戸建ての査定は何を見て評価される?査定に向けて徹底対策

戸建てを売却する際には、まずは査定を行いますが、できれば高く査定してもらいたいですよね。

しかし、査定時に見られるポイントや事前にどんな準備をしておけばいいのか知っている人は少ないと思います。

この記事では、戸建ての査定額に影響するポイントや査定前に準備すべきことを紹介していきます。

査定額を上げる方法や上手な活用の仕方を知ることが、売却成功の第一歩です。査定についての理解を深めて、戸建て売却の成功を目指しましょう。

監修逆瀬川 勇造

大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より不動産会社に入社。新築や土地の仕入れ、不動産売買に携わる。

【保有資格】AFP(2級FP技能士)/宅地建物取引士/相続管理士

【URL】P.D.Pの金融・不動産情報ブログ

戸建て査定の流れを把握しておこう

戸建ての査定がどんなものかを理解するには、まず査定の流れから全体像をイメージすることが大切です。

下の画像の通り、全体の流れを順番に解説していきます。

査定の流れの図説

1.不動産会社に査定を依頼

不動産会社の査定依頼ページや一括査定サイトなどを利用して不動産会社に査定を依頼します。

この際に、1社にだけ依頼せず複数社にまとめて依頼をすると安全です。
査定結果は、会社ごとに大きく異なり、その差が300万円以上開くことも少なくないのです。

そのため、複数社を比較したうえでどの査定額を信用するか決めるといいでしょう。

すまリス
いずれの場合も査定に料金がかかることはなく、査定をしたからといって必ず売却をする必要はないよ!

2.訪問日時を決める

次の章で解説しますが、戸建ての場合は現地に赴いてもらい査定をしてもらった方がより安全です。
訪問してもらう日時を決めておき伝えましょう。

3.不動産会社の現地調査

査定担当者が実際に現地での調査を開始します。

目で見てみないと分からない建物の劣化状況や、物件の良い点などを細かく評価していき査定額を算出します。

4.査定結果の報告

現地の調査からおよそ1週間たつと電話またはメールで査定の結果(査定額など)が伝えられます。

すまリス
ここでいう査定額とは「およそ3ヶ月以内に売れるであろう価格」のこと。
決して、その価格で売れることを保証するものではないけど、売却を進めていくうえで重要な参考値になるよ!

5.媒介契約を結び売り出し開始

査定結果に納得でき売却することを決定したら、査定してくれた不動産会社と契約を結ぶことができます。

これを媒介契約といいますが、これにより不動産会社が売却の手伝い(購入希望者の募集や売買契約の補助)をしてくれます。

媒介契約を結んだらいよいよ売り出し開始です。

▶参考:不動産売却時の媒介契約って?締結時の注意点や解除法まで詳しく解説

戸建ては訪問査定を依頼しよう

不動産会社に査定を依頼する際「机上査定」「訪問査定」の2種類のいずれかを選ぶことになります。

机上査定は、物件の情報や過去のデータを参考に査定を行うのに対し、訪問査定は机上査定の情報に加え担当者が実際に物件に訪問して査定を行います。

一戸建てはマンションに比べ個別性が高く経年による劣化も大きくみられるため、可能であれば、プロが現地で査定をする訪問査定を依頼しましょう。

すまリス
他にも、周辺の環境や内装、設備なんかも実際に物件を見てみないと分からないよね!
査定では、「建物」と「土地」それぞれを、以下のようなポイントを軸に分けて評価します。

建物の査定ポイント

  • 築年数
  • 外装
  • 内装
  • 設備
  • 付加機能の有無

土地の査定ポイント

  • 立地条件(交通の便など)
  • 土地の面積・形状
  • 日照・眺望
  • 接道道路との関係
例えば、建物は築年数に応じてその価値を落としていきます。
一般的な木造住宅であれば20年ほどでその価値をなくすことが多く、その場合は土地のみの価格で売りにだすこともあります。

