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2,000万円で買った家はいくらで売れる?正しい価格を知るための方法を解説

  • 更新日:2023年9月11日
2,000万円で買った家はいくらで売れる?正しい価格を知るための方法を解説

「今住んでいる家は一体いくらで売れるのだろう?」「どうすれば正しい価格がわかるの?」

持ち家がどれくらいの価値があるのか気になりますよね。

ここではそんな疑問をお持ちの方に向けて、正しい価格を知るための方法を解説していきます。

【2023年9月更新】家の売却相場は今いくら?築年数からシミュレーションしよう

2,000万円で買った家の売却価格は築年数で異なる

家の売却価格は、築年数の経過とともに変化します。

ここでは首都圏における、新築戸建ての売却価格を築年数別でご紹介します。

売却予定の方は参考にしてみてください。

※参考:新築一戸建て価格は東京カンテイ 「首都圏一戸建て住宅・価格と戸数の動向」(2023年1月31日時点)を、
築5年以降の売却相場はレインズ「首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2022年01~03月】」から編集部作成

築年数が経過しても土地の価値は残るため、築15年までは新築時と同程度の価格で売却できます。

しかし、築30年を迎えると建物の価値がなくなり需要もなくなる傾向にあるため、売却価格が減少します。

ただし、土地の価値は立地や周辺環境によって大きく異なるため、一概にこの価値とは限りません。

売却予定の家の築年数と照らし合わせて確認してみましょう。

すまリス
上記グラフは「建物」と「土地」の価値を合わせたものだよ!

2,000万円で買った家の価値は築年数で決まる

家の価格は、購入時の値段に限らず築年数が経つにつれて低くなります。

築1年未満であっても、多くの場合は一度入居しただけで中古とみなされ価格が下がります。

他にも日当たりや風通し、立地条件や周辺環境なども価格に影響してきます。

また、土地の値段については所有している期間に関わらず、市場の動向に左右されます。

住宅の価格減少に関するグラフ

引用元国土交通省│中古住宅流通、リフォーム市場の現状

2,000万円で買った一戸建ての価格減少率

本章では2,000万円で買った一戸建ての築年数経過による価格減少率を下の表からみていきます。

ここで注意なのが、築年数の経過によって価値が減少するのは、一戸建ての建物の部分のみです。

土地の価格は、築年数に影響を受けません

一戸建ての建物の価値は築5年で約30%、築20年で約84%減少します。

すまリス
不動産は「建物」と「土地」で分けられて、「建物」のみ価値が減少していくんだ!
築年数建物の価格減少率購入価格2000万円の一戸建ての現在価値
新築時0%2000万円
築5年目30%1400万円
築10年目55%900万円
築15年目77%460万円
築20年目84%320万円
築25年目88%240万円
築30年目92%160万円

築10年の戸建てであれば、建物自体の価値は半分以下まで減少してしまいます。

したがって、戸建て売却を検討している方は、早めに売却した方が高く売れる可能性が高いといえます。

すまリス
土地の価値は無くならないけど、建物の価値は築年数の経過とともに無くなっちゃうんだ!

2,000万円で買ったマンションの価格減少率

本章では2,000万円で買ったマンションの築年数経過による価格減少率を下の表からみていきます。

マンションの場合、土地の価格が含まれません。マンションの価格が低くなってしまうと、売却額も低くなります。

築年数建物の価格減少率購入価格2000万円のマンションの現在価値

築年数建物の価格減少率購入価格2000万円の一戸建ての現在価値
新築時0%2000万円
築5年目18%1820万円
築10年目27%1,660万円
築15年目35%1,300万円
築20年目43%1,160万円
築25年目52%960万円
築30年目60%800万円

築5年が経った時点で18%市場価値が下がり、築25年で約半分程度の価値まで減少します。

戸建ての価値と比べて緩やかに減少する傾向にあるため、戸建てよりも減少率は低いです。

2,000万円で買った家を高く売るコツ

マンションの価値は築年数の経過とともに減少するとお伝えしました。

それでも、「購入価格に近い価格、もしくは同等の価格で売りたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

この章では、高く売るコツについて解説します。

家を高く売るコツ

  • 築年数が浅いうちに売る
  • 複数の不動産会社へ依頼する
  • 家のアピールポイントを理解しておく
  • 余裕を持った売却計画を立てる

築年数が浅いうちに売る

マンションを高く売りたいのであれば、できるだけ築年数が浅いうちに売りましょう。

前述しているとおり、マンションの価値は築年数の経過とともに減少します。

築25年の時点では、新築時の約半分程度の価値にまで減少してしまうのです。

すまリス
少しでも高く売るために、早めに売却活動を開始するのが大切だよ!

複数の不動産会社へ依頼する

売却時は複数の不動産会社へ依頼しましょう。

1社の不動産会社へ絞ると、提示された査定額や売却価格が適正かどうか判断できないからです。

査定額は不動産会社によって異なり、相場とズレた価格を設定してしまうと買い手が見つかりづらい状況にもなりかねません。

すまリス
3~4社の不動産会社へ依頼して、比較しながら売却価格を決めるのがおすすめ!

