家が売れるか不安な時は、以下のような対策が効果的です。
- 家が売れるか不安な時にできる対策
- インスペクションする
- ハウスクリーニングやリフォームする
- 最低売却価格を決めておく
- 家の売却相場を調べる
- 別の魅力をアピールする
- 信頼できる不動産会社と物件に合った媒介契約を結ぶ
- 専門の不動産会社に依頼する
- 解体やリフォームを検討する
- 複数社の査定を受ける
- 査定額の根拠や販売戦略を聞く
家を売る時、「ちゃんと売れるかな…」「売れなかったらどうしよう」と、誰もが不安に思うことでしょう。
家を売ることは、人生でそう何度もあることではないので、不安があるのは当然です。
そんな不安を少しでも無くすために、事前に「家が売れない原因」を把握し、しっかり対策することが大切です。
この記事では、家が売れない原因と、事前にできる対策から本当に売れなかった時の対処法までを解説します。
家を売り出してから6か月以上経過したら「売れない」と判断しよう
家を売り出してから6か月以上経過したら、「家が売れない」と判断しましょう。
すまいステップが2022年1月28日から2022年5月22日にかけてサービス利用者を対象に収集したアンケート結果によると、家を売却した約63%の方が約6か月で家の売却を完了しています。
仮に6か月以上経っても売れない場合、何らかの理由があると考えられます。
不動産会社は、長期間売れない家よりも新着物件の方を優先的に売っていくので、6か月以上売れない家は余計売りにくくなる可能性があります。
また、家を確実に売るためには、売却実績が豊富な不動産会社を見つけることが大切です。
需要が低い立地にある家など、家の状態によっては、売却が難しいケースがあります。
『すまいステップ』は、累計100件以上の売買仲介実績のある不動産会社などが加盟していて、売買経験が豊富な不動産会社に相談できます。
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家が売れるか不安なら原因を知ろう
初めて家を売るなら、家が売れるか不安に思うことは誰でも同じです。
売れ残ってしまったらどうしようと悩む方も多いでしょう。
家が売れない原因は様々ですが、主な原因は以下の5つが考えられます。
- 築年数が古い
- 立地が悪い
- 家自体に問題がある
- 売り出し価格が高い
- 不動産会社との相性が悪い
原因①築年数が古い
家の築年数があまりに古いと、買主からは敬遠されてしまう傾向があります。
家の築年数があまりに古いと耐震性に不安を覚える買主は多く、最初から購入検討から外れてしまうことがあります。
一般社団法人不動産流通協会「中古住宅における住宅ローン利用等実施調査(2021)」によると、築25年を超えると売れにくくなることがわかっています。
引用:一般社団法人不動産流通協会「中古住宅における住宅ローン利用等実施調査(2021)」
築年数が古い家を売る場合の対策を解説していきます。
- インスペクションする
- ハウスクリーニングやリフォームをする
対策①インスペクションする
家の築年数が古くて売れるか不安な時は、インスペクション(住宅診断)を行ってみましょう。
対策②ハウスクリーニングやリフォームする
築年数が経つと、どうしても自分では落としきれない汚れや傷が目立つでしょう。
しかし、築年数が古くても、買主に良い印象を与えることができれば売れる可能性は十分にあります。
そんな時は、プロに掃除を依頼する「ハウスクリーニング」がおすすめです。
また、古くなっている設備や水回りは、リフォームすると売れる可能性があります。
トイレやお風呂、キッチンなどの水回りは、新しいものを使いたいという買主は多いです。
上手くリフォームすればより高く売れる可能性が高まりますが、大規模なリフォームはかえって買主のニーズに合わずに売れなかったり、費用がかさんで損することがあります。
独断で行わず、必ず不動産会社と相談しながら検討しましょう。
原因②立地が悪い
駅から徒歩10圏内で周辺に生活利便性の高い施設がある家は、高く売れる可能性があります。
反対に、近くにコンビニやスーパーがなく、駅までの距離が離れているなど、生活する上で不便な立地にある家は売れにくいです。
また、災害リスクの高い地域にある家は、地震や台風などの災害時に命の危険があるため、売却が難しい傾向にあります。
対策①別の魅力をアピールする
立地が悪い家を売るなら、買主にアピールできる別の魅力を探しましょう。
