マンション査定の流れや査定に失敗しない注意点を専門家が徹底解説!

マンションの売却価格を知るためには、何らかの方法で「査定」をすることが通常ですが、「マンションの査定額は何に影響されるか」「査定時にやっておきたいこと」など、査定において重要な注意点を知らずに行動に踏み出す人は実に多いです。

そのまま査定依頼をしてしまうと、相場より低い査定価格を了承し、結果的に損をすることに気づかずに売却活動を進めてしまうことになる可能性が高いです。

この記事では、初心者がマンション査定前に知っておきたい注意点を中心にわかりやすく解説しています。最後まで読んで頂ければ、査定に関するあらゆる不安が払拭され、安心して査定を依頼できるはずです。

リナビス
査定前の注意点を知って、自宅マンションの高額売却を実現しよう!
監修逆瀬川 勇造

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より不動産会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

【保有資格】AFP(2級FP技能士)/宅地建物取引士/相続管理士

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マンション査定の流れを把握しよう

査定とはマンション売却する場合の「売却できそうな価格」を不動産会社に算出してもらう手続きのことです。
売主は算出された査定価格を参考にマンションの「売り出し価格」を決定していきます。

マンション査定の流れを把握しておくと安心して査定を依頼できるようになるので、査定の流れを確認して査定の全体像を把握しましょう。

マンション査定は4ステップ

マンション査定がどのような流れで進んでいくのかを解説します。ここでいう査定は「訪問査定」なので注意してください。

手順やること
ステップ1不動産会社に査定依頼をする
ステップ2査定の訪問日時を決める
ステップ3不動産会社にマンションに来てもらい現地調査をする
ステップ4不動産会社からマンションの査定結果を報告してもらう

STEP1 不動産会社に査定依頼

まずは、不動産会社のホームページや不動産一括査定サイトを使って査定依頼をしましょう。

ポイントとしては複数の不動産会社に机上査定を依頼し、対応が良かった不動産会社にのみ後日訪問査定を依頼する方法です。

査定価格は不動産会社によってズレが生じてきます。必ず複数の不動産会社に査定依頼しましょう。

また、査定依頼時には以下のような情報が求められます。

査定依頼時の必要情報
物件所在地(都道府県、市区町村、町名、字/丁目)
査定希望の物件詳細(住所、広さ、間取り、築年数、査定物件との関係、番地、現在在住か否か、専有面積、間取り、築年数、物件の状況、依頼理由)
査定依頼者の個人情報(名前、年齢、メールアドレス、電話番号)
正しい情報を伝えないと、正確な査定ができなくなるので査定依頼までに上記の情報を調べておきましょう。

STEP2 訪問日時を決める

訪問査定を依頼する不動産会社が決まったら、現地調査の日取りを決めましょう。

もちろん立ち合いが必要で、大体2~3時間ぐらいはかかるとみて、時間に余裕がある日時にするようにしましょう。

STEP3 不動産会社の現地調査

査定依頼したマンションを現地調査してもらいます。

不動産会社が査定時に見るべきポイントは後程解説していますが「地域の詳しさ」や「この地域の不動産売却」の実績を質問し担当者の力量を確認しておきましょう。

また、査定時には不動産会社から質問されることが多々あります。質問への回答内容が査定額に影響するので正直に質問に答えましょう。

STEP4 査定結果の報告

現地調査から3~4日後に査定結果が届きます。査定額が提示されたら「何故その価格になったのか」の理由を納得できるまで聞いてください。

もし、その質問に対して曖昧な返答をするようだと信用できない担当者の可能性が高いです。

もちろん査定額に不満があればマンションを売る出す必要はありません。

以上がマンション査定の流れとなります。

マンション査定後の流れ

マンションを査定をした後の流れも把握しておきましょう。

マンションを売るには査定依頼から売却完了までに6つのステップがあり、売却完了まで2~6カ月程かかります。

売却の流れ

以下にて、ステップ毎の目安期間も記載しておきます。

やること目安期間
STEP1査定依頼1~2週間
STEP2媒介契約
STEP3売却活動の開始1か月~
STEP4内覧対応
STEP5売買条件の決定1か月~
STEP6引渡し

