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家の査定相場に影響する要因を解説!査定相場の調べ方と注意点を紹介

  • 更新日:2023年5月26日
家の査定相場に影響する要因を解説!査定相場の調べ方と注意点を紹介

家を査定に出す時、「家の査定相場はどのような要因で変わるの?」なぜ家の査定相場を調べる必要があるの?と疑問に思う方が多くいることでしょう。

家を査定に出す前に査定相場を調べると良い理由は、家を適正価格で売却するために知っておくべきだからです。

査定相場を調べておけば、家を安く売却してしまったり、高すぎる価格を設定して売れ残ってしまうことを防ぐことができる可能性が高まります。

また、査定依頼した不動産会社が適正価格を提示しているか見極めることもできます。

これから家を査定に出す方に向けて、査定相場に影響する要因を解説し、家の査定相場の調べ方を紹介します。

査定相場を調べる上での注意点や、査定相場より高く売る方法も合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。

家の査定相場に影響する要因は?

家の査定額には相場があり、様々な要因で変化します。

主な要因となる以下の2つについて解説します。

  • 家の立地や地域
  • 家の築年数

家の立地や地域

家の査定相場は、家の状態よりも家の立地や地域によって大きく変わり、それぞれの地域の基準地や標準地の価格をもとに算出されます。

また、同じ地域で似ている家が過去にいくらで売却されているのかも影響します。

そのため、地域全体での査定相場が低いと、どんなに家の状態が良くても高額での売却はあまり期待できません。

家の築年数

家の査定相場を算出する上で、築年数はとても重要な要因です。

建物の価値は、築年数が経つにつれて下がっていくことが一般的です。

以下は国土交通省による、築年数の経過による中古住宅の市場価値の減少率です。

中古戸建住宅の価格査定の例

(引用:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」

上のグラフを見ると、木造戸建住宅は、築20年を過ぎると建物部分の価値がほとんど無くなっていることが分かります。

マンションの場合は、木造戸建住宅と比べて一定の間隔でゆるやかに価値が下がっていきますが、築20年を超えても建物部分の価値が完全になくなることはありません。

また、建物の価値の減少率は建物の耐用年数とも関わっており、築年数が経つと耐用年数も同様に下がるので建物の価値が下がります。

以下の表は、国が定めている住居用の建物の耐用年数です。

構造耐用年数
鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート造47年
レンガ、ブロック、石造38年
合成樹脂、木造22年
木骨モルタル造20年