まずは確認!査定に関わる6項目

思わぬ部分が問題となって査定価格が落ちたり、スムーズに売却を進められない場合があります。

これらのことは査定を行ってからでも十分対処できることではありますが、正確な査定額を算出してもらうためにもまずは確認しておきましょう。

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所有者は本人か

建物、土地の所有者が売主本人でないことはしばしば起こりえることです。

例えば、相続した戸建てで名義変更の手続きを行ってない場合や、共有名義の為建物と土地の名義が違う場合などが考えられます。

通常、不動産の売却をできる人は所有者本人です。(委任状による売却などは可能)
まずは自信が真の所有者になっているか確認をしておきましょう。

すまリス
納税通知書とクレジットカードがあれば、登記情報提供サービスで確認できるよ!
ほかに、法務局で登記簿謄本を取得して確認するやり方も。

境界線が定まっているか

古い建物では、比較的多くの場合で隣地との境界線が定まっていません。

境界線が確定されてない土地は、その後の隣人トラブルに発展する可能性があるほか、正確な土地面積を測れないことが考えられるため、その土地の価値を著しく落としてしまいます。

境界線が確定されていない土地は、確定測量を行って方売却を行うようにしましょう。

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越境物はないか

隣地に越境しているものがある場合は、それらを取り払っておきましょう。

越境物(例えば木など)がある場合も、隣人とのトラブルが考えられ、最悪の場合損害賠償を求められることもあります。

現時点でトラブルとなっていないとしても、購入後トラブルが巻き起こることもよくあります。
そういったリスクのある戸建ては、通常よりも買い手が見つかりにくいほか、売却金額も安くなってしまう可能性があります。

瑕疵が見られるか

物件を引渡した後に見つかる欠陥のことを『瑕疵』といいます。
例えば、雨漏りやシロアリ、地盤沈下や土壌汚染など。事故や事件が起こっていれば心理的瑕疵。いわゆる事故物件とされます。

購入後に瑕疵が発覚すると、売主は契約不適合責任と呼ばれる取り決めにより、その補修費用や損害賠償などをおこなう必要があります。

すまリス
古い家では目に見えない劣化が考えられるからホームインスペクションを受けるといいよ!
品質が保証されるから、相場より高く売れる可能性も!
ホームインスペクションに関してはこちらの記事をご確認ください。

市街化調整区域内にあるか

市街化調整区域内にある土地は開発が制限されるため、建物の再建築などが認められないことがあります。(自治体からの許可が下りれば可能)

建物を建てる前提で不動産を探している人は多いため、その分需要は少なくなり、売却金額も安くなる傾向にあります。

市街化調整区域は『用途地域マップ』から簡単に確認することができます。

すまリス
市街化調整区域内の戸建て売却は複雑で難しかったりするから、査定をする不動産会社に市街化調整区域の売買実績があるか確認しておくといいね!

アスベストが使われていないか(平成16年以前の建物)

一概にそうとは言えませんが、アスベストに対する規制が進んだ平成16年以前に建設された建物はアスベストが使用されている場合があります。
なお、戸建ての建築ではあまり使用されていないようですが、含有されている可能性は十分あります。

アスベストが使われている建物を購入することは買主にとって非常にリスクになります。
健康被害はもちろん、改修を行う際にさまざまな法規制が絡み費用が大きくなってしまうのです。

査定を行い不動産会社に相談してみてからでも十分間に合いますが、調査や改修には別途費用が掛かります。
地域によってアスベスト調査に関わる補助金が設けられているので、心配であれば確認してみましょう。

すまリス
設計図書があればアスベスト使用について記載されているかもしれません!
戸建てを施工した会社が分かれば連絡をしてみてアスベストについて聞いてみるのもいいよね!

建物の査定ポイント

下の表は建物の査定時にチェックされる主なポイントです。

チェック箇所影響度
建物築年数★★★★★
外装(屋根、傾き)★★★
内装(間取り、生活動線、雨漏り、異臭有無)★★★
設備(水回り、破損状況)★★
付加機能の有無

中でも、戸建ての価値は『築年数』に相関しているといえるほど、新旧の影響が激しくなります。

築年数

戸建ての査定でまず見られるポイントは築年数です。当たり前ですが、築年数が古い家ほど査定価格が低くなります。

建物部分には法定耐用年数という指標が定められており査定の評価基準となります。

法定耐用年数は住宅構造によって異なり、例えば居住用の木造建築は22年、鉄筋コンクリート造なら47年と定められています。一般的には木造の戸建てが多いので築20年を超えた戸建ての査定価格はゼロになることも珍しくありません。

