新築を購入したものの、離婚や転勤、家庭の事情、家・周辺環境への不満などを理由に手放そうと考えている方もいるでしょう。
多くの方は、「買ったばかりの新築の家を売っても大丈夫?」という不安を抱えているかと思います。
この記事では、上記の不安について、実際の事例を紹介しながら解説します。また、スムーズに早く売るコツや知っておきたい知識、売却の手順や流れなども分かりやすく解説します。
また、新築の売却を検討している方は、下のフォームを入力すれば、完全無料で不動産会社から自宅の売却価格を調べてもらえます。
新築の家をすぐ売ってもいいの?事例を紹介
新築を買った方の中には、「せっかく家を買ったのに、離婚して売らなきゃいけない…」「住んでみたら思わぬ問題が発覚して引っ越したい…」という方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、買ってすぐの家を売っても大丈夫です。
新築で買ったけどすぐに手放した、という方は実は多くいます。ここでは、実際の事例とともに買ったばかりの家を売っても問題ないということを解説します。
新築をすぐに手放す人は多い
意外に思われるかもしれませんが、新築をすぐに手放す人は多くいます。新築とは限りませんが、戸建てを売却するのには以下のような理由があげられます。
すまいステップでは、2023年12月28日から2024年1月10日にかけて、戸建て売却の経験者83名を対象に「戸建てを売却する理由」についてアンケートを行いました。結果は以下の通りです。
最も多い理由は「住み替え」で「相続」などが続きます。また、「転勤」や「不要物件の処理」といった理由から戸建てを売りに出す人が多いです。
住んだ直後にライフスタイルが変化することや、後になって分かる家や周辺環境の問題は避けられません。
しかしご安心ください。このような人たちは、多くの場合で問題なく家を売ることができています。
ここからは、実際の売却事例をケース別に紹介します。
離婚がきっかけで売った事例
この方は、不動産会社と顔を合わせてから2カ月で売却できたそうです。価格面でも、査定額よりも700万円高く売れています。
売却体験談
離婚がきっかけで、実家に近い戸建てに住み替えをしました。初顔合わせから、わずか2ヶ月で売却業社・住み替え先を探して頂き、こんなに早く決まるとは思っておらず、人気物件という事もあって仮押さえにも迅速な対応をして頂き満足しております。 売却損など不安点がありましたが対応して頂いた不動産担当者の方が親切丁寧で安心して進捗をスムーズに進めていただけました。
これから売却する人へのアドバイス
もし今後住み替えを検討している知人が出たら真っ先に紹介したいと思います。 自分自身もまた売却や住み替えを検討した際はまたこちらにお世話になりたいと考えております。
福岡県福岡市東区 / 30代 / 住み替え / 一戸建て / 築1年以下 / 4LDK
査定額2,000万円→売却価格2,700万円
不動産会社 | 不動産SHOPナカジツ おうち探し館! 福岡東店(担当者:三國さん) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 5 |
この方も、顔合わせから3カ月で売れています。査定額よりも高く売れており、期間・価格共に満足のいく売却を実現できています。
売却体験談
離婚をして、土地勘も無い場所だったので、実家に近い場所に住み替えを検討しました。 ただ、一年未満での住み替えだったので売却額や、銀行さんからのローンが再度降りるのか不安がありました。初めてお話しさせて頂いてから3ヶ月程で、売却・住み替え先の戸建てを探していただいてあまりの速さにビックリする程でした。 時間は掛かると思っていましたが早い対応に感謝です。
これから売却する人へのアドバイス
一概にここがオススメ!と言っても人によって合う合わないはあると思います。 自分が一番何を重要視しているかを明確にしてそれに見合った不動産会社を見つける事が大切だと思います。
福岡県福岡市東区 / 30代 / 離婚 / 一戸建て / 築1年以下 / 4LDK
査定額2,600万円→売却価格2,750万円
不動産会社 | 不動産SHOPナカジツ おうち探し館! 福岡東店(担当者:三國さん) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 4.7 |
家族・親族の事情で売った事例
この方は出産を期に新築を売っています。2カ月で相場通りに売ることができています。
売却体験談
2人目の出産を機によりお互いの実家に近い場所に住み替えることを決めました。3階建て住宅ということもあり家事など移動が大変で2階建て住宅に引っ越しをしたいというのもありました。 ただ、いまの住まいがいくらくらいで売却できるのか金額の不安はありましたが、金額的にマイナスにならない売却ができるようであれば住み替えたいと思っていましたので、ひとまず不動産屋さんに相談に行ったのがきっかけです。
これから売却する人へのアドバイス
