念願のマンションを購入して、理想の楽しい生活を期待していたのに、購入したことを後悔している人は少なくありません。
この記事では、マンション購入者がどのような理由で後悔しているか、後悔しないために何に気を付けるべきか、そして後悔した場合にどのような対策をとるべきか解説しています。
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マンションを購入して後悔する理由は?
まずはマンションを購入した人がどのような理由で後悔しているのか見ていきましょう。
住宅ローンや維持費の支払いが苦しくて後悔
住宅ローンの返済計画を立てた時から生活環境が大きく変わってしまい、返済が苦しくなって後悔する人は多くいます。
・教育費の支出が想定以上に大きかった
住宅ローンを借りると返済期間が最長35年もあるので、その期間中に予測していなかった事態が起こることは十分に考えられます。
最も多いのが収入の減少です。給料自体が少なくなってしまうことも多いですが、残業が減ってしまい残業手当が少なくなる場合もあれば、ボーナスがカットされてしまうこともあります。
近年はマイナス金利の影響でローンが借りやすく、「十分な返済能力がない」のに多額のローンを借りてしまった人は、後々後悔することになります。
マンションの管理費や修繕積立金が値上がりするケースも少なくありません。一般的なマンションの管理費の相場が15000円程度ですが、そこに上乗せで徴収され支払いが苦しくなる人もいます。
また、自動車を購入すると毎月数万円の駐車場代の負担も増えてしまいます。
住宅ローンで後悔した口コミ
- 給料は、20%下がるので住宅ローンの返済に追われて苦しいです。○○の給料は良かったなぁ。仕方ないけど。。。休みにアルバイトでもするかな。
- 車が必要になりますが、駐車場代が3万以上するため、トータルで考えたら買い替えたい…と思うようになりました。
人生で大きな買い物の一つがマイホームです。結婚や家族が増えることを機に、マイホームを購入した方や、これから購入を考えている方などさまざまでしょう。夢のマイホームですが、住宅の購入は大きな買い物なので、それなりに大金が必要になってきて[…]
間取りや室内の広さに後悔
購入前に生活イメージしていても、マンションの間取りや部屋の広さは実際に住んでみないと分からないものです。
マンションは戸建てよりも狭い間取りが多く、庭もないので子供が多い家庭であれば「やっぱり狭いな」と感じて後悔するかもしれません。
購入当初は狭さを感じていなくても、子供の成長によって部屋が狭く感じたり、離婚など家族構成の思わぬ変化によって部屋が広すぎるといった不満も出てくる可能性があります。
近年はコロナの影響で室内で過ごす時間も増えているので、狭い室内で過ごしてストレスを感じる人も増えています。
また、一日中マンションで過ごしたことで日当たりが悪いことに初めて気づき後悔する人もいます。
マンションを買ってしまうと、不満が出た時にすぐ身動きを取りずらくなってしまい後悔したという人も多くいます。
間取りや広さで後悔した口コミ
- 1年の半分ぐらいは日が当たらない/室内が薄暗いということが入居後にわかり、悔しくて仕方がありません。
- 収納の少なさや駐車場のことなどで不便を感じており、やはり戸建てを購入すればよかったとずっと後悔しております。
隣家トラブルで後悔
住んでみてから隣人と折が合わずストレスを抱えている人もいます。
なかでも、マンションは隣人との間が壁一枚しかないので生活音や騒音に悩み苦しんでいる方は多いようです。
逆に「子どもの泣き声がうるさくて眠れない」といったクレームが隣人からくることも珍しくありません。
隣人問題で苦しんでいる場合はこちらが引越しをしない限り、日々そのストレスから逃れることはできないものです。
ただ、引っ越ししようにも、ローンの支払がまだ残っており、気軽に引っ越せず後悔することになります。
隣人トラブルで後悔した口コミ
- 深夜4時、隣人が大音量でDJパーティー。推定10人くらい。このご時世に楽しそうだねー。こっちは射撃用の耳栓+イヤーマフしてるけど、それでも振動が酷くて寝れないよ。早く引っ越したい。
周辺環境や立地に後悔
