マンション売却の10の注意点。売却の流れや相場価格も解説

更新日:2020年4月6日

マンション売却の記事の目次

「はじめてのマンション売却で何から手を付けていいかわからない」

「自分のマンションはいくらで売れるの?」

「マンション売却に費用はかかる?」

この記事を読んでいる人の中には、はじめてのマンション売却でわからないことが多い人もいるのではないでしょうか。

 
リナビス
高いお金を出して購入したマンションの売却で失敗はしたくないな……

この記事では、マンション売却の流れ相場マンション売却にかかる費用失敗しないための注意点を詳しく解説します。

この記事を最後まで読んで頂ければ、安心してマンション売却に臨めるはずです。

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監修吉崎 誠二

不動産エコノミスト。社団法人住宅・不動産総合研究所理事長。㈱船井総合研究所、(株)ディーサインを経て現職。不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行う。

【保有資格】宅地建物取引主任士

【URL】不動産エコノミスト 吉崎誠二

マンション売却の流れと期間

マンション売却の全体間を掴むために、まずはマンション売却にかかる期間と売却の流れを見ていきましょう。

マンション売却にかかる期間

下の図は、株式会社Speeeが不動産売却を行った1500人に「不動産を売り出してから成約までにかかった期間」をアンケートした結果です。

成約までにかかった期間(1500人にアンケート)

3カ月以内に売却できた人は半分近くと、平均的には売却までに2カ月~4カ月の様です。

焦って売却を行うと、思わぬ失敗が起こったり、売却活動の忙しさに疲弊する可能性もあります。

売却完了まではスケジュールに余裕を持って進めるようにしましょう。

マンションの売り時は何月?

