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家買取の査定依頼前に読む「もっとこうしておけば…」を防ぐコツ

  • 更新日:2022年9月26日
蔭山達也
監修蔭山 達也
大学卒業後、大手不動産流通会社に入社。売買仲介をメインに実務経験を積む。その後、株式会社ノヴェルに入社。著書に「条件難物件でも低予算で満室になるおもてなしビル管理経営」がある。
【保有資格】宅地建物取引士、ビル経営管理士、CPM(米国不動産経営管理士)、賃貸不動産経営管理士
【URL】株式会社ノヴェルYouTubeチャンネル
家買取の査定依頼前に読む「もっとこうしておけば…」を防ぐコツ

家の買取を検討するなら、実際に査定を受けて買取査定額を知っておく必要があります。

ただ、「何も知らない状態で査定を依頼するのも怖い」「なんだか損するんじゃないか」と不安があって、査定依頼ができない方も少なくありません。

この記事で、買取を正しく理解し、不安なく査定依頼ができるようにしましょう。

家買取相場は市場価格の7割!築年数別の相場や高額買取のコツ紹介!

家の買取とは?仲介とどう違う

家の売却方法には、買取仲介の2つの方法があります。

買取は、不動産会社に直接売却する方法で、仲介業者を挟みません。
仲介は、不動産会社を通して第三者に売却する方法ですので、不動産会社が仲介業者となります。

2つの不動産売却方法の違い
買取は仲介と違って、買主を募集する必要がないため、すぐに売却できます。
一方で、不動産会社(業者)に売るため、仲介で売却できる金額(市場価格)の7割程度で取引されます。
売却方法売却期間仲介
買取1日~14日市場相場の7割程度
仲介いつ売れるか不明市場相場
すまリス
買取は、早く売れる売却価格が安く。
仲介は、高く売れる分、売却価格が高くなるんだね!

査定の違い

買取の査定は『不動産会社が買取る価格』を算出します。
要は、査定価格がそのまま売却金額になります。
一方、仲介の査定では『売れるであろう価格』を算出します。
査定額通りに売却できるわけではなく、需要や交渉に応じた値下げ等を加味した、最終的な取引価格が売却金額となります。

買取査定
査定価格 = 売却金額

仲介査定
査定価格 ≠ 売却金額

すまリス
仲介の査定価格は、売却金額と等しいとは限らない。だけど、買取の価格は売却金額と等しい!

買取には2つの売却方法がある

買取には、以下2通りの売却方法があります。

  • 即時買取
  • 買取保証

即時買取、不動産会社にすぐに家を買い取ってもらう方法です。
最短3日~1週間から1ヶ月程度で売却でき、すぐに代金を受け取れます。

買取保証、一定期間仲介で売り出して、買い手が見つからなかった場合際に、不動産会社が買取してもらう方法です。
高く売れる仲介でチャレンジできるうえ、必ず売れる保証があります。

すまリス
買取保証は、「仲介」と「買取」の良いとこどりだね!

買取のメリットとデメリット

買取の特徴を深く知るため、メリットとデメリットを確認していきましょう。

戸建て買取のメリット

  • 早く確実に売れる
  • 仲介手数料がかからない
  • 内覧や修繕が不要
  • 他の人に知られずに売却できる

戸建て買取のデメリット

  • 市場価格の7割程度で取引される
  • 買取してくれない場合もある
  • 家が残らないケースが多い
  • 詐欺まがいの業者もいる
  • 安く買いたたかれる可能性がある

買取の最大のメリットは、早く確実に売れることです。
例えば、仲介で一戸建てを売却する場合は、平均的に6カ月以上かかります。1年~2年以上かかる物件もあります。

戸建てを査定してから売却までにかかった期間

買取の最大のデメリットは、売却金額の安さです。
例えば、仲介で3,000万円で売却できる物件は、その7割の2,100万円を目安に取引されます。

加えて、仲介では売却を手伝ってくれる見方の不動産会社ですが、買取では取引相手となります。
言葉巧みに買いたたかれ、さらに売却価格が安くなる可能性もあります。

必ず複数社の査定額を比較して、極端に低い査定額に違和感を持てるようにしましょう。

買取査定で見られるポイント

仲介の査定価格は「売れるであろう価格」ですが、買取はそのまま「売る価格」になります。
買取の査定も、仲介で行う査定と大きく変わりませんが、査定額の決定方法が異なります。

まず仲介と同じように物件の価値を見極め、そこから修繕・改修にかかる費用と、目安として一割程度の利益分を差し引き、査定額を算出します。

査定は、以下のポイントを軸にそれぞれ評点を付けて査定されます。

  • 建物
  • 周辺環境
  • 土地
  • 市況

具体的に、どのような箇所が見られるのか見ていきましょう。

ポイント1:建物

建物の査定額は、ほとんど築年数が影響します。
一般的に、築20年を超えた戸建ては、不動産売買の現場では価値ゼロとして見られやすくなります。

ただし、築20年を超えていても、その他の項目で良点が多ければ価格はつきます。
現状の綺麗さはもちろん、修繕等を施した実績があれば評価されます。

築年数経過年数ごとに査定価格が下落。木造戸建ての場合築20年ほどで価格が0に。
家の内装水回りの劣化状況。柱やクローゼットの木部腐食。シロアリ、雨漏りの状況など。
家の外装屋根・外壁の塗装。木部の腐食や、建物の傾きなど。

