「戸建てが売れない」「内覧も少なく売れる見込みがない」など、せっかく売り出したけどなかなか売れずに不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
戸建てを売り出してから買主が見つかるまでの期間は一般的に約3~6か月と言われていますが、戸建ての条件によって様々です。
戸建てを売り出してから6か月以上経っている場合、売れない理由を突き止めて対策しましょう。
この記事では、戸建てが売れない理由とその対策を詳しく解説します。
戸建てはそもそも売れにくい
戸建てが売れない場合、適切な対策を打つことが重要です。
そもそも戸建ては、以下のような理由から「売れにくい」と言われています。
- 木造戸建ては価値が落ちやすい
- 少子高齢化により住宅需要が低い
- 中古住宅は住宅ローンが組みにくい
戸建ては売れにくいと言われるのは、マンションと比べると資産価値が落ちやすく、建物の劣化スピードも早いことが挙げられます。
一般的に戸建ての耐用年数は22年とされています。そのため、築20年を過ぎた戸建ては建物の価値がほとんどないとされるので、需要が低下し売れにくくなってしまいます。
また、少子高齢化に伴って住宅需要が低くなっていることも、戸建てが売れない原因として挙げられます。
戸建てを購入するのは子供のいる家庭が多い傾向です。しかし、未婚者や核家族が増加している現在では住宅需要が低くなっているため、戸建てが売れにくいのです。
戸建てが売れない理由①物件自体に魅力がない
戸建てが売れない理由の中でも最も多いケースが、「物件自体に魅力がない」ことが挙げられます。
周辺地域で売り出されている別の戸建てと比較した時、目を引くような魅力がなければ購入検討から外されてしまいます。
購入検討者が主に比較する観点としては、以下のようなものがあります。
- 築年数
- 立地条件
- 土地や建物の大きさ
このような観点から、購入希望者は自分にとっての理想を持ちながら住み替え先の戸建てを探しています。
築年数が経った戸建ては、見た目の古さはもちろん、耐震性が懸念されることで候補から外されてしまうことがあるようです。
実際に、一般社団法人不動産流通協会「中古住宅における住宅ローン利用等実施調査(2021)」によると、築25年を超えると売れにくくなることが分かっています。
(引用:一般社団法人不動産流通協会「中古住宅における住宅ローン利用等実施調査(2021)」)
さらに、1981年6月以前に建てられた戸建ては「旧耐震基準」なので、耐震面で不安を持たれてしまい、なかなか売れない場合があります。
また、生活する上で不便な立地にある戸建ては売れにくい可能性があります。
「住宅市場動向調査報告書(2022)」によると、戸建てを購入した方の約46.9%が「住宅の立地環境の良さ」を理由に戸建てを購入したことが分かっています。
(画像引用:国土交通省住宅局「住宅市場動向調査報告書(2022)」)
このことから、戸建てを売るには立地の良さが大きく影響すると言えるため、以下のような立地の戸建ては需要が少なく売れにくいでしょう。
- 駅から遠い
- 近くにスーパーやコンビニ、病院などがない
- 学校や幼稚園が少ない
- 日当たりが悪い
- 工場が多く騒音がある
- 災害のリスクがある
築年数が古く立地も悪いからといって、決して売れないわけではありません。続けて、物件自体に魅力がなくて売れない場合の3つの対策を解説していきます。
- ホームインスペクションを受ける
- プラスのアピールポイントを伝える
- 広告方法を見直す
対策①ホームインスペクションを受ける
築年数が経った戸建てが売れない時は、「ホームインスペクション」を実施してみることがおすすめです。
ホームインスペクションを実施したことで、戸建てに問題ないことが分かれば、築年数が経っていても売りやすくなります。
当然費用はかかりますが、売却に繋がる可能性が高まるため、費用対効果は高いと言えるでしょう。
対策②プラスのアピールポイントを伝える
いくら物件に魅力がないとはいっても、住んでいる売主だからこそ分かるアピールポイントがきっとあるはずです。
たとえば、以下のような、周辺地域についてのアピールポイントを探してみましょう。
- 駅までは遠いが近くにバス停がある
- バスの本数が多くそこまで不便ではない
- 近くに幼稚園や学校がいくつもある
- 大きなスーパーは少し離れているが地域の商店街が充実している
- 道路が広いため通勤・通学が安心
周辺環境は、戸建てを買う上で重視されやすいポイントです。
住んでいるからこそ分かる物件の良いところを見つけて、ぜひ積極的にアピールしてみてください。
対策③広告方法を見直す
戸建てが売れない時、広告方法を見直すことも1つの手です。
たとえば、購入検討者の視点に立って、以下のようなことに注意してみましょう。
- 掲載写真の数や見やすさ
- 掲載情報の多さ
- キャッチコピー