新生活が始まる方の多い春ごろ、もしくは9月ごろにマンションの成約数を増える傾向にあります。

東日本不動産流通機構の「月例マーケットウォッチ」によると、1年のうちマンションの成約件数が最も多いのは3月、次いで9月でした。

もしマンションを売りに出す時期に悩んでいたら、この期間に合わせてみてはいかがでしょうか。

マンション売却の流れ

全体にかかる期間が分かったところで、マンション売却の流れを見ていきましょう。

中古マンション売却の流れは以下の通りです。

売却の流れ

  1. マンション査定を受ける
  2. 媒介契約を結ぶ
  3. 売却活動
  4. 売買契約を結ぶ
  5. 決済・引き渡し

それそれのステップについて簡単に見ていきましょう。

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Step1.マンション査定を受ける

まずは、マンション査定を不動産会社に依頼しましょう。

マンションの査定額は、不動産会社が「3カ月以内にそのマンションがいくらで売れるか」を予想した金額です。

つまり、不動産会社によって査定額は異なります

複数の不動産会社から査定を取り、査定額や対応を比較検討してみてください。

【マンション査定ガイド】査定前の準備・注意点と高額査定のポイント

Step2.媒介契約を結ぶ

媒介契約とは、マンションを売却するための営業活動を不動産会社に依頼する契約を指します。

売主は不動産会社と媒介契約を結んで営業活動を委任し、マンション売却が成功した際には仲介手数料を支払います。

媒介契約には3つの種類があります。

 複数の会社と媒介契約が結べるか自分で買主を見つけることはできるか
一般媒介契約
専任媒介契約×
専属専任媒介契約××

媒介契約の種類を抑え、自分に合った媒介契約を結びましょう。

不動産売却時の媒介契約って?締結時の注意点や解除法まで詳しく解説

Step3.売却活動

媒介契約を結んだら、いよいよマンションを売り出します。

売却活動期間中に行うことは大きく3つです。

  • 売り出し価格を決める
  • 不動産ポータルサイトへの掲載内容やチラシの確認
  • 内覧対応

特に分譲マンションの場合、内覧時の印象購入希望者が実際にマンションを買うかどうかを決める際に重要な要素となります。

掃除などの準備を徹底して、購入希望者を迎えましょう。

マンション売却の内覧で好印象を得る|失敗しないためのポイント

Step4.売買契約を結ぶ

マンションの購入を希望する人が現れたら、売買契約を結びます。

マンションを売る際には引っ越しなどが必要な場合があるため、契約日と決済日・引き渡し日が別日になることが多いです。

当日は、以下のような条件を確認し売買契約書を交わします。

  • 売却金額
  • 決済日
  • 引き渡し日

またこの際、買主から手付金を受け取り、不動産会社に仲介手数料の半額を支払います

不動産売却の売買契約の注意点とは?契約書のチェックポイントを解説します

Step5.決済・引き渡し

引き渡し日までに引っ越しを行い、マンションを引き渡せる状態にしましょう。

決済日当日には以下のようなことが行われます。

  1. 登記手続きの変更
  2. 売却金額の支払い
  3. マンションのローン残高の完済
  4. 引き渡し
  5. 仲介手数料の残りの支払い

決済の際は、書類などの持参が必要です。

直前で焦らないよう、必要書類は早めに取り寄せておくようにしましょう。

不動産売却の際の決済の流れを知ろう|準備が必要な書類とは

マンション売却の相場

マンションの場合、例え同じマンションの部屋だとしても、売却時期や売り出した際の市場状況によって売却相場は刻々と変化します。

マンションの売却相場は、以下の要素に左右されます。

  • 相場状況
  • 立地
  • 築年数
  • 不動産市場の状況

それぞれ詳しく見ていきましょう。

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最新のマンション売却相場

マンション売却の相場状況

首都圏を中心とした、マンション需要の高まりから現在はマンションの売り時と言われています。

下のグラフは、国土交通省が不動産の売却相場を調査した結果のグラフです。

不動産価格指標(2021年版)
国土交通省『不動産価格指標(令和3年版)』より

「緑色」のマンションの売値は上昇傾向であることが分かります。

2021年の最新のデータによると、コロナウイルス流行の影響で4月と7月は一時的に売却価格が落ち込んでいます。しかし10月には前年同期を上回る価格に回復しました。

外国人観光客の増加や建築用資材・人件費の高騰がその原因だと言われています。

価格上昇が続くこの時期だからこそ、マンション売却には適した時期と言えます。

マンションの立地と相場

マンションのあるエリアや駅など、立地も相場価格を左右する要素です。

日本全国の主要都市に所在するマンションの取引実績(2020年)から、地域別のマンション売却相場を見ていきましょう。

エリア平均売却額平均築年数平米単価
北海道1,507万円27年22.2万円
東京3,696万円19年80.6万円
神奈川2,624万円23年46.0万円
千葉2.002万円26年29.3万円
埼玉2,125万円23年34.9万円
愛知2,029万円22年29.9万円
大阪2,276万円23年38.3万円
広島2,028万円20年30.2万円
福岡1,629万円23年28.8万円

※本データは国土交通省「不動産売却取引価格情報」の2020年第1四半期〜2020年第2四半期のデータを基にしています。

東京がズバ抜けて相場が高く、首都圏、主要都市……という順に売却の相場は安くなっているのが分かります。

また、平均の築年数は、どの地域もおよそ築20年前後です。

築年数ごとのマンション売却相場

次に、築年数ごとにマンションの売却相場がどのように変動するかを見ていきましょう。

マンションの資産価値と築年数の相関

築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2019年|東日本不動産流通機構)を基に編集部が独自作成

