家の売却を思い立った際に
「大手と地域密着型の不動産会社どっちがいいんだろう?」
「悪徳不動産会社に依頼してしまったらどうしよう・・・」
家を売却する際に最も重要なのが「不動産会社選び」です。なぜなら、家を売却する際には売り出し価格の設定から引き渡しまですべきことがたくさんあります。
それを一人でやるには無理があり、不動産会社のサポートが必要不可欠です。その際に不動産会社選びで失敗すると、家の売却がスムーズに行われなかったり、納得のいく値段で売れない可能性もあります。
では、どのように不動産会社を選べば良いのでしょうか?この記事では安心して仲介を任せられる不動産会社の選び方を詳しく解説していきます。
なお、不動産売却についてまずは全体感を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
不動産売却とは?まず知るべきことを全て解説。はじめてでも失敗しない完全ガイド
また、優良な不動産会社だけに査定依頼したい方は一括査定サイトすまいステップを使ってみましょう。
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不動産会社からしつこい営業電話がかかってこないなど、査定額だけ知りたい方にはおすすめです。
売却のきっかけ
区画整理が入り代替え地をいただきましたが良い機会と思って、新しいところに自宅を買い、代替え地は子供に、と思ってましたが子供が大きくなっていらないと言う事でしたし、今後の老後の資金の心配もありましたので売却を決めた。
不動産会社を選んだ際の決め手
担当者は本当に親切丁寧で信頼出来る方でしたので安心して任せられました。また、査定額も他よりも高目でした決断しました。頼んでよかったと思います。
愛知県碧南市 / 60代 / 住み替え / 土地 / /
査定額1,430万円→売却価格1,430万円
不動産会社 | ハウスドゥ高浜中央(担当者:蛭川) |
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不動産会社の決め手 | 信頼できる担当者だった |
担当者の特徴 | 説明が丁寧 |
満足度 | 5 |
安心して任せられる不動産会社の選び方
それでは早速家を売却時の不動産会社の選び方を紹介していきます。
仲介を依頼する不動産会社は優良な会社か、信頼できる営業マンかの2つの軸を比較して選ぶのが鉄則です。
優良な不動産会社の見極め方
優良な不動産会社か見極めるには次の3つの方法で確認しましょう。
②売却業専門の会社か確認
③付帯サービスの充実度を確認
①免許番号と行政処分歴を確認
まず、信頼できる会社を見極めるために不動産会社が持っている免許番号を確認しましょう。そもそも不動産の売買を仲介するには宅地建物取引業の免許が必要です。まれに無免許で業務をしている会社もいるので、会社のホームページに下のような免許番号があるか確認しておきましょう。
国土交通大臣免許(1)第×××××号 |
また、免許番号の中にあるカッコ内の数字に注目は宅建業免許の更新回数を表しています。例えば(3)とある場合は、2回更新されているということになります。免許は1996年以降5年周期で更新されています。
()内の数字が大きいほど長く営業している証明なので、安心して任せられる会社を見定める一つの指標になります。
もう一つ会社の信頼度をチェックする点として行政処分歴もあります。行政処分歴とは過去に何らかの不正や不備などで国から行政処分を受けた履歴です。不安な方は国土交通省のサイトで免許を有している会社のの行政処分情報を確認できるので、参考にすると良いでしょう。
②会社の専門性と実績を確認
不動産会社によって専門業務がそれぞれ異なり主に次の3つに分かれます。
不動産開発業 | マンションやアパートなどを建設して販売(デベロッパー) |
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不動産管理業 | 建物の設備管理や清掃など |
不動産売却業 | 売買物件の仲介や買取再販など |
家の売却をする際は不動産売却業をメインとする不動産会社に依頼しましょう。売却業専門の会社の方がノウハウや専門知識が豊富にあり、スムーズに売却をサポートしてくれるでしょう。
不動産会社の得意とする事業は会社のホームページを見れば分かります。特にトップページの冒頭に売買業務に関する記載があれば、売買業務に力を入れていることが分かります。
また、売却専門の不動産会社のなかでも「郊外の戸建てが得意」「市街地のマンションが得意」など得意な物件種やエリアが異なります。自分が売りたい家と同じエリアの取引実績数が多いほど、その地域で不動産売買に慣れているという証です。不動産会社を選ぶ際は、自宅と同条件の売却事例がどれほどあるかも確認しましょう。
③付帯サービスの充実度を確認
家をより良い条件で売却するためのサービスが充実している会社を選びましょう。例えば、不動産売買業務に強い大京穴吹不動産様は次のようなサービスを提供しています。
サービス名 | 内容 |
---|---|
設備保証サービス | 水回りを中心とした住宅設備を最大10万円まで無料補修 |
24時間駆け付けサービス | 水回りのトラブルやカギを亡くしたなどといったトラブルに365日24時間対応 |
荷物お預かりサービス | 荷物を一時的に預けることができ、空間を作ることができる |
整理収納片付けサービス | 時間がない方のために片付けコンシェルジュがお部屋の片づけをサポート |
プロカメラマン撮影サービス | 広告で使う写真をプロのカメラマンが撮影 |
ホームステージングサービス | 売却予定の家にインテリアを並べイメージを上げる |
このように、質の高いサービスを提供している不動産会社に売却を依頼した方が家が売れやすくなります。不動産会社のホームページを見ればサービス内容が紹介されているので、比較して不動産会社を選びましょう。
マンション売る前の基礎知識!高く・早く売る10のコツを解説!