現代では、ネットを活用して物件探しする人がほとんどであるため、ネット広告が買主を見つけるために非常に重要であることは言うまでもありません。
購入検討者にとって見やすい広告がどうか、自身の戸建ての広告を見直してみましょう。
また、広告はネットに限らず様々な方法があります。他にできる広告がないか不動産会社に相談してみることもおすすめです。
戸建てが売れない理由②売り出し価格が高い
戸建てが売れない理由として、「売り出し価格が高い」ことが挙げられます。
中古戸建ての購入希望者の多くは、価格の安さに魅力を持ちます。
実際に、「住宅市場動向調査報告書(2022)」によると、戸建てを購入した方の約61.7%が「価格・家賃の妥当性」を理由に戸建てを購入したがわかっています。
実際に、「売り出し価格が高い」ことが原因で売却に時間がかかってしまった方の体験談です。
鹿児島県:(50代)
建物の状態をよくみて頂いて最初査定して頂きましたが、長く売却出来ず大きく値段を下げる事になったので、もう少し最初から周りの状況から見ていけば良かったと思う。
売却は初めてであり色々対応して頂いたと思っています。
鹿児島県薩摩川内市 / 50代 / 住み替え / 一戸建て
査定額1,690万円→売却価格1,290万円
不動産会社 | (担当者:) |
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不動産会社の決め手 | 地元に強いと感じた |
担当者の特徴 | 地元に詳しい |
満足度 | 2.3 |
対策:価格を見直してみる
周辺で売り出されている戸建てと比べた時、設定した売り出し価格は高すぎていませんか?
戸建ては相場よりも高い価格で売り出すとなかなか売れないため、「少し高いかも」と感じたら売り出し価格を再設定してみましょう。
相場は周辺物件の売り出し価格からも調べられますが、方法は他にもあります。詳しい相場の調べ方は、以下の記事を参考にしてみてください。
戸建てが売れない理由③過去に何らかのトラブルが発生していた
戸建てが売れない理由として、過去に何らかのトラブルが発生していたことが挙げられます。
以下のようなトラブルが発生したことがある戸建ては、売却の難易度が上がります。
- 近隣トラブルが発生した
- 事故物件である
最近では、インターネットで物件のトラブルなどを簡単に調べられるので、上記のようなトラブルが発生している場合売れにくくなってしまいます。
実際に、「過去に何らかのトラブルが発生していた」ことが原因で売却に時間がかかってしまった方の体験談です。
千葉県:(40代)
近所トラブルが売却の一番の理由 ハザードマップで見ると3メートルほど浸水してしまう地点であることも心配だった ただし、20年近く住んだ家がいくらで売れるのか、買い手が見つかるのかはとても不安だった
千葉県松戸市 / 40代 / 住み替え / 一戸建て / 築16年~20年 / 3LDK
査定額2,000万円→売却価格2,150万円
不動産会社 | 大成有楽不動産販売株式会社 大森センター(担当者:石原) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 時間に融通がきいた(朝/夜も対応) |
対策:買取を検討する
過去に起きてしまったトラブルは、どうしても取り消したり隠すことはできません。事実を誠実に伝えることが大切ですが、それでも買いたいと言ってくれる人が現れる可能性は低いです。
そんな時は、「買取」を検討してみましょう。不動産会社や買取業者によっては、事故物件でも買い取ってくれるかもしれません。
買取では、早くて数週間で売却可能なので、事故物件に限らず早く戸建てを売ってしまいたい時におすすめです。
戸建てが売れない理由④内覧時の対応に問題があった
戸建てが売れない理由として、内覧時の対応に問題があったことが挙げられます。
内覧者はいるのに購入まで至らない場合は、内覧の準備や対応が悪く、印象を落としているのかもしれません。
中古戸建ては、直接見ると傷や汚れがたくさんあり、写真とのギャップを感じやすいです。
また、買主が購入を決める時、「誰から買うか」も非常に気にしています。
売主の態度や、売主に感じる印象も購入の決断に大きく影響するのです。
実際に、「内覧時の対応に問題があった」ことが原因で売却に時間がかかってしまった方の体験談です。
東京都:(30代)
住んでいるときの内見では生活感が出すぎてしまい、購入に至らなかったというところがありました。 売却まで時間がかかってしまい売り時のタイミングや売り始めるタイミングを早める必要性があったかなと今は思います。
東京都江戸川区 / 30代 / 住み替え / 一戸建て / 築6年~10年 / 4LDK
査定額5,780万円→売却価格5,500万円
不動産会社 | テイクワン株式会社(担当者:山本) |
