日銀が実質的に長期金利を引き上げる方針を定め、住宅ローンをはじめとする金利が上昇するのか、動向が注視されています。
住宅ローン返済中の場合、金利引き上げによって負担が増えたらどうしようと戸惑う方もいるのではないでしょうか。
そこですまいステップでは、住宅ローンを返済中の既婚男女400人を対象に、住宅ローン返済の動向に関する調査を実施しました。
この記事を読んで、住宅ローン金利の上昇に備えておきましょう。
アンケートの概要
今回のアンケートでは、スクリーニング調査と本調査の2段階で調査を実施しました。
スクリーニング調査の内容
- 実施期間:2023年2月21日~2023年2月23日
- 調査対象者:家計に占める支出に住宅ローンを含む世帯年収500万円以上の30代~60代の既婚男女
- 有効回答数:550名(以下は年代別の内訳)
年代 | 対象人数 | 割合% |
---|---|---|
30 | 91 | 17 |
40 | 196 | 36 |
50 | 249 | 45 |
60 | 14 | 3 |
※有効回答者の年代比率が全人口における住宅ローン返済中の対象者の年代比率と近しくなるように設定
本調査の内容
- 実施期間:2023年2月24日~2023年2月27日
- 調査対象者:スクリーニング調査で絞り込んだ550名の住宅ローン返済中の既婚男女
- 有効回答数:400名(以下は年代別の内訳)
年代 | 対象人数 | 割合% |
---|---|---|
30 | 66 | 12 |
40 | 146 | 27 |
50 | 177 | 32 |
60 | 11 | 2 |
※有効回答者の年代比率が全人口における住宅ローン返済中の対象者の年代比率と近しくなるように設定
住宅ローン返済状況に関するアンケート調査の結果
以下で、アンケートの集計結果をご紹介します。
住宅ローンは変動金利と固定金利のどちらですか?
- データの詳細
変動金利 固定金利 割合 63.75% 36.25% 人数 255人 145人
低金利の魅力から、過半数以上の方が変動金利を選択していると考えられます。
家計の支出に占める住宅ローンの割合が何割になったら負担を感じますか?
- データ詳細
4割以上 3割以上4割未満 2割以上3割未満 1割以上2割未満 1割未満 割合 15.25% 30.75% 33% 14.25% 6.75% 人数 61人 123人 132人 57人 27人
家計に占める住宅ローンの割合が2割以上になると、約8割の人が返済に負担を感じることがわかります。
金利上昇によって返済が滞る可能性はありますか?
- データの詳細
滞らない おそらく滞らない 滞る可能性がある 確実に滞る 割合 32% 44.25% 20% 3.75% 人数 128人 177人 80人 15人
「おそらく滞らない」もしくは「滞らない」と回答している人の合計が305人(76.25%)であるため、金利上昇後に返済が滞る可能性のある方は少ないと言えそうです。
住宅ローンが支払えなくなった場合、すまいの売却を検討しますか?
- データの詳細
検討しない 場合によっては検討する 検討する 割合 40.75% 50.25% 9% 人数 163人 201人 36人
売却を検討しないと回答した人は400人のうち163人(40.75%)に留まりました。つまり、住宅ローンの返済が難しくなった場合に過半数以上の人がすまいの売却を検討する可能性があると言えます。
(売却を検討する方へ)家計の支出に占める住宅ローンの割合はどれくらいですか?
- データの詳細
4割以上 3割以上4割未満 2割以上3割未満 1割以上2割未満 1割未満 割合 15.61% 18.57% 33.76% 27% 5.06% 人数 37人 44人 80人 64人 12人
住宅ローンが払えなくなった場合にすまいの売却を検討する方の約7割が、家計の支出に占める住宅ローンの割合で2割を超えていることが分かりました。
(売却を検討する方へ)自宅を売却した代金で住宅ローンは完済できそうですか?
- データの詳細
できない おそらくできない おそらくできそう 確実にできそう 割合 3.38% 22.36% 49.79% 24.47% 人数 8人 53人 118人 58人
住宅ローンの返済が難しくなった場合に売却を検討する人の過半数が、家を売却することで住宅ローンの完済が見込めることが分かります。
(売却を検討しない方へ)住宅ローンの支払いが滞る場合、どのように対処しますか?
- データの詳細
わからない/決める必要がない 一括 出費を抑える 収入を増やす 貯金の切り崩し 借入先/返済期間の変更 借り入れる 割合 54.6% 17.8% 8.6% 7.4% 6.1% 3.1% 2.5% 人数 88人 13人 29人 14人 10人 5人 4人
対処方法として過半数を占めたのは「わからない/決める必要がない」で、次いで「一括返済/繰り上げ返済」でした。
まとめ
住宅ローン返済に関しての不安はいつでもついて回りますよね。
今回の調査で分かったことは、大きく下記の3つです。
- 家計に占める住宅ローンの割合が2割以上になると、約8割の人が返済に負担を感じる
- 金利上昇後に返済が滞る可能性のある方は少数派
- 住宅ローンの返済が難しくなった場合に、過半数以上の人がすまいの売却を検討する可能性がある
住宅ローン金利は誰にも予測ができず、ちょっとした金利差で将来の返済額が大きく変わります。
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