信頼できる営業マンの見極め方
信頼できる営業マンか見極めるには次の3つポイントを確認しましょう。
②査定結果の理由を分かりやすく説明できる
③親身に対応してくれるか
①売買仲介業務歴が長いか
仲介業務歴の長さが担当者のスキルや経験値を計る1つの指標になります。
買い手に魅力的に物件をアピールし好条件で売買を成立させるには、担当者のコミュニケーション能力や交渉力が重要です。これらの能力は一朝一夕で身に着けられないので売買仲介業務を長く経験している担当者の方が長けていると言えます。
さらに、業務歴が長いほど専門知識やあなたの地域に精通している可能性も高いです。不動産をスムーズに売るには専門知識が欠かせません。例えば「この土地は第一種低層住宅専用地域なので周りにも高さ10メートルまでの建物しかたたないので、日当たりも確保できます」などプロの見解を「なぜそうなのか?」根拠分かりやすく示してくれる担当者は信頼できます。専門知識を分かりやすく伝えるスキルも業務歴が長いほど長けているので、最低でも3年以上売買仲介業務に携わっている担当者を選ぶことをオススメします。
②査定結果の理由を分かりやすく説明できる
「なぜこの査定価格になったのか」過程をキチンと説明できる営業マンは信頼できます。
査定価格をロジカルに説明するには、周辺の取引事例や相場などの知識が不可欠なので必然的にその地域に詳しい人物と言えます。
営業マンの中には根拠なく高額な査定額を提示する人もいます。売主側の「高く売りたい」という心理をついて意図的に高い価格をつけ、売主に気に入らい媒介契約を勝ち取るためです。
このような営業マンに売却を依頼すると、相場よりも高い価格で不動産を売り出すのでなかなか売れず、数か月経って「売れないので値下げしましょう」と値下げの提案を受けてしまいます。そのため、査定価格の根拠を聞いて担当者が納得感のある説明をしているか確認しましょう。
③親身に対応してくれるか
あなたの希望や条件を最後まで聞き取り質問にも的確に答えてくれる、難しい専門用語を多発せず初心者にもわかりやすい言葉で説明してくれえる担当者は信頼できます。どんなに優良な会社であっても、親身に話を聞かない担当者は「人」として信頼できません。希望や条件をきちんと聞き取らずに自分の意見を押し付けてくる営業担当者に任せるのは控えましょう。
それでも心配なら「レビューサイト」を活用しよう
「不動産会社の見極め方は分かったけど、大切な家の売却を任せる会社を選べるか不安・・」という方もいらっしゃると思います。
そんな方は不動産売却専門のレビューサイトおうちの語り部で不動産会社の口コミや評判を知らべてみましょう。
おうちの語り部には実際に不動産を売却したユーザーだけのリアルな口コミを5000以上掲載しており全て無料で閲覧できます。
「売却価格」「売却スピード」「会社・社員の対応」そして「この会社を選んだ決めて」など、ここでしか分からないリアルな評判を確認できるので、家売却時の不動産会社選びに活用してみましょう。
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大手と小手はどちらがいいの?