以上がマンション査定から売却完了までの流れです。より詳しくマンション売却の流れについて知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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マンション売却の検討度で査定の種類が変わる

マンションの査定方法には机上査定訪問査定の2種類があります。この2つの査定方法によって得られる情報が異なるため、あなたの状況合わせて使い分けることが大切です。

査定の種類メリットデメリット
机上査定・すぐに査定額が分かる
・ネットから無料で査定依頼が可能
・簡易的に算出した価格で正確ではない
訪問査定・正確な査定額が分かる
・不動産会社に直接相談できる
・机上査定より手間がかかる

それぞれどのような違いがあるか詳しく説明していきます。

相場感を知りたいだけなら机上査定で十分

机上査定(簡易査定)は簡易査定ともいわれている方法で、依頼を受けた不動産会社は現地へ行くことなく、データをもとに査定価格を算出します。

不動産会社のホームページや査定サイトに物件情報を入力すると「近隣の売却事例」や「市場動向」などを考慮して機械的に査定価格が算出します。

不動産会社とのやり取りをメールで完結し気軽に査定できるのが机上査定のメリットです。

また、同じマンションで売却事例がある場合は、その売却価格が査定の基準となるので机上査定でも実態に近い査定価格が分かります。

とわいっても、簡易的な査定結果なので実際の不動産価値とのずれが大きい場合もあります。あくまで査定額は参考程度と考えましょう。

机上査定は「ある程度の査定価値を知ってから売却の検討を始めたい」方に向いています。

査定方法メリットデメリット向いている方
机上査定査定結果得るまでに時間がかからない
メールで査定結果を受け取れる
正確な査定価格は分からない大雑把でいいので査定価格をすぐ知りたい方

マンション売却を検討中なら訪問査定がオススメ

不動産会社の担当者が実際に現地を訪れて、物件を詳細にチェックしたうえで査定するのが「訪問査定」です。

内装やマンションの共有部分の実際の劣化状況や、マンションの周辺環境まで考慮して査定結果を算出します。

訪問査定では実際にマンションを見てもらうため、机上査定よりも正確性は高いです。

さらに、訪問査定後には査定結果や計算に用いた周辺相場や売却事例をまとめた査定書をもらうこともできます。

机上査定より査定結果が分かるまでに時間がかかりますが、マンション売却を少しでも検討しているなら正確な査定額を知るために訪問査定を依頼しましょう。

査定方法メリットデメリット向いている方
訪問査定正確な査定価格が分かる不動産会社とやり取りの時間が増える正確な査定価格を知りたい方

以上がマンションを査定してもらう際の2つの方法です。

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マンション査定の依頼方法

結論としては、マンションの査定を依頼するなら不動産一括査定サイトを利用がオススメです。
ただ、マンションの査定方法には「不動産一括査定サイト」以外にも方法があります。

基本的に不動産会社に依頼する場合は無料で実施できますが、なかには費用が発生する方法もあるので注意しましょう。

査定依頼の方法は4種類ある

マンションを査定しようと思ったとき、主に4つのがあります。

  • 不動産会社への査定依頼
  • 不動産鑑定士への依頼
  • AIサイトでシミュレーション
  • 不動産一括査定サイトの利用

4つの方法の特徴を簡単に解説をします。

①不動産会社へ直接依頼

直接不動産会社に足を運び、査定依頼をする方法です。不動産会社と直接会話ができるため、マンションの情報がより丁寧に伝えられたり、不動産会社の雰囲気や営業マンとの相性を確認できるのがメリットです。一方、実際に一軒一軒に足を運ぶことは時間が大幅にかかるため注意が必要です。

②不動産鑑定士へ依頼

不動産鑑定とは、不動産の経済価値を判定することを目的に不動産鑑定士という専門資格者に不動産評価額の算出を依頼することを指します。
不動産鑑定士による評価が役立つシーンは、遺産分割したい時、生前贈与を行う時、土地の評価額を下落したい時、財産分与の時、不動産の売買や交換する時などが挙げられます。

