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不動産を入札で購入する方法を解説!入札の流れや注意点なども紹介

  • 更新日:2024年1月16日
不動産を入札で購入する方法を解説!入札の流れや注意点なども紹介

「競売で売り出されている不動産を購入したい」

「入札で不動産を購入するためにはどうしたらいい?」

競売物件を購入したい方は、このような疑問を抱えているではないでしょうか。

最近では、インターネット上で取引できるようになり、入札での不動産売買も以前と比べて手軽にできるようになりました。

この記事では、不動産を入札で購入する方法や流れなどを詳しく解説します。

不動産売買における入札とは

まずは、不動産における入札について解説します。

入札の基本的な情報のため、確認しておきましょう。

入札での購入方法

競売不動産を入札で購入するためには、競売物件が掲載されている以下のサイトを確認しましょう。

上記のサイトから、予算に合った物件を探して購入の準備を進めていきます。

一般的な不動産売買との違い

一般的な売買との違いとして、「不動産会社の仲介が入らない」点が挙げられます。

【一般的な不動産売買】
不動産会社が買主と売主の間に入って(仲介して)取引する。
【入札での不動産売買】
不動産会社の仲介が入らず、最も高値で入札した人が落札者となり購入できる。

今までは企業や地方自治体などが入札していましたが、近年では個人も入札者として参加する人が増えています。

不動産入札で購入する流れ

不動産入札で競売物件を購入する流れを解説します。

①競売サイトで購入する物件を決める

まずは、競売物件サイトで購入する物件を決めます。

「裁判所の掲示板」や「BIT不動産競売物件情報サイト」などに掲載されているため、確認してみましょう。

決める際は予算に見合った物件を探さないと、購入後に資金繰りで苦労する可能性もあるため注意が必要です。

②入札開始日の確認

購入物件を決めたら、入札開始日を確認します。

期間は約1週間のため、余裕を持って入札しましょう。

なお、期間を過ぎてしまうと入札を受け付けてもらえなくなるため注意が必要です。

③入札

入札を実際に行う際は、裁判所に対して必要書類の提出をします。

  • 入札書
  • 入札用封筒
  • 入札保証金振込証明書

これらの書類は、執行官室で交付してもらえます。

書類は、直接提出しても郵送でも可能ですが、郵送の場合は入札期間中に届かないと無効となるため注意しましょう。

なお、入札時には併せて保証金の納付も義務付けられています。

必要書類の提出と保証金の納付ができれば完了です。

④開札

入札が終わると裁判所側で入札用封筒が開封され、最も高値を提示した入札者が決定されます。

これを開札といいます。

⑤購入代金の支払い

裁判所より正式に売却許可がでたら、落札者は正式の買受人となります。

裁判所から購入代金の支払いを指示されるため、期日中に必ず支払いましょう。

なお、期日は1ヶ月以内で指示されます。

万が一、期間中の支払いができなかった場合は、購入の権利や預けている保証金の返還も受けられなくなる可能性があります。

不動産入札の種類

不動産入札には2つの種類があります。

  • 一般競争入札
  • 指名競争入札

一般競争入札

一般競争入札とは、不特定多数の入札参加者を集める入札方法です。

最も高値の入札をした人が落札する、一般的な入札方法といえます。

参加資格も明示されるため、入札者にとって公平性が高いメリットがあります。

指名競争入札

指名競争入札とは、事前に定められた参加条件を満たしている人だけが参加できる入札方法です。

落札条件は一般競争入札と同じですが、限られた人しか参加できないのが特徴です。

みんなの不動産売却体験談

神奈川県横浜市中区 / 50代

査定価格3,200万円売却価格3,000万円

不動産会社の決め手
最初の売却価格の見積もりで、高過ぎる売却価格を提示して、過剰な期待を持たせたりしないで、きちんと適正な価格を提示してくれる会社。最初の見積もりと実際の販売価格で差が大きい会社は信頼できません。
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愛知県新城市 / 60代

査定価格3,000万円売却価格2,500万円

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兵庫県明石市 / 40代

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不動産入札で購入する際の注意点

不動産入札で競売物件を購入する際の注意点を解説します。

  • 内覧できないから情報が限定的
  • 物件の引き渡しは自己責任
  • 契約不適合責任を負ってもらえない

内覧できないから情報が限定的

競売物件は事前に内覧できないため、物件情報が部分的にしか把握できません。

壁や床の状況、設備や近隣環境などまでは把握できないことを理解しておきましょう。

例えば、経年劣化が進んでおり、数年後に修繕が必要となるケースも考えられます。

物件の引き渡しは自己責任

落札後の物件の引き渡しは、自分で行う必要があります。

落札後の物件の所有権移転登記などは、裁判所などが行ってくれますが、物件の引き渡しまではしてくれません。

万が一、居住者が明け渡さなかった場合でも自分で対処しなければなりません。

手間や時間もかかるため、万が一に備えて事前に対処方法を確認しておくとよいでしょう。

契約不適合責任を負ってもらえない

競売物件を購入すると、売主に契約不適合責任を負ってもらえないデメリットがあります。

【契約不適合責任とは】
物件の品質や数量などが契約内容に適さない状況であれば、売却後でも売主が責任を負うこと。

一般的な不動産売買であれば不動産会社が仲介するため、契約不適合責任が認められます。

しかし、競売物件の売買では契約不適合責任の適用がないため、購入後に不具合が見つかっても売主に損害賠償の請求などができません。

この点を考慮したうえで競売物件を購入しましょう。

まとめ

不動産を入札で購入する方法や流れを解説しました。

購入までの流れを再度確認しておきましょう。

  1. 競売サイトで購入する物件を決める
  2. 入札開始日の確認
  3. 入札
  4. 開札
  5. 購入代金の支払い

入札には「一般競争入札」と「指名競争入札」の2種類があり、それぞれで参加条件が異なります。

また、競売物件は事前に内覧ができなかったり、契約不適合責任を売主に負ってもらえないなどのデメリットもあるので理解しておきましょう。

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