不動産会社の販売実績や知名度も大事ですが、担当の方との相性もすごく重要だったと思っています。 自分のいまの状況を親身になって理解してもらい、この人であれば安心して販売を任せれるといった信頼できる人を見つけることが大事だと思いますので、1社だけではなく何社かに見積もりをお願いして比較検討することは改めて大事だったと思います。
神奈川県川崎市中原区 / 30代 / 住み替え / 一戸建て / 築1年以下 / 3LDK
査定額6,580万円→売却価格6,460万円
不動産会社 | 東急リバブル武蔵小杉支店(担当者:田上晃裕) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 積極的に販売活動を実施 |
満足度 | 5 |
親族との同居もよくあるパターンです。数か月で査定額よりも高く売れています。
売却体験談
親との同居の為、子供が小学校に上がるタイミングだったので住み替えようと思いました。きちんと内覧予約も早めに入りその後は思っていたよりも早く売却出来たので満足しています。 半年かかると思っていましたが数ヶ月で決まりましたので早かったと思います。売却は初めてでしたので最初はわからないことだらけでしたが無事住み替えできてよかったです。
これから売却する人へのアドバイス
売却する際にはいろいろな不動産会社がありますのでしっかり何件か候補を決めてきちんとそれぞれの担当者様と話して決めるのがいいと思います。担当者様とはその後も売却が完了するまで何度もやり取りをすることになると思うので自分が納得できる人がいいと思います。
埼玉県さいたま市緑区 / 30代 / 住み替え / 一戸建て / 築1年~5年 / 3LDK
査定額5,300万円→売却価格5,500万円
不動産会社 | ポラスグループ ポラス住まいの情報館 東川口営業所(担当者:甲田さん) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 積極的に販売活動を実施 |
満足度 | 4.7 |
家や周辺環境への不満で売った事例
家の間取りや環境が合わずに売却した方を紹介します。非常に短期間で売れており、スムーズに進められたようです。
売却体験談
住んでみて環境が合わず、間取りも不満があったため売却しようと思ったけど査定価格より高めに設定して売りに出したため、早く売れるか不安でした。最初はこの価格で売れるのか、早く売れるのか不安だったけど、内覧の希望が入って内覧の次の日に希望価格で申し込みが入って、、とても満足しました。
これから売却する人へのアドバイス
最初は不安かもわかりませんが内覧のとき部屋や庭が綺麗だといいと思います。 内覧のとに自分たちが気にいっている部分をアピールするといいと思います
三重県亀山市 / 40代 / 住み替え / 一戸建て / 築1年~5年 / 3LDK
査定額2,500万円→売却価格2,680万円
不動産会社 | ハウスセンターオカベ鈴鹿(担当者:池田ひとしさん) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 4.7 |
転勤がきっかけで売った事例
転勤は住み替えの理由として多く、新築も例外ではありません。こちらの方は3カ月で希望額に近い金額で売れています。
売却体験談
転勤をすることになり、千葉県のマンションを売却することになりました。最初は売却できるのか不安でしたが、おまかせした不動産会社さんがうまくまとめてくれました。最初はあまり反応がなかったので、とても不安でした。値付けが高かったのかもしれません。ただ、価格を下げたところ、すぐに売却できたので、良かったです。価格は最初の金額からは下げましたが、納得する金額だったので良かったですし、満足しています。
これから売却する人へのアドバイス
不動産会社はたくさんあるので、とても迷うと思います。もし可能なら、知ってる人から紹介してもらったり、購入した不動産会社さんのほうが安心できるかと思います。
京都府京都市右京区 / 40代 / 転勤 / 一戸建て / 築1年以下 / 3LDK
査定額2,490万円→売却価格2,290万円
不動産会社 | 長谷工リアルエステート船橋店(担当者:芝﨑さん) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 積極的に販売活動を実施 |
満足度 | 4 |
売るときに個人的な事情を伝える義務はない
個人的な売却理由は、不動産会社や買主に伝える義務はありません。
離婚を始めとする家庭の事情など、売却理由を伝えたくないこともあるかと思います。
また、「離婚が理由で売られた家は縁起が悪く買い手が付き辛い」ということが言われたりもします。しかし、これらの事情は無理に伝えなくても大丈夫なのでご安心ください。
売主から不動産会社に伝える義務があるのは「家や周辺環境に不具合がある場合」です。そのため、個人の事情は話さなくても問題なく売ることができます。
新築・築浅物件の売却をスムーズに高く売るには?