売主だからこそ分かる、家の魅力や地域の魅力など、住んでみないと分からないアピールポイントがあるはずです。
以下のようなポイントから、アピールできる箇所がないか探してみましょう。
- 道幅が広くきれいに整備されている
- バスの本数が多い
- 複数の駅を利用できる
- 大きな公園や自然が多い
- コンセントの位置や間取りが使いやすい
- その地域(市区町村)の取り組みや福祉情報
対策②専任媒介契約・専属専任媒介契約を結ぶ
立地が悪く家が売れるか不安なら、不動産会社と結ぶ契約を、専任媒介契約か専属専任媒介契約にすることをおすすめします。
一般媒介契約の場合、売主は複数の不動産会社と契約できるので、不動産会社側からすれば自社の利益になる可能性が低くなります。
そのため、優先順位が下がり、積極的に売却活動を行ってもらえない可能性があります。
専任媒介契約や専属専任媒介契約なら、1つの不動産会社が熱心に売却活動を行ってくれます。
また、レインズへの登録や売主に対する営業活動の業務報告が必須なので、売却活動が現在どのような状況か知ることができます。
原因③家自体に問題がある
そもそも、家自体に問題があって売却しにくい家もあります。
以下のような家は、いくら価格が安くても売却しにくいでしょう。
- 再建築不可物件
- 二世帯住宅
- 事故物件
再建築不可物件とは、都市計画区域と準都市計画区域内にある、一度家を解体すると新しい家を建てられない土地のことです。
この区域内では、建築基準法で定められた「接道義務」があり、幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していない土地は
家を建てることができません。
買主は、その土地に長く住むことを前提に家を買うので、再建築不可物件は売却しにくいです。
また、需要が少ない構造の物件や、心理的に住むことがためらわれる物件など、家そのものに問題がある家は売却しにくいでしょう。
対策①専門の不動産会社に依頼する
家自体に問題があって売れるか不安な場合は、専門的にその物件を取り扱っている不動産会社に依頼しましょう。
対策②解体やリフォームを検討する
どうしても需要がなく、売れるか不安という場合は、家を解体するか大幅なリフォームを検討しておきましょう。
原因④売り出し価格が高い
家の売り出し価格がその地域の売却相場よりも高すぎてしまうと、買主は見つかりにくいでしょう。
買主は、似たような条件の家なら価格の安いほうを選ぶからです。
対策①売却相場を調べる
家を売る前に、レインズや不動産ポータルサイトなどでその地域の売却相場を調べておきましょう。
近隣の家がいくらで売り出されているか確認し、売却相場より高く売り出さないことがポイントです。
手軽に家の相場を知りたい方は、不動産一括査定サイトを利用してみてください。
不動産一括査定サイトは、パソコンやスマートフォンで家の物件情報を入力するだけで、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できます。
『すまいステップ』なら、お家で24時間いつでも不動産会社に査定を依頼できます。
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対策②最低売却価格を決めておく
家を売る時は、最低売却価格を決めておきましょう。
原因⑤不動産会社との相性が悪い
家の条件や立地がどんなによくても、不動産会社との相性が悪いと売却活動は長引くでしょう。
家を売るには、実績や経験が豊富な不動産会社を選ぶことがとても重要です。
実績や経験が少ない不動産会社に依頼すると、売却までに時間がかかったり、安い価格で売却してしまうことがあります。
対策①複数社の査定を受ける
家の査定は、「家がいくらで売れるのか」を知るためだけでなく、「この不動産会社に依頼してもよいのか」を見極めるために大切な機会です。
必ず複数の不動産会社の査定を受けて、査定時の不動産会社の態度や実績・経験などをしっかり比較しましょう。
対策②査定額の根拠や販売戦略を聞く
複数の不動産会社の査定を受けたら、査定額の根拠と販売戦略を担当者に尋ねましょう。
不動産会社の中には、契約を取るためにわざと高い査定額を提示したり、実績や経験がないために具体的な販売戦略を持たない場合があります。
不動産会社を決める時は、「なぜこの査定額なのか」「どんな戦略で売っていくのか」を必ず聞いておきましょう。
明確な根拠や販売戦略について丁寧な説明があれば、信頼できる不動産会社といえるでしょう。
家が長期間売れず不安な時はどうする?
