- 不動産を高く・早く売りたいなら一括査定がおすすめ
- 複数企業の査定結果を比較することで、より高く売れる可能性が高まる
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「家の買取をしてもらいたいけど、相場が安いって本当?」
そう悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
家の取引方法には「買取」と「仲介」の2種類があり、買取は仲介と比較して売却価格が低くなりやすいです。
この記事では、家買取の相場や、具体的な相場の調べ方を解説しています。家買取の相場を知って、買取するかの判断材料にしてもらえればと思います。
仲介で売却することも考えている方は『初めての家を売る人のための5つの鉄則』もご覧ください。
家の買取相場は仲介と比較して7割程度しかない
家取引方法には仲介と買取の2種類がありますが、各取引によって家の売却相場が異なります。
仲介は売主と買主の間に不動産会社が仲介役として入り売買契約を取りまとめる方法で買主は個人のお客様となります。
買取は不動産会社に直接物件を買い取ってもら方法で、家の買取相場は仲介で売却する価格の70%程度安くなります。
例えば、市場価値が3000万円の家を不動産会社に買い取ってもらうと2100万円程度の価格にしかなりません。
売却方法 | 仲介 | 買取 |
---|---|---|
内容 | 不動産会社に販売を依頼し買い手を探す | 不動産会社に買い取ってもらう |
長所 | 買取よりも高く売れやすい | 売却期間が短くすぐに現金化できる |
短所 | 売れるまで3~6カ月程度期間がかかる | 買取相場が低い |
買取は早く売れやすいというメリットがある一方で、売却相場が低くなります。
税金の支払いや住み替え費用、今後の生活費を考慮すると、多くの方は少しでも家を高く売りたいと思います。
早期売却を優先して買取を選ぶ人もいますが「相場より高く売りたい」という人は、まず仲介で売却することを検討した方が良いでしょう。
買取を選ぶにしても「買取価格は市場価格の7割程度に下がる」と把握しておかないと損をしてします。
次の章では家の買取相場が低い理由を解説します。
家の買取相場が低い2つの理由
仲介と買取で売却相場がこれほど違いがあるのでしょうか?その理由を詳しく解説します。
理由①:修繕費用分が差し引かれるから
不動産会社は買取で買い取った物件に対して、リフォームやリノベーションを施したうえで再販します。
買い取った状態のまま中古の家を売っても、買い手をすぐに見つけることができません。
家の故障部分を修繕したり、見た目が古くなった部屋をリフォームして付加価値を付けることで、家を高く売ることができるのです。
不動産会社は、再販にかかる費用が利益から引かれることを見越して買取価格を決めるので相場が低くなります。
理由②:不動産会社の利益分が差し引かれるから
不動産会社は安く買い取った家を高く売ることで利益を出しています。
不動産会社は必ず自社の利益になる価格でしか家を買い取りません。
不動産会社は人件費や買取後の物件広告費等も買取で得た利益で賄うことになるため、買取金額が相場より安くされてしまうのも仕方ありません。
築年数から見た家の買取相場とは?
買取相場は「家の築年数」によっても大きく変わっていきます。
グラフからも分かる通り、一般的に住宅は、築年数が古ければ古いいほど、それに伴って価値も下落します。
利益を最大限にあげるためには買取を行うタイミングや素早い決断が非常に重要になってきます。
ここからは、各築年数ごとの相場の変動とそれに合わせた対応について考えていきましょう。
築10年までは相場の下落スピードが速い!