(参考:国税庁「耐用年数(建物/建物付属設備)」

家の査定相場を調べる方法

家の査定相場を調べる方法は、以下の3つの方法があるのでそれぞれ紹介します。

  • レインズを使って調べる
  • 土地総合情報システムを使って調べる
  • 不動産ポータルサイトを使って調べる

レインズマーケットインフォメーションを使って調べる

類似した家が実際にいくらで売却されたか知ることで査定相場を算出します。

不動産流通機構が運営している「レインズマーケットインフォメーション」を使えば、直近1年以内の成約価格を調べられます。

レインズマーケットインフォメーション

マンションや戸建てをそれぞれ検索でき、都道府県と地域、さらに沿線や最寄り駅、築年数など細かい条件を入力して検索できます。

情報量も多く、信頼性が高いことが特徴です。

また、グラフで価格帯が表示されて分かりやすいので初心者にもおすすめです。

土地総合情報システムを使って調べる

国土交通省が運営する「土地総合情報システム」を使って調べる方法で、成約価格を知ることができるので信頼性は高いです。

レインズマーケットインフォメーションに比べると情報量は少ないですが、土地のみの相場価格も調べられます。

土地総合情報システム

不動産ポータルサイトを使って調べる

SUUMOやホームズなどの不動産会社のポータルサイトを使って、現在売り出されている家の売却価格を調べる方法です。

似ている条件の家がどれくらいの価格で売り出されているか調べることで、ある程度の査定相場を把握できます。

不動産会社によってはスマートフォンのアプリなどもあり、家の条件を細かく選択して調べられるので手軽に簡単に検索できます。

家の査定相場を調べる時の注意点

家の査定相場を調べる時は、以下の3つに注意して調べましょう。

  • 売り出し価格と成約価格は違う
  • 地域によって情報が少ない
  • 情報が古いことがある

売り出し価格と成約価格が違う

不動産会社のポータルサイトを使って調べる場合は、売り出し価格と成約価格が異なることがあります。

売り出し価格とは不動産会社が決めた売却価格であり、実際には売り出し価格から2割ほど値下げされて売却されていることが多いです。

マンションの売却では売り出し価格と成約価格はほとんど差はありませんが、戸建てを売却する場合は注意が必要です。

地域によって情報が少ない

検索したい地域によってはそもそも事例が少なく、情報を手に入れにくいことがあります。

情報が少ない場合は複数の調べ方を合わせて使ってみましょう。

検索条件を広げて検索してみることもおすすめします。

情報が古いことがある

レインズマーケットインフォメーションは直近1年以内の情報が掲載されていますが、土地総合情報システムは直近5年まで遡って検索できます。

事例の少ない地域では新しい情報が更新されにくいことがあるので注意しましょう。

家を査定相場より高く売却する方法

家をできるだけ高く売りたいと思う人は多いでしょう。

以下の5つの方法で、査定相場よりも高い価格で家を売却できる可能性が高まります。

  • 信頼できる不動産会社を選ぶ
  • ホームインスペクションを行う
  • 売却スケジュールに余裕を持つ
  • 築20年以内に売る
  • 瑕疵担保保険を付ける

信頼できる不動産会社を選ぶ

家の売買では不動産会社選びがとても重要です。

売却実績のある不動産会社なのか、対応の良い担当者で相性が合うかどうかなどを考慮して選びましょう。

経験や知識が豊富な不動産会社であれば、適切な売却方法でスムーズに売却活動を進められる可能性が高いです。

不動産会社選びに迷ったら一括査定サイトを使うと便利です。

ホームインスペクションを行う

ホームインスペクション(住宅診断)とは、既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士が行う専門業務です。

第三者の立場から、住宅の劣化状況や不具合の有無、修繕が必要な個所と修繕時期、およその費用を算出してもらえます。

ホームインスペクションの基本的な診断方法は、屋根や外壁、室内、床下、小屋根などの劣化具合を目視で診断します。

家の状態が問題ないことを提示できれば、希望価格で売却しやすくなったり短期間での売却が期待できます。

また、引き渡し後の売主とのトラブルを避けるためにも役立ちます。

売却スケジュールに余裕を持つ

家の売却期間は約3か月程度とされていますが、売却スケジュールに余裕を持てば、売り急ぐことなく家の売却活動を行えるので希望価格で売却できる可能性が高まります。

少し高めの価格で売り出してみることもできるので不動産会社と相談して決めましょう。

築20年以内に売る

家は築年数が経つにつれて建物部分の価値が減少し、築20年を超えるとほとんど価値のないものと判断されてしまうことが一般的です。

外観も古く見えてしまい、設備の老朽化が目立つので売却しにくくなります。

また、築20年を超える家は、買主が受けられる税金の優遇制度の対象外になることも売却しにくい原因です。

少しでも高く売却するには築20年以内に売却することをおすすめします。

瑕疵担保保険を付ける

瑕疵担保保険とは、家に瑕疵や欠陥があった場合に修繕費用の一部を負担してもらえる保険です。

築20年を超えた家でも瑕疵担保保険に加入すれば、買主は税金の優遇制度を受けられるようになります。

瑕疵担保保険を付けると家の価値が上がり、買主側にとっても大きなメリットになり売却しやすくなるので、特に築20年を超えた家を売却する時は検討してみましょう。

住宅瑕疵担保責任保険

引用:国土交通省「住宅瑕疵担保責任保険について」

まとめ

家を査定する前に相場を調べることは、家を適正価格で売却するために必要です。

家の査定相場を調べる時の注意点に気を付けながら、自分に合った方法で調べましょう。

また、相場よりも高く売却するには信頼できる不動産会社を選ぶことがとても重要です。

不動産会社選びに困ったら、すまいステップの一括査定サイトを利用してみましょう。

一度に4社までの査定を無料で受けられ、優良企業のみと提携しているので安心して利用できます。

記事のおさらい

家の査定相場はどうやって調べる?

レインズマーケットインフォメーションを使って調べるなど、3つの方法があります。詳しく知りたい方は家の査定相場を調べる方法をご覧ください。

査定相場を調べる時の注意点は?

売り出し価格と成約価格は違うことがあるなど、3つの注意点があります。詳しくは家の査定相場を調べる時の注意点をご覧ください。

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