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一軒家とマンションどちらを購入すべきか|違いを比較しよう

  • 更新日:2024年2月6日
一軒家とマンションどちらを購入すべきか|違いを比較しよう

一軒家とマンション、どちらを購入するべきか悩んでいる人も多いでしょう。どちらもそれぞれにメリットやデメリットがあります。自分のライフスタイルや譲れないことなどもあるでしょう。それぞれの違いを認識して、自分が理想としている物件を探しましょう。

一軒家とマンションの違いを徹底的に解説します。こんな違いがあったんだと、知らないことも多いかもしれません。1つずつ確認して、良い物件を選ぶための知識を増やしましょう。

一軒家のメリットとデメリット

延べ面積では一軒家のほうが優位となります。戸建て住宅である、一軒家ではどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

一軒家のメリット

「自分の家」という認識が強く持てる一軒家。集合住宅でないことのメリットでは、制約があるか無いかが重要です。では、どんなことが考えられるの確認してみましょう。

自由度が高い

注文住宅であれば、はじめから自由に間取り、設備や機能、デザインなど全て自由に決めることができます。

建売物件を購入したとしても、建て替えやリフォーム、ソーラーパネルなどの設備の追加など自由に行えます。マンションでは、制約で導入できない設備や機能などもあります。

ペットの飼育で言えば、一軒家は、大型犬でも何匹でも自由に買うことができます。

マンションでもペットの飼育が可能なケースがほとんどですが、犬の場合は小型犬でなくてはいけないなどの制約があったりします。

一軒家の場合は、こういった制約の縛りが無いので、どのような面に対しても自由度が高くなります

庭付きや駐車場がある

一軒家の庭が付いていることに憧れを抱く人も多いでしょう。

子供の遊ぶスペースとして、バーべーキューや家庭菜園やガーデニングを楽しむ空間として使用する目的はさまざまあります。

一軒家であれば、自由に使用することができます。マンションでも1階などで専用庭が付いている物件はありますが、共有部分となり制約が多くあります。

バーベキューなどは禁止しているマンションも多いようです。

外構スペースの利用として、駐車場もあります。2台、3台と駐車スペースを確保できる物件もあります。

もちろん、無料で利用することができるため、駐車場代を気にする必要がありません。

また、敷地内なので、荷物の運搬や雨の日の人の乗り降りは、大変便利です。

月々の支払いの負担が軽い

一軒家では、全て自分で建物を管理しなくてはいけないので、マンションのような管理費や修繕積立金などという支払いはありません。そのため、月々の支出は削減できます。といっても、定期的なメンテナンスの費用は個人で必要となるので、しっかりと計画的に貯蓄しておく必要があります。

騒音を気にしなくて良い

マンションやアパートなどの集合住宅を敬遠する人の多くには、騒音問題があります。一軒家であれば、上下階は自分たちしか生活していないので、どんなに子供が駆けずり回ろうが、物を落とそうが気にする必要がありません

しかし、一軒家でも騒音トラブルが発生しているケースもあります。隣の家との距離が近い場合は、声や音などは聞こえやすいので注意が必要です。

一軒家のデメリット

庭や駐車場のある憧れの一軒家でのデメリットはどんなことだと思いますか。心配なのは、セキュリティや断熱ではないでしょうか。

セキュリティやメンテナンス

一軒家では、全ての家の管理を個人で行わなければいけません。特に、セキュリティではマンションと比べて手薄になりやすいといえます。外出時は、全ての部屋の窓の戸締りを忘れないようにしなければいけません。戸締りだけでは防げないことも多いので、安全面が心配なら、防犯カメラの設置やホームセキュリティーの設置を検討しましょう。

また、建物は劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要となります。おおよそ、10年周期程度でメンテナンスを行うのが良いとされています。しかし、このメンテナンスで必要となる費用は全て自分で用意しなくてはいけません。費用が高額になることもありますし、突然の不具合などのためにも、修繕積立金ではありませんが、費用を少しずつ貯めておくと安心です。

バリアフリーには問題がある

玄関から部屋に入るための段差、2階へ上がるための階段など、複数階で構成されている一軒家では、バリアフリーには限界があります。高齢になり、階段の昇り降りが大変なため、2階以上の部屋は利用しなくなったというケースもあります。ホームエレベーターを設置することで、改善できますが、費用は高額になります。

