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家の売却の相場はどのくらい?相場を自分で調べる方法を紹介!

  • 更新日:2024年2月14日
家の売却の相場はどのくらい?相場を自分で調べる方法を紹介!

「家を売りたいけど相場ってどうやって調べるの?」

家の売却を検討している方でこのような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

家の売却相場を把握するのは、売却活動を成功させるために非常に重要な要素です。

この記事では、これから家の売却をする方に向けて家の売却相場をご自身で調べる方法を5つ紹介します。

家の売却相場を調べる必要性

家を売る際に、相場をしっかり把握してから売却を始めることは、売却を成功させるために大切なことです。

なぜなら、相場を事前に調べておくことで以下のようなメリットがあるためです。

  • 売却価格に納得感を持って売却ができる
  • 不動産会社の査定額が適正なものかご自身で判断することができる。

家の売却は人生で1度あるかないかの機会、ご自身の家の相場がどのくらいで売れるかなんて予想できませんよね。

しかし、売却相場を知らないままで売却をはじめてしまうと、不動産会社にすべてお任せになってしまい、「こんな価格で売れるのか?」、「もう少し高く売れるのでは?」と売却価格に納得できないまま売却を進めることになります。

また、自分の家がいくらで売れるのか知らないままで不動産会社に査定を依頼しても、その価格は適正なものなのか、どの不動産会社を選べばいいのかがわからなくなってしまいます。

ご自身が納得感を持って、スムーズに売却を進められるように相場は売却前に把握しておくことが重要なのです。

家の売却相場を調べる方法

それでは家の売却相場を調べる方法を5つ紹介します。

インターネットの情報を参考にご自身の不動産情報と照らし合わせて相場を調べてみましょう。

相場の調べ方

  • レインズマーケットインフォメーション
  • 土地総合情報システム
  • 固定資産評価額から調べる
  • 不動産会社の物件情報を参考にする
  • 不動産会社に査定を依頼する

それでは1つ1つ解説していきます。

家の売却相場の調べ方①レインズマーケットインフォメーション

レインズ・マーケット・インフォメーションは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営する不動産取引情報提供サイトです。

マンションや戸建てなどの直近一年の取引情報を調べられます。

レインズ・マーケット・インフォメーションは、売り出した価格ではなく、実際に取引された価格(成約価格)を知ることができます。

参考:レインズ・マーケット・インフォメーション

以下の項目を確認して、自分の家と似た物件をいくつか探し比較することで、ご自身の家がいくらでうれそうか、相場をおおまかに把握できます。

物件の比較ポイント

  • 築年数
  • 間取り
  • 広さ
  • 最寄り駅
  • 最寄り駅からの徒歩距

自分と似ている物件を探すなかで、すべての条件が一致する物件を探すのは難しいと思います。

広さだけが異なる条件の物件とは、物件の平米単価を計算することで、ご自身の家の相場を計算することができます。

例えばご自身の家の専有面積が80平米だとして、同じようなエリア・築年数の物件が120平米4800万円で売却されていた場合、このように計算することができます。

120平米の家の平米単価=4800万円÷120平米=40万円

80平米の家の相場=40×80=3200万円

家の売却相場の調べ方②土地総合情報システム

土地総合情報システムは国土交通省が運営しているサイトで、不動産の実際の取引価格や公示地価を閲覧できるサイトます。

公示地価とは、土地の価格の目安のことで、毎年1月1日に公表されます。

土地総合情報システムは、土地のみの価格を調べられるのもポイントです。

地価公示は、取引事例をもとに鑑定評価された価格であり、その土地の土地価格を正確に表している価格ではないので、参考にする際には注意してください。

参考:土地総合情報システム

家の売却相場の調べ方③固定資産税評価額から調べる

固定資産税評価額を調べることで売却相場も把握できます。

固定資産税評価額で調べることができるのは、土地のみの価格なので注意してください。

【固定資産税評価額とは】
固定資産税を算出するための基準とする固定資産の価値を評価した価額
固定資産税評価額は公示地価の7割程度の価額で、公示地価は実勢価格とほぼ同じです。
つまり、「公示地価=100%、固定資産税評価額=70%」ということです。
このことから、公示地価を求められれば実勢価格も把握できるため、以下の計算式で算出します。
固定資産税評価額÷0.7=公示地価(実勢価格)
実際に価格を入れると以下になります。
【例:固定資産税評価額2,100万円の家の場合】
2,100万円÷0.7=3,000万円
公示地価は3,000万円のため、3,000万円前後で売却できる可能性が高いと想定できます。

