【一戸建売却成功までの流れ】相場とコツをつかんで高く売ろう!

更新日:2021年5月17日 一戸建てのような高額な資産の売却では、「損をしてしまわないか」「もっと高く売る方法があるんじゃないか」と、不安ばかりでなかなか行動に移せませんよね。

一戸建ての売却には売却価格を高くするコツがありますが、まずは「いくらで売れるか」を知ることが大切です。 その上で全体の流れやかかる費用・税金を知り、最後に売却のコツを把握したら売却の準備は万全です!

監修逆瀬川 勇造

大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より不動産会社に入社。新築や土地の仕入れ、不動産売買に携わる。

【保有資格】AFP(2級FP技能士)/宅地建物取引士/相続管理士

【URL】P.D.Pの金融・不動産情報ブログ

まずは売却相場から売れる価格を知ろう

まずは売却相場を確認して、およそいくらで売れるかを知りましょう。 同じような条件の戸建て売却相場を調べることで、相場価格を掴むことができます。
なお、戸建ての売却価格は築年数の影響を大きく受けます。このことも理解しておきましょう。

築年数によって一戸建ての価格が異なる

一戸建ての価格は「築年数」と相関しており早く売った方が高く売れ、築年数が古いほど、価値も下落します
一戸建ての木造住宅では、築年数20年を超えると建物の価値がほぼゼロになります。

こういった場合は、査定の際に戸建て部分の金額を含めず、土地のみの価格で算出されることが多いでしょう。
(リフォームやリノベーションを行っている戸建ては、相場価格よりも高く評価されることがあります。)

(出典:国土交通省『中古住宅流通、リフォーム市場の現状』

すまリス

コメント築10年までは築浅と表現したりするけど、この期間は相場価格の下落スピードが速い点に注意が必要だね!

築20年まではなだらかな下落、20年を超えたら市場での価値がほぼゼロになると覚えておこう!

築年数以外にも戸建ての現況が金額に影響する

築年数により相場の価格は変動しますが、もちろんそのほかの要因も価格に影響します。
そのため、築年数が古くても高く売れる場合があるともいえます。

建物の相場価格に影響する要因

  • 築年数
  • 戸建ての劣化状況
  • 設備の劣化状況・グレード
  • リフォーム・リノベーションの有無

築年数以外にも、現在の劣化状況や設備の状態・新旧も見られます。
中でも、リフォームやリノベーションなどの修復経験は高く評価されます。

土地の相場価格に影響する要因

戸建ては、ほとんどの場合で建物と土地セットでの販売になるため土地への影響要因も確認しておきましょう。

  • 周辺環境(工場や墓地、管理されていない空き家等が近くにないか)
  • 利便性の高い施設との接近性(駅やスーパー、役所が近くにあるか)
  • 土地そのものの評価(土地の面積・形状、接面している道路の影響)

土地の相場価格は、その地域ならではの環境や周辺の施設によって大きく変わります。
土地の面積はもちろん形も重要で、四角の土地を整形と呼び、形が崩れるほど評価が落ちます。

実際売却できる価格に近い価格を求めるには、不動産会社の訪問査定を受ける必要があります。

一戸建ての売却相場には大きな動きはなし

築年数による価格変動こそありますが、戸建ての売却相場には大きな変動はありません。 国土交通省が発表している不動産価格指数によると、2010年の価格を100としたときの相場推移は以下のようになりました。(青線が戸建て住宅の価格相場です。)

図を見て分かる通り、マンションの相場が右肩上がりである一方で一戸建ての相場は10年間横ばいが続いています。 コロナ期間でも相場の大きな下落がないことからも、一戸建ての相場は今後も安定することが予想できます。(あくまでも平均値)

あなたの戸建ての売却相場を調べてみよう

不動産流通機構が運営している『Reins Market Information』を使えば簡単に売却相場を調べることができます。 このサイトでは実際に売れた価格(成約価格)を調べることができるので、同じ条件の戸建ての情報から、あなたの一戸建てが実際に売れる価格に近い金額がわかります。

レインズ
使い方も以下3ステップでとても簡単です。

  1. Reins Market Informationにアクセス
  2. 「戸建て」から都道府県・地域を指定して検索
  3. 自分の家と近しい条件で絞り込み

相場の調べ方について詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

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一戸建て売却の流れと期間

一戸建ての売却を8つに細分化して解説していきます。
一戸建てを売却するまでにかかる期間は平均で約6カ月といわれており、マンションに比べてより長い期間の活動が必要になります。