初めて不動産業者を選ぶ方の中には「全国的な知名度が高い大手の会社を選んだ方がいいんでしょ?」と思われているかもしれません。
しかし、地元に密着した中小手の不動産会社にもメリットがあります。この章では大手と小手のメリットをお伝えするのでどの会社を選ぶかの判断材料にしてもらえればと思います。
大手は人員が多く情報が豊富、保証面も整っているので安心
家の売却依頼を検討するにあたり、その知名度や安心感から多くの人が大手不動産業者を、選択肢の候補としてあげるのではないでしょうか。
大手には充実した店舗ネットワークと人員という強みがあり、そうした背景を活かして豊富な不動産情報を取り扱っています。
上場企業ともなれば、コンプライアンスに対する意識も高く、社内制度が整っています。
会社によっては独自の売却保証サービスを打ち出しているところもあり、決まった期日までに売りたい人は魅力と感じることでしょう。
一方、デメリットとして、需要が少ない物件には時間をかけてもらえない可能性があります。売却件数が多いため、その分担当者との時間がとりにくくなるのです。
担当者は、同時に複数の売却案件を進めていることが多いため、一つの案件にかけてもらえる時間は、中小不動産会社と比べると短くなってしまう可能性が高く、売り出し期間が長くなってしまうと、そのまま売れ残ってしまうリスクもあります。
また、大手不動産会社の中には自社の顧客リストの中から「売主」と「買主」を見つけ、両者から仲介手数料を得る囲い込みをする会社がいます。
囲い込みを受けると、他社から良い条件で購入提案があっても、不動産会社が拒否されてしまうので、買い手にとっては明らかに不利です。大手の不動産会社に依頼をする場合「囲い込みを行なわない」と確認を取るようにしてください。
地方エリアに強い中小の不動産会社
地方のエリアにある家の売却は中小の不動産会社の方が向いてきます。需要が都市部に比べて低い地方のエリアであれば、いかに買い手を探してくるかが成功のカギです。
地域密着型の中小不動産会社の大きなメリットは、そのエリアの特色を熟知していることです。長年そのエリアで不動産業を行ってきた会社なら、その地域に住む方の特徴や、何が求められているのか把握しており、大手にはない買い手のとのコネクションを持っている可能性が高いからです。
したがって、そのエリアの特色に合わせて売却を進めてくれるため、買主を見つけるまでのスピードを早めてくれるかもしれません。
一方で、大手と比較してインターネットを使った集客は苦手としている不動産会社が多く、店頭に来た不動産購入希望者のみを相手にしている会社もいます。よって、多くの購入希望者を集めることは苦手としています。
会社の規模より提案内容を比較しよう
じつは大手と中小で、取り扱う不動産情報に圧倒的な差があるわけではありません。
というのも、不動産業界では「REINS(レインズ)」と呼ばれる「不動産流通標準情報システム」が利用されており、物件情報が広く流通するようになっているからです。
媒介契約の種類や売主の意向で「未公開物件」として扱われる物件も存在しますが、割合としては少数となります。
不動産業者の規模で優劣をつけるよりも、結局は不動産会社からの提案内容や営業マンのスキルで比較するのが最も良い比較基準でしょう。
家を売るために必要な知識を完全解説【事前準備から注意点まで】
不動産会社を探す際の注意点
これまでに不動産会社の選び方を紹介してきましたので、続いて、不動産会社を選ぶ際に知らなきゃ損する注意点を3つご紹介します。
不動産会社は比較して選ばないと損!
不動産会社を比較すれば、どの会社が信頼できるか分かりやすくなります。1社だけ話を聞いてすぐ仲介を依頼する方がいらっしゃますが、会社の対応や担当者の人柄を見極めないまま売却を進めてしまい損をした人は多くいらっしゃいます。
複数の会社を比較すれば、それだけ優良かつ相性の良い会社に出会える可能性も増すので、必ず複数の会社を比較して選びましょう。
そこでおすすめなのが「不動産一括査定サービス」です。このサービスを利用すれば、提携している複数の不動産会社に一括で査定依頼をすることが可能です。
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専任媒介契約を安易に結んではいけない
不動産会社に仲介を依頼する際に交わす契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。
媒介契約種別 | 複数社との契約 | 売却活動の報告 |
---|---|---|
一般媒介契約 | ○ | 無期限 (通常3ヶ月) |
専属専任媒介契約 | ☓ | 3ヶ月 |
専任媒介契約 | ☓ | 3ヶ月 |
