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不動産売却はキャッチコピーで左右される!買主が見つかる文言とは

  • 更新日:2024年1月17日
不動産売却はキャッチコピーで左右される!買主が見つかる文言とは

不動産の売却をスムーズに進めるために、キャッチコピーは重要と言えます。キャッチコピーが魅力的であれば、不動産の情報を見てもらえる確率が上がっていくと言えます。

この記事ではキャッチコピーの大切さや、作り方のポイントを紹介します。

不動産売却の注意点を流れに沿って解説!売却時のトラブルを防ごう

不動産売却のキャッチコピーとは

「駅から徒歩3分の好立地」「リフォーム済みでいつでも内覧可能」など、不動産の広告に記載されている文言をキャッチコピーと言います。物件のおすすめのポイントや、他と比較してアピールできる魅力を目立つように取り上げます。

キャッチコピーは物件が売れるかどうかに深く関わっていると言っても過言ではありません。キャッチコピー自体は短い文でも、大きな影響があります。

不動産売却でキャッチコピーが重要な2つの理由

なぜキャッチコピーが重要なのか、本質を理解していると、物件情報を作成するときに意識して有用なワードを選びやすくなります。

買主が物件に興味を持ってくれる

理由のひとつは、キャッチコピーによって買主が物件に興味を持ってくれる点です。

自分が不動産を購入する側だと想像してみてください。購入物件を探すために物件の場所や、部屋の間取りや広さ、主要な路線などの交通機関の情報をベースにして絞っていきます。候補にあがった複数の物件の詳細を確認したいと選択する前に、キャッチコピーを目にします。キャッチコピーが自分の求めている物件にマッチしていると興味を持ってもらうきっかけになるでしょう。

買主へのセールストークに使える

もう1つの理由は、キャッチコピーをそのままセールストークに使えることです。

不動産会社の営業担当者はさまざまな物件を見てきているので、その物件の売りが一目でわかります。買主に対してアピールするときに、キャッチコピーがしっかりと特徴をとらえたものであればそれをそのまま使って売却契約の成立に繋げることができます

不動産売却でキャッチコピーを作るポイント

不動産会社の担当者が作成することが一般的です。しかし、売り主の意見も取り入れてもらえることがあります。キャッチコピーを作成するポイントを詳しく解説します。

売却先を具体的にイメージした文言を選択

キャッチコピーを決めるためには、売却先を具体的にイメージして文言を選択しましょう。

例えばワンルームから1LDKならシングル、1LDK以上ならDINKSやファミリー層がターゲットになります。小学校や幼稚園などの教育施設や、遊べる公園が周辺にあることもアピールポイントになります。売却したい物件の間取りや周辺環境などを考慮し、ターゲットを具体的にイメージしてキャッチコピーを作ります

ターゲットを絞り切れないと物件のどの部分をアピールしたらよいのかがわからず、結果としてどのターゲットにも響かないものになる可能性があります。

所有者だからこそわかるポイントをアピール

戸建てやマンションの売却では、所有者だからこそ分かるポイントをキャッチコピーに含めてアピールしましょう。

マンションからの眺望や日当たりなどの良い点を盛り込みます。さらに周辺環境についても生活していくうえで役立つ施設があれば含めることができます。コンビニやスーパー、商店街などが近くにあるのか、駅や公共交通機関はどんなものが使えるかなど、生活に密着した情報があると買主が興味を持つきっかけになり得ます。

数字を活用し曖昧な表現は避ける

キャッチコピーは数字を活用すると、より明確になります。

例えば「駅から徒歩圏内」という書き方だと駅から3分でも15分でも、ある人にとっては30分でも徒歩圏内と思うかもしれません。それよりも「〇〇駅から徒歩〇分」のように実際にかかる時間を数字で表したほうが、買いたい人の目に留まりやすいキャッチコピーになります。

内装をリフォーム済であれば、何年にリフォームしたのか明示しておくなら、築年数が経過している物件であっても内装がきれいなら問題ないという買い手の目に留まりやすくなるかもしれません。

エリア情報を含める時にも、広告を見た人がすぐに理解できる具体的ではっきりとした内容にすることを心がけます。

過去の成功事例を参考にする

過去の成功事例を参考にしてキャッチコピーを作成するのも有効な方法です。不動産会社がこれまでに作成した広告で買い手に反響が高かったもの、問い合わせが多かったものに使われた文言を参考にすると、ゼロベースでキャッチコピーを作成するよりも反響を期待できます。