【関連記事】戸建て売却にかかる期間は約6カ月!期間を早め家を売る方法を解説

ステップすること期間の目安
売り出し前①事前準備1~4週間
②査定依頼
③媒介契約を結ぶ
売り出し中④売却活動1~4ヶ月
⑤内覧対応
⑥売買契約の締結
売り出し後⑦決済・引渡し1ヶ月
売却の翌年⑧確定申告を行う翌年2月16日~3月15日に申告

ステップごとに解説していくので、売却の全体像と最初にすべきことを把握しておきましょう。

Step1:事前準備

まずは、事前準備から始めていきます。 ここで行う準備は以下の4つです。

  1. 相場の確認
  2. 境界線の確認
  3. ローン残債の確認
  4. 必要書類の準備

これらの準備をしなくても不動産会社の査定を受けることはできます。ただし、準備をするとしないとでは価格やスムーズさに違いが出ます。

相場の確認

まずは、前章で解説した通り相場の確認をしましょう。 根拠のない高額な査定額を提示して契約をとろうとする不誠実な不動産会社も存在するので、自分で相場感をしっかりつけておきましょう。

境界線の確認

古い土地の場合、隣地との境界線が明確でない場合があります。 その場合は、境界線を確定する測量を行ってから売却に移るのが一般的です。 正確な土地面積がわからないと査定価格に影響しますし、のちのちのトラブルの種となりえます

ローン残債の確認

ローンがある場合も売却を行うことは可能ですが、一戸建ての売却金額をあてても完済しきることができない場合は任意売却という手段をとる必要があります。
又、住み替えの場合は住み替えローンを利用する選択肢などがあります。

ローンをしている金融機関に問合わせてみましょう。

必要書類の準備

不動産会社によっては書類が無くても査定を進めてくれますが、書類の有無が査定価格に影響する場合もあるのでできる限り揃えておきましょう。

No項目目的
1登記済権利証登記名義人の変更
2間取り図と測量図物件情報の確認
3固定資産税納税通知書負担する固定資産税の計算
4実印、印鑑証明書類への捺印と実印の証明
5身分証明書売主本人の確認

書類をそろえる前に不動産会社に査定を依頼し、その際に書類について聞いてみるのもいいですね。 その場合は、査定の日程を調整し、その日までに書類をそろえておきましょう。

【関連記事】不動産売却の必要書類の取得方法を解説(一覧表付き)

Step2:査定依頼

次に不動産会社に査定を依頼します。
不動産会社の行う査定では、あなたの一戸建てがいくらで売れるのか根拠ある価格を算出してもらいます。

実際にその価格で売れることを保証するものではありませんが、個別性の強い戸建てを様々な観点から評価し査定額を算出するため、売り出し価格での失敗したり、安値での売買を回避できます。

査定は「机上査定」と「訪問査定」の2種類ある

不動産会社が行う査定には『机上査定』と『訪問査定』があります。
机上査定は、物件の基本情報や過去の取引事例をもとに査定する方法です。 現地には赴かずデータをもとに計算するため、1日程度で査定結果を得ることができます。

一方の訪問査定は、机上査定で行ったデータに加え、実際に不動産会社の担当者が現地に赴き細かい査定を行います。 現地に行かなければわからない細かな劣化や臭気、周辺環境の現況などが参考になるため、机上査定よりも精度が高い査定結果を得ることができます。
物件に劣化や欠陥がある場合は必ず不動産会社に伝えるようにしましょう。
契約不適合責任(契約時に伝えられていない瑕疵(劣化や欠陥など)が見つかった場合に売主が買主に対してとる責任)のリスクがあるため中古の一戸建て売却では、不動産会社のチェック以外に売主のきずきが必要になります。
【関連記事】不動産売却時の瑕疵担保責任とは?トラブルを起こさないための対策

Step3:媒介契約の締結

査定を依頼した不動産会社の中から、売却をサポート(仲介)してくれる不動産会社を選び媒介契約を結びます。

媒介契約とは 不動産会社に仲介業務を依頼する際に結ぶ契約を『媒介契約』といいます。 媒介契約を結ぶことで物件の広報活動や、小難しい売買契約などを不動産会社が行ってくれます。

