【専門家監修】不動産売却メディア「すまいステップ」

4,000万で買った家はいくらで売れる?売却相場を知って高く売る!

  • 更新日:2024年2月2日
蔭山達也
監修蔭山 達也
大学卒業後、大手不動産流通会社に入社。売買仲介をメインに実務経験を積む。その後、株式会社ノヴェルに入社。著書に「条件難物件でも低予算で満室になるおもてなしビル管理経営」がある。
【保有資格】宅地建物取引士、ビル経営管理士、CPM(米国不動産経営管理士)、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター
【URL】株式会社ノヴェルYouTubeチャンネル
4,000万で買った家はいくらで売れる?売却相場を知って高く売る!

家を売りたいと考えた時、「4,000万で買った家はいくらで売れるのか?」「自分の家はいくらの価値があるのだろう?」と疑問に思ったことがある方はいるのではないでしょうか。

できるだけ正しい価格を知りたいですよね。

そんな方に向けて、4,000万で買った家の売却相場の調べ方を紹介します。

また、高く売るコツ売却時の注意点も合わせて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

【2024年更新】家の売却相場は今いくら?築年数で価格はいくら下がる?【調べ方を解説】

4,000万で買った家がいくらで売れるかは築年数が重要

家の売却価格を決める上で最も重要なのは築年数です。

一般的に家の売却価格は、購入価格に限らず築年数が経つにつれて低下し、新築で購入しても一度でも人が住んでしまうと中古とみなされて価格が低下します。

ただし、低下するのは建物部分の価格のみで、土地の価格は市場の動向で変化します。

以下のグラフは、国土交通省が出した築年数の経過により中古住宅の市場価値がどのくらい低下するか示したものです。

住宅の価格減少に関するグラフ

(引用:国土交通省 「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」

このグラフを見ると、戸建て住宅は一定のペースで価格が下がっていることが分かります。

また、築20年を過ぎると建物部分はほとんど価値のないものとなるので土地の価格のみで売却されることが多いです。

家を売却して手元にいくら残るか知りたい方は、不動産会社で査定を受けましょう。

家の売却にかかる税金・費用などは、売却額によって変わります。

正しい手取り額を知るためには、正確な査定額を把握する必要があります。

すまいステップ』なら、厳選されたエース級の不動産会社から、無料で精度の高い査定を受けられます。

下記のフォームを入力して査定を受けてみましょう。

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4,000万で買った家の築年数別の売却相場

下の表は、レインズを使って調べた平均売却価格を、4,000万で買った家に置き換えて売却相場を算出したものです。

ただし、あくまで平均価格で計算したものであり、売却する家の条件次第で売却相場は変わるので参考程度にしてください。

築年数4,000万で買った家の売却相場(万円)新築時を100%とした時の価格(※1)
新築時4,000100%
築0~5年3,44086%
築6~10年3,32083%
築11~15年3,16079%
築16~20年2,88072%
築21~25年2,80070%
築26~30年2,36059%
築31年~1,68042%

※1:レインズ「中古戸建住宅の築年帯別平均価格」グラフ参照

下の表は、レインズを使って調べた、築年数別の平均売却価格の結果をまとめたものです。

築25年を過ぎると価格の減少幅が大きいので、建物の価値が大きく下がっていると言えます。

築年数価格(万円)新築時を100%とした時の価格(※1)
新築5574100%
築0~5年4,82186%
築6~10年4,65383%
築11~15年4,43679%
築16~20年4,02472%
築21~25年3,95570%
築26~30年3,33359%
築31年~2,34542%

(参照:レインズ 築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)「中古マンション成約物件、築30年超の比率が3割超える」

4,000万で買った家の価格を左右する要因

家の価格を決めるのは築年数が大きな要因ですが、他にも家の価格を決める上で重要な要因があります。

以下は主な要因です。

  • 部屋の間取りや広さ
  • 日当たりの良さ
  • 家の周辺環境
  • 交通の利便性
  • 人口動態や経済環境

4,000万で買った家はどうしたら高く売れる?

4,000万で買った家を高く売るための3つのポイントを紹介します。

  1. できるだけ早めに売り出す
  2. 適正価格で売り出す
  3. 内覧準備をしっかり行う

できるだけ早めに売り出す

家の売却価格は築年数が経つにつれて低下するので、売ることを決めたらできるだけ早めに売り出すことをおすすめします。

築浅物件であれば買主が見つかりやすく、設備などの不具合も少ないので高く売却できる可能性が高まります。

適正価格で売り出す

家の売り出し価格が高すぎると最初から購入の候補から外されてしまい、買主が見つかりにくくなる可能性があります。

できるだけ周辺地域の相場に合った価格を設定することが重要です。

値引き交渉があることも想定した価格設定が必要なので、不動産会社と相談して決めていくとよいでしょう。

内覧準備をしっかり行う

中古物件を売る時はとにかく見た目のきれいさが重要です。

内覧前はできるだけ家の片付けや掃除をして、購入希望者に良い印象を与えられるようにしましょう。

特にキッチンやお風呂などの水回りは重要でなので、念入りに掃除しておくとより良い印象を与えられます。

買った時よりも高く売れる家とは?