なぜ興味を持ってもらえたのか、言い回しや表現方法などを分析して、自分の物件に応用できるかもしれません。その地域ならではのニーズがあるならそこを刺激できるような文言を成功事例からピックアップしてみましょう。

競合と似たキャッチコピーは避ける

キャッチコピーが競合と被らないようにすることも重要なポイントです。似たような立地や間取りなどの条件の物件がある場合には、必ずチェックしておきます。

いくら魅力的なポイントでもキャッチコピーが競合と似ていると、埋もれてしまい目に留まりにくくなります。他との差別化を図り、独自性のあるキャッチコピーになるように心がけましょう

キャッチコピーの作成には自身も参加

キャッチコピーの作成は不動産会社の担当者に任せきりにせず、自分も積極的に参加しましょう。

担当者は関わる時間が限られていますし複数の物件を抱えているので、物件のイメージや印象だけで作ってしまう可能性があります。

所有者が物件の一番のアピールポイントを知っているのですから、文言をチェックして魅力を最大限引き出せるようなキャッチコピーを考えましょう。

広告の規定違反をしない

不動産の広告については規定があり、キャッチコピーはその規定に違反していないことも大切です。特に消費者側が誤認しやすい文言は明確に禁止されています。

例えば「完全」「完ぺき」「日本一」「日本初」「最高級」「激安」といった言葉は規定違反になるため事前にチェックしておきましょう。また、「他に類を見ない好条件のお部屋」や「完売必至のお部屋です」といったキャッチコピーも使うことはできません。

みんなの不動産売却体験談

東京都葛飾区 / 50代

査定価格1,950万円売却価格1,550万円

不動産会社の決め手
査定金額が他社より圧倒的に高かった事と、担当者様がとても感じが良く、実際にお会いした時にも色々な疑問点や相談に乗っていただけそうな感じでした。
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京都府京都市南区 / 50代

査定価格2,200万円売却価格1,900万円

不動産会社の決め手
一番こと細かく質問されました。ちょっと複雑な土地だったのですが、そのへんも最初から聞いてこられました。他社にはない対応でしたので、その点が決め手になりました。
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京都府京都市伏見区 / 40代

査定価格2,750万円売却価格2,570万円

不動産会社の決め手
知識が豊富で実績もあったので。でも実際依頼したらこちらの物件の欠点ばかりを気にして、居住中なのに家中の引き出しをひっくり返してあら捜しをするようなとんでもない方でした。
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東京都文京区 / 30代

査定価格8,000万円売却価格9,800万円

不動産会社の決め手
大手不動産会社の方が売却への販路が広く顧客の人数が圧倒的に多かったから売れやすいと思ったからです。また、大手で専属契約すると色々オプションがつくので良いと思いました。
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兵庫県姫路市 / 50代

査定価格380万円売却価格500万円

不動産会社の決め手
初めはどこに頼んだらいいかわからず 次の引っ越し先不動産会社に頼みました。他にも何社かに出していました。問い合わせ状況やすぐに近隣等対応して うごいてくれるところが信頼があります。
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不動産売却はキャッチコピー以外もこだわろう

不動産売却を成功させるためにはキャッチコピー以外も重要なポイントがあります。どんなことにこだわると良いか詳しく解説します。

売却を依頼する不動産会社を厳選

不動産売却は、売り出し価格の設定から始まり、買い手を探すこと、内見の準備や日程の調整、購入・売却時の交渉、売却に必要な各書類の準備などさまざまな業務が発生します。もちろんこれを個人で行うことは難しいので不動産会社に依頼します。

この依頼する不動産会社を厳選することは、物件を売却できるかどうかに大きな影響があります。不動産会社を選ぶポイントは、

  • 地域に精通している
  • 不動産売却の経験が長く実績のある不動産会社
  • 提供されているサービス
  • 囲い込みをしていないか
  • 対応がスピーディか

以上の点を契約前に確認しておきましょう。

売却予定の物件のある地域に精通している会社であれば、どのような層のターゲットにニーズがあるか、そのエリアに魅力についても知っているので効果的にアピールできる可能性が高くなります。

不動産会社というと賃貸のイメージが強いですが、売却を得意としている不動産会社を選ぶことがポイントです。売却をうまく進めるノウハウを持っているので有利に進めることができます。

不動産会社がどのようなサービスを提供しているかも確認しましょう。売主のプラスになるよう動いてくれる会社を選びましょう。

売却を仲介した物件を自社で買い取りの仲介をしたいために、他の業者に物件を紹介しない「囲い込み」をする会社は避けます。「囲い込み」をするかどうかは聞かれたら答える義務が不動産会社にはあるので確認しておきましょう。

