が望めないケースもあります。そのため、事前に土地診断を行い、所有している土地に関する知識をある程度身につけておきましょう。その後は、業者から提案されたプランに沿って、事業計画を作成します。
事業計画書では、収益や税金についても把握し、資金収支をしっかりと確認するようにしましょう。事業計画書などから判断し、好条件を提案してくれた業者が決まると、業者と契約を締結します。契約締結後は、経営に関するサポートなどのアフターフォローが充実している業者もあるため、今後の資金契約を見据えた相談を進めていくと良いでしょう。

・事前準備
・目的は明確に
・資金収支を確認

4.土地活用に強い業者に相談しよう

土地活用は、目的に見合った業者を見つけることに加え、土地活用に強い業者に相談することが、土地活用を成功させるポイントです。そのため、先ずは、土地活用の目的を明確化し、業者から提案されたプランにしっかりと目を通しましょう。
また、駐車場やトランクルームでの活用や売却する場合は、不動産業者に相談すると豊富なノウハウで目的や予算に見合った提案を受けやすいと言えます。土地活用に強い不動産業者を探すのであれば、一括査定サイトの活用も検討してみてはいかがでしょうか。

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