家の解体費用はいくらになる?構造別・坪別の相場や節約方法など解説

建物は築年を経過していくたびにその価値を落としていき、最終的に解体の必要に迫られます。

重機をも必要とする家の解体には、相応の手間がかかりますので、費用もまた大きくかかります。
この記事では、家の解体費用がおよそいくらかかるのか、また解体費用を最大限安くする方法をご紹介しています。

家の売却を考える場合、親の家や相続した古い家でも、必ずしも解体が必要なわけではありません。
解体するべきか決めきれない方は、『古い家を売る方法4選!築40年の古家でも売る方法とコツ』をご覧ください。

家の解体費用はいくら?

家の解体費用は、構造別と坪ごとで費用の相場は変わってきます。

この章では、構造別から坪ごとの解体費用を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

家の解体費用の相場

家の解体にかかる費用は、建物の構造ごとに大きく異なり、プラスして築年数や隣家との距離などが関わってきます。

以下が家の構造別の解体費用の相場です。

家の構造坪単価解体費用の相場
木造3~5万円30坪:90万~150万円
40坪:120万~200万円
50坪:150万~250万円
鉄骨造5~7万円30坪:150万~210万円
40坪:200万~280万円
50坪:250万~350万円
鉄筋コンクリート(RC造)6~8万円30坪:180万~240万円
40坪:240万~320万円
50坪:300万~400万円

建物の構造だけでなく、地域や業者、工事の条件によっても価格に差が出るため、上記の価格はあくまでも目安として捉えてください。

家屋内に家具などが残っている場合、それらも含めて解体を依頼すると費用が高くなる点に注意が必要です。

少しでも安く抑えたいのであれば、家屋内のものは自分で撤去し、庭の木なども可能な限り処分しておくとよいでしょう。

コラム:立地条件や重機が入るスペースの有無で費用は変わる

解体費用が変動する要素として立地が挙げられます。

例えば、住宅密集地など建物が多い場所の場合、解体で使う重機が入っていけないということがあります。
さらに近隣住民への配慮が必要なので、工事の時期が延びたり工事内容が変わってくることもあります。
その場合、自力で解体する部分が増え、どうしても時間と労力がかかってしまい、その分が費用高くなるということです。

家の立地条件でどのくらいコストがかかるのかは、解体業者が判断するので、しっかり現地を確認してもらい、見積もりを出してもらう必要があります。

家の解体費用の内訳

家の解体費用の内訳を大まかに分けると、以下で紹介した内容に費用がかかります。

作業内容費用
仮設工事500円~1,000円/m²
内装解体5000円~10,000円/坪
屋根解体1,000円~2,000円/m²
重機解体3,000円~5,000円/坪
基礎撤去3,000円~5,000円/m²
人件費15,000円前後/人
廃棄物処理5,000円~20,000円/m²
樹木撤去10,000円~50,000円/本
ブロック塀2,000円/m²
その他の付帯物1個に付き20,000円程度から個別の金額
重機運搬費40,000円程度
諸費用合計50,000円程度

これらの中から、解体したい家に当てはまるものだけ計上しましょう。次に、内訳について詳しく解説します。

養生を含めた建物そのものの解体費用

建物の解体や養生などにかかる費用には、次のようなものがあります。

  • 養生や足場の仮設工事費
  • 手作業による解体費用
  • 重機による解体費用
  • 基礎部分の撤去にかかる費用
  • 作業に必要な人件費
  • 廃棄物の処理費用
  • 重機の運搬費

近隣に騒音やちり・ほこりで迷惑をかけないように、解体する前に建物のまわりを、養生シートで覆う必要があります。さらに、作業に必要な足場の設置も含めた仮設工事も必要です。

仮設工事費のほか、建物そのものの解体費用として「手作業による解体」「重機による解体」「基礎部分の撤去」の費用がかかります。内装の解体や屋根瓦の撤去差は手作業となるため、坪単価は高いです。