上記の表は、築5年以内の「築浅マンション」の売却価格を100とした場合の築年数ごとの成約価格の変化をグラフにしたものです。

一般的に、築年数が20年を超えた段階で築浅時の価格の半分程度の価格になるということが分かります。

マンションを売却するのであれば、築年数は浅いうちのほうが高く売れます。

特に10年以内の新築マンションであれば購入時の1割引程度が相場になっており、値下がり幅が少ないようです。

自分のマンションの売却相場を調べる方法

上記の相場情報や不動産会社から提示額に併せて、自分でもマンションの売却相場を事前に調べておきましょう。

ご自身のマンションと条件の近いマンションの成約事例を探すのがポイントです。

以下では、マンションの売却相場の調べ方を2つご紹介します。

「レインズ・マーケット・インフォメーション」で相場を調べる

レインズ

相場を調べるための便利なサイトの一つに、公益財団法人東日本流通機構が運営するReins Market Informationがあります。

このサイトでは実際に売れた価格(成約価格)を調べることができるため、あなたのマンションが実際に売れる価格に近い金額が分かります。

使い方も以下3ステップでとても簡単です。

  1. Reins Market Informationにアクセス
  2. 「マンション」から都道府県・地域を指定して検索
  3. 自分のマンションと近しい条件で絞り込み

「マンションマーケット」で相場を調べる

マンションマーケット

マンションマーケットは、日本全国のマンションの相場情報を掲載しており、マンション名を入力することで「過去の事例」「マンションの資産評価」などを調べることができます。

また、現在売却活動中のマンションは「現在販売中の中古物件」として表示されるというシステムがあるので、ご自身のマンションの売り出し価格の参考にすることができます。

なお、マンションマーケットで確認できるのは「成約価格」ではなく、「売り出し価格(売り主の売却希望額)」となっています。

成約価格は売り出し価格よりも安くなることも多いので、注意しましょう。

マンション売却にかかる税金と費用

マンションを売却するときには、様々な費用や税金が発生します。

一般的にマンション売却額の5~7%の費用がかかります

マンション売却にかかる主な費用は、以下のようなものです。

  • ローン返済費用
  • 仲介手数料
  • 抵当権抹消費用
  • 印紙税
  • 譲渡所得税

例えば、100万円のローンが残っているマンションを5000万円で売却した場合、かかる費用は以下のように試算できます。

ローン返済費用100万円
仲介手数料(売却額×3%)+ 6万円 + 消費税
=(5000万 × 3%) + 6万円 + 消費税10%
= 171万円
印紙税1万円
抵当権抹消費用2万円
譲渡所得税譲渡所得額 × 20.315%
=(マンションの売却価格-売却費用)×20.315%
=4726万円 × 20.315%
=960万円※居住期間を5年以上10年未満として計算
総費用1234万円
※税制度は年度ごとに変更される可能性があります。必ず最新の税制度をご確認ください。また、個人や法人により、適用されないこともありますので、詳細は必ず税理士などの専門家にご確認ください。
 
すまリス
え!1000万円もかかるの!?

しかし安心してください。売却費用を抑えることに役立つ、いくつかの節税対策があります。

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売却費用を抑えるための節税対策

マンション売却の費用を抑えるための制度の中で、代表的なものは下記の3つです。

税金を控除する特例内容
3000万円の特別控除譲渡所得から最大3000万円まで差し引くことができる特例
所有期間10年超えの軽減税率所有期間が10年を超える不動産を売却する際、譲渡所得税の税率を14.21%まで下げる特例(譲渡所得の内6000万円以下の部分についてのみ)
特定居住用財産の買換え特例家の売却後に新たな家を購入する場合、売却で発生した譲渡所得税の支払いを次回の買い替えまで持ち越せる特例