契約形態には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があります。

専任媒介契約専属専任媒介契約一般媒介契約
複数業者との契約××
他社への通知義務××○ ※明示型の場合
自己発見取引×
契約の有効期間3か月以内3か月以内指定なし
指定流通機構への登録7日以内に登録5日以内に登録任意
業務状況の報告義務2週間に1回以上1週間に1回以上任意

この違いを大きく分けると、複数社に依頼するか(一般媒介契約)、一つの会社に絞って依頼するか(専任媒介・専属専任媒介契約)です。 それぞれにメリットがあるため、どれが売却を有利にするかは一戸建ての状況によります。

下の記事ではこの表を利用し、より詳しく解説しています。
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Step4:売却活動開始

査定価格を基準に売主が一戸建ての売り出し価格を決めたらいよいよ物件を売りに出します。

基本的に売り出し中の売却活動は不動産会社主導で行われるため、基本的に売主が忙しくなることはありません。

ここで不動産会社行うことは、レインズ(全国の不動産会社が物件情報を閲覧できるサービス)への登録、不動産ポータルサイト(SUUMOやHOME’S等)への掲載・チラシの作成 などです。

Step5:内覧対応

購入希望者が見つかった場合は、その後内見へと移り、売主の対応が必要になります。

購入希望者が実際に一戸建てを見学するので、購入するかどうかの意思決定に大きく影響します。 極端な話、ごみだらけの部屋であれば今後そこに住みたいとは思いませんし、家の魅力は十分には伝わらないでしょう。

そのため、できる限りの掃除など事前の準備をしておく必要があります。一戸建ての場合、玄関や浴室・トイレなどの水回りや和室のふすま・畳などを掃除したり場合によっては修繕しておくことをオススメします。
費用のかかる修繕やリフォームなどは無暗に行わないようにしましょう。 今では、中古の家を購入し自分好みのリフォームをしたいという需要もあるので、不動産会社と相談しながら進めていきましょう。

Step6:売買契約の締結

内覧の後、お互いの売買の意思が合致したら売買契約へと移ります。
一般的には購入希望者から価格交渉が行われるため、両者が納得する条件を話し合い、その後売買契約書を締結します。
価格交渉が中心になりますが、この際に改修個所の有無や物件の引渡し時期など売却までの必要作業・スケジュールも併せて決めるようにしましょう。
また、交渉を行う際は不動産会社を介して条件を話し合っていきます。 売主と買主が直接交渉すると「言った、言わない」のトラブルになりかねませんので、直接当事者のみで話し合うことは控えましょう。 条件の交渉に折り合いが付き、買主・売主とも売買に合意すれば売買契約を締結します。
一般的には売買契約締結日に買い手が手付金を売主であるあなたに支払います。 同時に、あなたは不動産会社に仲介手数料のおよそ半分を支払います。

売買契約を結んだ後あなた都合で契約を解除する場合は、買主から受け取った手付金の倍額を払う必要があるため、売買契約書をよく確認し、慎重に契約を進めましょう。

Step7:決済・引渡し

決済と物件の引き渡しは同時に行われることが多く、所要時間は約1~2時間です。 買主の多くは住宅ローンでの購入になるため、決済手続きは買主が住宅ローンを借りる銀行に売主と買主、双方が媒介契約を結んだ不動産会社、司法書士が集まって行われることがあります。
買主からの購入代金全額の支払いを確認したら、家の名義を売主から買主に変更し、無事に名義変更できれば家の売却が完了です。

Step8:確定申告を行い納税・節税

一戸建ての売却によって20万円以上の利益がでた場合は、確定申告を行い納税をする必要があります。
売却の翌年の2月16日~3月15日の間が申告期間で、この期間内に申告しないと無申告加算税が徴収されることがあるので注意が必要です。

一戸建ての売却でいう確定申告は、譲渡所得税(住民税と所得税をまとめたもの)を決定し納税するために行いますが、その際に適用できる特例を申請することで税金を大幅に抑えることができます。 節税の観点でも、必ず確定申告を行いましょう。 詳しくは次の章で解説していきます。

一戸建て売却にかかる費用と税金

一戸建てのような高額な資産の取引には、それ相応の費用と税金がかかります。

カテゴリー項目費用目安
売却費用仲介手数料(売却額×3%)+ 6万円 + 消費税
ローン返済費用1~3万円
その他引越し費用など項目によって異なる
税金譲渡所得税譲渡所得金額×税率 ※税率は保有期間が5年以下なら譲渡所得の39.63%。 5年超なら譲渡所得の20.315%
印紙税1000円∼6万円
抵当権抹消登記 (登録免許税)2,000円~4,000円

