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家を売る際のたった5つの注意点。理想の条件どおりに売却するポイントを厳選して紹介

  • 更新日:2024年1月19日
家を売る際のたった5つの注意点。理想の条件どおりに売却するポイントを厳選して紹介

「家を売る時に何に注意すればいい?」

「売却するためにはどんな準備をすればいいの?」

家の売却は高額な取引になるため、慎重に手続きを進めていく必要があります。些細な見落としやミスでトラブルになるのは避けたいものです。

結論、特に気をつけたい家を売るときの注意点は、次の5つです。

  1. 希望条件をまとめておく
  2. 売却準備を怠らない
  3. 家のリフォームや解体はしない
  4. 信頼できる不動産会社を探す
  5. 契約書類は必ず確認する

この記事では、家を売るときの注意点についてわかりやすくまとめました。

注意点を押さえて、理想の条件どおりに家を売りましょう。

家を売る注意点①:希望条件をまとめておく

家を売るにあたって、「いつまで」「いくらで」家を売りたいか希望条件をまとめておきましょう

希望条件がまとまっていれば、不動産会社に相談する際に適切な助言が得られやすくなるためです。

条件を決めるにあたって、下記の4つのポイントをおさえておきましょう。

  1. 住宅ローン残債を調べておく
  2. 自分でも売却相場を調べておく
  3. 売却まで期間の計画を立てておく
  4. 仲介と買取どちらで家を売るか考えておく

家が理想通りの条件で売れるよう、売却にあたっての希望条件を考えておきましょう。

住宅ローン残債を把握しておく

ローンが残った家を売るなら、住宅ローン残債をあらかじめ把握しておきましょう。

ローンが残っている家を売って、最低でも住宅ローン残債を完済する必要があるからです。

住宅ローンが残った家を売るには、金融機関が物件に設定している抵当権を抹消する必要があります。

抵当権とは

住宅ローンを借りる際などに、金融機関が不動産を「担保」として設定すること。抵当権が設定された家の住宅ローンの支払いが滞った場合には、金融機関がその家を優先的に差し押さえ競売などにかけることができる。

金融機関に差し押さえられるリスクがあるため、抵当権がついたままの状態で家を売り出しても買主は見つかりません

そこで家を売る際には、売却代金などで住宅ローンを完済して金融機関に抵当権を外してもらいます。

もし、売却代金や貯金などで家のローン残債が完済できない場合は、手持ち資金などで補うか「住み替えローン」などを検討する必要があります。

予定外の持ち出しの発生を避けるためにも、早めに住宅ローン残債を正確に把握しておく必要があります。

金融機関から送られてくる住宅ローンの残高証明書マイページなどで住宅ローン残高を調べておきましょう。

住宅ローン中の家を売る方法は?オーバーローンやアンダーローンを解説!

自分でも相場を調べる

いくらで売りたいか家の売却希望価格を決めるために、自分でも売却相場を調べましょう。

実際に家を売る際には、査定額を参考に売主が自分で家の売り出し価格を決めます。そのため相場感覚を身につけておくことは重要です。

家の売却相場を調べるには、すまいステップの「戸建て売却データベース」がおすすめです。

戸建て売却データベースでは、公示地価などのデータなどから算出された近隣エリアの売却相場を閲覧できます。

また、直近売却された物件の売却実績も分かります。

戸建て売却データベースの売却実績

エリアや築年数、土地面積などで詳細な絞り込みができるため、売りたい物件の条件に近い戸建ての売却実績から相場を掴みましょう。

【2024年更新】家の売却相場は今いくら?築年数で価格はいくら下がる?【調べ方を解説】

売却期間の計画を立てる

家をいつまで売りたいか、売却希望時期を考えておきましょう。

すまリス
実際に家を売るにはどれぐらいの期間がかかるの?