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不動産会社の決め手 | 地元に強いと感じた |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 3 |
対策:掃除や片付けを徹底する
内覧の前日は、掃除や片付けを徹底して行いましょう。
内覧は、物件を直接アピールできる機会でもある反面、内覧者が購入するかどうかを判断する大切な場でもあります。
物が多く散らかったままでは、内覧者が実際に住んだ時のイメージがしにくい上に部屋が狭く見えてしまうので、物件本来の良さを損ねてしまいます。
そのため、不用品がある場合は速やかに処分し、散らかった部屋は掃除して内覧者を迎えましょう。
戸建てを売りたいなら、少しでも内覧者に与える印象を良くする努力が大切です。
戸建てが売れない理由⑤売り出すタイミングが悪い
戸建てが売れない理由として、売り出すタイミングが悪いことが挙げられます。
戸建てには、売りやすい時期と売りにくい時期があります。売り出すタイミングを間違えてしまうと、どんなに条件の良い戸建てでもなかなか売れないことがあります。
実際に、「売り出すタイミングが悪い」ことが原因で売却に時間がかかってしまった方の体験談です。
京都府:(40代)
6ヶ月で売却完了を目指していたので、8ヵ月かかったのは想定外であった。ただ売り切ることができて安心はしている。もう少し不動産の繁忙期を意識して売り出せばよかったと少し後悔は残る。
愛知県知多郡武豊町 / 30代 / 相続 / 土地
査定額1,600万円→売却価格1,550万円
不動産会社 | ハウスドゥ 半田中央 株式会社エネチタ(担当者:立松将嵩(元店長・退職済)) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 地元に詳しい |
満足度 | 5 |
対策:売却しやすい時期に改める
本来であれば、事前に売り出すタイミングを見極めるべきです。
しかし、売り出してから売却に向いていない時期だと気付いたなら、戸建てを売りやすい時期に改めることも考えましょう。
戸建てなどの不動産売買は、1~3月がもっとも盛んに行われます。
反対に、真夏や年末は住宅需要が少ない傾向です。内覧希望が極端に少ないと感じたら、売り出す時期を改めてみるのもよいでしょう。
戸建てが売れない理由⑥不動産会社に問題がある
戸建てが売れない理由として、不動産会社に問題があることが挙げられます。
中古戸建ては、新築に比べて需要が少なく売れにくい傾向にあるため、売却を依頼する不動産会社に営業力がないと売却活動が長引いてしまいます。
また、不動産会社によって得意な物件・不得意な物件があります。
マンションの売却に強い不動産会社と契約してしまうと、戸建ての売却実績が少ないために販売戦略が弱くて売れないということも考えられます。
実際に、「不動産会社に問題がある」ことが原因で売却に時間がかかってしまった方の体験談です。
愛知県:(60代)
必ずしも大企業や知名度のある不動産売却企業が安心とは限らないと思います。小規模の企業でも、地域に密着したその地域をよく知っている企業の方がよいと思います。
実際私は不愉快な思いをしましたし、3か月ほど無駄な時間をロスしました。
愛知県名古屋市西区 / 60代 / 住み替え / 一戸建て / 築36年~40年 / 5DK
査定額2,000万円→売却価格1,850万円
不動産会社 | あいち事務所本社(担当者:伊藤紘) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 説明が丁寧 |
対策①媒介契約を見直す
不動産会社との媒介契約は適切なものを結んでいますか?
一般媒介契約で複数社と契約している場合は、1社に絞って専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んでみることをおすすめします。
一般媒介契約と違って専任媒介契約であれば、売却が成功すれば確実に自社が仲介手数料を得られるため、優先度高めで売却活動を行ってもらいやすいです。
特に、あまり条件の良くない戸建てを売る時は、売ったとしても利益が少ないことで優先度を下げられてしまいがちです。
戸建てが売れない原因は不動産会社に問題があると感じた時は、まずは不動産会社との媒介契約を見直してみましょう。
対策②不動産会社を変更する
媒介契約を見直しても売れないようであれば、思い切って不動産会社を変更してみることがおすすめです。
不動産会社を変更する時は、戸建ての売却実績が豊富な不動産会社を選びましょう。
不動産会社はネームバリューだけで選ぶのではなく、担当者との相性を見極めることが大切です。
連絡の頻度や返信スピードだけでなく、こちらに寄り添って考えてくれているかなどをチェックしてみましょう。
戸建てが売れない時どうした?参考にしたい売却体験談
戸建てが売れない時、他の人たちはどのような対策を行ったのでしょうか?