仲介手数料

仲介手数料は、無事に売買成立した際に仲介(買主の発見や広報、諸手続き等)してくれた不動産会社に支払う費用です。 計算間違いをしやすい仲介手数料ですが、以下の計算式で簡単に求めることができます。

売買価格仲介手数料
200万円以下の場合(売却価格×5%)+消費税10%
200万円を超え400万円以下の場合(売却価格×4%+2万円)+消費税10%
400万円を超える場合(売却価格×3%+6万円)+消費税10%
売却金額2,500万円だったとして計算してみましょう。 2,500万円×3%+6万円+消費税10% =81万円+消費税10%(8万1,000円) =89万1,000円
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不動産売却時に時にかかる仲介手数料がどの程度かかるかご存じない方も多いのではないでしょうか。今回は不動産売却時に必要な仲介手数料について「いくらかかるか」「いつ支払うのか」「値引きできるのか」などの疑問にお答えしていきます。[…]

ローン返済費用(+登録免許税)

ローンが残っている場合は、売却金額を含め一括でローンを返済する必要があります。 その際に手数料として1~3万円がかかります。 さらに金融機関が物件をローンの担保にするためについけていた『抵当権』をはずす必要があります。 抵当権を抹消する際にかかるのが登録免許税で、不動産1つにつき1,000円かかります。 一戸建ての場合は、土地と建物で最低2つとカウントされます。

譲渡所得税

譲渡所得税は、住民税と所得税を合わせたもので、売却で得た利益分にかかる税金です。 譲渡所得税の税率は物件の所有期間によって異なり、所有期間5年を境に以下の様になります。

名称所有期間税率
短期譲渡所得5年以下39.63%
長期譲渡所得5年超え20,315%

まずは、売却で出た利益(譲渡所得)を計算します。

譲渡所得の計算

売却価格:3,000万円  / 購入する際にかかった費用:2,400万円  / 売却にかかった経費:100万円 3,000万円-2,400万円-100万円=500万円

次に所有期間に応じた税率をかけていきます。

譲渡所得税額の計算

譲渡所得:500万円  / 所有期間:8年 / 税率:20,315%(長期譲渡所得) 500万円×20.315%=101万5,750円

【関連記事】不動産売却で税金はいくらかかる?譲渡所得税の計算法と特例を解説!

節税ができる各種特例を紹介!

3,000万円特別控除

マイホームを売却する場合は、最大3,000万円を譲渡所得から控除する特例を利用することができます。 この特例が適用されると、譲渡所得(要するに利益分)から3,000万円分が非課税となるので、譲渡所得3,000万円以下の人は譲渡所得税がかからないといえます。 参考記事:3000万円特別控除とは?節税可能か簡単チェックしよう

所有期間が10年超える際に適用できる軽減税率

所有期間が10年を超えている場合に、譲渡所得税率が14.21%まで下がる軽減税率の特例を利用することができます。(譲渡所得6,000万円を超える部分は通常の20.315%が適用される) この軽減税率は前述した3,000万円特別控除と併用することができるので、譲渡所得税を大幅に減らすことができます。 参考記事:10年超所有軽減税率の特例って何?|譲渡所得の税金を安くする

マイホーム買い換えの特例

マイホームを買い替える際、売却する家の価格より新居の価格が高い場合に、今回の売却で支払うはずの税金を将来に繰り延べることができる特例です。 先送りとなった税金は、購入した新居を売却する際に加えて課税されます。 参考記事:特定居住用財産の買換え特例について|適用条件や使い分けの方法とは

印紙税

売買契約書を作成する際にかかるのが印紙税です。 印紙税は契約書に記載されている売却金額を元に決定し、決まった価格の印紙を郵便局で購入し契約書に張り付けることで納付します。 2022年3月31日までの契約には軽減税率が適用されます。

契約金額本則税率軽減税率
100万円を超え 500万円以下1000円500円
500万円を超え 1,000万円以下5000円1000円
1,000万円を超え 5,000万円以下1万円5000円
5,000万円を超え 1億円以下6万円3万円
1億円を超え 5億円以下10万円6万円