予めかかる費用や使える控除を把握しておくことで、利益を最大化できる売却価格を設定できます。

節税対策について、詳しくは下記の記事で解説しています。

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マンション売却の注意点

初めてのマンション売却は、思い通りにいかないことがつきものです。

自宅を売却した人295人に「自宅の売却価格に満足していますか?」というアンケート調査を行った結果です。

売却価格アンケート

参照元:アットホーム調べ「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査

39%の人は売却価格に満足していないと回答しています。
このアンケート結果からも見て取れるように、多くの方がマンション売却に不満を抱いていることが分かります。

言うまでもなく、高いお金を出して購入した自宅マンションの売却では「失敗したくない!」というのが本音だと思います。

この章では、マンション売却の流れに沿いながら「マンション売却の注意点」を確認していきましょう。

注意点①:高く売りたいなら「買取」よりも「仲介」がおすすめ

マンションを売却する方法は2種類あります。

「買取」「仲介」による売却方法の説明

  • 仲介
    …不動産会社に買主を紹介してもらう売却方法。買主は個人。
  • 買取
    …不動産会社にマンションを買い取ってもらう方法。

不動産を高く売りたいなら、おすすめは「仲介」です。

買取で売却を行うと、売却価格は仲介の相場の7割に留まります。

仲介であれば4000万円で売れるはずのマンションも、買取だと3000万円での売却になるということです。

 
すまリス
1000万円も安くなってしまうんだね!

しかし買取には、購入希望者とのやりとりの手間が発生しないため、「売却までの期間が短く、手間がかからない」というメリットもあります。

高く売りたい場合は「仲介」、早く売りたい場合は「買取」を検討しましょう。

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注意点②:マンションのローンは「売却代金で完済」が基本

 
すまリス
ローンの残っているマンションを売却したいんだけど、できるのかな…。

ローンの残っているマンションも売却することができます。

ただし、「売却すると同時に、マンションの売却代金でローンを完済すること」が条件です。

しかし、まれにマンションの売却代金をローン残高が上回る場合があります。

アンダーローン オーバーローン

ローン残高がマンションの売却価格を超える「オーバーローン」の場合、売却益が出ないばかりでなく、負債分を手持ち資金などから補う必要があります。

オーバーローンにならないかを早めに確認するために、下記2つを確認しましょう。

  • マンションのローン残高
  • マンションの売却価格

マンションの売却価格を知るためには、不動産会社から査定をとることがおすすめです。

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注意点③:マンションの査定は必ず複数社に依頼する

マンション売却を売却する時、一番はじめに不動産会社に査定の依頼を行います。

この時、必ず複数の不動産会社に査定依頼をしましょう。

下のグラフは、株式会社Speeeが不動産売却を行った1500人に「査定額と売却価格がどれぐらい違ったか?」を尋ねた結果です。

査定額の差
株式会社Speeeの調査より。

複数の不動産会社で査定を受けた人の3分の2以上は「100万円以上の差があった」と答えています。

 
すまリス
どうしてこんなに差が出るの?

それは、不動産会社の提示する査定額は「その不動産会社で売却活動をした時3ヶ月以内に売れそうな価格」だからです。

そのため、不動産会社の得意分野特徴によって査定額は数百万単位で変わります

ただし、相場以上に高い金額を提示する不動産会社には注意が必要です。

高預かりに注意

不動産会社の中には、相場よりも明らかに高い査定額を伝え、仲介の機会を得ようとする不動産会社もいるからです。

これを不動産業界では「高預かり」と言います。

「高預かり」で高額な査定額を提示されても、必ずその価格で売れるとは限りません。

高すぎる価格に購入希望者が見つからず、不本意な値下げをせざるを得なくなる可能性があります。

複数の不動産会社に査定依頼を行うことは、適正な相場感が分かりこのような失敗を避けることにもつながります。

複数社に査定依頼をするなら、すまいステップがおすすめ

すまいステップ

すまいステップでは独自の審査基準で優良不動産会社を厳選。

  • 「累計100件以上の不動産売買仲介の実績あり」
  • 「市場相場よりも高値での不動産売却の実績あり」

などの条件を満たした不動産会社のみにマンションの査定依頼ができます。

さらに、一度の査定入力で4社までまとめて査定依頼が可能です。

気になる方は、下記バナーよりお進みください。

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注意点④:不動産会社選びは「得意分野」を見極める

一口に不動産会社といっても、「タワーマンションに強い」「特定のエリアの物件に強い」など、不動産会社ごとに様々な特徴があります。

売りたい物件を得意とする不動産会社に依頼マンション高く売却するために、不動産会社の得意分野を見極めましょう。

あなたのマンションを得意とする不動産会社は、以下のポイントで見分けられます。

  • 査定額に根拠があるか
  • 販売戦略が明確か
  • 類似物件の売却実績があるか
  • 広告は魅力的か
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ファイルを見る女