下のグラフは国土交通省が調査した「戸建て売却価格と築年数の関係」をまとめたものです。木造戸建ては築15年で急激に価値が下がり、築20年を超えると新築購入時の1割程度になると発表されています。

戸建ての相場と築年数の相関
参照情報:国土交通省HP

築年数と売却相場を関係をまとめると下記のようになります。


  • 築10年の家の価値は、新築物件の半分ほど
  • 築15年の家の価値は、新築物件の3割
  • 築20年の家の価値は、新築物件の1割程度

戸建てが古くなると価値が下がるのはイメージできると思いますが、注意しなければいけないのは築20年を過ぎると戸建ての価値が急激に下がってしまうということです。築30年を超えた物件は「古家付きの土地」として土地のみの価格で取引されるのが一般的です。

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法定耐用年数を迎えている物件は、経年劣化が進行しているとみなされ査定額が下がる傾向です。しかし、法定耐用年数はあくまで税務上の考えかたであり、実際の建物の寿命とイコールではありません。

外装(屋根・外壁・建物の傾きなど)

屋根や外壁の塗装剥がれ、破損個所がないかを確認します。築年数が経った戸建ては、木部が腐食している箇所も出てくるので査定額に大きく影響します。

また、水平器等を使って建物の傾きも確認します。建物の傾きは、窓や扉の開閉に影響するので、傾きが明らかな物件は売却できないことすらあります。

内装(間取り、生活動線、雨漏り、異臭有無)

部屋がきれいな状態であるか、異臭はしないか、生活しやすいかもポイントになります。使いやすい間取り、家具を配置しやすい、生活導線がすっきりしているなどが考慮されます。

床下や屋根裏の点検口や押し入れ、クローゼットなどの天井部に雨漏り跡や木部腐食がないかも確認されます。

特に日当たり悪い箇所はシロアリ被害が発生している可能性もあるので、念入りに査定でチェックされます。

雨漏りやシロアリ被害が発生している場合は、修繕が求められる場合もあります。

また、壁紙やフローリングの劣化状況も査定時のチェックポイントです。

設備状況(水回り)

キッチン、お風呂場、洗面化粧台などの水回りの設備のグレードや保存状況を確認します。

高級システムキッチンや大型の給湯質があれば、査定額が上がる可能性は高いでしょう。一方で、長年生活していれば水回り設備は劣化があります。清潔が保たれにくい場所でもありますから普段からのメンテナンスが大切です。お風呂やトイレ、独立洗面台が汚いと査定額に影響しますので、綺麗にしておくと良いでしょう。

また、キッチンやお風呂場の水圧が弱い場合も査定額に影響します。

付加機能

次のような付加的機能が付いている戸建てほど高く査定してもらえます。

付加機能加点項目
ホームオートメーション機能・遠隔操作設備
・自動点灯証明
・モニターTVシステム
自然エネルギーの利用・太陽熱温水器設置
・太陽光発電機設置
冷暖房の設備・セントラル冷暖房
・床暖房設備

土地の査定ポイント

下の表は建物の査定時にチェックされる主なポイントです。

チェック箇所影響度
土地周辺の土地相場★★★★
交通の便などの立地条件★★★
土地の面積・形状★★
日照・眺望
接道道路との関係★★

土地にも様々な査定ポイントがありますが、査定価格は周辺の査定相場の影響を大きく受けます。

周辺の土地相場

「都心は地価が高い」「田舎は地価が安い」などとよく言われるように、周辺の土地の価格相場は地域による変動が激しく、土地の査定額が決まる最も大きな要因になります。

実際、都心や駅に近い土地は地価が高く、以降の条件が悪くても高い価格で売却することができます。

地価は土地総合情報システムから誰でも調べることができ、不動産会社も査定時に参考として用います。

例えば、その地域の坪単価(地価)が30万円で200㎡の土地の場合は基本となる価格が6,000万円となり、その他の要因で詳細な査定額が上下します。

交通の便などの立地条件

戸建て住宅の査定では、その物件がある場所も評価のポイントです。

交通の便に関しては最寄り駅までの距離/分数、近くの公共交通機関がバスしかない場合は、バスの運行便数・バス停までの距離/分数などがを基準に交通利便性が高ければ評価が上がります。