手作業の解体を終えたあとで重機で構造を壊し、その後土間や基礎部分を撤去する作業をします。さらに、作業に必要な人件費、作業に伴い発生する廃棄物の処理費用や、重機の運搬費も必要です。

関連記事

相続などで住まなくなった家を処分しようと考えている方は少なくないと思います。東京に住みながらも実家が地方にあったりすると、相続人になっても住むとなると別の話。固定資産税など維持する費用のことを考え、家の処分を検討している方もいる[…]

家の処分費用の相場は?解体費用を中心に賢く家を処分しよう

建物に付帯したものの解体費用

塀や庭木など、建物に付帯したものの解体や撤去にも費用はかかり、付帯工事費として下記のような費用が発生することがあります。

  • 残置物撤去処分費用
  • ブロック塀撤去処分費用
  • 庭石や庭木の撤去処分費用
  • カーポート、車庫、問、テラス、ウッドデッキ等の撤去処分費用
  • 太陽光パネルの撤去処分費用
  • 浄化槽撤去処分費用
  • 井戸の埋め戻し費用
  • アスベスト除去費用
    など

解体工事の見積もり書の「見積もり除外項目」に明記されていることが多いので、見積書を提示された際に確認しましょう。

付帯工事費は個人差が大きいため、一概にどのくらい費用がかかるという目安を提示することも難しいです。また現地調査をした際に、確認できなかった地中埋設物があった場合には別途見積もりとなり、費用が高額になることがあります。

届け出やその他の経費

県庁や市町村への届出費用として、次のようにリサイクル法や諸官庁への手続きにかかる費用などが発生します

  • リサイクル法の届出費用
  • 諸官庁への手続きにかかる費用
  • 道路使用許可の届出費用
  • 作業車両の駐車代
  • 隣家への敷地使用料
  • 交通要因費用
  • リース費
    など

道路の使用許可が必要になった場合には、その届出費用も必要です。経費に関しては場合によりますが、上記に当てはまる項目があれば、まず計上されるでしょう。

その他にも、解体工事以外に費用が発生した場合、諸経費として計上されることがあります。

様々な費用がかかるからこそ、家はなるべく高く売却して利益を最大化したいものです。

家を高く売却するための最初の一歩として、複数の不動産会社から売却価格の査定を取ってみましょう。

下記のバナーから無料で複数の不動産会社に査定依頼ができます。

すまいステップなら簡単に査定価格が分かる
リナビス
リナビス

あなたの家の適正価格が分かる
【完全無料】一括査定

リナビス
step1
リナビス
step2
リナビス
step3
リナビス
step4
関連記事

「土地売却のために建物の解体を検討中だけど、解体費用っていくらになるの?」「解体費用は高額なイメージなので、いくらかわからないと解体すべきか決められない」このように悩んでいませんか?この記事では、土地を売却するために[…]

土地売却の解体費用の相場は?損しない税金の注意点

解体費用が高くなりやすい3つのパターン

現場の状況により、解体費用に大きく差が出ます。例えば、次の3つのパターンは費用が高くなりやすいです。

  • 地中に障害物が載っ凝っている土地の場合
  • アスベストがある古い建物の場合
  • 作業時期の天気が不安定な場合

このような状況の場合、なにに費用がかかるのかを解説します。

地中に障害物が残っている土地での解体

建物を解体してみたら、地中障害物が見つかったという話はよくあることです。

例えば、昔の建物の場合、地下部分のコンクリート躯体が残っていることがあります。

他には、浄化槽や井戸が見つかるケースも多いです。このように地中に障害物が見つかった場合、土を掘り返しての撤去費用が別途かかり、解体費用が跳ね上がります。

もし地中に障害物が出てきたら、業者は勝手に撤去処理をすることはありません。必ず報告があり、現地で確認をしたら、別途費用の見積もりを取り、合意のうえで撤去処理作業をします。