家の売却相場の調べ方④不動産物件情報サイトを参考に調べる

suumoやHOME4Uなど、不動産物件情報サイトでも相場をある程度把握できます。

不動産物件サイトでは、現在売りだし中の不動産の情報を知ることができます。

以下の項目を、ご自身が売り出そうとしている家と同じ条件で検索することですることで、ご自身の家の条件とあう物件情報が見つかれば、かなり参考にすることができます。

  • 築年数
  • 構造
  • 面積
  • 間取り
  • 階数
  • 最寄り駅

不動産物件情報サイトには、現在売り出し中の物件情報しか載っていません。

そのため、比較するサンプルとなる物件情報が少なく、ご自身の物件の条件と似ている物件を探すことは少し難しくなります。

家の売却相場の調べ方⑤不動産会社に一括査定を依頼する。

正確に家の売却価格を把握したい場合は不動産会社に査定を依頼するのが一番です。

不動産の価格は、築年や立地の条件に加え、家の状態将来的な資産価値など様々な要素を考慮して査定されます。

そのためいくら条件が似ていても同じような価格がつくとは限らないのです。

不動産の査定依頼は、一括査定サイトを利用すれば一度に複数の不動産会社へ査定依頼できるため便利です。

なお、1社だけの査定だと、提示された査定額が適正かどうかが判断できないため、3~4社へ依頼するのをおすすめします。

すまいステップの一括査定サービスなら、簡単な物件条件を入力するだけで最大4社の不動産会社へ査定依頼できます。

効率的に相場を把握するためにも、ぜひこの機会にお試しください。

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家の売却相場を調べても相場どおりに売れるわけではない

家の売却相場の調べ方をお伝えしました。

しかし、相場どおりに必ず売れるわけではないことを理解しましょう。

ここでは、相場どおりに売れない理由について解説します。

間違った売却計画を立てないように確認しておきましょう。

相場は成約価格ではなく売り出し価格

不動産会社の査定や不動産サイトで提示される相場価格は成約価格ではなく、売り出し価格であることを理解しましょう。

成約価格は実際にその価額で売れる価額売り出し価格はその価格で売り出す価額の違いがあります。

これを理解していないと売り出し価格で売却計画を立ててしまい、実際には大幅に安い成約価額で売れる場合などがあるので注意が必要です。

相場を調べる際は、成約価格なのか売り出し価格なのかを明確にするようにしましょう。

購入希望者から値下げ交渉される

不動産取引の際は、購入希望者から値引き交渉されると考えておきましょう。

2,000~3,000万円の不動産であれば、おおよそ100~200万円が値引き相場といわれています。

したがって、成約価額を求めたとしても、実際にはさらに安い価額で取引する可能性があるのです。

このことから、売り出し価額を設定する際は、あらかじめ値引きされることを想定した価額にしておくことをおすすめします。

みんなの不動産売却体験談

千葉県野田市 / 50代

査定価格1,470万円売却価格1,470万円

不動産会社の決め手
売却後の建物の不備についての保険などしっかりあった。担当者が若かったからか、社長さんも他の営業も一緒に動いてくれていた。他の不動産屋より動きが早かった。
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京都府京都市山科区 / 40代

査定価格3,180万円売却価格2,980万円

不動産会社の決め手
購入希望のマンションを取り扱っていた業者で、事前に希望条件の部屋が空いたら連絡をしてもらうように登録していました。また近隣物件を高額で売却をした実績もあったこともお任せした理由でもあります。
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神奈川県横須賀市 / 60代