査定額の根拠を聞く

不動産会社に対して査定額の根拠を聞くことで、不動産会社が得意な分野だから高い査定額なのか、先述の「高預かり」なのかが伺えます。

相場よりも高く売れる自信のある企業であれば、「同じマンションを高値で売却したことがある」といった過去の売却事例などの根拠が必ずあります。

査定額を算出した理由に説得感があるか否かで契約する会社を見極めましょう。

販売戦略を聞く

不動産会社に、そのマンションをどのように販売するのか、戦略や方針を質問することもおすすめです。

下記のような質問をしてみましょう。

  • 「購入されるターゲットはどのような人ですか?」
  • 「どういったときに価格を下げますか?」
  • どんな媒体に広告を出しますか?

どれもマンションを売却する上で重要なことばかりです。

しっかりと納得のできる答えを持っている担当者を選ぶようにしましょう

広告を確認する

マンションの購入希望者の多くは、suumoやHomesなどの「ネット広告」を見て物件を探します。

そのため、広告が魅力的であれば多くの問い合わせが期待できます

買主視点で広告をチェックし、魅力的な広告を打っている不動産会社を探すことも一つの点です。

特に以下の点に注目してみましょう。

  • どんな媒体に広告を載せているか
  • 物件の概要や条件などが細かく記入されているか
  • 写真は多く登録されているか、魅力的か

注意点⑤:「囲い込み」に気をつける

囲い込み

囲い込みとは、不動産会社が他社からの購入希望者を断ることを指します。

自社で見つけた買主がマンションを購入すれば、不動産会社は売主からも買主からも仲介手数料を得られます

「囲い込み」を行い他社からの紹介を断ることで、不動産会社は大きな利益のチャンスが得られるのです。

しかし、売主にとっては購入依頼があっても依頼を断わることになります。

つまり、マンションの売却までの期間が長引いたり高く買ってくれる買主を見つけにくくなります。

この失敗を避けるために、専任媒介契約や専属専任媒介契約前には囲い込みをしていないか口頭で確認しておきましょう。

あるいは、不動産会社と媒介契約を結ぶ際に「レインズに物件情報を掲載したら確認させてほしい」「囲い込みをされることに不安がある」などと事前に伝えておくのもよいでしょう。

騙されないようにしようとする姿勢を示すだけでも、囲い込みをされるリスクはぐっと減ります。

また、心配な方は媒介契約書内に囲い込みをしないように一文追記してもらうのも1つの手です。

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注意点⑥:適切な売出し価格をつける

マンションを高く売りたいあまり、相場より売り出し価格を高く設定して売れ残ってしまうのはよくある失敗です。

中古マンションの買い手は販売価格をフィルターにかけて物件を探してるため、価格が高いと問い合わせすらないリスクがあります。

一方で売り手としては「できるだけ高く売りたい」というのが本音でしょう。

そんな時は、査定額から1割程度高い金額が売り出し価格の許容範囲と思っておきましょう。

なぜなら、東日本不動産流通機構の調査によれば、売り出し価格より成約価格が1割低いというデータがあるからです。

中古マンションの売買時は「値引き交渉」が行われることが多く買い手も値下げ前提で問い合わせをしてきます。

高すぎる価格設定で問い合わせが来ないのは避ける、且つ「想定外に低い価格になってしまった」とならないよう、売り出し価格は査定額の1割程度と考えておきましょう。

大幅な値下げを避けるにはどうすべきか

実際にマンションを売りに出すとき、大幅な値下げによって売り出し価格とかけ離れた成約価格にしないためには、不動産会社に「売却価格の最低ライン」をしっかり伝えることが大切です。