光熱費が高くなる

現在、建築技術や材料が向上し断熱遮熱の効果は高まっていますが、マンションに比べて冬は寒かったり、夏は暑かったりします。また、マンションは1フロア―なので、エアコン1つで全ての部屋が冷暖房効果があるのに対して、一軒家では別階には熱が伝わりづらく、家全体を温めたり冷やしたりすることが難しくなります。また保温効果も低いので、冷暖房を使用する時間も長くなる傾向にあります。

・自由が利くことが多い
・メンテナンスは個人
・バリアフリーは不向き

マンション住み替えの流れを詳しく解説!住み替えに適した時期や失敗しない方法

マンションのメリットとデメリット

マンションでは、住人の誰でも利用できる共有部分と専有部分に分けることができます。共有部分、セキュリティや立地などメリットが沢山あります。デメリットでは、集合住宅ならではの騒音の問題が考えられます。もっと詳しく、マンションのメリットとデメリットについて解説します。

マンションのメリット

マンションのメリットを確認していきましょう。集合住宅なので、廊下やエレベーターですれ違う人が多く、近隣との付き合いが煩わしいと感じる人もいます。しかし、マンションは集合住宅であるからこそのメリットが豊富にあります。

セキュリティ面が安心

たくさんの人が住んでいるマンションでは、出入りも多く、人の目が多くあります。また、日中は管理人さんが常駐していたり、オートロック、防犯カメラなどセキュリティ面で安心感があります。防犯を考慮するなら全部の窓の戸締りは必要ですが、最低限玄関のカギを締めるだけで外出も可能です。多くの人の目もあり、家への出入りは玄関からしか行えないケースが多いので、一軒家に比べて安心して生活できます。

立地が良い

マンションは、駅から近く、利便性の高い立地条件に建てることが多い傾向にあります。一軒家の場合は、駅から近いと土地代が高額になりやすですが、マンションの場合は、1つの土地にたくさんの世帯数を集めることができるので、利便性が高くても比較的安価で手に入れることができます。

また、日当たりや眺望が良い場合が多いのもマンションの強みです。中・高層階であれば、前に遮る建物も少ないので、日当たりや眺望が良くなります。

バリアフリーの心配が不要

近年建築されているマンションの多くは、既にバリアフリーを意識して造られていることが多く、バリアフリーをあえて意識しなくても良いでしょう。エントランスからエレベーター、部屋内も段差がほとんどないため、高齢者や足に障害のある人、赤ちゃんなどにとって優しく、過ごしやすいといえます。

共有設備が充実している

マンションによって、備えている設備や機能などは違いますが、共有設備が充実していることが多いという利点があります。一軒家では、収集日の朝しかゴミを出してはいけませんが、マンションでは、24時間いつでもゴミを出すことができます。宅配ボックスでは、共働きなどで、留守がちな家に届いた宅配便の荷物を受取れます。

管理人の業務内容によっては、クリーニングの受付や宅配便の集荷といったコンシェルジュのような役割を担ってくれるところもあります。

マンションのデメリット

マンションのデメリットでは、金銭面や集合住宅ならではの近隣との付き合いなどが目立ちます。詳しく見てみましょう。

管理費や修繕費、駐車場代が必要

毎月支払わなければいけない費用が、住宅ローンの支払い以外にもあります。管理費や修繕積立金は必ず支払う必要があります。築年数が増加していくと、修繕にかかる費用も増えていくので、積立金の額が増える可能性もあります

駐車場においても、一戸に1台付きのマンションもありますが、多くのマンションでは台数が制限されていたり、駐車場代がかかることが多いでしょう。また、機械式駐車場を導入しているところも多いので、車種によっては駐車できないなどのデメリットがあります。その場合は、敷地外に駐車場を借りる必要があり、マンションから離れた駐車場では、不便に感じることも多くあるでしょう。

騒音などのトラブルが起きやすい

たくさんの人が生活しているので、騒音は避けて通れない部分です。隣接している左右の家には音漏れなどは少ないのですが、上下階の音は構造上響きやすい傾向にあります。近年では、音対策をしているマンションも多くなっており、トラブルは減っているようですが、足音や生活音、楽器の演奏など隣接している住戸に対しての配慮は欠かすことができません。