ポイント2:周辺環境

前項の通り、築年数がたてば価値は大きく落ちていきます。
そのため、基本的には購入時よりもはるかに安い価格で取引されます。

ただ、購入時に比べて周辺環境が改善されていて、立地としての評価が高まっている可能性もあります。
稀なケースですが、購入価格を売却価格が上回ることもあります。

駅までの距離駅に近いほど評価されやすい。
徒歩10分が基準点。
生活利便施設との距離スーパーやコンビニ、公共施設に近いほど評価されやすい。徒歩10分が基準点。
中心街へのアクセス中心街への快速電車が止まる・路線が多いなど、通勤・通学の利便性が高いほど評価されやすい。

ポイント3:土地

土地の状況は殆どの場合で購入時と同じかと思います。
例えば、土地の面積や形状、道路との関係などです。

ただ日照に関しては、身近な高層建物に遮られ評価が下がってしまうこともあります。

日照・通風・眺望道路に接面している方角を基準に評価される。『南  > 東 > 西 > 北』の順で評価が変わる。
土地の面積と形状広くて使いやすい土地が評価されやすい。
接面道路との関係道路に面している間口が4mない土地は低い評価されやすい。

ポイント4:市況

ポイント1~3のような訪問調査により分かる細やかな観点に加え、市況を考慮して査定価格が決まります。
例えば、全く同じ状態の戸建てでも、2020年4月のものと、2021年4月のものでは、後者の方が価格が高くなります。

下の図は、国土交通相が発表する不動産価格指数です。
大まかな指標ではありますが、素人目にも価格が変動する様子が見て取れます。

住宅価格推移

査定時に見られるポイントについて詳しく知りたい方は、『家査定で評価されるポイント!高く査定されるための注意点とは?』をご覧ください。

家の買取査定を依頼するコツ

買取の最大のメリットは売却までの早さであり、最大のデメリットは仲介と比べた時の安さです。
買取でもできるだけ高い査定を受けられれば、買取がずっと選びやすくなるでしょう。

この章では、高い買取査定額をえるため依頼のコツについて紹介します。

査定依頼のコツ

  • まず買取再販実績豊富な大手を比較する
  • 仲介も行う買取業者と比較する
  • 繁忙期に買取してもらう

まずは買取再販実績豊富な大手に依頼する

買取再販の実績が豊富な不動産会社は、買取に関するノウハウを多く有しています。
高く売却するノウハウを持っている買取会社は、買取価格を高くしても利益を出せます。

高い価格で買取をしてくれる可能性があるのです

以下は、買取再販の実績が豊富な上位10社です。

順位不動産会社名再販売上高仕入れ戸数
1カチタス657億円4502戸
2リプライス315億円1355戸
3インテリックス348.6億円1294戸
4大京穴吹不動産390億円
5フジ住宅32.7億円973戸
6スター・マイカ・ホールディングス388.5億円1,180戸
7レジデンシャル不動産174億円1,055戸
8イーグランド176億円803戸
9マイプレイス240.3億円522戸
10オークラヤ住宅185.1億円653戸

リフォーム産業新聞「買取再販年間個数ランキング2021」を元に編集部が作成

1位のカチタスは、地方の古い戸建て買取の実績が多く、幅広いエリアで買取を行っています。
会社によっては、地域によって対応していないこともあるので、順に連絡を取ってみましょう。

仲介も行う買取業者にも査定を依頼する

買取再販のみを行う不動産会社の査定担当者、売却の知識が十分ではない場合もあります。

前項で紹介したカチタスのような買取専門の業者だけでなく、仲介業と買取業どちらも行っている不動産会社からも査定を受けるようにしましょう。
買取を専門とする担当者とは、違う目線で査定するため、場合によっては高く査定されることもあります。

一括査定サイトのすまいステップは、独自の基準で厳選された不動産会社にのみ一括で査定を依頼できるサービスです。
仲介・買取共に行っている不動産会社とも多く提携しております。

以下のバナーより、たった3分で最大4社の不動産会社に査定が依頼できます。

繁忙期に買取してもらう

不動産の売買市場にも、閑散期と繁忙期があります。
取引が盛り上がる繁忙期であれば、高値で売却できる可能性もあります。

最も取引量が増える月が3月です。
進学や就職、転勤など住居の移動が活発になるタイミングで購入需要が増すためです。

次いで9月も転勤等起こりやすいため繁忙期と言えます。

3月、9月の前の月から取引が活発になりだすので、ひと月前から準備を始め、査定の依頼等行っていきましょう。

『買取』と『仲介』両方の査定を受けてみよう

買取と仲介は、それぞれ一長一短です。

買取にで売るか仲介で売るかをしっかりと決めるには、査定額を知る必要があります。
この際、買取の査定額と仲介の査定額、両方を知っておくことをおすすめします。

本記事1章では、「買取の売却相場は、仲介で売却する場合の7割程」と言いましたが、全ての場合でそうではありません。
不動産会社の実力や物件によっては、8割にも6割にもなりえます。

買取と仲介の査定額の差と、手間・スピードを天秤にかけて、どちらにするか決めましょう。

一括査定サイトのすまいステップでは、買取や仲介を行う不動産会社に一括で査定を依頼できます。
提携する不動産会社は、独自の基準で厳選した優良企業のみですので、安心してご利用いただけます。

下のフォームより、3分程でご依頼が完了します。

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記事のおさらい

「買取」と「仲介」の違いとは?

家の売却をしようと思った時、「買取」と「仲介」の2種類の売却方法があります。「仲介」とは、不動産会社に家を買いたい人を探してもらって、売却する方法です。家の売買取引をするのは売主と買主ですが、不動産会社がその仲介をするという形になっています。一方「買取」は、不動産会社が買主となって、家を買い取ります。詳しく知りたい方は家の査定には2種類ある!「買取」と「仲介」の違いとはをご覧ください。

なぜ「買取」だと家の査定価格が下がるの?

なぜ「買取」だと家の査定価格が下がるのか。理由は以下の通りです。

【完全無料】うちの価格いくら?