ただし、報告もなく勝手に撤去処理をして、高額な費用を追加で請求する悪徳業者も存在することは確かです。

すまリス
そのようなことがないように、業者選びには十分に気を付けましょう。

アスベストが含まれる古い建物

アスベストが使われている建物の場合、特別な処理や除去にかかる費用が別途発生します。

アスベストとは
1975年以前の古い建物に使われていた断熱材で、発がん性物質を含んでいるため現在は使用できません。古い建物の場合は、見積もりの段階でアスベストの有無の調査を行うこともあります。

アスベストは、解体時に露出して飛散しないように、特別な工法で処理しなければなりません。そのため、一般的な解体よりも作業の手間が大きく、費用が高額になってしまいます。

面積にもよりますが、通常の2倍近くかかったり、坪単価10万円を超えたりと、想像以上に高額になる可能性があることも覚悟しておきましょう。

天気が不安定な時期の解体

もし車や重機などを駐車するスペースがなく、有料の駐車場に停めて解体作業を行う場合、工事期間が長くなるほど駐車料金の負担が大きくなります。

また、作業日が天候不良で工事期間が延びた場合は、負担がより大きくなる可能性が高いです。

すまリス
梅雨の時期、寒冷地で雪が多い冬の時期は、通常よりも日にちがかかる可能性があるので注意しましょう。

解体費用を節約する4つの対策

建物の解体には、高額な費用が必要になることが多いですが、少しでも安くしたいと思うことでしょう。そこで、解体費用を節約する対策を4つ紹介します。

  • 一括査定サイトを利用して見積もりを比較する
  • 見積もりの項目をよくチェックする
  • 不要なものはリサイクルに出す
  • 自治体の解体補助金・助成金制度を使う

補助金や助成金の有無や内容は、各自治体によるので確認が必要ですが、その他は誰でも簡単に実践できるので、ぜひお試しください。

一括査定サイトを利用して複数の解体業者から見積もり

解体を依頼する業者を探す際には、複数社から見積もりを取りましょう。一社ずつ見積もりを依頼しに行かなくても、今は「一括査定サイト」という便利なサイトがあり、一度の手続きで複数社の見積もりを取得できます。

また、査定額だけで業者を決めることはおすすめできません。相場より高すぎても低すぎても、あとで問題が出てくる可能性があり不安ですよね。

信頼できる業者を見極めるポイントは以下の通りです。

これらのポイントを参考に、安心して任せられる業者を見つけましょう。

見積もりに含まれている項目をチェック

解体費用の内訳は、業者によって異なります。

見積もりの額が安くても、あとで必要な解体の他に別途費用がかかるといわれ、トータルで高額になることもあるので注意しましょう。
そのため、見積もりの額が安いからという理由だけで業者を決めることは危険です。

最終的な支払いが高額になることを避けるために、複数の業者から取得した見積もりの内訳をよくチェックしましょう。見積もりの時点で、丁寧に内訳を明記している業者は安心できます。

不要なものはリサイクル

不要なものは、解体業者に処分を依頼すると楽ですが、その分処理費用がプラスになるので注意が必要です。処分する家財道具が増えるほど、別途費用が膨れ上がります。

費用を節約したいなら、不要なものはリサイクルに出したり、友人や知人に譲ったりして、処分するものを少なくしましょう。

自治体の解体補助金・助成金制度を使う

国としての補助金や助成金制度はなく、解体の補助金や助成金制度は、各自治体が実施しています。

その内容は、上限付きで解体費用の2分の1の額がもらえたり3分の1の額がもらえたりと、各自治体によりさまざまです。

ただし、解体の補助金がない自治体も多く、半数以上の自治体は補助金や助成金制度がないといわれています。

補助金や助成金制度の有無や内容は、各自治体のホームページまたは窓口で確認しましょう。


不動産一括査定サイトを使って査定をしたら300万円以上の差も珍しくない

不動産一括査定サイトすまいステップ を使って実際に不動産を査定してみると、査定額に300万円以上差が出ることも珍しくはありません。

不動産会社 査定価格
不動産会社A 1100万円
不動産会社B 1400万円
不動産会社C 1280万円

これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

【完全無料】うちの価格いくら?