ただし、不動産査定を生業とし、国家資格を有する「不動産鑑定士」に査定を依頼する場合は有料になります。

不動産鑑定士に査定依頼をすると査定書をもらうことができます。この査定書は証拠資料的な側面が強く、以下のシーンで何かトラブルが起きた時に効果を発揮します。

  • 相続や離婚の際に財産分与をする時
  • 親族間で不動産を売買もしくは交換をする時
  • 償分割の価格を決める、または遺留分減殺請求をしたい時
  • 相続税の申告で土地評価額を下げたい時
  • 生前贈与、負担付贈与を行う時

ただ、費用相場も15万円~30万円程度と決して安くはないので、何か特別な事情がない限りは無料での査定をおすすめします。

以下の記事で不動産鑑定の内容や費用について詳しく解説しています。

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③匿名AI査定サイト(シミュレーター)の利用

匿名AI査定サイトは、物件を特定する住所や築年数等の情報を入力するだけで不動産を査定できます。

必要な個人情報は査定価格の送信先となるメールアドレス程度なので、査定依頼者に営業電話がかかってくる心配がありません。

ただし、査定価格に幅があるがあったり、過去の事例が少ない地方だと査定ができないことがあります。

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④不動産一括査定サイトの利用

不動産一括査定サイトとは、Web上で複数の不動産会社にまとめて無料で査定依頼ができるサービスです。

これまで不動産会社に査定を依頼する場合、一社一社に足を運んだり、電話で査定してほしい物件情報を何度も説明する必要がありました。

不動産一括査定サイトを利用すればこのような面倒な作業が不要です。

Web上で簡単な項目を入力すれば、提携している不動産会社の中からあなたのマンションを高く売ってくれる会社に自動で査定依頼でき、査定結果をメールや電話で受け取れます。

無料で且つ正確な査定価格が分かるので、最もオススメの査定方法です。

オススメの不動産一括査定サイト

一括査定サイトは無料で利用できるため「ラクに査定依頼がしたい」「高く売ってくれる不動産会社を見つけたい」という人にオススメです。

すぐに査定を依頼したい方は、下のボタンをクリックして一括査定サイトに進みましょう。業界No.1のサイトで査定依頼ができます。
すまいステップは最大4社の査定結果を比較できるため、信頼できる不動産会社も見つけやすいです。

同じマンションでも不動産会社によって査定結果が異なることは多いため、一括査定を利用して、必ず複数の査定結果を比較してから利用先を選びましょう。

マンションの査定価格に影響するポイント

マンションの査定で一番多い質問が「マンションの査定額は何に影響されますか?」というものです。

査定で不動産会社が着目するポイントを知っておけば、不動産会社との話し合いがスムーズになったりするので、査定時の評価ポイントを把握しておきましょう。

マンション独自の査定ポイント

まずはマンション内での査定価格を左右する要素について解説します。以下に簡単に各要因を記載します。

物件独自の要因一覧

  • 築年数
    • 築年月から査定年月までの年数
  • 交通の便
    • 駅までの徒歩圏・バス便の利便性を評価
  • 立地条件
    • 周辺環境、店舗、公共施設への利便性を評価
  • 住戸位置
    • 所在階、開口部の方位、日照・通風の良否を評価
  • 専有部分
    • 室内の状況、住戸のゆとり、騒音振動、眺望景観等を評価
  • 維持管理状況
    • 修繕計画、修繕積立金負担額、管理費負担額を評価
  • 敷地
    • 土地の権利(所有権等)を評価
  • 耐震基準、構造
    • 耐震基準やマンションの構造を評価

※参考:「価格査定マニュアル」(参考:公益財団法人 不動産流通推進センター)

以下でそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

築年数

築年数とは、マンションが建築された年月から査定年月までの日数のことをさします。築年数が査定に与える影響は大きく、築年数が新しいほど評点は高くなります。

中古マンション価格と築年数の関係

引用:築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2016年|東日本不動産流通機構)