一般的には、家を売り出してから売却まで3カ月~半年の期間がかかります。

下のグラフは、すまいステップを利用して家を売った131人のうち、戸建てを売った人に売却期間を尋ねた結果です。
※すまいステップ「不動産売却に関するアンケートの調査結果」より抜粋
約3割のユーザーが1カ月以上3カ月未満と答えている一方、1カ月以内に売却できた人は7%にとどまりました。
家を売り出す前にも査定や下調べの時間がかかることを考えると、余裕を持って引き渡し希望日の半年前には売却準備を始められると理想的です。

仲介と買取どちらで売却するか決めておく

不動産会社に査定依頼をする前に、仲介と買取、どちらの方法で家を売るか検討しましょう。

家を売る方法は、大きく「仲介」「買取」の2種類の方法に分けられます。

それぞれの方法に対応できる不動産会社が異なるため、以下で紹介する特徴を踏まえて自分に合った方法を選びましょう。

マンション売却方法

種類方法メリットデメリット
仲介不動産会社が買主を探す高く売れやすい時間がかかる
買取不動産会社が買い取る短期間で売れる仲介より価格が下がる

仲介では、不動産会社に依頼して買主を探してもらいます。

時間はかかりますが、希望通りの価格で家が売れる可能性もあるでしょう。

買取では、不動産会社が直接家を買い取ります。

買取価格の目安は、仲介の7割程度です。

しかし、すぐに売却できるため3カ月以内に家を売り切りたい人にはおすすめの方法です。

どちらの方法にするか、家を売る目的から考えてみてください。

家を売るならどこがいい?家の種類や状況ごとに分かりやすく解説

家を売る注意点②:売却準備を怠らない

トラブルなくスムーズに家を売るために、売却準備をしっかり行いましょう。

売却準備をしないまま家を売り出すと、費用などで思わぬ出費が発生したり、手続きが煩雑化して手間がかかったりとトラブルに遭う可能性があります。

特に準備しておきたいことは下記の4つです。

  • 必要書類を準備する
  • 必要に応じて家の名義変更手続きをする
  • 売却にかかる費用を把握する
  • リフォームや解体をしない

必要書類を準備する

家の売却にはさまざまな書類が必要になります。スムーズに売るために、早めに必要書類の準備を進めましょう。

一般的に、仲介では次のような書類が必要です。

家の売却に必要な書類
  • 土地・建物登記済証(権利証)または登記識別情報
  • 実印
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 印鑑証明書(発行から3か月以内)
  • 固定資産税・都市計画税納税通知書
  • 建築確認通知書・検査済証
  • 測量図・建物図面

紛失したものがある場合は、査定などの際に不動産会社に相談すれば対処方法を教えてもらえます。

不動産売却に必要な書類はこれで全部!重要度や入手方法などわかりやすく解説

必要に応じて家の名義変更手続きをする

家を売りたい人(売主)と家の所有名義人が異なる場合は家の名義変更手続きを済ませておきましょう。

家の売買契約を行うことができるのは物件の所有者本人に限られるので、売主が所有者本人でなければ家を売却することができないためです。

すまリス
家の所有名義者と、売主が異なるのはどんな場合?

例えば相続で家を売る時には、相続手続きが完了していないと登記上の所有者が売主と異なり家を売ることができません。

また住み替え離婚などが理由で、共有名義で所有している家を売る場合は基本的に共有名義人全員の同意が必要となるため、あらかじめ合意を得ておきましょう。

家の所有者は、権利書登記識別情報登記内容をチェックすることで分かります。

登記内容を確認し、必要に応じて家の名義変更を完了させておきましょう。

家を相続してから売却する流れ。空き家として放置するデメリット

持ち家は離婚するとどうなる?2つの選択肢から最善策を取ろう

売却にかかる費用を把握する

家を売ると、売却代金がの5~7%程度の費用がかかることに注意しましょう。

売却代金がそのまま手元に残る訳ではないので、かかる費用に応じて資金計画を立てましょう。

例えば家を4,500万円で売却した場合、下記のような費用がかかります。

▼家を4,500万円で売却した際にかかる費用

仲介手数料115万1000円
譲渡所得税0円 (※1)
印紙税1万円
抵当権抹消手続き費用1~2万円(※2)
ローン一括返済手続き費用3万3000円(※3)
引っ越し費用・ハウスクリーニング費用10~20万円
総合116万3000円

※1:築15年、所有期間5年以上、3000万円特別控除を受けたものとして試算する。
※2:司法書士への報酬を含む
※3:三菱東京UFJ銀行の窓口手続きの場合

家の売却でかかる費用について詳しくは下記の記事で解説しています。

不動産売却に必要な費用一覧!手数料の相場や税金の計算方法を解説!