売却価格の下限の認識が売り主と不動産会社で異なっていると、想定外の値下げ交渉などを受ける可能性があります。

実際に不動産会社に売却価格の最低ラインを伝えるときは、「①売ることのできる価格」「②売れる価格」「③売りたい価格」の3つの価格と、それぞれの価格をいつまで提示するのかも話し合うのをおすすめします。

  • 売ることのできる価格(ここまで下げらればすぐに買い手がつく、という価格。売却価格の最低ライン)
  • 売れる価格(相場の売却価格)
  • 売りたい価格(査定額や相場価格をもとに、売り主が希望する売却価格)

売却希望の期限内で、これらの価格を提示する期間を決めます。

例えば、③で売り出して2ヶ月買い手がつかなければ②に、②で売りに出して3ヶ月買い手がつかなければ①まで値下げする……という具合にスケジュールを立てましょう。

前もって売却のスケジュールを立てておくことでマンションの売れ残りの可能性・極端な値下げの可能性が下がり、後悔の生まれにくいマンション売却に繋がります。

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注意点⑦:内覧の準備は念入りに行う

購入検討者が希望すれば、マンションの状態を実際に見て購入判断をするために内覧が行われます。

内覧時の印象は購入の意思決定を大きく左右するので、内覧対応はとても大切です。

具体的には以下のようなことに気をつけて、できるだけ物件に良い印象を持ってもらえるようにしましょう。

【内覧時に行うべきこと】

  • 家を清掃する(可能であればハウスクリーニングを行う)
  • 玄関・バルコニー・水回りは特に力を入れて清掃する
  • 物は必要最低限まで減らして部屋を広く見せる
  • 窓を開けて風通しを良くする
  • 家中の電気をつけて明るい印象を与える
  • 内覧者に「居住者として良いと感じる点」を伝える

物件に好印象を持ってもらうことで、値下げ交渉を受けることなく売却できる可能性が高まります。

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マンションを売却する際には、購入希望者が物件を見学する内覧を行います。内覧での印象は購入意欲に直結しやすいため、少しでも好印象を与えられるように工夫しなければなりません。ただ内覧に立ち会うだけではなく、ポイントを押さえて準備すること[…]

空室内覧の際は不動産会社に必ず立ち会いを頼もう

なお、すでに売却するマンションから別の家に引っ越している場合、空室での内覧が行われることになります。

一般的に、マンションは空室状態の方が購入希望がつきやすいですが、高く売りたいのであれば、空室での内覧の際には不動産会社の担当者の立ち会いをお願いしましょう。(一般的には立ち合いが行われます。)

空室での内覧の場合、購入希望者が物件の鍵を受け取って、勝手に内覧してもらうという方法を取ることが多くあります。

しかし、それでは物件の魅力などを購入者に十分伝えきれないので、最高額での売却は難しいかもしれません。

「空室での内覧の際にも立ち会いをお願いします」と事前に不動産会社に伝えておくのをおすすめします。

注意点⑧:書類の準備は早めに行う

マンション売却には様々な書類が必要です。

書類は単に買主にマンションを引き渡す際に使うだけでなく、査定の際などにマンションの価値をプラスに評価する根拠となる可能性もあります。

そのため、必要な書類は早めに取り寄せましょう。

不動産会社によって必要な書類は異なりますが、例えば以下のようなものです。

書類名内容取得場所費用
身分証明書免許証など
印鑑登録証明書および実印発行から3カ月以内のもの市区町村の役場など300~500円程度
住民票・発行から3カ月以内のもの
・登記情報と現住所が違う場合に必要
市区町村の役場など300~500円程度
ローン残高証明書・金融機関が送付するローンの残高金額を記した書類毎年送付される
売却金振込先情報・売却金額を振り込んでもらう通帳など
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マンションを売却する際の必要書類は多数あり、なにを用意すべきなのかで悩んでしまう人がいます。売却時に用意しなければならない書類は、大別して3つの種類が挙げられます。 売主情報に関する書類 権利に関する書類 建物に関する書類[…]