管理組合への加入義務

マンションを構成するために必要な管理組合。この加入は義務となっています。役員の選出は、住人が行います。また、マンションの維持管理、運営を総会の実施にて、議決・判断していきます。役員になると、月1回程度のペースで議会が開かれるので、時間や労力が必要となります。

資産価値が低い

立地や条件にもよりますが、建物の価値は経年劣化により減少していきます。一軒家では、土地は劣化しないため資産としての価値を維持することが可能です。しかし、マンションの場合は、土地としての所有権はありますが、建物に付随しているため切り離すことができません。そのため、一軒家に比べて将来的な資産価値が低くなる傾向にあります。

・安心安全に暮らせる
・共有設備は魅力的
・将来的な価値は低い

みんなの不動産売却体験談

群馬県伊勢崎市 / 40代

査定価格2,350万円売却価格3,000万円

不動産会社の決め手
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山梨県笛吹市 / 40代

査定価格500万円売却価格200万円

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信頼性のある担当実績が豊富である接客が失礼ない売却の力がある。店舗があまりにも汚いと適当な仕事をしていそうで汚い店舗はまず頼まない。
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愛知県春日井市 / 70代

査定価格1,400万円売却価格1,400万円

不動産会社の決め手
担当者の態度(身だしなみ、言葉づかい、約束の時間を守る事、売却事例の説明の分かり易さ)など総合的に判断して決める。会社の知名度も参考にする。
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東京都大田区 / 20代

査定価格3,800万円売却価格3,700万円

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3社に訪問査定を依頼した。正直査定額はどこも似たり寄ったりだったので、担当者の態度や人となりで決めることにした。2社で迷ったが、最終的には店舗が近い方に決定した。
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査定価格1,580万円売却価格1,580万円

不動産会社の決め手
住み替えたマンションの販売不動産会社で親身に相談に乗ってくれて、水漏れの時も相手に事情を話しをしてくれて値下げせずに売却ができたのでよかった。
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一軒家とマンションの税金の違い

一軒家とマンションでは、建物や生活環境以外にも税金面での違いが生じます。マイホームを購入すると、固定資産税と都市計画税を支払う必要があります。毎年1月1日時点で不動産を所有している場合は、課税されます。課税対象額は、不動産のある自治体が3年毎に見直して決めている「固定資産税評価額」を基準に計算されています。これは、どちらの建物でも計算方法は同じです。

固定資産税額課税標準額×1.4%
都市計画税額課税標準額×0.3%

固定資産税には、軽減措置があります。200m2以下の住宅用の土地に対しては課税標準額が6分の1に軽減されます。これは一軒家でもマンションでも一緒です。マンションの場合は、1人当たりの土地の割合は少なくなるので、安くなることが分かるでしょう。また、建物についても、新築であれば2分の1の軽減措置があり、これは、一軒家の場合は3年間。マンションは5年間で軽減期間が長くなります。

しかし、固定資産税評価額では、減価償却も影響しており、マンションは47年かけてゆっくり減っていくのに対して、一軒家は22年と早い減少となります。つまり、長期的に支払うことを考えると一軒家の方が固定資産税が安くなると考えられます。

家族構成も考慮して慎重に検討しよう

一軒家かマンションかで購入を悩んでしまったときは、ライフスタイルや生活パターン、セキュリティが心配、騒音が気になるなど、どの部分に重きを置くかを想像してみましょう。一軒家とマンションではそれぞれで、メリットやデメリットが異なります。自分に合った条件が多いほうを選んだ方が快適な生活を送ることができるでしょう。

また、ライフスタイルでは、夫婦共働き世帯であれば、夜遅くなっても安心な駅に近いマンション、子育て世帯なら庭でプールやバーベキュー、騒音などに頭を抱える必要のない一軒家。高齢者がいる世帯なら段差が少ないマンション、といったように住む人の家族構成によっても選ぶべき物件が変わってきます。

どちらが良いといったことはなく、自分たちの過ごしやすいスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。大切なのは、長く住む上で必要となる「住み心地」。それを重点に選んでみてはいかがでしょうか。

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