マンションの購入前に室内はよく見たものの、周辺の環境を詳しく調べず買った後に後悔する人は少なくありません。
住んでみると、スーパーが遠くて毎回の買い物が大変、昼間は閑静だけど夜になると騒がしくなる、といった不満が出てくるものです。
マンションと会社が遠く通勤に時間がかかる場合は、日々の移動がストレスになりマンションには満足してるが立地に後悔する方も出てきます。
また意外な盲点としては、マンション周辺の日当たりや建物の隣接具合です。
周辺に高層の建物がなく、特に角部屋であれば日当たりも良好だと思いますが、建物が隣接しているなら想像以上に圧迫感があり、日当たりも遮られます。
購入時は隣接していなくても、新築ビルの建設予定が入っている場合もあるため、周辺地域の開発状況も不動産会社に質問しておきましょう。
立地で後悔した口コミ
- もうやだバスに乗らないとどこにも行けないこの立地が嫌!!!!!駅徒歩15分屋20分余裕だわ引っ越したい…
- 1年の半分ぐらいは日が当たらない/室内が薄暗いということが入居後にわかり、悔しくて仕方がありません。
中古マンションが老朽化していて後悔
最近は費用を抑えるために新築ではなく、安い中古物件を購入される方も増えています。
一方で、価格が安い物件には何かしら理由があるものです。
築15年を超えている物件だと様々な箇所で傷みが見え始め定期的にメンテナンスをしたり、大規模な修繕が必要になります。
古いマンションだと雨漏れなどの被害が発生する可能性もあります。せっかくマンションを購入したのに修繕費用がかさみ「こんな費用と手間がかかるなら新築を買っておけばよかった」と後悔する方もいます。
中古物件で後悔した口コミ
- 中古物件はガタがくると金かかるから普段から、工事費の積み立ては必須だなと感じたりなんたりしました。古すぎて、見積もり+20万でした。
- どうせ買うなら新築の方が良かったかなと、まだ購入して半年しかしていないのにもかかわらず夜中目が覚めてしまうほどひっかかるようになりました。
この様にマンションを購入して後悔している方は、築年数が浅く高く売れるうちにマンションを売却することを考えても良いでしょう。
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急な転勤や進学の妨げになり後悔
せっかくマンションを購入したのに転勤を命じられ、マンションを手放すことになって後悔する人もいらっしゃいます。
転勤する夫だけ単身赴任する家族もいらっしゃいますが、子供の成長や家族との時間を優先して、今の家を手放して一緒に引っ越し方も多いのが実態です。
また、子供の進学先に気にされる方だと、マンションの住所が行かせたい学校の学区外のため、泣く泣く別の学校に通わせる羽目になり後悔するご家族もいます。
「近くの学校が治安が良くないと噂で不安」「進学校が近くないので後悔」「遠くの進学校に通わせるのが手間」というように、子供の進学をきっかけに、自由に引っ越せるようにマンションなんて買うんじゃなかったと後悔する人もいらっしゃいます。
転勤や進学の妨げで後悔した口コミ
- まあ我が家の場合は、転勤の打診を独断で受けて2年しか住んでいないマンションを手放す羽目になり、次年度から決まっていた妻子の予定やポジションを全ておじゃんにした、というものだけど。
- 仲良しのママ友が隣の学区に引っ越すことになり悲しい…。もう一人仲良しのママ友は賃貸だからいつか引っ越すかもと。同園の仲良しの子で同じ小学校がいない可能性…つら。
「家を購入したばかりなのに転勤することに・・」「家族で引っ越すなら今の家をどうしよう・・」家をせっかく購入したのに転勤を命じられた場合、持ち家をどうするか悩みますよね。購入したばかりの家を手放すのはもったいないが、単身赴任で家族と離[…]
マンション購入で後悔しない5つのポイント
後悔せずにマンションを購入するにはどのようなポイントを確認すべきか紹介していきます。
ローンの借入金は年収の5倍までに抑える
ローンの返済が苦しくなり後悔しないためにはローンの借入金を「年収の5倍までに抑える」に抑えることがポイントです。
一般的には「年収の8倍まで」がローンの借入可能金額とされています。