査定価格2,500万円売却価格2,050万円

不動産会社の決め手
なるべく、実績があり名前が通った会社。対応が早く、いろいろな買い主を探してくれた。一番高く売却してもらえるところに魅力を感じた。信頼も高い。
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沖縄県中頭郡北谷町 / 40代

査定価格3,600万円売却価格2,850万円

不動産会社の決め手
普段からチラシ等、営業活動が活発なことを把握していました。問い合わせをした際の反応も早く、担当の方もみなさま熱心で、説明も分かりやすいものだったので、お願いすることに決めました。
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神奈川県川崎市麻生区 / 50代

査定価格1,800万円売却価格2,150万円

不動産会社の決め手
売却の一括見積もりをお願いしてから仕事の都合やコロナの影響で,転居先と時期がなかなか決まらない中,気長にお付き合い頂き電話やメールで情報提供してくださったから。
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家の売却相場に影響することとは?

家の売却価格は、その家の築年数や状態によって異なるものです。

この章では以下の4つのポイントがどのように、売却相場に影響していくのかを解説していきます。

  • 立地
  • 築年数
  • 修繕履歴
  • 周辺の売り出し物件

立地

家の売却価格は、その家の立地の利便性が大きく関わります。

どのような立地が便利と感じるか、どのような環境が好ましいかは人それぞれですが、ここでは立地条件のいい物件のとてあげられる条件をいくつか紹介します。

  • 最寄り駅までの徒歩距離
  • スーパーやコンビニ、デパートが近くにあるか
  • 生活利便施設が近くにある
  • 閑静な住宅街で落ち着いて暮らせる

この中でも特に価格に影響しやすいのは最寄り駅までの徒歩距離です。

このグラフは、家と電車の最寄り駅までの徒歩での所要時間と、家の売れやすさや売却価格を表したものです。

家から駅までの所要時間が短ければ短いほど高値で売却されやすいです。

ご自身の家をほかの売り出し物件と比較する際には、最寄り駅までの徒歩距離を同じにするとより正確に価格を把握することができるでしょう。

築年数

家は永久に住み続けることはできず、経年とともに劣化していくものです。

そのため、家の価値は築年数とともに下がっているものとして売却価格が設定されます。

これは木造戸建て住宅の資産価値を経年で表したものです。

木造戸建て住宅は、築20年を超えるとその価値は10%にも下がってしまうと国によって定められています。

一方で土地は経年によって劣化するものではないと考えられているため、所持年数によって価格が変わることはありません。

そのため、築20年を超えると家の価値はほぼないものとみなされ、土地のみの価格で売買されることもあります。

修繕履歴

同じ築年数であっても、リノベーションやリフォームなどの修繕履歴があるかによって家の価格は変わります。

リノベーションやリフォームをしている家は付加価値を認められ、同じ築年数の家よりも高値で売却される傾向にあります。

周辺の取引価格

家の価格を決めるにあたって、周辺の家がどの価格で売り出しているかも重要なポイントです。

家の近くで、同じタイミングで売りに出している家があったとすれば、より価格の安い方の家や条件と価格が割に合っているとみなされた家の方が売れやすくなるからです。

周辺の売り出し物件はライバルになるため、より条件の良い・お得であるということをアピールできるように価格を設定していきます。

まとめ

家の売却相場の調べ方を解説しました。

調べ方には2種類あり、レインズ・マーケット・インフォメーションで確認したり、固定資産税評価額から算出できます。

ただし、実際の売却価額は相場どおりにならない場合もあることを理解しておきましょう。

また、相場は築年数や構造、立地などによって算定されるため、同じ構造や築年数の物件と比較しても大きく売却相場が異なる場合もあります。

より精度の高い相場を知りたい場合は、複数の不動産会社へ査定依頼しましょう。

すまいステップの一括査定サービスなら一度に4社で依頼できるので効率的に売却活動を進められます。

興味のある方はぜひこの機会にお試しください。

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