また、家の周辺にスーパーや商店街などの商業施設・学校や保育園などの教育施設、病院などの医療機関があるかも評価のポイントとなります。

これらの施設から徒歩10分が相場の目安となり、それ以上近いとプラス、遠いとマイナスになります。

エリアによって市街化調整区域に指定され建物の再建築ができない土地もあり、このような土地は査定価格に大きなマイナスとなります。

土地の面積や形状

土地の査定額は面積や形状によって変化し、広くて使いやすい形をしているものほど、高額査定を得られます。

反対に、土地の形状がいびつ過ぎて整っておらず使い勝手が悪い場合や、土地が狭すぎて新たに敷地内に物を置けない場合など、購入希望者にとって使い勝手が悪い土地の場合は査定額が下がる要因になります。

エリアごとの地価によっても変動はしますが、土地そのものの使い勝手も考慮されることは覚えておきましょう。

日当たり・眺望

快適な生活空間を決める要素として日当たりや眺望も査定時にチェックされます。

日当たりは道路に面している方角がどちらに向いているか確認されます。評価が高いのは日当たりのよい南向きで、次に東向きの部屋が好まれます。

評価が下がりやすいのは夕日がきつくなりやすい西向きの方角や、日当たりが悪い北向きです。また、仮に南向きの部屋だったとしても、周辺環境によって日当たりが悪い場合は評価が下がってしまうこともあります。

また、少し高台にあって見晴らしが良い場合には眺望の良さが加味され、逆に建物に囲まれているような土地はマイナス査定の要因となります。

接道道路との関係

道路に面している間口が車が十分には入れる程の幅(4m)があるか、接面道路との高低差が生活の利便性に影響する程ないかなど、隣接している道路と土地の関係も査定で確認されます。

また、隣接している道路がアスファルトで舗装されているかもチェックポイントの1つです。道路と接している間口が広いほど高額査定を得やすいです。

その他査定に影響するポイント

戸建ての査定を受ける際、不動産会社の目視で分からない部分に関しては売主が説明を求められる場合もあります。

また、査定額は市況感や近隣の売り出し状況によって変動します。

権利関係

査定時には登記簿謄本の所有者と売主が同一人物かの確認が行われます。例えば、相続した戸建てを売る場合に、たまに売主と登記簿謄本の所有者が異なる場合があります。

このような場合は登記簿謄本の所有者でないと物件の売買ができないため、直ちに登記上の名義を変更しなければいけません。

境界や越境の状況

土地の境界が確定されているかどうか確認が行われます。境界に関しては確定測量図があれば境界が確定している証となります。確定測量図があれば、査定時に不動産会社に写しを提示して下さい。

また、屋根、ブロック塀、エアコン室外機などの越境がないかの確認があります。特に相続や中古で戸建てを購入した方は認識があいまいになっている場合があるので注意が必要です。

周辺物件の売り出し状況

周辺の物件の売り出し状況、特に売りたい戸建てと似た条件の物件の売り出し価格が査定価格に影響します。

競合となる戸建てが安く売りだされている場合は査定価格が安くなる場合が多いです。

例えば、相場4000万円の似た条件の戸建てが3000万円で売り出されている場合、もちろん3000万円の方に買い手が集まりますよね。

仲介業者としては「売れる価格」を査定価格として提示しなければいけないので、周辺の売り出し状況を見ながら査定価格を決定します。

株価やローンの金利などの景気動向

景気も戸建ての査定価格に深く影響を与えます。

日経平均株価が下がっているなど、日本経済が低迷していると戸建てを含む不動産の購買需要も減り、価格も減少していきます。(もちろん逆も然りです)

以下のグラフでも日経平均株価とマンションの売却額(成約価格)との相関性が分かると思います。

マンション成約価格と株価の相関性

以上が戸建て査定で見られるポイントです。

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戸建て査定を失敗しないための5つの準備

査定の結果は変動しやすいものであり、何も準備せずに望むと後々「もっと高く売れたかもしれないのに」と後悔しかねません。

査定の前には以下5つの準備をととのえておきましょう。

  •  自分で周辺相場を調べる
  • 住宅ローンの返済額や新居の頭金を調べておく
  • アピールポイントを整理して伝える
  • 最低限の掃除はしておく
  • 複数の不動産会社に依頼する