新築を売る場合、できるだけ早く・高く売りたいのではないでしょうか?
新築・築浅の家は基本的には好条件で売却しやすいですが、ここではさらに理想の売却を実現するためのコツを紹介します。
売ると決めたらできるだけ早く売り出す
家の価値は築年数が浅いほど高いので、売ることを決めた後は早めに売却することがおすすめです。
反対に、築年数が経過するほど高く売れにくくなります。新築、築浅物件は売るなら、高く売れるタイミングを逃さずすみやかに売却活動を始めましょう。
国土交通省の調査によれば、築5年のマンションは購入時の90%、築5年の木造戸建ては70%程度まで資産価値が下がります。
また、一度も入居していない物件の場合は「新築」表記できるのが完成後1年未満の物件だけとなります。売却を躊躇していると、新築物件として売り出せる期間を逃してしまうかもしれません。
相場を元に売り出し価格を決める
新築を早く高く売るために重要なのが、適切な価格設定です。
相場に沿った価格で売り出すことで、できるだけ高い金額で早期売却を実現できるでしょう。
一方で、相場と比べて高すぎる価格で売り出してしまうと、なかなか買主が見つからず売れ残ってしまう可能性が高くなります。
おすすめは、自分の家がどのくらい価格で売れるのか、不動産会社に査定依頼する前に調べておくことです。
簡単に相場を知りたいなら、以下のフォームでの項目を入力すればすぐに家の査定価格をシミュレーションできます。もちろん会員登録や個人情報の入力も不要です
より詳しく相場を見たい方は匿名簡易シミュレーションページがおすすめです。
また、現段階でできる限り詳しい価格が知りたい方は、下のフォームから不動産会社に査定を依頼してみましょう。
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引用:すまいステップの独自調査「新築を売ったことがある方へのアンケート」より
売却でいっぱいいっぱいで、次に住むところの探し方と、不動産会社の選び方に余裕がなくて、一社に任せてしまい。選択肢を狭くしてしまったので、何社かに売却を任せた方が良いかなと思いました。
引用:すまいステップの独自調査「新築を売ったことがある方へのアンケート」より
売却理由を伝えると売れやすい
1章にて、個人的な売却理由は伝えなくても売れると解説しました。
しかし、もし抵抗がなければ売却理由を明確に伝えた方が売れやすくなります。
新築で買ってすぐに売り出すと、買主は「何か家自体に不具合があるのではないか」「周辺環境に問題があるのではないか」といった不安を持つことがあります。
そこで、個人的な事情での売却であることを伝えれば、買主を安心させることができ早期売却に繋がります。
これを隠して売ってしまうと損害賠償請求に繋がったりするので、この場合は正直に伝えましょう。
売れやすい時期を狙うのも手
もし売却期間に余裕がある場合は、家の需要が高まる時期を狙うのも1つの手でしょう。
具体的には、新生活が始まるタイミングの2~3月がおすすめです。
需要が高まる時期に売り出すことで、買主を見つけやすくなるでしょう。また、中々売れずに価格を下げるといったことも起こりにくくなるので、売却価格の観点でも良い手と言えるでしょう。
相場が下落している時に売却に出したので、もう少し売り時期を調べてから売却すれば良かったと後悔しています。
引用:すまいステップの独自調査「新築を売ったことがある方へのアンケート」より
新築・築浅物件を売る前に知っておきたい知識