一戸建てを高く売る5つのコツ

できるだけ高く・早く売却し、より多く利益を残すためにはどういった対策がとれるでしょうか。 ここからは、より利益を出すための5つのコツを解説しています。

不動産会社の比較方法を知っておく

査定価格は不動産会社により大きく異なります。 そのため、より好条件で売却するには、複数の不動産会社を比較したうえで売却を始める必要があります。

1.査定価格に根拠はあるか

不動産会社の中には、根拠のない査定額を提示してくるものもいますので、1章で確認した売却相場と著しく離れているように感じたら査定額の根拠を担当者に直接質問してみましょう。 曖昧な説明や、すぐに回答できない担当者はあまり信用できません。

2.一戸建て売却の実績が豊富か

選ぶ不動産会社が『一戸建て売却』の実績があるか確認しましょう。 査定の際に必ず、一戸建て売却の実績について質問するようにしましょう。 一括で複数社に査定依頼を送ることができるすまいステップは、不動産売却を得意とする、実績豊富な優良企業のみと契約を交わしています。 査定依頼に一切の料金は発生しませんのでぜひご活用ください。

3.売却活動を行う担当者の力量はどうか

不動産会社を比較する際は、担当者の力量も確認しましょう。 正しい担当者選びのポイントはしっかりコミュニケーションが取れ、自分と相性が合う人か、不動産取引のスキルや提案のレベルが高いかどうか、という点です。 以下のような質問を用意しておくと、判断しやすいでしょう。

  1. 「どういったときに価格を下げますか?」
  2. 「購入されるターゲットはどのような人ですか?」
  3. 「広告活動は、どの程度やってくれますか?」

どれも販売戦略上重要なことばかりですので、上記の①~③の質問に曖昧に答えるような担当者や不動産会社はおすすめできません。

【関連記事】不動産会社選びで家売却の成否が決まる!?優良企業の見極め方を紹介!

物件のアピールポイントをまとめておく

不動産会社が行う査定では以下のようなポイントが見られます。

チェック箇所影響度
建物1.築年数★★★★★
2.外装(屋根、傾き)★★★
3.内装(間取り、生活動線、雨漏り、異臭有無)★★★
4.設備(水回り、破損状況)★★
5.付加機能の有無
土地6.交通の便などの立地条件★★★
7.土地の面積・形状★★
8.日照・眺望
9.接道道路との関係★★

これらの中には、どうやっても改善できないものや、改善に大金が必要になるものがあります。
そこで、無料でできる限り評価を高めるコツとして、アピールポイントをまとめることが考えられます。

不動産会社だけでなく、買主の購入意欲を高める上でも重要なのでしっかり考えておきましょう。

アピールポイントの例

  • 近隣環境の良さ
  • 学校区の違い
  • 保育園・幼稚園までの距離
  • 大型スーパーまでの距離
  • その地域が行っている助成金・補助金・子育て支援
  • 住民税や行政対応
  • 物件のメンテナンス履歴

すべてを一人で考える必要はありません。 思いつかない部分は不動産会社の担当者と相談しながら探していくといいでしょう。

内覧の準備をする(外観・内装の清掃)

内覧に備えできる限りの清掃を行いましょう。

外観

外観は物件に対する第一印象です。 いくら屋内がきれいに清掃されていいる物件でも、外観が悪いとマイナスな印象からスタートします。 一説によると第一印象は2年間持続するといわれています。第一印象が売却活動を決定づけるとも言えますね。

外観改善の例

  • 庭木の剪定
  • 外壁の補修
  • 塀の修繕
  • 土地内のゴミ・落ち葉の掃除
  • 換気口の清掃

費用をかけず日曜大工的に行えるものもあるので、予算との折り合いを見ながら可能な範囲で改善していきましょう。

内装

極端な例ですが、「綺麗に整理された家」を内覧するのと、洗濯物が散乱し汚い「生活感のある家」を内覧するのとでは内覧者が抱く印象が大きく異なります。

注意すべきは玄関の清潔さ、照明が暗すぎないか、匂いが残っていないかなど。 特に、水回り。浴室・キッチン・トイレなどは印象を大きく左右します。 カビや油じみなど、売却する際は真っ先に水回りを掃除しましょう。

ホームステージングを活用する

もちろん内装の印象も高額売却には欠かせない要因です。 ホームステージングは、物件にインテリアコーディネートを加えより魅力的な演出をするサービスです。 何もない部屋だと、生活するのに適しているのか検討がつきませんし、そこでの理想的な暮らしが想像しにくいものです。 すでに退去している物件であれば、ホームステージングでモデルルームの様に売り出してみるもの効果的です。