どのようなポイントを意識すべきかを知り、5つの点を踏まえて高額査定を目指しましょう。

周辺相場を必ず調べる

売却を失敗させないためには、初めの査定前の段階が非常に重要になります。
査定前には必ず査定相場を知るようにしましょう。

不動産流通機構が運営する『レインズマーケットインフォメーション』で実際に確認してみましょう。

レインズマーケットインフォメーション

物件の取引情報だけでなく、過去2年間の市場の動きもグラフで表示されています。価格相場が直近の2年間で、どのように動いているのかも考慮すると、より戸建ての価値を正確に算出しやすくなります。

最新の成約事例を細かい条件(間取り、築年数、駅からの距離、成約時期など)で絞ることができるので、正確に相場を知りたい方に向いています。

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査定相場を調べるだけのことですが、これにより3つのリスクを回避することができます。

  • 売り出し価格の失敗をしなくなる
  • 査定価格が適正でないことに気付ける
  • 売却のタイミングがわかる

売り出し価格で失敗しない

不動産の売却において『売り出し価格』とても重要です。
周辺の売却相場より査定額が高ければ、売却までに長い時間が。低ければ、その分早く売却できます。

すまリス
周辺の平均的な価格で売却すればいいってこと?
相場を調べ、ただ適正な価格で売却すればいいわけではありません。
あなたの売却までの計画を考慮して決めましょう。
速さにこだわるのか、遅くても高さにこだわるのか。
また遅くてもどれほどまで許容できるのか。
売却活動期間中も発生する家の維持費、固定資産税はどこまで考慮しているのか。
細かい計画を立てたうえで、その計画に見合った売り出し価格を設定するには周辺相場をよく調べておくことが大切なのです。

査定価格が適正でないことに気づける

不動産会社によって査定結果は異なります。
査定価格に数百万円の差が出ることだってあるのです。

中には、足元を見て相場よりも安い査定価格を提案してくる会社もありますし、契約してもらうために根拠のない高額の査定を行う会社もあります。

査定価格が相場より高い、安いと感じた際は必ず査定価格の根拠を聞くようにしましょう。
査定価格が高く、なおかつ査定の根拠が充実しているところが条件のいい不動産会社といえますね。

売却のタイミングがわかる

周辺の売却相場の推移をみていると地価が上昇しているタイミングがわかります。

地価が上昇しているということは、その分需要が上昇していることにつながります。
今が売り時なのかの判断には必要不可欠の要素となるので、しっかり確認しておきましょう。

住宅ローンの返済額や新居の頭金を調べておく

住宅ローンが残っている戸建てはローンを完済し抵当権を抹消しなければ売却できません。

査定額よりも住宅ローン残債の方が多いと、他の金融機関から借り入れをして返済したり、新居の住宅ローンに借り替える必要があります。

ローン残高と査定価格との差分を把握しておけば、戸建ての売却価格でローンを返済できなくても資金計画を立てることができます。

買い替えの際には残っている住宅ローンの返済や新居購入の初期費用など様々な費用がかかります。これらを査定額から差し引き、余った分を頭金に回すと考えるとよいでしょう。

住宅ローンが残っている家を売る場合は、買い替えの資金計画を立てるためにも査定前にローン残高を調べておきましょう。

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アピールポイントを整理して伝える

査定時には不動産会社の担当者に、戸建てのアピールポイントを余すことなく伝えることが大切です。念入りな調査によって細かい部分まで評価しますが、一度の調査だけでは分からないことも数多くあります。

物件の魅力や周辺環境のよさなど、データには現れない住んでいるからこそ分かる情報を伝えておくと、高額査定に繋がりやすいでしょう。

たとえば、風通しや日当たりが良い、周辺環境の良さも評価が高いポイントです。実際に生活してみて分かる使い勝手のよさ、動線のスムーズさもあれば、それらも的確に不動産会社に伝えられるようにまとめておきましょう。

これまでに修繕やリフォームをしたなら、いつどのような内容で行ったのかも伝えることが大切です。メンテナンスの履歴を伝えると物件状態のよさがアピールでき、これを査定価格に考慮してもらえる可能性があります。

最低限の整理整頓をする

査定時にくまなく見てもらえるように整理整頓をしておきましょう。部屋に物があふれていたり、水回りが汚れているとそれだけで印象が悪くなるので査定額に悪影響を及ぼすかもしれません。