上記のグラフは中古マンションの築年数と平均価格の相関性を示したグラフになりますが、築年数が上がるほど価格が下がっていくことが分かると思います。

築年数㎡単価変化割合価格専有面積
築0~5年74.4万円100.0%4895万円65.91㎡
築6~10年61.2万円82.2%4243万円69.37㎡
築11~15年56.5万円75.9%3931万円69.63㎡
築16~20年46.7万円62.8%3159万円67.61㎡
築21~25年31.6万円42.4%1899万円60.19㎡
築26~30年30.0万円40.3%1670万円55.74㎡
築31年~29.8 万円40.1%1678万円56.33㎡

また上の表はより詳細に築年数と売却額の相関性を示した表になりますが、築5年以内の「築浅マンション」の売却価格を100とした場合に、築10年経つと82.2%築20年を超えると42.4%と推移していきます。築20年を過ぎると、マンションの劣化が進んでいるのでリフォームの有無によって価格が左右され、築浅物件の半分以下の価値になってしまいます。

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交通の便

交通の便とは、最寄り駅までの徒歩圏や、駅が徒歩圏にない場合はバス停までの距離のことをさします。
築年数と並んで査定に与える影響が大きく、近ければ近いほど評点は高くなります。

物件の売り込み文句などで「駅チカ」という言葉を聞くことがあると思いますが、特に駅から10分以内にあるマンションは需要が高いです。
また、最寄り駅を通る路線の人気具合やバスの運行状況も評点に影響を及ぼします。

立地条件

立地条件とは、マンションの周辺環境や店舗・学校や病院などの公共施設への利便性のことをさします。
徒歩10分以内(800m)にコンビニやスーパーなど利用頻度の高い店舗があると高い評価を受けやすいです。

住戸位置

住戸位置とは、マンションのなかで部屋が所在する階、窓などの開口部の方位、日当たりや風通りの良さのことをさします。所在階はエレベーター付きのマンションだと階が上がるほど評点はあがり、評価額は高く査定されます。以下のグラフでも所在階による評価点の違いが如実に分かると覆います。

中古マンション査定 階数

 

引用:公益財団法人 不動産流通推進センター

階段のみのマンションだと3階を基準としてそれ以上の階層だと評価額が下がります。開口部の方位は日当たりとも関係があり、影響が大きいです。
例えば方位が南東か南西かだけの違いでも日の入り方が変わってくるので評価に大きな差がでます。

専有部分

専有部分とは、室内の状況や住戸のゆとり、騒音・振動や眺望・景観などをさします。
室内が著しく汚れていたり、壁などが壊れていると低い評価を受けます。また、専用の庭やテラスなどの有無・バリアフリーへの対応状況も細かな項目のひとつです。

騒音や振動の項目は近くに高速道路や新幹線があると窓を閉めていても騒音や振動を生じると判断され大きく評価を落とします。
逆に、近くに工場などもないような閑散とした住宅街などは高い評価を得ます。

眺望や景観の項目は周囲を見渡せるような高地にあるか、自然にかこまれているかなどが高評価に繋がります。

維持管理状況

維持管理状況とはマンション全体の維持管理状況のことをさします。
この項目はさらに、修繕・管理、保守・清掃の状況、管理員の勤務形態の3つに分けられます。

修繕・管理の項目はマンションを修繕するための月額費用に焦点があてられ、修繕積立金や管理費が住民負担額が高いと評点は悪くなります。
また、保守・清掃の状況は実際にマンションの共用部分がきれいに清掃されている状態かを見られています。管理員の勤務形態は勤務頻度を中心に評価がつけられ、週3~5日は管理人がいる日勤の状態は良い評点をえることが出来ます。

室内の維持管理状況による評価点の違い

引用:公益財団法人 不動産流通推進センター

敷地

敷地は、土地についての権利をさし、借地権より所有権のマンションの方が評価が高くなります。

借地権(定期借地権)とは簡単に説明すると、「地主から一定期間、建物の敷地となる土地を借りる権利」のことで、借地権付きのマンションは地主に毎月決められた地代を支払う必要があり、査定価格は相場より低くなりがちです。