新築・築浅物件を売る場合、通常の家とは違って知っておきたい点がいくつかあります。知ってから売り出すことで、気付かないうちに損することを防げます。
この章では、新築を売る前に知っておきたい知識を紹介します。
既に住んでいる場合は中古住宅扱いになる
住宅の品質確保の促進等に関する法律によると、家を売り出す際に『新築』と表記ができるのは「建築から1年以内で、人が住んだことのない状態の物件」のみです。
既に人が入居したり、入居していなくても建築から1年以上経過している物件は「築浅」表記されます。
新築の場合は購入額とそれほど変わらない価格で売れますが、築浅物件になると10%~20%程価格が下がってしまいます。
売却時に住宅ローンを完済する必要がある
住宅ローンを利用して購入した不動産を売却するには不動産の引渡し時までにローンを完済しなければいけません。
ローンを組むと金融機関は担保として物件に抵当権を設定します。
抵当権はローンが完済すると抹消できます。物件の売却代金や、不足する場合は自己資金で補填したり新たなローンを組みなおしてローンを完済しましょう。
住宅ローンの残債は、金融機関から毎年送られてくる年末残高証明書で確認できます。各銀行によって時期は少し異なりますが、毎年10月頃に送られてくるので確認しましょう。
年末残高証明書が手元にない方は、銀行で借入金の残高証明書を要求すれば残債を確認できます。
ローンの残債を確認したら、次に家の売却相場を知ってローンを完済できるか把握しましょう。
家や周辺環境の不具合は正直に伝える必要がある
「購入者が不安を感じたり不快に思うような瑕疵(かし)がある」にも関わらず、瑕疵を隠したまま家を売ってしまうと、後から売主の責任問題となって慰謝料の支払いや契約解除へ発展してしまいます。
瑕疵とは、本来備えらられている性能が発揮できない欠陥があることを指し、売主には瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)が課せられます。
売買契約する物件や土地に、購入した時点では明らかになっていない欠陥があった場合、売り主が買い主に対して負う契約解除や損害賠償などの責任
築年数が浅ければ建物の経年劣化はそれほど進行しませんが、注意したいのが建築時の施工不良です。
万が一雨漏りや隙間風などマイナスなポイントがあれば正直に伝えることで後々の問題を回避できます。
以上が新築物件を売却する前に知っておきたい注意点です。
新築の売却を進めたい方は下のバナーをクリックし、不動産会社に査定を依頼しましょう。
新築・築浅物件を売る流れ
次に新築・築浅物件を売る大まかな流れを説明していきます。
家を売るには「売り出し前」「売り出し中」「売り出し後」のステップがあり、売却完了まで2~6カ月程かかります。
売却前:仲介を依頼する「不動産会社」を選ぶ
新築・築浅物件売却の成功を左右する重要なポイントが「不動産会社選び」です。
一口に不動産会社と言っても、新築の売却が得意な会社、郊外の中古物件売却が得意な会社など専門領域は様々です。
仲介を依頼する会社によって売却価格が数百万円も差が出ることも珍しくはありません。
実績があり信頼できる不動産会社を選ぶためには不動産一括査定サービス すまいステップを利用して査定依頼するとよいでしょう。
仲介を依頼する不動産会社が決まれば、その会社と媒介契約を結びます。媒介契約を締結したら不動産会社は売却活動を始めることができます。
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新築を高く売るには営業マンの力量を見よう!