例えば、年収600万円の人なら、4800万円まで融資を受けることが可能です。
ただし、この基準は「終身雇用制度」や「年功序列制度」が確保されていたひと昔前の基準です。近年はいずれの制度も大きく揺らいでいるため無理してまで限度額いっぱいのローンを借りるのは危険です。
ローンの返済が滞ると、最悪の場合マンションを差し押さえて借金だけが残るかもしれません。
ローンを利用する際は「借入金を年収の5倍以内に抑える」「借入期間を短くし利子を減らす」ことを意識しましょう。
住宅を購入する際の強い味方となる住宅ローンですが、適切な金額で組めていないと自らの首を絞めることになりかねません。住宅ローンは経済状況によって組める金額が異なり、条件さえそろえば4,000万円という高額な借入も可能です。しかし、借り[…]
将来見据えた間取りを選ぶ
間取りの広さで後悔しないために、マンションの間取りは将来的な家族構成の変化や子供の成長を考慮して決めましょう。
特に、2人暮らしには十分な広さの部屋でも、子供が増えれば生活が難しくなります。子供が成長すれば子供部屋が必要になるかもしれません。
これら様々な要素を考え、将来も想定した間取りの住まいを選ぶことが大切です。今必要な観点のみでマンションを選ぶと、数年後に不便さを感じて後悔するので気を付けてください。
今後はコロナの影響で室内で家族と過ごす時間が増えるかもしれません。そう考えると「部屋数は増やした方が良いのでは」「庭は本当に不要か?戸建ての方が良いのでは?」と十分に吟味しましょう。
また、マンションの周辺に学校や病院、スーパーなど生活に必要な施設があるのかも確認しておきましょう。マンションの周辺に空き地があれば、そこに何が建つ予定なのか、新しい建物が建った場合にマンションの日当たりに問題なさそうかまで調べておくと良いでしょう。
騒音がひどくない環境か確認
マンション内の騒音に関して確認しておきたいのが、隣の部屋との壁の厚さです。壁が厚いほど音を遮ることができます。
特に寝室に音が響きやすい造りになっていないか、上下階や隣の部屋にどのような方が住んでいるのかも事前に確認しておきましょう。
また、騒音は周辺環境も大いに関係します。マンションの周辺は車の移動が激しくないか、騒音の原因になる施設がないかも確認しましょう。
もし、周辺の騒音が気になる場合、マンションの室内が2重窓が採用されているかまで確認してください。
修繕計画や瑕疵担保責任の内容を確認しておく
マンションを購入後に劣化に気づき後悔しないために瑕疵担保責任の期間を契約前に確認しておきましょう
瑕疵担保責任により売主が買主へ賠償金や修繕費を支払うことがあります。
瑕疵担保責任とは、売主がどこまでの瑕疵(物件の欠陥)に責任を負うのかを定めた決まりです。
例えば、雨漏れ、給排水管の故障などがその対象です。瑕疵担保責任の期間は特別な定めがないため、最低でも1年以上契約に盛り込まれているか契約書を確認しましょう。
また、契約前に「長期修繕計画書」があるかも確認してください。マンションの状態が悪くなったり、破損した際にどのように修繕作業がなされるかが書かれています。
長期修繕計画書がないマンションは購入をオススメしません。
劣化が心配ならインスペクションを実施
中古マンションの購入を検討している場合は、必ずインスペクションを行いましょう。
「インスペクション」とは建物状況調査を意味しており、中古住宅の外壁や基礎などの劣化状況や補修箇所を住宅診断士が調査し、客観的にアドバイスを行うことを指します。
中古マンションの場合は見た目では分からない劣化が生じている可能性があうので、長期的に生活できるマンションかプロの診断士に確認してもらえれば、安心して購入判断できます。
不動産会社によって無料でホームインスペクションを提供している会社もあるので、積極的に活用しましょう。
マンションを買って後悔した時の対策
マンションを買って後悔しているなら、これから紹介する2つの対策のいずれかを検討してみましょう。
- 売却する
- 賃貸する
何かしら不満を抱えているマンションに暮らし続けて後悔するより、早めに生活環境を変えた方が良いかもしれません。
それでは、具体的な対策を解説していきます。
売却する