家を売る注意点③:家のリフォームや解体はしない

不動産会社に相談する前に、独断で家をリフォームしたり、解体したりすることはやめましょう

かえってニーズに合わなくなり、売れ残る原因になるためです。

すまリス
そうは言っても、築年数が古い家だからきちんと売却できるか不安…。
現在はDIY人気によって、築年数が古い家を手ごろな値段で手に入れ自分好みにリフォームしたいと考える購入希望者が増えています。
リフォームをすればその分割高になる上、内装が購入希望者の好みに合わない場合はかえって売れ残る原因になります。
また、一度家を解体すると建物を建設できなくなる「再建築不可物件」は、家を解体すると売却がぐっと難しくなります。
リフォームや解体には数百万円もの費用がかかることもあるため、「費用をかけたのに家が売れない」という事態を避けるためにも決して独断で行わないでください。
みんなの不動産売却体験談

東京都国分寺市 / 60代

査定価格2,800万円売却価格2,800万円

不動産会社の決め手
まずは、該当エリアでの仲介実績を考慮。続いて担当者の営業マンとしての実績及び印象。つまりこの人なら買い手も信頼するだろうと思われる人かどうか。
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愛知県岡崎市 / 50代

査定価格2,100万円売却価格2,090万円

不動産会社の決め手
手数料はどの業者でも同じなので、それ以外のところ、保証やサポート、サービス、広告やネット掲載などの販売活動が充実しているかどうかが業者選定の決め手になった。担当者の人柄や熱意も重要と思う。
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神奈川県横浜市港北区 / 30代

査定価格4,500万円売却価格4,350万円

不動産会社の決め手
担当者さんの対応力と周りの不動産の情報量などで決めさせてもらいました。説明を聞いてこの人なら安心して任せられると自分の直感を信じて判断しました。
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埼玉県所沢市 / 40代

査定価格500万円売却価格650万円

不動産会社の決め手
売却までの対応が早く、トントン拍子で売却が決まり、売却値段も理想に近かったため、売却を決めました。何社か見積もりをしてもらったのですが最初からやる気がないところもありました。売却をお願いしなかったけれど、対応がい…
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埼玉県川口市 / 80代

査定価格2,730万円売却価格2,700万円

不動産会社の決め手
銀行系の不動産会社で知名度も高く、信頼できる企業だと感じました。担当者に会い話をしたところ誠実で信頼の於ける担当者で、親切丁寧に現在の相場状況や過去の売買状況の説明をしてくれました。
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家を売る注意点④:信頼できる不動産会社を選ぶ

家を売るのなら、必ず信頼できる不動産会社を探しましょう。次のような不動産会社を選ぶと安心して売却を進められます。

  • 口コミによる評価が高い
  • 売却の実績が多い
  • 対応が丁寧である
  • 説明がわかりやすい
  • 些細な相談にも乗ってくれる

不動産会社の力量によって家の売却価格は大きく変わります。そのため業者選びは慎重に行わなくてはなりません。

実際に利用した人の口コミや実績を参考にすると良いでしょう。

また実際に査定をしてもらった時の対応が丁寧で説明がわかりやすく、細かな相談にも乗ってくれる会社がおすすめです。

1社だけでなく複数社の査定を受けて、総合的な判断から選んでください。

家を売るならどこがいい?家の種類や状況ごとに分かりやすく解説

家を売る注意点⑤:売買契約書の内容を必ずチェックする

売買契約を結ぶ前に、契約書を必ず確認しましょう。

契約書は文字も細かくボリュームもあるため、確認が面倒だと感じるかもしれません。

しかし契約書には売買に必要な情報が盛り込まれているため、内容の確認は非常に大切です。

中身を見ずに契約を進めてしまうと、自分に不利な結果になる可能性もあります。

契約を締結してしまうと、解除が難しい点にも注意が必要です。

書類を確認して、不明点があったら放置せず確認を行ってください。

不動産売買契約とは?売買契約を結ぶ流れを解説

家を売るなら一括査定を活用するのがおすすめ

大切な家を売るのなら、紹介した注意点を参考に手続きを進めていきましょう。

家を売るときは、まず一括査定を活用するのがおすすめの方法です。

忙しい人でも、自分の希望する条件に合った不動産会社にまとめて査定を依頼できます。

一括査定サイトのすまいステップで査定依頼できる不動産会社は、全て独自の審査基準を満たした優良企業です。

売却に強い担当者に依頼できるため、スピード成約できる可能性も高いでしょう。

また、すまいステップのサイト上では、各企業ごとの口コミや売却実績を確認し、自分で選んだ不動産会社のみに査定依頼ができます。

家の売却を成功させたい方は、ぜひご利用してみてください。

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