設備・施設

設備・施設は建物部分と設備部分に主に分かれています。
建物部分は建物の外観やエントランスの状況、耐震・省エネ性能をさします。
外壁が剥げていないか、エントランスが薄暗くないか、耐震性能が高いかなどが主に評価されています。

設備部分はセキュリティ状況やインターネットの状況をさします。
オートロックのみか二重鍵構造なのか、インターネットに対応しているかどうかが主に評価されています。

耐震基準・構造

1981年6月1日以降に施工されたマンションは「新耐震基準」を満たしていますが、それ以前の古いマンションは「旧耐震基準」のため、地震が起きたときの不安や住宅ローンの組みにくさから評価が下がります。

耐震基準

引用:公益財団法人 不動産流通推進センター

また、マンションの構造が「鉄筋コンクリート造」「鉄骨造」「木造」でも査定価格が変わってきます。

一番査定価格が高く出やすいのが耐震性や遮音性に優れた「鉄筋コンクリート造」のマンションです。

周辺環境の査定ポイント

マンションの査定額には「そのマンションがどうなのか」という物件独自の要因だけでなく、周辺の売り出し状況や経済的・社会的・行政的要因にも左右されてしまいます。以下で外部要因の代表的な項目を解説します。

周辺物件の売り出し状況

周辺のマンションの売り出し状況、特にあなたの住んでいるマンションと似た条件の物件は競合として見られ、査定価格が左右されます。

競合のマンションが極端に安く売りだされている場合は査定価格が安くなる場合が多いです。例えば相場価格3000万円の似た条件のマンションが2000万円で売り出されている場合、もちろん2000万円の方に買い手が殺到しますよね。

仲介を担当する業者としても「売れる」ことに越したことはないので、周辺の売り出し状況を見ながら査定価格を決定します。

マンション査定で用いられる「取引事例比較法」

マンションの査定価格の決め方には大きく分けて3つ、取引事例比較法と原価法と収益還元法の3つがございます。

マンションの査定方法で最も用いられるのが「取引事例比較法」です。この査定方法は直近で行われた取引と近しい条件のマンションと査定に出されているマンションを比較して査定額を決める方法です。

この取引事例比較法はどのマンションを事例にするかによって値段が大きく変動しますので、原則的に事例対象となるマンションは同じ地区、もしくは似たような地区から選出されると決まっています。

近隣の開発予定

駅や新路線の誕生、大型スーパーなの商業施設の建設予定、公園など、今後人口が集中しそうな都市や地域のマンションは査定価格が上がる可能性が高いです。

PRESIDENT Onlineの「AIが選ぶ物件価格が上がる町下がる町」の記事によると、2027年に開通が予定されているリニア中央新幹線によって、名古屋駅周辺のマンション価格が5年後には大幅に上昇すると予想されています。

株価やローンの金利などの景気動向

景気もマンションの査定価格に深く影響を与えます。日経平均株価が下がっているなど、日本経済が低迷しているときはマンション含む不動産の購買需要も減り、価格も減少していきます。(もちろん逆も然りです)

以下のグラフでも日経平均株価とマンションの売却額(成約価格)との相関性が分かると思います。

マンション成約価格と株価の相関性

他にも金融緩和による住宅ローン金利の引き下げや東京オリンピックによる新築・中古マンションの価格高騰など外部の要因を挙げるとキリがありません。

マンション査定で見られるポイントを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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マンション査定を受けるための事前準備

マンション査定をスムーズに受けるには事前準備が大切です。

この章ではマンション査定前にどのような準備が必要か解説していきます。

マンションの相場を調べておく

査定依頼をする前に自分でマンションの相場価格を調べておきましょう。

相場価格を知らずに査定依頼をしてしまうと、算出された査定価格が低いのか、高いのかを把握できずに売却活動をスタートすることになってしまいます。

そのためにまずは自分の出来る範囲で相場を調べ、自分なりにイメージを掴んでおくことをおすすめします。

調べ方としては、インターネットを活用した調べ方をおすすめします。

過去の取引事例が確認できる「レインズマーケットインフォメーション」

レインズマーケットインフォメーション

レインズマーケットインフォメーションは不動産流通機構「レインズ」が運営しているデータベースサイトで、実際に不動産会社などの宅地兼業務を扱っている人間しか見れない情報を、個人情報などをふせた形で閲覧することが出来ます。