マンションを売却するメリットは、マンションの売却代金を住宅ローンの返済や住み替え費用に充てれることです。
マンションを売却してしまえば室内の管理や費用が不要になり時間的コストも節約できます。
マンションは戸建てに比べて流動性が高く、買い手を見つけることは比較的難しくはありません。
「高く売りたい」なら早く売却すべき
以下の表は東日本不動産流通機構が出している首都圏の中古マンションの築年数別の資産価値の推移です。
築年数 | 価格 | 変化割合 |
---|---|---|
築0~5年 | 4895万円 | 100.0% |
築6~10年 | 4243万円 | 82.2% |
築11~15年 | 3931万円 | 75.9% |
築16~20年 | 3159万円 | 62.8% |
築21~25年 | 1899万円 | 42.4% |
築26~30年 | 1670万円 | 40.3% |
築31年~ | 1678万円 | 40.1% |
引用:築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2016年|東日本不動産流通機構)
築5年以内の「築浅マンション」の売却価格を100とした場合に、築10年経つと82.2%、築20年を超えると42.4%と推移しています。
地価が上がっている立地にあるマンションを除き、ほとんどのマンションは築年数が経過するほど売却相場が下がってしいます。
よって、少しでも高くマンションを売りたいなら、素早く売却の判断をしましょう。
マンションを売るなら不動産一括査定サイトが便利
売却するか踏ん切りがついていない人も、まずは不動産一括査定を使って不動産会社にマンションを査定してもらいましょう。
不動産一括査定サイトとは、Web上で不動産の情報を入力するだけで複数の不動産会社にまとめて査定依頼でるサイトです。
不動産一括査定を使って査定を依頼すると、不動産会社に足を運ぶことなく、都合の良いときに査定依頼できるのが魅力的です。
マンションがいくらで売れるか分かれば、今売るべきかの判断しやすくなるでしょう。複数社に出してもらった査定額を比較して、本当に売却すべきか検討してみましょう。
賃貸する
マンションから引っ越したいけど「長年住んだマンションなので愛着があり手放したくない」「老後にに戻るかもしれない」という方には賃貸という選択肢もあります。
賃貸であれば契約期間を満了すればマンションを明け渡してもらえ将来的に今のマンションに戻ることもできます。
また不労所得が得れることもメリットです。マンションにローンが残っていても家賃収入でローンの返済ができ、余った分は貯蓄できます。
ただし、借りる人がいなければ賃貸は成立しないので、賃貸需要の高い都心部など人口が多いエリアに限られます。賃貸需要が高いと、入居者が出た後もすぐに次の入居者を確保しやすいため、安定した利益が望めるでしょう。
地価が上がりやすい立地のマンションなら、賃貸収入を得ながら、地価が上がったタイミングで売却に踏み切れば、より多くの収益を得られるでしょう。
マンションを購入したのに、急に転勤などやむを得ない理由で住み替えなければならない人は多くいらっしゃいます。使わないマンションは売却するだけでなく賃貸に出すことができます。購入したマンションから引っ越さなければならないとき、マンション[…]
中古マンションの購入で損をしたくないなら一括査定が便利
中古マンションにかぎらず、不動産物件の購入にあたっては事前のリサーチ力がキーポイントとなります。情報収集のツールとしては、クチコミサイト、不動産セミナー、業者のウェブサイトなどが考えられますが、クチコミをあまり信用しすぎないことに注意する必要があります。
不動産業者についても必ず複数の業者を比較し、業者ごとの得意分野をきちんと把握したうえで相性の合う業者を確保しておきましょう。
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「どの不動産一括査定サイトを使えばいいか分からない・・!」不動産一括査定サイトとは、Web上で複数の不動産会社にまとめて査定依頼できるサービスです。しかし、不動産を売る経験は人生で何度もあることではないので、初めて不動産一括[…]