不動産会社は自社の利益を上げるために、専任媒介契約と専属専任媒介契約(一社しか仲介依頼ができない契約)を提案をすることが多いですが、安易に締結しないように注意しましょう。
1度専任媒介契約を締結すると3か月間は他の会社に仲介依頼できないので、媒介契約を結ぶ前には全ての会社から話を聞いたうえで契約を結びましょう。そして、2社以上に仲介依頼をしたい場合は一般媒介契約を結びましょう。
媒介契約とは?契約の種類やメリット・デメリット、注意点までわかりやすく解説
仲介手数料が無料の会社には注意
不動産会社の中には、仲介手数料は無料と謳っている会社もいますが、このような会社はほとんど「両手取引」を行っている不動産会社です。
両手取引とは、1つの不動産会社が売主と買主両方の仲介を担当することです。つまり、売主の手数料をゼロにしても買い手から手数料をもらえるため、手数料を無料にできます。
売主としては、仲介手数料の負担が減るため手数料が安い会社に依頼したいと思いますが、手数料を理由に会社を選ぶのは危険です。
手数料を下げている会社は「手数料を下げないと売主が集まらない」、つまりアフターサービスの質が低い可能性があります。
手数料の数十万円を優先するよりも、優良な会社に売却を任せた方が結果的に高額売却となる可能性が高いので、あくまでサービスや担当者の質を見て会社を選びましょう。
【戸建て査定の基礎知識】見られるポイント・訊かれること・事前準備を徹底解説
家売却の不動産会社満足度ランキング
この章ではオリコン株式会社が発表している不動産売却会社の調査で満足度が高かった上位9社のなかからランキング上位3社を紹介します。不動産会社選びの有益な情報となりますので、ぜひ参考にしてください。
順位 | 不動産会社 |
---|---|
1位 | 住友林業ホームサービス |
2位 | 野村の仲介+ |
3位 | 三井住友トラスト不動産 |
4位 | 大成有楽不動産販売 |
5位 | 大京穴吹不動産 |
6位 | 近鉄の仲介 |
7位 | 三井のリハウス |
8位 | 東急リバブル |
9位 | 長谷工の仲介 |
※出典:オリコン顧客満足度ランキング「不動産仲介 売却のランキング」(※2020年3月時点)より
3位 三井住友トラスト不動産
三井住友トラスト不動産は、年間一万件越えの販売実績を誇っており、その91%以上のお客様が「大変満足した」と答えております。
またサポート内容も充実しており、なんといっても三井住友グループで家の売却だけでなく資産運用や住宅ローンの提案、相続や遺言の相談まで幅広くサポートしております。
- 説明が分かりやすく、購入者との対応も良かった。期間が短かった。(60代/男性)
- とにかく対応が迅速で、短期間で買主が見つかった。(50代/男性)
- 50代/男性
知人の紹介で、神奈川県在住時に福岡のマンションを売却。福岡から神奈川県まできて取引について説明してくれた。(40代/女性)※出典:オリコン顧客満足度ランキング「三井住友トラスト不動産 不動産仲介 売却 マンションの比較・評判」(※2020年3月時点)より
2位 野村の仲介+
「野村の仲介+」は野村不動産アーバンネット株式会社が展開している仲介サービスです。
野村の仲介+は「売却サポート」という無料サービスを提供していることが特徴的で「ホームステージング」「リフォーム・ハウスクリーニング紹介」「確定申告サポート」など質の高いサービスが魅力です。
- 買い替えをお願いしたが担当した営業者が非常に知識が豊富な方でこちらの予想をはるかに超える金額で売却できた。(50代/男性)
- 他社の不動産では1年も売れなかったのが、野村不動産に頼んで1ヶ月で売ってくれた。(40代/女性)
- 詳細は覚えていませんが、手続きに必要な持ち物の説明が直前で、準備する時間がなく、とても困ったことを覚えています。他に目立った落ち度がなかっただけに、それだけ目立って残念でした。(40代/女性)
オリコン顧客満足度ランキング「野村の仲介+ (PLUS) 不動産仲介 売却 マンションの比較・評判」(※2020年3月時点)より
1位 住友林業ホームサービス
住友林業ホームサービスは顧客満足度TOP5の常連企業でしたが、2019年には野村の仲介+が1位に代わって満足度1位になりました。
満足度の高い理由の1つとして「すみかえサポート」というサービスの存在があります。定期間で売却できなかった場合、事前に取り決めた価格にて住友林業ホームサービスが買い取ってくれるという内容で、住み替え検討に好評です。
- 若い男性で親しみがあり、初回からすでにある程度の資料を作成して持ってこられたのでやる気を感じられた。(60代/男性)
- 小さな子供を連れての契約に、色々提案して頂いたり協力頂いたりと、とても親切に対応して頂きました。(40代/女性)
- 短期間に担当者がコロコロ代わり、真剣に対応する気があるのか不安になった。(60代/男性)