初期10年間は住宅の価値が最も急速に落ちる期間で、築年数が10年になるまでに、一般的には新築の約半分まで価値が落ちます。
築10年までは価値の下落スピードが速いため、築年数が1年違うだけでもその価値は大きく変わってきます。
築年数10年未満の不動産売却に悩んでいる人は、出来るだけ早い決断をすることが大切でしょう。
また、前章でもお話しした通り、買取の場合は本来やり取りされる価格(仲介の価格)の約7割で相場を計算する必要があります。
築年数に伴う物件の価値がそのまま買取価格の相場になるわけではないということを認識しておきましょう。
築11年~20年間は相場の下落速度はなだらか
11年目からは価値の下落速度が少しなだらかになる傾向があります。
目安としては、築15年時点で新築価格の約3割程度の価値まで下がると言われています。
16年目から20年目にかけて、物件の価値は更にゆっくり下落していき、一般的には築20年時に市場の物件価値はほとんどない状態になるといわれています。
基本的に木造建築の一戸建ては、耐用年数が22年と定められているため、築20年時点で価値ほとんどなくなってしまうのです。
中古住宅の価値の限界は築20年であるということを目安として覚えておきましょう。
築20年超の家は市場価値がゼロに
築年数が経つにつれて家の売却価格は低くなっていき、築20年を超えると、建物部分の市場価値がほとんどなくなります。その後は横ばい状態が続きます。
リフォームなどを施した場合は別ですが、何も改善していない場合は、不動産として売り出す価値は基本的にありません。
⇒買取をするべきか検討中の方はこちらの記事もご覧ください。
家の買取相場を知るためのオススメの方法
前章では築年数別の家買取相場の目安を紹介していきましたが、これまで紹介した相場はあくまで平均です。
本来家の買取価格は、業者と売主の交渉の中で決定されるため、自分の物件の買取相場を把握しておくことで、交渉を有利に持っていくことが出来、業者が提示した買取価格よりも高く買取をしてもらえる可能性が生まれます。
そこで本章では、不動産の買取価格相場の調べ方を3つご紹介します。
正確に知るなら『レインズマーケットインフォメーション』
レインズマーケットインフォメーションは「情報の更新頻度」と「絞込の充実度」が他サービスよりも優れています。
不動産の売却を任された会社は、『レインズ』という業者間流通サイトに物件情報の掲載が義務づけられており、売買が成立すると、成約価格の報告・登録もしなければなりません。
レインズマーケットインフォメーションはその情報に基づいて生成されたデータベースなので常に最新の売却事例を確認できます。
さらに、最新の成約事例を細かい条件(間取り、築年数、駅からの距離、成約時期など)で絞ることができるので正確な相場が分かります。
買取相場を正確に知るには、自宅と同じような条件の物件価格を知る必要があります。
このサイトでは細かく条件を絞り込みができるので正確に買取相場を知りたいという人に向いています。
土地だけの相場も見たいなら『土地総合情報システム』
土地総合情報システムは、国土交通省による実際に不動産取引を行った方を対象に行ったアンケートをデータベース化したものです。
こちらのサイトの最大のポイントは、幅広い不動産の種別に対応しているという点です。
物件の築年数が古い場合、建物には価格が付かず土地のみの価格で買い取られる場合もあります。そのために土地だけの買取相場を調べたい人にオススメのサイトです。
以下の手順で不動産の過去の取引の相場を調べることができます。
- 上記の画像の赤枠部分「不動産取引価格情報検索」をクリック
- 取引時期の選択を行う
- 調べたい不動産の種類を選択する
- 地域を設定し、検索する
すると、指定した条件下での過去取引のデータが一覧で表示されます。
直感的に知るなら『価格天気図』
価格天気図は東京カンテイが運営しているサイトで、毎月の月末に不動産の価格動向を天気図のように表示しています。
- 晴れ→価格上昇
- 曇り→価格停滞
- 雨→価格下落
というように分けられており、直感的に価格動向を掴むのが容易となっています。