また、このサイトで表示されている金額は売り出し価格ではなく、実際に売買契約を結んだ際の成約価格なので、売り出し価格より70%~85%程下がっている可能性が高いので注意しましょう。

以下の記事でマンションの売却相場の調べ方について詳しく記載しているので、気になる人は是非ご覧ください。

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査定に必要な書類を準備する

ネット査定などの机上査定で必要な書類は特にありませんが、訪問査定時にはいくつか書類が必要になってきます。

依頼する不動産会社によって必要書類が違う場合がありますが、最低限以下の書類は揃えておくとよいでしょう。

書類名称入手場所
権利書もしくは登記事項証明書市区町村役所
間取り図と測量図登記所
固定資産税納税通知書市区町村役所
購入時の物件概要書(パンフレットや価格表など)不動産会社
利用規約管理者
メンテナンス証明書(メンテナンス会社)

後で慌てて準備することにならないよう注意しましょう。マンション売却活動全般で必要な書類については以下の記事で詳しく記載されています。気になる人は是非チェックしておいてください。

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最低限の清掃は必須!

査定前の清掃は必須と言っていいです。イメージとしては、まだ誰も住んだことのない感じを匂わせるような、いわば「モデルルーム」を意識した部屋にすることです

具体的には「ここは見られる」ポイントを清掃したり、必要最低限の個所は自分で修理しておくといった方法です。

おさえるべき清掃箇所

汚れや目立つマンションに高額査定は実現しません。査定時に見られやすいポイントとしては以下になります。

  • 玄関
  • キッチン、浴室、洗面、トイレなどの水回り
  • 設備、床、窓、バルコニー

特に水回りは生活感が出やすい場所で汚れも目立ちます。徹底的に清掃するようにしましょう。しつこい汚れであればハウスクリーニングを業者に依頼するなどの対応もアリです。以下の写真のように驚く程綺麗になるでしょう。

キッチンリフォーム

必要最小限の設備は修理する

浄水器や浴室乾燥機のフィルター交換、扉の開け締めの調整など、このまま使用できそうなものでも安価な費用負担で済むのであれば修理や交換を行っておきましょう。

なお、仲介を依頼する不動産会社と結ぶ媒介契約のうち「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」であれば無償で設備修理がついている場合があるので上手に活用しましょう。

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リフォームの判断は慎重に行う

室内で壊れた箇所をなおしておくことは大切なことですが、わざわざリフォームを行う必要はありません

なぜなら、中古マンションを購入する人は「自分の好きなようにリフォームを行いたい」というニーズを抱えている場合が多いからです。

そのため、数百万の費用をかけてリフォームをしたけれど査定額はそこまであがらなかった、ということは珍しくありません。
直近での売却を考えているわけではなければ、最悪査定後にリフォームをして売却するという選択をすることもできるので、査定前にリフォームをするのはお勧めしません。

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査定前の清掃は必須だけど、リフォームをすると売却益で見るとマイナスになる可能性が大きいんだね!

マンション査定前に知っておくべき3つの注意点

初めてのマンション売却で失敗しないために、マンションの査定に際しての注意点を把握しておきましょう。査定依頼前に必ずチェックするようにしてください。

査定は複数の不動産会社に依頼する

おすすめの査定の流れは、机上査定の一種であるインターネットの不動産一括査定サービスを使い複数の業者から出た査定額を比較し、その後に一番高い見積もり額を出した不動産会社に訪問査定依頼をする、です。

査定のステップを2段階ふむことで、おおよその査定額を掴んだ後に部屋の状況を加味した具体的な査定価格を算出することが出来ます。

不動産一括査定サイトなら「すまいステップ」がおすすめ!