この章では、売却経験者が実際に行った対策と売れた事例を紹介します。
- 値下げして売れた例
- 媒介契約を変えて売れた例
- 不動産会社を変えて売れた例
- 不動産会社による買取で売れた例
値下げして売れた例
値下げして戸建てが売れた事例を紹介します。
不動産売却のきっかけや不安
最初に設定した金額ではなかなか売れなくて、少しずつ値下げしたんですが、このまま売れないんじゃないかと不安になりました。 2回値下げで売れた時はホッとしました。
売却スピードに対する満足度
1年は売れないかと思っていましたが、意外にも早く売れてよかった。値下げしたから売れたというのもあるが、住みながらだったので、助かりました。内見が多いと疲れますからね。
これから不動産を売却する人へのアドバイス
初めは高くて売れないかなという金額でも、それで売りに出してみることが大切です。その後、売れないからと焦って一気に値下げするのはやめましょう。すこしずつ様子を見るといいです。
広島県福山市 / 40代 / 離婚 / 一戸建て / 築1年~5年 / 3LDK
査定額2,400万円→売却価格2,180万円
不動産会社 | ホームラボ福山店(担当者:岡田佑一) |
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不動産会社の決め手 | 販売戦略が優れていた |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 4.3 |
売却スピードに対する満足度
最初は中々売れず、担当者のご提案で値下げを実施。動き出したらスムーズに話が進み売却することができました。 売却までの間担当者のきめ細かい説明に感謝しています。
価格に対する満足度
地元の事例をベースに、相場を詳しく説明頂けました。 どの様な価格で販売していくかなどご提案頂き、一度値下げしたもののあまり下げる事なく希望に近い金額で売れたので大変満足しています。
これから不動産を売却する人へのアドバイス
今回の物件について最適な不動産屋だったと考えます。 複数の不動産屋と話をして、自分の条件に合った活動、対応をしていただける会社が適していると思います。
東京都青梅市 / 60代 / 不要物件の処分 / 一戸建て / 築26年~30年 / 4DK
査定額1,800万円→売却価格1,750万円
不動産会社 | ハウスドゥ 青梅河辺(担当者:亘大地) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 積極的に販売活動を実施 |
満足度 | 5 |
媒介契約を変えて売れた事例
媒契約を変えたことで戸建てが売れた事例を紹介します。
不動産売却のきっかけや不安
地元に帰り、また新しく新築を建てるために売却に至りました。いろんなところに見積もりを出していただいて、色々なところで掲載していただきましたが半年ほど売れず…。値下げしたとしたら足が出ると分かってはいましたが、早く手放したかったので、いつ売れるんだろうという不安と焦りが大きかったです。
担当者に対する満足度
熱心に売却のお話を他のお客さんにもしてくださっていたそうで。 担当者さんの対応にはとても満足しています。必要書類などの大切な連絡は事前に教えてくださったり。普通のことかも知れませんが、そういう常識的な所がきちんとしていてよかったです
これから不動産を売却する人へのアドバイス
とりあえず、さまざまな不動産に査定してもらうべきです。専任よりも一般のほうがやはりさまざまな人の目につくので、私は最初から一般にしておけばよかったと後悔してます。よく、連絡を受けるのが大変だから…とデメリットを挙げていますが早く売るためには、仕方ないとおもいます。売却が進むタイミングがあるので、その地域の特性や時期をきちんと見計らい、頑張ってください。
青森県青森市 / 20代 / 住み替え / 一戸建て / 築1年~5年 / 3LDK
査定額2,600万円→売却価格2,470万円
不動産会社 | ビジョナリーアンドカンパニー青森本店(担当者:千島さん) |
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不動産会社の決め手 | 対応が早かった |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 4 |
不動産会社を変えて売れた事例
続けて、不動産会社を変えて戸建てが売れた事例を紹介します。
不動産会社を選んだ際の決め手
元々はセンチュリーで専任媒介をお願いした。その際は、1番連絡の早かった不動産会社としてお願いしたが手際が悪く反応も悪かった為、次の不動産に変更した。その後はスムーズに話が進み購入者もすぐに見つかった