家を売る時、買った価格よりも高く売りたいと誰でも思うでしょう。

以下のような家は、買った時よりも高く売れやすいと言えます。

それぞれ解説します。

  • 再開発が予定されているエリアの家
  • 人気で話題のあるエリアの家
  • 築10年以内の家

再開発が予定されているエリアの家

住んでいる家の近隣地域で再開発されたり、再開発の予定が決まっていると、その周辺エリアの不動産の価値が上がることがあります。

大きな商業施設が増えると人口も増えるので、その分住宅の需要も増えます。

不動産の価値が上がると、買った時よりも高く家を売れる可能性が見込まれるので、周辺エリアで再開発が決まったなどの情報は常にチェックしておきましょう。

人気で話題のあるエリアの家

テレビや雑誌、SNSなどで注目を集めているエリアの家は需要があり、高く売れやすい傾向です。

また、オリンピックなどの世界的なイベントが行われると、イベント終了後も不動産の価格に大きく影響します。

以下のグラフは、中古住宅の購入者に聞いた「中古住宅を購入した理由」です。

不動産流通経営協会「不動産流通業に関する消費者動向調査」を参照して、すまいステップ編集部が作成しました。

中古住宅の購入理由

(※複数回答)

(参照:不動産流通経営協会「第27回不動産流通業に関する消費者動向調査」)

グラフを見れば分かるとおり、「希望するエリアだったから」という理由が1番多かった回答です。

人気で話題のエリアであれば、中古住宅でも早く高く売れることが期待できるでしょう。

築10年以内の家

家の価値は築年数が経過するごとに下がっていきます。

築年数が浅い家は家の価値が高く、買った時よりも高く売りやすいと言えます。

できるだけ築年数が浅いうちに売りに出すとよいでしょう。

みんなの不動産売却体験談

京都府宇治市 / 60代

査定価格2,850万円売却価格2,800万円

不動産会社の決め手
売却予定物件の近くにある不動産会社だったから。テレビCMなどで見聞きした不動産会社で信頼出来そうだから。最初の電話対応も丁寧で話を良く聞いてもらえたから。
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埼玉県三郷市 / 50代

査定価格900万円売却価格560万円

不動産会社の決め手
買取価格が高かった。知名度があり、個人経営のような小さな会社ではなかった。手数料が安かった。親身な感じがした。家から近かった。担当者が優しい感じだった。
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東京都豊島区 / 50代

査定価格4,000万円売却価格6,000万円

不動産会社の決め手
やはり買い取り価格が一番良かった事と、対応も早く知識も豊富だったので安心感があった。売却物件と購入物件が同時決済となり、タイトなスケジュールだったが、契約から一部入金を先行して貰えたので、購入物件の入金が先にでき…
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大阪府大阪市住之江区 / 30代

査定価格1,600万円売却価格1,550万円

不動産会社の決め手
何社かネットで調べたり見積り以来をしたりしましたが、最終的には引越をした時の賃貸不動産に紹介して貰った系列会社にお願いしました。大まかな話が通っていたのでスムーズに話ができました。
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北海道札幌市豊平区 / 40代

査定価格2,100万円売却価格1,800万円

不動産会社の決め手
売却戦略が充実(周辺価格や価格傾向の統計分析による売却価格の設定適正化)売却状況の共有(投稿物件の閲覧状況や内見状況の毎週報告受け)担当者の熱意
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4,000万で買った家を売る時の注意点

4,000万で買った家を売る時の注意点を4つ紹介します。

  • 住宅ローンは完済しておく
  • 欠陥や欠点は必ず伝える
  • 売却理由を明確にする
  • スケジュールに余裕を持つ

住宅ローンの残債を確認しておく

家を売る時に住宅ローンが残っている場合は完済させる必要があります。

抵当権の抹消が家を売る大前提としてあり、抵当権を抹消するには住宅ローンを完済させなければなりません。

家の売却代金で完済させることも可能なので、住宅ローンがいくら残っているのか早めに確認しておきましょう。

家の売却代金だけで完済が難しい場合は自己資金を用意する必要があります。

欠陥や欠点は必ず伝える

家の欠陥や欠点がある場合は必ず不動産会社に伝えましょう。

欠陥や欠点があるのに伝えずに家を引き渡してしまうと、売主は契約不適合責任に問われることになります。

契約不適合責任とは、引き渡した家と契約内容が適合しない時に売主側が負う責任を定めたものです。

契約解除や損害賠償、代金の減額などを請求されるリスクがあるので、欠陥や欠点は隠さず伝える必要があります。

売却理由を明確にする

家を売る時は売却理由を明確にしておくことも大切です。

何か不具合や周辺でトラブルがあったのではと不安に思う買主も多くいます。

特に購入してからすぐに売却する場合は、買主が納得できる売却理由を伝えられると印象は良くなります。

スケジュールに余裕を持つ

早めに売り出すことも大切ですが、スケジュールに余裕を持って売却活動を行いましょう。

売却期限に余裕がないと買主からの値下げ交渉に応じやすくなり、相場よりも安い価格で家を売却してしまうことがあります。

家の売却期間は一般的に約3か月と言われていますが、家の立地や条件によってはそれ以上かかる場合もあるので1年程度の余裕があると安心です。

まとめ

家の売却価格は、購入時の価格に限らず築年数が経つにつれて低下します。

また、家の立地や条件次第で売却価格は大きく変わるので、より正確な売却相場を知りたい時は不動産会社に査定依頼しましょう。

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