以上3サイトはともに無料で、どなたでも利用することができますので、買取査定の前に不動産買取相場価格を調べておくことをお勧めします。
相場より高く家を買い取ってもらう3つのコツ
最後に、高く買い取ってもらうためのコツを紹介します。
「仲介」で売る場合と同等の高い金額で買取してもらうのは難しいですが、できるだけ高く買取してもらうことは可能です。
コツ➀:複数の不動産会社の買取を依頼する
不動産を買取に出す際には、かならず複数の不動産会社からの査定を受けましょう。
一社だけでは買取価格の比較ができず、その価格が高いのか安いのか分からないので、安い価格で買い取られてしまう可能性があります。
また、複数の不動産会社に査定依頼をすることで高額な買取価格の査定を受けれるかもしれません。
不動産会社としては利益が出やすい物件であれば、少し高い金額を出し手でも買い取ってくれるので、オークション形式で複数の不動産会社に購入価格を競わせることで高い価格を提示してもらいやすいです。
複数会社に買取依頼するなら一括査定サイトがオススメ
一括査定サービスとは、売却する物件についての簡単な情報を入力するだけで、複数の不動産会社が買取価格の査定を行うサービスです。
ネット経由で査定依頼ができるので、自分の好きなタイミングで家にいながらでも複数の業者からの査定額を提示してもらえます。
不動産一括査定の中でオススメしたのがすまいステップです。
すまいステップでは、あなたの不動産の情報を入力するだけで、無料で手軽に査定額を知ることできます。
厳しい運営方針に従い、悪質企業は排除しており、全国優良企業のみが対応しているサービスです。
コツ②:買取業者の口コミを確認する
家買取の取引の中で、最も大切な行程の一つが「業者選び」です。
家の買取価格や取引のスピード感は買取業者によって様々。上手く業者を選ばなければ買取価格も低く、売れるまでに時間もかかります。
買取業者を選ぶときに参考になる情報は「口コミ」です。ホームページでは分からないリアルな感想や実績が分かります。
不動産買取業者の口コミを調べる際は不動産売却専門のレビューサイトおうちの語り部がオススメです。
おうちの語り部には実際に不動産を売却したユーザーだけのリアルな口コミを5000以上掲載しており全て無料で閲覧できます。
「売却価格」「売却スピード」「会社・社員の対応」そして「この会社を選んだ決めて」など、ここでしか分からないリアルな評判を確認できるので、買取業者選びに活用してみましょう。
コツ③:買取のタイミングを繁忙期に合わせる
買取を行うタイミングをしっかりと吟味しましょう。
一般的に不動産の取引が最もよく行われるいわゆる繁忙期は、転勤や新生活が始まる4月や9月と言われています。
そのため前月である1月~3月や7~8月頃が最も不動産の取引が頻繁に行われるため、不動産業者も買取を行った不動産が売れないというリスクが小さくなるため、通常より高い価格で買取を行ってくれます。
調整が利くのであれば、1月~3月や7~8月の繁忙期を狙って買取を行いましょう。
まとめ
今回は家の買取相場にについてお話しました。
家の価値は時間の経過とともに減少していくことが分かったと思います。
取引を成功させる為に、正しい知識を身に着けて、できるだけ素早い決断を心掛けましょう!
記事のおさらい
家の買取相場ってどれくらい?
家の買取相場は市場価格の7割といわれています。
詳しく知りたい方は家の買取相場は仲介と比較して7割程度しかないをご覧ください。
家の買取相場が低い理由は?
買取相場が低くなる理由は以下の2つがあげられます。
- 修繕費が差し引かれるから
- 不動産会社の利益分が差し引かれるから
詳しくは家の買取相場が低い2つの理由をご覧ください。
築年数から見た家の買取相場は?
一般的に、築10年になるまでに新築の半分、築15年時点で新築の約3割、築20年を超えると価値がなくなると言われています。
詳しく知りたい方は築年数から見た家の買取相場とは?をご覧下さい。
相場より高く家を買い取ってもらうコツは?
コツは以下の3つが主に挙げられます。
- 複数の不動産会社の買取を依頼する
- 買取業者の口コミを確認する
- 買取のタイミングを繁忙期に合わせる
詳しくは相場より高く家を買い取ってもらう3つのコツをご覧ください。