不動産の売却はできるだけ早く進めたいと思っている人にとっては、スピーディーに対応してくれるかどうかは重要です。問い合わせや質問の応対、アポイントメントの取りやすさや、双方の調整を素早くやってくれるかなど対応のスピードを判断できるところに注目してみましょう。どんな事でもすぐに対応してくれる会社であれば、応用力や経験も豊富で機動力が高く売却もスムーズに進めてくれることを期待できます。

さらに担当者についても、宅建の資格を持っているか、売買仲介の経験が長い、親身になって疑問に答えて対応してくれる人かどうかを見極める必要があります。できるだけ売主の希望にかなった条件で売却できるようサポートしてくれる担当者であると安心です。

不動産会社探しにすまいステップ

不動産会社をさがすのに役立つのが、すまいステップ。独自の基準で厳選された優良な不動産会社が揃っています。

売却をはじめてする人でも、物件の種別、都道府県、市区町村を選ぶだけでおすすめの不動産会社をピックアップしてもらえます。ぜひ活用してみましょう。

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人の目につきやすいところに広告を掲載

物件情報を人の目につきやすいところに掲載することも大切です。せっかく良いキャッチコピーをつけても見てもらえなければ意味がないからです。

どこに広告を掲載するか、すぐに思いつくのは不動産会社の店頭のガラスに貼ってある物件情報かもしれません。店舗は比較的駅に近いところにあることが多いので、その地域に住んでいる人や駅の利用者などが目にする機会があるでしょう。

もっと多くの人に見てほしいのであればインターネットを活用しましょう。最近では物件情報を集めることや内見までネットで進めることができる不動産会社もあります。不動産会社のポータルサイトに掲載すると、住んでいる場所に関係なく興味を持ってもらえます。また新聞広告や折り込みチラシ、看板などを活用することでネットを利用しない年齢層にも情報提供することができます。

一般媒介契約であれば、複数の不動産会社に広告を載せることができます。より多くの人に知ってもらいたい場合には広告を出す先を増やすことも考えてみましょう

最新の相場を踏まえた売り出し価格

興味を引くキャッチコピーがついていても、相場よりも売り出し価格が極端に高いとその段階で対象外になってしまい広告自体を見てもらえないこともあります。

地価や売却の相場は常に変動しているので、最新情報に基づいて設定することがポイントです。ポータルサイトを活用して、一括査定を行い相場を把握しておきましょう

不動産売却のキャッチコピーで気になる疑問

ここまでで取り上げたキャッチコピーについての情報以外に、みんなが気になる疑問を取り上げてみます。

キャッチコピーの作成に費用はかかるのか

キャッチコピーを作成するのに費用がかかるのか、売却を検討しているなら気になる点です。基本的にはキャッチコピーの作成に費用はかかりません

不動産物件の広告費は仲介料に含まれていて、「特別に依頼した広告」以外は不動産会社が負担することになっています。売買が成立したときに仲介手数料を支払えば大丈夫です。

まれに「広告費」や「手数料」として別途料金を請求が発生する不動産会社があります。宅地建物取引業法では仲介手数料の条件が明確に決められており、その報酬以外は受け取ってはならないとされているため、契約前に別途費用が発生しないか確認しておきましょう。

一度付けたキャッチコピーは変更できるのか

キャッチコピーの変更は自由に行うことができます。思うように反響がない時にはキャッチコピーが狙っているターゲットにうまく響いていない可能性もあるので、調整すると良いかもしれません。

集客状況や反響の有無を確認するために、担当者とあらかじめ目標を立てておきましょう。週単位、月単位でどのくらいの集客があるかを分析して、キャッチコピーの魅力不足なのか、価格設定の見直しが必要なのかを検討します。

そうすることでキャッチコピーを付けた後になかなか売却に至らず、時間だけが過ぎていくという状況を避けることができます。

魅力的なキャッチコピーで不動産売却を進めよう

不動産売却ではまず買い手の目に留まるようなキャッチコピーを付けることが大切です。ある程度ターゲットを絞り、そこに響くような文言を選定しましょう。

担当者に任せきりにせず、積極的により魅力的なキャッチコピーを考えましょう。集客状況によってはキャッチコピーの変更も検討してみるのも良い方法です。

もちろんキャッチコピーが魅力的でも、扱う不動産会社が経験のない会社であればなかなか売却できないこともあります。不動産会社もしっかり選ぶことが大切です。

物件の特徴を生かした魅力的なキャッチコピーで不動産売却を進めていきましょう。

都道府県ごとの不動産売却情報

お住まいの地域の売却相場・不動産会社をチェックしよう

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