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売れる家・売れない家の条件とは?家をスムーズに売るコツも紹介!

  • 更新日:2024年1月25日
売れる家・売れない家の条件とは?家をスムーズに売るコツも紹介!

家を売ろうか考えている方には、ご自身の家が売れ残ってしまわないかと心配に思っている方も多いのではないでしょうか。

家がなかなか売れなかったり、売却活動がだらだら長引いてしまったら…と考えると不安ですよね。

この記事では売れやすい家と売れにくい家の条件について解説します。

売却を成功させるためにできる対策も紹介しますので是非参考にしてください。

売れる家の条件とは?

それでは売れる家とは、どのような要素を持った建物でしょうか。

売りやすい家の条件をチェックしていきましょう。

  1. 建物の立地の良い物件
  2. 築年数が築25年未満
  3. 敷地面積が広すぎたり狭すぎたりしない
  4. 接道王匡や敷地の面する方位が良い
  5. ライバルとなる売り出し物件がある

売れる家の条件①:立地が良い物件

建物の立地の良さは、不動産の価格が適正であることに次いで、家を買う決め手となる重要なポイントです。

どのような要素が快適の条件にあたるかは、買主それぞれの条件によりますが、今回は中でも一般的な要素を紹介します

  • 最寄り駅の人気が高い
  • 駅から徒歩10分以内
  • 閑静な住宅街で落ち着いて暮らせる
  • 生活利便施設が近くにある
  • 地盤がしっかりしている