仲介を依頼する不動産会社を選ぶ際は、会社の実績だけでなく営業担当者の力量にも注目しましょう。
買主探し、購入検討者との売却価格の交渉をするのは営業担当者です。営業担当者の力量次第で新築が高く売れるかが決まると言っても過言ではありません。
できる営業担当者の特徴は以下の3つです。
①売買仲介業務歴が長いか
②査定結果の理由を分かりやすく説明できる
③親身に対応してくれるか
やること | 期間 |
---|---|
1.不動産会社に家の売却価格の相場感を査定してもらう | 1週間 |
2.仲介を任せる不動産会社と媒介契約を締結 | 2~3日 |
売却中:新築を高く売るために内覧の対応をしよう
媒介契約を結んだら、売主自身で「売り出し価格」を決めて家を売りに出していきます。
売却活動は不動産会社がやってくれますが、ちゃんと活動しているか定期的に連絡を取り合って状況を確認しましょう。
購入検討者が見つかれば不動産会社と協力して売主も内覧の対応をします。内覧時の印象が購入の意思決定を大きく左右するので内覧対応はとても大切です。
やること | 期間 |
---|---|
3.売却活動を開始(不動産会社に購入検討者を探してもらう) | 1∼3カ月 |
4.内覧の対応(部屋の掃除や当日の案内) | 1回1時間程度 |
売却後:売買契約を締結し新築を引渡す
購入希望者が見つかれば売買条件を決めていきます。一般的には購入希望者から価格交渉が行われるため両者が納得する条件を話し合って決めましょう。
売買の条件が決定したら、不動産会社にその条件を含めた売買契約書を作成してもらいます。
その後売主、買主、不動産会社の営業マンが指定された場所に集まり、契約書の締結作業を進めていきます。
買主からの購入代金の支払いを確認したら、家の名義を売主から買主に変更し、無事に名義変更できれば家の売却が完了です。
やること | 期間 |
---|---|
5.売却条件を決めた上で売買契約を締結します | 2~3日 |
6.購入代金の確認ができたら、家の名義を変更し引渡し完了 | 1週間程度 |
以上が新築を売る際の大まかな流れです。より詳しく流れを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
新築を売る際に発生する費用・税金
新築を売るには仲介手数料や税金など様々な費用がかかり、売上金がそのまま利益になるわけではありません。売却にかかる諸費用は、一般的に売却価格の5~7%かかり、費用の内訳は次の通りです。
費用名 | 費用 | 支払時期 |
---|---|---|
仲介手数料 | (売却額×3%+6万円)+消費税 | 売買契約時と決済後 |
印紙税 | 1,000~6万円 | 売買契約書の作成時 |
抵当権抹消費用 | 1,000円(司法書士に依頼する場合1~5万円) | 移転登記時 |
住宅ローン返済手数料 | 5,000~3万円 | ローン返済時 |
譲渡所得税 | 所得税額(短期)=売却益×30.63% 所得税額(長期)=売却益×15.315% | 確定申告後 |
住民税 | 住民税額(短期)=売却益×9% 住民税額(長期)=売却益×5% | 確定申告後 |
不動産を売却する際には不動産会社への仲介料としてを仲介手数料、売買契約書の作成には印紙税がかかります。不動産売却益が出ると譲渡所得税などの税金の支払も必要です。
特に、新築だと比較的高く売れるので売却額によって支払額が変わる仲介手数料は高額になりやすいです。
また、新築売却で出た利益に対して税金を支払わなければなりません。新築の売却では利益が大きくなって課税額が増えたり、所有期間が短いので税負担が大きくなります。
不動産は所有期間が5年以下だと短期譲渡所得、5年を超えていると長期譲渡所得になり、この区分の違いによって税率は大きく変わります。
区分 | 所得税 | 特別復興所得税 | 住民税 | 合計 |
---|---|---|---|---|
短期譲渡所得 | 30% | 2.1% | 9% | 41.2% |
長期譲渡所得 | 15% | 2.1% | 5% | 22.1% |
利益が同じでも所有区分が違うと課税額が大きく変わるため注意しなければなりません。
ただし、税率が関係するのはあくまで売却によって利益が出た場合です。売却価格から取得費や売却費用、特別控除などを差し引き0以下なら税率を気にせず売却できます。
家売却時の費用や税金について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
新築の売却を検討するなら不動産会社に早く相談!
新築でも住んだ瞬間から資産価値が落ちてしまうため、早めに売却することで好条件で売る最も有効な手段です。
売却期間が後になるほど条件は悪くなりやすいため、早期売却を目指すことが大切です。早めから準備を進めよりよい時期に売却して新築を好条件て手放しましょう。
そのためにもまずは不動産一括査定を利用して、信頼できる不動産会社に売却の相談をしてみると良いでしょう。
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