すまいステップ

不動産一括査定サイトは世の中に数多くありますが、高い査定価格を出してくれる会社を選ぶためには売買に強い不動産を選ぶべきです。

上記を考慮するとすまいステップがおすすめです。大手から中小まで、全国の優良不動産会社のみ査定依頼でき、簡単な入力だけで最大4社から見積もりを受け取ることが出来ます。

例え「不動産一括査定サイト」をうたっていても、優良企業に査定依頼で着なければ、良い一括査定サービスとは言えません。

不動産一括査定サイトの特徴や利用時の注意点については以下の記事をご覧ください。

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机上査定は不動産一括査定サイトが便利!

高額な査定価格が出ても鵜呑みにしない

不動産一括査定サイトを使って複数の不動産会社に依頼すると、思わぬ高額な査定額が提示されることがあります。

嬉しいことではある反面、不動産会社側が仲介手数料欲しさに実際には売れもしない価格を提示しているケースがあります。

このような最悪の事態にならないために、査定価格を鵜呑みにせず、査定額の根拠を遠慮せずに聞くようにしましょう。

根拠がしっかりと説明できるのであれば問題ないですが、根拠が曖昧な場合は契約を見送った方が賢明です。

査定時に瑕疵を正直に伝える

査定に悪影響が出そうな情報でも包み隠さず不動産会社に伝えるということを意識しましょう。

なぜなら、仮に査定結果をもとに売却をする流れになった際にトラブルのもとになる可能性があるためです。

査定に悪影響が出そうな情報なもので代表的なものは、「心理的瑕疵」に関する情報です。心理的瑕疵とは、買主が購入を躊躇するような抵抗感や嫌悪感を抱いてしまうようなことがらのことをさします。

具体的には以下のようなことを指します。

・過去、物件で殺人事件や事故などがあった物件
・過去、物件で自殺者がでた物件

マンションを査定に出す場合、特に注意していただきたいことがあります。
それは、マンションの共用部分(例えば、駐車場や共用エレベーターなど)で発生した死亡事故や殺人事件もきちんと申告する、ということです。

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後々トラブルにならない為にも、マイナスになる情報でもしっかりと申告するようにしよう!

同マンションが売りに出てると査定額が下がりやすい

大型マンションでは複数の部屋が売りに出ていることがあります。

同じマンション内で売り出しが競合してしまうと、間取りや立地が同じなので「価格の安さ」で人気が集まりやすく、必然的に査定額が下がってしまう可能性があります。

上記のような事態を避けるためには、売却繁忙期の半年前には売却準備を進めておきましょう。

マンションが売れやすいのは例えば、4月の新生活に向けた期間であるため、2月頃から売り出し物件が増える傾向があります。

よって、1カ月程売り出しの時期をずらし1月までには売り出しをしておいたほうがよいです。

そこから逆算すると、査定依頼は12月頃から始めておきましょう。

まとめ

マンションは他の物件種類に比べて共用部分など自分ではコントロールできない部分があります。そのため、査定の評価ポイントを押さえて実際に不動産会社にマンションに来てもらい査定をしてもらいましょう

その結果、マンションをいつでも売却が出来る状態にできます。まずは気軽に査定の準備をしてみましょう。

専門家

監修者から一言

マンション査定は不動産査定の中でも同じ駅からの徒歩圏内に複数の類似物件があったり、また同じマンション内で全く同じ間取りの物件が売りに出されていたりと査定の根拠となるデータが豊富にあることが多いです。

このため、各社査定のばらつきはそこまで大きくでないことも少なくありません。

とはいえ、査定依頼時には不動産会社の提示する査定額だけでなく、不動産会社の対応も見ておきたいところです。

具体的には、査定について分からないことを質問したときの対応の早さや、電話を取り次ぐ事務員の方の対応の丁寧さなどです。

価格査定後は気に入った会社にマンションの売却を任せることになります。

安心して売却を任せられるよう、慎重に選ぶことをおすすめします。

家売却を検討している方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

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不動産一括査定サイトを使って査定をしたら300万円以上の差も珍しくない 

不動産一括査定サイトすまいステップ を使って実際に不動産を査定してみると、査定額に300万円以上差が出ることも珍しくはありません。

不動産会社査定価格
不動産会社A1100万円
不動産会社B1400万円
不動産会社C1280万円

これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

【完全無料】うちの価格いくら?