「土地をできるだけ早く売りたい..!」
土地の売却には通常3ヶ月~8ヶ月ほどの期間がかかります。しかし、さまざまな事情からできるだけ早く土地を手放したい、現金化させたい場合はどのように売却すればよいのでしょうか..?
この記事では、土地をできるだけ早く売りたいと考える人に向けて、土地を早く売るコツについて解説しています。
土地を早く売る方法①エリアで実績がある業者を選ぶ
周辺エリアにおいて土地売却の実績がある業者に依頼しましょう。土地を早く売るためには、購入希望者にできるだけ早く販売情報を伝え、集客につなげる必要があります。よって、エリアにおける購入希望者を熟知し、集客方法を確立している不動産会社に依頼することは、買い手を早くみつけること(=土地を早く売ること)につながります。
また、早く売るためには集客だけでなく適切な価格設定が大切です。購入希望者にとって高すぎず売り主の利益も確保できる価格をつけるには、エリアにおける相場動向や購入希望者層の購入価格水準に詳しい必要があります。
周辺エリアにおける売却実績が豊富な業者であれば、エリアにおける集客や価格設定を適切に行うことができ、結果として早く成約させることが可能になります。売却実績は不動産会社のホームページやSNS、口コミサイトから確認できますので、依頼前にはチェックしておきましょう。
手軽に土地の査定額を知りたい方は、不動産一括査定サイトを利用してみてください。
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土地を早く売る方法②複数社に査定依頼
査定依頼は複数の不動産会社にまとめて行いましょう。土地の査定価格は不動産会社によって異なり、査定依頼の過程では担当者から売却に関するアドバイスがうけられます。複数社の査定価格を比較することで適正価格を把握できますし、各担当者がエリアの土地売却にどれだけ詳しいのか、信頼できそうかを推し量ることができます。
オススメは大手不動産会社と地場の不動産会社に最低1社ずつ依頼をすることです。大手の不動産会社はネームバリューがあり買い手がみつかりやすいです。また、地場の不動産会社はそのエリアでの売却戦略に長け、独自の販売網を確立していることから買い手がみつかりやすい可能性があります。
土地を早く売る方法③条件にあった媒介契約を結ぶ
信頼のできる業者を選択したら、不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約とは、不動産会社に売却の依頼をした際に売主と不動産が結ぶ契約のことを言います。
媒介契約には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類にわけられます。「複数業者との契約可否」「自分も買い手を探せるか」「契約期間」「流通機構への登録」において主に違いがあります。
土地が比較的売れやすい土地かどうかで適切な媒介契約が異なってきますので、自分にあった契約を選びましょう。
▼媒介契約を選ぶ基準
専属専任媒介契約
⇒土地が売りづらく、自分で買い手をみつける充てがある場合
専任媒介契約
⇒土地が売りづらく、自分で買い手をみつける充てがない場合
一般媒介契約
⇒土地が売れやすい場合
▼媒介契約の特徴
専属専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | 一般媒介契約 | |
---|---|---|---|
複数業者との契約可否 | × | × | 〇 |
自分でも買い手を探せるか | × | × | 〇 |
契約期間 | 3か月以内 | 3か月以内 | 指定なし |
不動産流通機構への登録 | ◯ | ◯ | 任意 |
専属専任媒介契約
土地が比較的売りづらく、自分で買い手をみつける充てがない場合は専属専任媒介契約がオススメです。
専属専任媒介契約とは、1社の不動産会社とのみ契約を結んで不動産売買の取引を行うという契約です。契約期間は3ヶ月以内となっており、不動産会社は自社で必ず成約させることができる分、比較的買い手がつきづらい土地でも短期集中で手厚い売却サポートをうけられます。
専属専任媒介契約では契約を締結した翌日から5日以内に「不動産流通機構(レインズ)」に登録の義務があります。レンズに登録した不動産情報は全国の不動産会社に公開されます。全国の不動産会社はレインズに掲載されている物件情報を見て不動産を探すので、その分早く買い手がみつかりやすくなります。
しかし、専属専任媒介契約では、友人や家族などの知人から自分で買い手をみつけて取引することはできません。取引したい場合は、必ず不動産会社を介して行うがこと義務づけられています。よって、自分でも買い手を探したいと考えている人には不向きといえます。
専任媒介契約
土地が比較的売りづらく、自分で買い手をみつける充てがある場合は船員媒介契約がオススメです。