売却スピードに対する満足度
契約が成立するまでのスピードもさることながら、その前後の対応もものすごくスピーディーであり、専任中もものすごく安心感があった。そして、集客についてもよかった。
これから不動産を売却する人へのアドバイス
今後不動産を売る際は、まず何軒かの不動産をしっかりと見極めお願いしなければ、売却が遅くなったりしてしまう。少しでも対応がまずいと思ったらしっかりと断る勇気をもつ
茨城県古河市 / 20代 / 転勤 / 一戸建て / 築1年~5年 / 4LDK
査定額1,900万円→売却価格1,700万円
不動産会社 | 栄進?(担当者:須藤) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 積極的に販売活動を実施 |
満足度 | 4.7 |
売却スピードに対する満足度
もともと半年くらいで売却出来ればいいなと思っていました。 結果、5ヶ月くらいで決着がついたので満足しています。 しかし、私たちの場合は、途中で不動産会社を変えていて、1社目は3ヶ月経っても何も動きがなく、いろいろと不満があり最悪でしたが、2社目では1〜2ヶ月で話がまとまり、売却できたので、総合的に満足している形です。
価格に対する満足度
初めは2600万円で売り出しました。しかし、3ヶ月経っても全く動きはなく、担当の方からも業務連絡がたまにあるくらいでした。自分たちでもチラシを作り、800枚以上は配ったと思います。それでも動きはないので、この価格では売れないのかなと感じていました。 そして不動産会社を変更し、値段が少し高いと言われ、2490万円に下げたところ、すぐに反応があり、1人目で成約となりました。 ですので、価格に対しては一番高く売れるギリギリの値段で売却出来たと思っているので、満足しています。
これから不動産を売却する人へのアドバイス
一社に絞らない方がいいと思います。一般媒介契約が良いですよ、というのではなく、契約はむしろ専属専任や専任媒介がいいと思っています。そちらの方が責任もって担当してもらえると思うので。 一社に絞らないというのは、複数社に査定を依頼し、実際に売却活動をしてみて動きがなければ、不動産会社を切り替えてみる、そんな気持ちの方がいいと思います。 私自身、不動産会社を切り替えるときは躊躇しましたし、これまで担当してくださった方に申し訳ないという気持ちもありましたが、切り替えると案外すぐに売却出来たりするものですよ。 行き詰まったときに、不動産会社を変えるというのも選択肢に入れてみてください。
埼玉県川口市 / 30代 / 住み替え / 一戸建て / 築1年~5年 / 3LDK
査定額2,600万円→売却価格2,490万円
不動産会社 | 住友不動産販売 株式会社川口営業センター(担当者:平柳 潤也) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 積極的に販売活動を実施 |
満足度 | 4.7 |
不動産会社による買取で売れた事例
最後に、不動産会社による買取で戸建てが売れた事例を紹介します。
不動産売却のきっかけや不安
母が他界して相続の売却でしたが、わからない事だらけで、会社比較からして面倒でした。 専任媒介の会社はなかなか売れずで、結局買い取りをしてくれる会社に全てお任せ出来て助かりました。
担当者に対する満足度
社長さん自ら対応してくれて、経験や知識も豊富。 その他の業者との繋がりもしっかりしていて、不安なく売却が完了したので、友人にも勧めることが出来る会社だと感じています。
これから不動産を売却する人へのアドバイス
大概の人は不慣れで大きな金額が動くものなので、慎重かつ、面倒でも複数の会社の見積もりが大事で、出来れば人伝ての紹介が望ましいと感じています。
北海道札幌市西区 / 50代 / 相続 / 一戸建て / 築51年以上 / 4LDK
査定額1,770万円→売却価格1,800万円
不動産会社 | クレーバージャパン札幌支店(担当者:宮下高彦さん) |
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不動産会社の決め手 | 対応が早かった |
担当者の特徴 | アドバイスや提案が参考になった |
満足度 | 5 |
不動産売却のきっかけや不安
相続したものの、住む予定はなく、それでも親が大切にしていた伊恵のため直ぐに手放す気にはなれなかったのですが、維持管理が大変なのと、空き家では家が荒れてしまうのが気がかりで辛かったので手放す事にしました。 山が近く、ハイキングコースもあり、好きな方にしては良いのですが、そうでない方にとっては立地が良くない場所のため、それがどれくらい影響するか不安でした。