最低限の掃除をして室内を清潔な状態を保つことも大切です。特に水回りは汚れや臭い、劣化が見えやすいため、念入に掃除をしておきましょう。庭木があるなら整備が必要で、伸びっぱなしの印象を与えないように剪定しておくのも成功のポイントです。

査定前にどこを掃除すべきか詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

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複数の不動産会社に依頼する

戸建ての査定を受ける際は必ず複数社に依頼することが大切です。不動産会社によって同じ物件でも査定価格が大きく異なることが良くあるからです。

不動産会社の中には、契約を得るために意図的に高い査定価格を出して、売り出した後に値下げの提案をする企も会社もいます。
1社にしか査定していなければ、その会社が出した査定価格が高いか低いか判断できず、相場とかけ離れた価格で売り出し損につながるかもしれません

複数社からの査定結果を比較することで、戸建ての相場価格を判断でき、よりよい条件を提示する不動産会社を見つけやすいです。

戸建てを査定するなら不動産一括査定サイトを利用しよう

不動産一括査定サイトとは、Web上で複数の不動産会社にまとめて無料で査定依頼ができるサービスです。

これまで不動産会社に査定を依頼する場合、一社一社に足を運んだり、電話で査定してほしい物件情報を何度も説明する必要がありました。

不動産一括査定サイトを利用すればこのような面倒な作業が不要です。

Web上で簡単な項目を入力すれば、提携している不動産会社の中からあなたのマンションを高く売ってくれる会社に自動で査定依頼でき、査定結果をメールや電話で受け取れます。

不動産一括査定サイトの手順

一括査定サイトでオススメのサービスはすまいステップです。すまいステップは2~3分程度の査定依頼ができ、しかも無料で利用できます。

査定結果も一度に最大4社まで表示できるため、不動産会社の条件を比較しやすいです。机上査定の結果から気になる不動産会社にコンタクトを取ることも可能であり、スムーズに訪問査定に移行しやすいのも魅力的なポイントです。

「戸建てを高く売りたい」「不動産会社を探すのが手間」という人は是非一括査定を使ってみましょう。

査定で失敗しないための注意点

戸建て査定を上手に活用するには、次の3つの注意点も把握しておかなければなりません。注意点を知った上で、失敗しないように売却活動に繋げていきましょう。

有料のハウスクリーニングは査定時に不要

高額査定を狙って、査定前に業者にハウスクリーニングを依頼する方もいらっしゃいますが、査定価格を上げることにあまり寄与はしません。

不動産会社は売り出し前にハウスクリーニングをする前提で査定してくれるので、査定前にハウスクリーニングをして査定価格が上がることはほとんどありません。

ハウスクリーニングが効果を発揮するタイミングは購入検討者が見つかって内覧してもらう時です。購入検討者は見た目の印象悪いと購入意欲が低くなるので、内覧直前にハウスクリーニングをしましょう。

査定前のリフォームも不要

中古の戸建てを購入される方は「安く買って、自分好みにリフォームしたい」という人が多いです。購入者を限定してしまう可能性もあるので査定前のリフォームオススメできません。

リフォーム履歴があるとメンテナンス状況がよいとされて査定価格の向上に繋がることはありますが、だからといって売却のためだけにリフォームをする必要はありません。

リフォームによって売却価格が上昇するのは僅かであり、かけた費用分を回収できずにマイナスになることがほとんどです。居住のために行うリフォームはなんら問題ありませんが、売却のために行うのは避けて、どうしても修繕が必要なら簡単な修理だけに留めましょう。

リフォーム費用分を差し引いて売り出した方が結果的に戸建てが売れやすくなるでしょう。

マイナスポイントを隠すことはNG

物件にマイナスポイントがあると査定価格は下がりますが、問題を隠してはいけません。物件のマイナスポイントを隠し売却してしまうと、物件を引き渡し後に問題点が発覚し、トラブルになることも多いです。