専任媒介契約は専属専任媒介契約と同様、1社のみとしか契約を締結できない方法で、契約期間も3か月でレインズに登録義務があるという点は同じです。しかし、自分で購入者を見つけた場合は不動産会社を介さずに媒介契約を結ぶことができます。自分でも買い手を探しつつ、不動産会社のサポートもうけたいという人にはオススメです。
一般媒介契約
土地の立地がよく売れやすい場合は一般媒介契約がオススメです。
レインズへの登録義務はなく、不動産会社から依頼主への販売状況の報告義務もないため、サポート面は手薄くなります。一般媒介契約は、売れづらい土地はどの不動産会社に放置され、売却期間がいたずらにのびるというデメリットがあります。しかし、条件がよい土地であれば不動産会社はこぞって自社で高値で売却させようとするため、業者間で競争を促すことができ、結果としてより早くよりよい条件で成約させることができます。
契約期間は特に規定がないため、業者と売り主の間で決める形になりますが、一般的には他と同じく3か月以内での契約にすることが多いです。
土地を早く売る方法④見た目をキレイにする
できる限り、売り出す土地は見た目を奇麗にしておきましょう。土地の販促活動は土地の写真をインターネットやSNSにアップしたり、広告に掲載したりしてお壊れます。雑草が生い茂っていたり、ゴミが散乱していたりすると、買主の購入意欲も下がってしまう恐れがあり、買い手がつきづらくなってしまします。
雑草の除去やゴミの撤去などに手間がかかる場合は、業者に依頼して土地を奇麗にしてもらう方法もあります。除去しているかどうかでかなり印象が違ってきますので怠らないようにしましょう。
土地が売れない場合に早く手放すには
ここまでご紹介してきたように土地が売れない原因をきちんと把握して適切な対策を打つことができれば、基本的に売れない土地を売ることが出来ます。
しかし、どうしても早く土地を処分したい場合や、これ以上買い手を待ち続けることに耐えきれない、という場合はこれからお伝えする3つの方法を選んで土地を処分しましょう。
無料で「贈与」
土地を無償譲渡して「贈与」する方法です。ここでは、法人や自治体ではなく個人を対象として贈与しましょう。
隣人にもらってもらうなら、成功する可能性はあるでしょう。自分の土地が広がり、駐車場や倉庫、家庭菜園などに使える余裕ができるということであれば、タダならもらってくれる可能性があります。
ただし、注意したいのは税金に関すること。贈与税は、無償で贈与したからかからないというものではなく、その土地の評価額によって算出されます。評価額から適用可能な特別控除額を差し引き、それでも課税される場合は贈与税の納税が必要です。
その点を贈与する前に隣人と確認したうえで、慎重に手続きを行う必要があります。
相続時の「放棄」
原則、土地の所有権を放棄する手続きは存在しないのでこの選択肢を選ぶのは難しいでしょう。ただ、
活用できそうになく、売れそうにもない土地を相続しようとしている場合には、相続放棄という方法があります。
相続放棄は主に、債務の相続が多い場合に利用され、財産も負債も一律に放棄するという手続きです。これにより土地の所有者はいなくなり、国庫に帰属することになります。
相続放棄は、利用価値のない土地を処分する数少ないチャンスです。
ただし、相続放棄をした場合、その他の財産もすべて放棄することになります。選択して相続できるわけではなく、0か100かということになりますので、注意が必要です。
また、相続放棄すればその土地にまつわるすべての責任から解放されるというわけではありません。固定資産税はかからなくなりますが、注意義務や管理義務は依然として元の土地の所有者が負うことになります。
不動産会社に買い取ってもらう「買取」
最後に再検討していただきたいのが、買取です。
先にご紹介した2つの処分方法は、実際に行動に移すには少しハードルが高い方法と言えるかもしれません。
そこで、不動産会社の仲介による売却が一般的ですが、不動産会社が直接買い取る「買取」を検討してみるのもありでしょう。
出来るだけ早く手放したい方、早く現金化したい方にはおすすめの方法です。
ただ、買取は仲介で売却する価格の7~8割ほどの価格まで下がってしまうこともあります。加えて、不動産会社側も売りにくい土地の場合広告費が余分にかかるので、さらに低い価格になることも考えられます。
そのため、複数の不動産会社に査定を依頼して出来るだけ高い査定額の提案を選ぶことが大切です。
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不動産会社の見直しをするにあたって不可欠なのは、複数の業者を比較して選ぶことです。
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