繰り返しになりますが、家が売れるまでの期間は、一般的に3~6か月程度とされています。
しかし、どんなに事前にしっかり対策しても、1年経ってもなかなか家が売れずに苦戦してしまうこともあるでしょう。
そんな時は、以下の対処法で早く売れる可能性があります。
- 売り出し価格を見直す
- 不動産会社を変更する
- 先に引っ越して空き家にする
- 家を解体して更地にする
- 買い取ってもらう
対処法①売り出し価格を見直す
家がなかなか売れない時は、まずは売り出し価格を見直すことをおすすめします。
現在売り出している価格が、同じ地域で売り出されている家よりも高い価格ではないか確認しましょう。
ただし、一度値下げすると元の価格に戻すことは難しいので、判断に迷ったら不動産会社に相談して決めましょう。
対処法②不動産会社を変更する
家が長期間売れない場合は、そもそも不動産会社に販売力がないと考えられます。
不動産会社によって戸建てやマンション、土地など、得意とする物件や得意なエリアがあります。
長期間に渡って家が売れない場合は、その地域に詳しい不動産会社や、販売実績が豊富な不動産会社に相談してみることをおすすめします。
また、担当者の営業力や知識の多さも重要なポイントです。
対処法③先に引っ越して空き家にする
現在、家に住んでいる状態で売り出している場合は、先に引っ越して空き家にしましょう。
住みながら売ると、どうしても生活感が出てしまい、買主の購入意欲が薄れてしまいます。
売り出す家の魅力を十分に伝えるための内覧はとても重要で、
対処法④家を解体して更地にする
家が古すぎるなど、家に問題があって売れない場合は、家を解体して更地にして、「土地として売る」ことを検討してみましょう。
土地だけにしてしまえば住居としてだけではなく、店舗にしたりと汎用性があり、需要が高まって早く売れる可能性があります。
しかし、解体には数百万の費用がかかるので、まずは不動産会社に相談しましょう。
対処法⑤買い取ってもらう
どの対処法でも売れず、とにかく早く売りたいという時は、不動産会社に買取をしてもらいましょう。
不動産会社による買取なら、すぐに家を売ることができ、早ければ1週間程度で売却代金が手に入ります。
しかし、不動産会社による買取価格は、仲介で売却した時の7~8割程度の価格になることが一般的です。
住宅ローンの残債がある場合や、売却代金で新しい新居を購入する予定がある場合は注意が必要です。
買取について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
家が売れるか不安な方に向けて、「家が売れない原因」や「事前にできる対策」、「売れなかった時の対処法」を解説してきました。
家を売るには様々な手順があり、初めての方にとって不安は付きものです。
信頼できる不動産会社を見つけ、しっかり対策して売却活動に臨みましょう。
また、なかなか家が売れなくても、適切に対処すれば売れる可能性は高まります。
まずは焦らず、不動産会社に相談して別の販売戦略を立ててみましょう。
「すまいステップ」の不動産一括査定サイトでは、一度の申込みで最大4社までの査定を無料で受けられます。
不動産会社選びに迷ったらぜひ利用してみてください。