インスペクションを行う

中古の一戸建てを検討しているユーザーには、劣化や欠陥に対する警戒心が必ずあります。(目には見えないシロアリ被害やきずきにくい雨漏り被害などが付きまとうため)
だからマンションよりも売りにくいといわれているのです。

なので、中古の一戸建てでは、品質を保証するインスペクションというサービスを利用することで、よりスムーズで高額な売却を期待できます。

近年ではインスペクションを行っている不動産かどうか告知する義務があるため、インスペクションの有無が一層購入希望者の意思決定を左右するのです。

【関連記事】中古住宅の売却を成功に導く売却の注意点と流れを徹底解説!(インスペクション対策を行う)

一戸建て売却よくある質問

最後に、一戸建て売却を検討している方が疑問に持ちやすいよくある質問に答えていきます。

Q.境界線の有無は売却価格にかかわるの?

土地の境界線が明確でない土地は、購入希望者が表れにくいだけでなく、土地そのものの価格も低くなりがちです。 境界線の決定は不動産会社の査定が終わった後でも問題ありませんが、正確な査定価格を得るには境界線の確定後、再度査定を受ける必要があります。

【関連記事】確定測量とは何か?~必要な理由や費用を解説~

Q.築20年を超えた一戸建てだけど取り壊すべき?

一戸建ての売却には『取り壊して更地として売却する』という選択肢があります。 建物自体に価値も需要もなくなった場合、更地の状態の方が高く売れる。又は売れやすいことがあるのです。 しかし、土地のみになると、売れない期間中の固定資産税が通常の最大6倍になります。 さらに、売却までに期間がかかりすぎると通常使えるはずだった節税の特例が利用できなくなります。 現在は、自分好みのリフォームやDIYを加えたいという需要が増しているので、中古の一戸建ても注目されつつあります。 そのため、基本的には解体をせずに売却を進めていくことをお勧めしています。 その地域に強い不動産会社と相談しながら決めていくといいでしょう。 査定を依頼する際に、地域での売買実績を確認したいと伝えましょう。

Q.高く売れる時期はある?

高く売るのであればたくさんの購入希望者に検討してもらう必要があります。 「売買の需要が高まる時期」という観点で見ると2月3月が最も高い傾向に傾向にあります。次に9月10月の秋ごろです。 新学期や、人事異動などのイベントが結果に影響していると予測できます。 そのため、反対に1月と8月は最も需要が低い傾向にあります。 売買需要の高い時期の少し前。例えば1カ月前には動き出し、多くの購入希望者を募りましょう。

Q.早く売りたい場合は不動産会社が買い取ってくれるの?

不動産の売却には、不動産会社に仲介を依頼し第三者に売却する『仲介』と、直接不動産会社に買取をしてもらう『買取』の方法があります。

買取の場合は、境界線が定まっていない場合の境界線確定測量や買主募集の手間がありません。
そのため、最短で1週間ほどで売却を完了させることができます

また、仲介市場ではなかなか売れない物件も買取をしてくれる場合があるため、中古の一戸建ての場合は買取が適している場合があります。

ただし、買取で売却する場合は、仲介で売却できる金額のおよそ6~7割程度の金額になってしまうので注意しましょう。

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Q.住み替えの場合「買う」「売る」どっちを先にした方が得?

買いを先行する場合。売りを先行する場合。どちらもメリットデメリットが存在しますが、金銭的なリスクを抑えるのであれば「売る」を先にすすめることをお勧めします。 買いを先行した場合、2重ローンに陥ることが考えられるためです。

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逆瀬川
一戸建ての売却は土地やマンションと比べて個別性が高く、売却にも時間がかかりやすいのが一般的です。このため、売却を検討している場合はより綿密に準備を進めることが大切だといえるでしょう。また、建物を解体するかどうかといった点や、リフォームするかといった点、賃貸に出すか売却するかといった点など、検討すべき点が多い点も特徴だといえます。 これらいずれについても、不動産会社に相談しながら進めていくことができます。 一戸建ては土地やマンションと勝手が違うこともあり、一戸建ての売却を得意にしている不動産会社がいます。 こうした不動産会社やその担当者を見つけられるよう、複数の不動産会社に相談しながら、採集的に信頼できるパートナーを見つけていくことが大切だといえます。

一戸建てがなかなか売れないとお困りの方は『一戸建てが売れない時どうする?売れない理由を特定して対策を打とう』をご覧ください。

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