マンション売却の失敗体験談

最後に、実際に「マンションの売却に失敗してしまった…」と感じておられる方のマンション売却体験記をご紹介します。

ハズレ不動産会社で大失敗。

愛知県 40代 / 男性 売却価格:12,000万円 売却までの期間:4ヶ月

初めての不動産の売却で、何も下調べせずに家の近くの不動産会社に頼んでしまいました。

担当者も信用できないような人で、説明も分かりずらく、不安でした。周囲の事例や地価をベースに、相場をもとに詳しく説明いただけましたが、担当者に信用が出来ずそれが本当なのか疑わしく、最終的に相場よりも安く売れてしまいとても残念な結果でした。

ネット等で徹底的に下調べして、勉強してから臨んで下さい。

引用:おうちの語り部

大手かどうかよりも担当者の力量で全ては決まります!

神奈川県 30代 / 女性 売却価格:2,850万円 売却までの期間:7ヶ月

担当者から内覧後のお客様の反応の連絡が来なかったり、最後の方は他社のお客様の内覧の時には同席して頂けませんでした。

最後の1ヶ月で担当者をベテランの方に変更していただきましたが、全然対応が違ったので初めからその方だったら良かったなと思いました。同じ時期に同じマンションを友人も売却していましたが売却金額が500万ほど違ったのでとても苦しかったです。担当者によりかなり結果が変わると思います。

売却を依頼する不動産会社を選ぶときは担当者との相性がとても大切だと思います。常に連絡を取り合うのでストレスを感じる相手だととても大変です。

引用:おうちの語り部

不動産会社選びは慎重に。途中で変更するのもありだと思います。

埼玉県 50代 / 女性 売却価格:2,380万円 売却までの期間:10ヶ月

ネットでは反応があると言いつつも全く内覧まで至らず、不信感が募りました。

売却には思っていたよりも時間が掛かりました。全く内覧も無かっため、途中一度媒介契約を継続せず、引っ越し自体どうするかも考え直しました。

よく囲い込みと言う言葉が話題になりますが、そういうことだったのかもと思いました。

初めてのことばかりなので、やはり不動産会社のいいなりになってしまいます。

引用:おうちの語り部

まとめ

マンションの売却は非常に大きなライフイベントです。

高いお金を出して購入したマンションの売却を成功させたいのは誰しも同じでしょう。

この記事でご紹介した留意して、マンション売却を成功に導きましょう。

なお、マンション売却の成功に一番大事なのは、信頼できる不動産会社を選ぶことです。

「どの不動産会社に依頼していいか分からない……」という方は、一度すまいステップの利用を検討してみてください。

すまいステップなら、「累計100件以上の不動産売買仲介の実績あり」「市場相場よりも高値での不動産売却の実績あり」などの条件を満たした優良不動産会社のみを厳選してご紹介することができます。

記事のおさらい

マンション売却にはどれぐらいの期間がかかりますか?またマンションが売れやすい季節はありますか?

株式会社Speeeが行った調査によると、売却までの平均的な期間は2~4カ月です。また、1年の内でマンションの成約件数が最も多いのは3月、次いで9月です。詳しく知りたい方はマンション売却の流れと期間をご覧ください。

マンション売却の相場はどれぐらいですか?

国土交通省の「不動産売却取引価格情報(2020年版)」によると、東京都のマンションの平均売却価格は3696万円です。ただし、マンションの売却相場は築年数や立地によって変わります。詳しくはマンション売却の相場はどれぐらいですか?をご覧ください。

マンション売却に費用はかかりますか?

不動産会社に支払う仲介手数料や譲渡所得税など、マンションの売却金のおよそ5~7%の費用がかかると言われています。詳しく知りたい方はマンション売却にかかる税金と費用をご覧下さい。

ローンが残っているマンションでも売却することができますか?

ローンが残っているマンションでも売却することが可能です。ただし、ローンの残債をマンションの売却金額や手持ち資金で完済することが基本的な条件です。詳しくはマンションのローンは「売却代金で完済」が基本をご覧ください。

【完全無料】うちの価格いくら?