最寄り駅の人気が高い

最寄り駅の人気が高いと家が売れやすくなります。

首都圏では特に、近年は車を持たずに公共交通機関を利用する人が増えているため、電車などの交通機関の便の良さを気にする購入希望者は多いです。

また最寄りの駅が、どのような路線と繋がっているかでも物件の価値は大きく変わってきます。

例えば、便利な路線が通っていたり快速電車や特急電車が停車する駅である場合は、より高値が付く傾向にあります。

駅から徒歩10分以内

電車やバスといった公共交通機関の移動手段が便利な立地は売れやすいです。

交通の便は、この記事では電車やバスの最寄り駅までの徒歩分数や、路線の利便性を指します。

電車の駅やバスの停留所までの距離が近ければ近いほど、家の需要は上がります。

このグラフは、物件の電車の最寄り駅までの徒歩での所要時間と、売却の成約率・売買価格の関係を表したものです。

レインズマーケットインフォメーション「中古マンションの駅からの交通別成約状況[首都圏](2023.8.18閲覧)を参考にすまいステップ編集部が作成

このグラフを見ると、最寄り駅まで徒歩での所要時間が10分以内での物件の成約率は70%と高く、価格も1㎡あたり約65万円と高値で売買されていることがわかります。

最寄り駅の所要時間が11分~20分になると、成約率は約25%、価格は1㎡あたり約40万円までガクンと落ちてしまいます。

そして最寄り駅までの所要時間が21分を超えると、成約率は約1%となり、購入希望者をみつけるのはかなり厳しいといえるでしょう。

閑静な住宅街で落ち着いて暮らせる

閑静な住宅街で落ち着いた環境で暮らせる家は人気が高くなる傾向にあります。

家の購入希望者には、飲食店や商業施設が多い地域は出かける際はよくても暮らすには落ち着かないと考える人もいます。

また、閑静な住宅街は治安も良い傾向にあり安心して暮らせるため根強い人気があります。

生活利便施設が近くにある

生活に便利な施設が近くにある、人気の地域の物件は売れやすくなります。

生活利便施設には以下のものがあります。

  • 学校
  • 病院
  • 公共・公益施設
  • スーパーマーケット
  • コンビニエンスストア
  • デパート

上記のような施設が近くにあると、生活が便利・豊かになりますよね。

こんなところに住み続けたいと思えるような施設が近くにあると、家は売りやすくなります。

ご自身が住んでいて、便利だと感じる点は積極的にアピールしていくとよいでしょう。

地盤がしっかりしている

地盤がしっかりしている地域にある家も高く売れる傾向にあります。

一度住まいを購入すると長く住むことになるため、洪水や地震など自然災害に強い地域だと安心だと考える購入希望者は少なくありません。

また、地盤が強いと住宅を建てる際の基礎工事の費用が少なく済む点も購入希望者には嬉しいポイントです。

自宅のある地域のハザードマップなどを見てみると、あなたの家がどのぐらい災害に強いか事前に知ることが出来ます。

売れる家の条件②:築年数が築25年未満

築年数が25年未満の家も売れやすいです。

一般的に、家の成約率は築年数が経つごとに低くなってしまいます。

下のグラフは、新規で売り出されたマンションの件数に対して中古マンションがどのぐらい売れたか「成約率」を算出した結果です。

中古マンション売却の成約率

築10年をピークに、成約率は下がっていき築25年を超えると成約しにくさに拍車がかかることが分かります。

少しでも売りやすい状態で売却するためにも、早めに家を売りに出すことをおすすめします。

売れる家の条件③:広さや間取りが一般的な物件

間取りやデザインは一般的である方が売れやすいです。

物件の間取りが独特だと、生活に必要な家具を揃えるのに苦労したり、収納のスペースを確保し辛くなってしまうのです。

思い入れのある独特なデザインの間取の物件はとても素敵ですが、売却の際には売れにくくなってしまうかもしれません。

また、敷地の面積が狭すぎたり、反対に広すぎたりする場合も買主のニーズに合わず家が売れにくくなってしまいます。

売れる家の条件④:接道状況や敷地の面する方位が良い

土地の形が整っていて接道状況がよく、家への出入りがしやすい家は高く売れる傾向にあります。

幅が2メートル以上の道路に4メートル以上接していない家は、車の出入りがしにくいだけでなく「再建築不可物件」として売れにくくなってしまいます。

再建築不可物件とは、防火などの観点から一度その土地に建っているためを取り壊したら新たな住宅を建てられない土地のことを指します。

建築の自由度が低いため、当然購入希望者が見つかりにくくなってしまいます。

接道状況の良い家はこうした物件に比べて購入者が見つかりやすく、売れやすいと言えるでしょう。

売れる家の条件⑤:ライバルとなる売り出し物件

同じタイミングでどのような物件が売り出されているか確認することも重要です。

なぜかというと、ライバルとなる物件と比べて、より条件の良い・お得である、ということをアピールすることが早期での売却に繋がるからです。

例えば、ライバルとなる物件がより駅チカで築年数の浅い物件であるのにご自身の物件の売り出し価格のほうが高かった場合、ライバルの物件のほうが売れやすいということは想像できますよね。

そのため、ライバルとなる物件の条件や価格と、ご自身の物件の条件や価格を比較し、価格を適切に調整することがスムーズに売却につながります。

売れない家の条件とは?

では反対に売れにくい家の条件にはどのようなものがあるのでしょうか。

対処法とともに紹介していきます。

売れない家の条件①価格が適正ではない家

売れない理由として最も考えられるのは「価格が高すぎる」ことです。

価格を下げてみたらすぐに買手が決まったという事例は少なくありません。

ですが、安ければ売れやすいことは確かですが、安すぎることもかえって売れにくさに繋がります。

なぜなら、条件の割に価格が安すぎる場合、過去に事故があった物件ではないか、訳アリの物件ではないかということを疑われる可能性があるためです。

そのため、ご自身の物件の条件と、過去の取引の事例を見比べながら、適切な価格を設定することが大切です。

売れない家の条件②物件の立地が悪い

最寄り駅が遠い、近くにコンビニやスーパーがないなど不便な場所にある物件は売れにくい傾向があります。

特に電車の最寄り駅までの徒歩での所要時間は最も重視されるポイントであり、徒歩での所要時間が21分を超えると売却成約率は1%まで下がってしまいます。

また、海抜が低い、インフラ整備が整っていないなど、災害で大きな被害を受ける可能性がある土地も売れにくくなります。

近年は地震や洪水などの災害被害を避けるため、海抜の低い土地よりも高台の土地が売れやすい傾向にあります。

このように、移動手段の利便性や、自然災害に対する土地の安全性は、近年特に重要視されるポイントになっています。

売れない家の条件③物件の損傷が激しい

築年数が浅い古いに関わらず、損傷が激しい、手入れが行き届いていないとわかる物件は売れにくいです。

中古とはいえ、新しく住む家の衛生環境は綺麗な方が良いですよね。

特に水回りやきれいであるか、シロアリや雨漏りがないかは購入者が気にするポイントです。

ご自身は気にしないようなことも、購入希望者にとっては大事な条件である可能性もあるので、売り出す前には修繕や整理整頓はしっかりしておきましょう。

また、2020年からは民法により、契約不適合責任が定められることになりました。

契約不適合責任とは、買主との契約の際に不動産の状態について確認していない欠損が、引き渡し後に見つかった場合、売主の方が賠償責任を負うというものです。

この法律により、シロアリや雨漏りなどの損傷は、物件の所有者が把握していたか否かにかかわらず、確認された場合物件の所有者が責任を負うことになりました。

契約不適合責任を問われトラブルを引き起こさないために、普段から家の状態をしっかりと把握しておくことが大切です。

売れない家の条件④こだわりの強い間取りやデザインを持つ物件

こだわりのあるユニークな間取りやデザインの物件は売れにくい傾向があります。

なぜならユニークな間取りをしていると、生活に必要な空間を確保しづらくなる可能性があるためです。

たとえば、戸建ての家の中央に、開放的な螺旋階段があると、2階に十分な部屋を確保するのが難しいですよね。

このように思い入れの強い個性的な間取りのデザインは、売却の際にはデメリットになってしまうのです。

まとめ

ここまで売れる家と売れない家の違いについて解説してきましたがいかがでしょうか。

家を売るためには適切な価格を設定することが重要でしたね。

家の価格は立地や物件の状態などさまざまな条件によって決まります。

売却の際は、家の状態や売り出しの時期に気を付け、できるだけ高値でスムーズに売却できるようにこころがけましょう。

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