事前に通知していない問題点が引き渡し後に見つかると、瑕疵担保責任を追及され、損害賠償責任を問われたり、契約の解消を求められたりすることも少なくありません。

事前に不動産会社に伝えておき買主にも説明し、納得の上での売却なら責任を追及され、不動産会社のないので、担当者には隠し事はせずに正直に伝えることが大切です。

土地に埋没物がある、シロアリや雨漏りの被害がある、周辺環境が悪いなどのマイナスポイントも正直に伝え、その上で正確な査定価格を算出してもらいましょう。

なお、瑕疵担保責任は2020年4月の改正民法施行により契約不適合責任となりましたが、基本的な内容は同じと考えて問題ないでしょう。

査定価格通りの金額で売却できるわけではない

売却時には査定価格を参考に資金計画を立てたり、売り出し価格を決めますが、この金額は絶対的な指標ではありません。査定価格は変動性の高いものであり、売却時の予想価格です。

そのため、査定額がそのまま売却価格になるとは限らず、実際に売りに出すと売却価格が下がる可能性があることは理解しておきましょう。

もちろん、査定価格通りに売却できないのは反対のケースもあり、売り出し価格を査定価格より高くすれば、査定価格よりも高額で売れることもあります。実際の売却価格は買主との交渉次第で変化することは、頭に入れておく必要があります。資金計画を立てる際には、変動分も考慮して余裕を持って考えることが大切です。

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まとめ

戸建て売却は、何より始めに査定が必要です。
売却完了までは約6カ月ほどと長い時間を要すので、最初の査定の段階をなんとなくで終わらせないよう注意しましょう。

3ヶ月経った頃から、査定結果に不満を覚えまた査定からやり直すなんてことになったら大変です。

戸建て査定の一番のコツは「複数の会社から査定をうけること」です。
査定結果を比較し、担当者の売却への意欲や誠実さ、信頼度を比較し、やっと不動産会社を決定する。

最初手間に感じるかもしれませんが、満足のいく査定結果、後悔のない戸建て売却を達成するには必要不可欠です。

下のバナーから簡単に最大4社の不動産会社へ査定を依頼することができます。売却活動にご活用ください。

すまいステップ
専門家

戸建て査定は土地やマンションの査定と比べて個別性が高く、難度が高いですし、査定担当者によって大きく変動することも珍しくありません。

特に、建物を解体して更地で売却することを考えている担当者と、古家のまま売却できると考える担当者とでは、査定額にも大きな差が出るでしょう。

もちろん、高い査定額をつけたところで売却できなければ意味はありません。

ある程度売却期間がかかってでも高値で売りたい場合には、古家のまま売却することに強みを持つ不動産会社に依頼するなど、状況に応じて仲介先を変えることも考えるとよいでしょう。

記事のおさらい

戸建て売却は査定からどのくらいかかるの?

戸建ての売却には、約6カ月の期間を要します。査定もその間に含まれるため、査定をいかにスムーズに行うかも売却期間短縮にかかわります。詳しく知りたい方は戸建て売却は査定を含めて約6カ月をご覧ください。

売却を検討しているけど、どんな査定を受ければいいの?

査定にはいくつかの方法があり、不動産会社が行う信用性の高いものでも『机上査定』と『訪問査定』があります。査定の結果は売却金額だけでなく、売り出し方に関わるので早期売買や高額売買に影響します。ですので、売却を検討しているのならば査定精度の高い『訪問査定』を選びましょう。詳しくは売却を検討するなら訪問査定が必要をご覧ください。

査定を行う前に自分で売却相場を調べるべき

査定前には必ず周辺の相場を調べるべきです。売却相場を調べることによって以下のリスクを回避することができます。

  • 売り出し価格の失敗をしなくなる
  • 査定価格が適正でないことに気付ける
  • 売却のタイミングがわかる

詳しく知りたい方は売却相場を知ることで3つのリスクを回避をご覧下さい。

査定の段階で失敗しないためには何をしておくべき

査定をする前に以下5つの準備をしておきましょう。

  • 自分で周辺相場を調べる
  • 住宅ローンの返済額や新居の頭金を調べておく
  • アピールポイントを整理して伝える
  • 最低限の掃除はしておく
  • 複数の不動産会社に査定依頼する

詳しくは戸建て査定を失敗しないための5つの準備をご覧ください。


不動産一括査定サイトを使って査定をしたら300万円以上の差も珍しくない

不動産一括査定サイトすまいステップ を使って実際に不動産を査定してみると、査定額に300万円以上差が出ることも珍しくはありません。

不動産会社 査定価格
不動産会社A 1100万円
不動産会社B 1400万円
不動産会社C 1280万円

これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

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