売却スピードに対する満足度
売却金額を下げずに売りたい気持ちは勿論ありましたが、急遽家族内の事情で2ヶ月以内の売却が希望となり、一般販売から業者買取に変更をお伝えした所、とても早く動いて下さいました。 業者買取は値がグンと下がる中、頑張って下さったと思います。
これから不動産を売却する人へのアドバイス
何社かに見積もりをして貰い、きちんと家を見てアドバイスをして下さる不動産屋さんにお願いすることは大切です。 私は4社に見積もりをお願いし、2社に販売をお願いしましたが どちらの不動産屋さんにも良くして頂きました。 相続した親の家を売るというのは、心理的にも決して軽くはないため、負担になるやり取りのしにくさがないというのはとても助かりました。 担当者の方が自分にとってほどよい距離感をもってくれるかどうかは、以外に大きい気がします。
岐阜県岐阜市 / 50代 / 相続 / 一戸建て / 築10年~15年 / 3LDK
査定額1,300万円→売却価格1,000万円
不動産会社 | 鵜飼不動産本店(担当者:太田) |
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不動産会社の決め手 | 地元に強いと感じた |
担当者の特徴 | 返信が早かった |
満足度 | 4.7 |
戸建てが売れない時にやってはいけないこと
戸建てが中々売れず焦っている方も多くいらっしゃると思います。
焦る気持ちからあれこれと対策をしたくなるものですが、実は戸建てが売れない時にやってはいけないことがあります。
この章では、戸建て売れない時にやってはいけないことを解説していきます。
- 大規模なリフォームをする
- 空き家にする
- 賃貸物件として貸し出す
大規模なリフォームをする
戸建て売れない時にやってはいけないことで大規模なリフォームをすることが挙げられます。
部分的なリフォームとは異なり、大規模なリフォームには多額な費用がかかります。
一般社団法人住民リフォーム推進協議会が発表した「住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査(2022年)」によると戸建てのリフォーム費用の相場は、平均で390万円というデータが出ています。
大規模なリフォームとなるとこれ以上の費用がかかることが予想できます。
仮にリフォームにかかる費用を上乗せした価格で売り出すと「中古の戸建ての価格の安さ」に魅力を感じている購入希望者を逃してしまいます。
空き家にする
戸建て売れない時にやってはいけないことで空き家にすることが挙げられます。
空き家にしてしまうと頻繁に手入れをされないので、物件の劣化スピードが速まってしまいます。
賃貸物件として貸し出す
戸建て売れない時にやってはいけないことで賃貸物件として貸し出すことが挙げられます。
賃貸物件として貸せれば、家賃収入が得られるため売れずにそのままの状態よりも利益は出ます。
しかし、賃貸物件として貸し出す場合にも様々な条件を揃える必要があります。
また、賃貸物件にしても入居者が中々集まらない場合は家賃収入が入ってこないため、利益は出ないけれど維持費・管理費などがかかるという状況になってしまいます。
まとめ
戸建ての売却期間の目安はマンションより長く、約6か月と言われています。
売り出してから6か月、ましてや1年経っても戸建てが売れないという人は、何かしら売れない理由があるはずです。
売れない理由が明確になれば、対処していけばよいわけです。
売主自身が改善出来るものは改善し、不動産会社が原因ならば契約を一旦終了し、新たな不動産会社を選んでみることをおすすめします。
不動産会社を選ぶ時に便利なのは、不動産一括査定サイトの「すまいステップ」です。
全国の優良な不動産会社のみと連携しており、最大4社までを一度に比較できる便利なサイトです。
すまいステップなら、戸建ての売却が得意な不動産会社と出会えるでしょう。
戸建てはマンションと比べて個別性が高く、事前に物件の情報を伝えきることが難しいといったことも、売却しづらい原因の一つだと言えます。
ただ、建物は時の経過によって劣化し、価値が落ちてしまいますが土地はただ時が経過しただけでは価値が落ちないといったメリットもあります。
こうした点を、より適性に査定してくれて、また適切に売却活動を行ってくれる不動産会社を探すことが重要だと言えるでしょう。
具体的には「地域のことに精通していること」や「戸建物件の売買実績が豊富なこと」がポイントとなります。
すまいステップに一括査定依頼すれば、優良な不動産会社の中から最大4社の紹介を受けることができます。
その中から、上記ポイントを満たす不動産会社を見極めるようにするとよいでしょう。