家のアピールポイントを理解しておく

家のアピールポイントを理解しておくと、売却時に有利に働きます。

家の査定は不動産会社の担当者が行いますが、基本的に建物の状況や立地、利便性などを見て判断します。

しかし、「夜も静かで治安が良い」「近くの幼稚園は評判が良い」などの実際に住まないと分からないメリットまでは考慮されません。

せっかくのメリットでも買主に伝わらなければ意味がないので、自分でアピールポイントを理解して、担当者へ伝えておきましょう。

余裕を持った売却計画を立てる

売却は余裕を持った計画を立てましょう。

売却までの期間が短く、焦って売却しようとすると買主に足元を見られて大幅に値下げされてしまう可能性があります。

少しでも高く売るために、売却計画には余裕を持たせるのが大切です。

大切な【家】を少しでも高く売却するために、複数の不動産会社の査定額を比較して、より高値で売却してくれる不動産会社を選びましょう。

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2,000万円で買った家を売る際にかかる税金

2,000万円で買った家を売る際には以下の税金がかかります。

2,000万円で買った家を売る際にかかる税金

  • 譲渡所得税
  • 印紙税
  • 登録免許税

それぞれ確認しましょう。

譲渡所得税

譲渡所得税とは、譲渡所得に対して一定の税率をかけたものをいいます。

【譲渡所得とは】
家を売却して得た利益に対して、取得費譲渡費用を足した金額を差し引いた金額のことをいいます。
【取得費とは】
家の購入費用、建築費用、購入手数料、その他の設備費や改良費などのことをいいます。
【譲渡費用とは】
売却手数料、印紙税の負担分、立退料、建物の取り壊し費用などのことをいいます。
【譲渡所得の計算方法】
売却利益 ー(取得費+譲渡費用)=譲渡所得
すまリス
譲渡所得を求めるには、取得費と譲渡所得を把握しないといけないんだ!
上記の計算で譲渡所得を求めたら、税率をかけて譲渡所得税を求めます。
税率は家の所有期間によって異なります。
所有期間5年以下所有期間5年超
所得税30.63%15.315%
住民税9%5%
合計税率39.63%20.315%
※2037年12月31日までの売却には、復興特別所得税として所得税額の2.1%が所得税に上乗せされます。
【譲渡所得税の計算方法】
譲渡所得×税率(上記表の合計税率)=譲渡所得税
すまリス
所有期間によって税率が大きく異なるから、5年以上所有してから売却した方が節税できるよ!

印紙税

印紙税とは、不動産売買契約書や受領書などを作成する際にかかる税金です。

現金で支払うのではなく、「収入印紙」を貼り付けて納税します。

印紙税額は家の売却額によって異なります。

売却額税額
100万円超500万円以下1,000円
500万円超1000万円以下5,000円
1000万円超5000万円以下10,000円
5000万円超1億円以下30,000円
1億円超5億円以下60,000円

登録免許税

家売却時にかかる登録免許税として「抵当権抹消登記」があります。

家を売る際は抵当権を抹消しなければならず不動産1件につき1,000円の税金がかかります。

一般的に家を売る際は、建物と土地を同時に売ることとなるため、建物と土地1件ずつで合わせて2,000円かかります。

2,000万円で買った家を売却する際の注意点

家を売却する際の注意点はいくつかあります。

スムーズに売却するためにも確認しておきましょう。

家売却時の注意点

  • 売却価格の設定は高くしすぎない
  • 住宅ローンを完済しておく
  • 家に瑕疵があれば必ず伝える

売却価格の設定は高くしすぎない

売却価格は高くしすぎないようにしましょう。

売却価格は、相場に合った価格を設定するのが非常に大切です。

相場よりも高すぎる場合は、売却できれば大きな利益を得られますが、そもそも買い手が見つかりづらいといえます。

対して、安すぎる場合は買い手は見つかりやすいものの少ない利益となります。

スムーズに売却を成功させるためにも、相場に見合った売却価格を決めるようにしましょう。

住宅ローンを完済しておく

売却時には住宅ローンを完済しておきましょう。

住宅ローンを利用して不動産を購入すると、ローン返済の担保として、購入した不動産に抵当権が設定されます。

この抵当権を抹消しないと不動産は売れないのですが、抹消するためには住宅ローンを完済しなければなりません。

ローン残債を確認して、完済までにどれくらいの期間が必要なのかを把握して、返済計画を立てるのが大切です。

家に瑕疵があれば必ず伝える

家に瑕疵がある場合は、担当者に必ず伝えるようにしましょう。

【瑕疵とは】
傷や欠点のことで、具体的には「雨漏り」や「シロアリ被害」などの欠陥のことです。
なぜ瑕疵を伝える必要があるかというと、売主には「契約不適合責任」がかかるからです。
「契約不適合責任とは」
売買契約内容に適合しない瑕疵などがあり、買主に伝えていない場合は一定期間に限り売主が責任を取る制度のことです。
売却後に瑕疵が発覚すると売主が負担しなければならないため、事前に担当者に必ず伝えておきましょう。

まとめ

2,000万円で買った家はいくらで売れるかを解説しました。

家の価値は、築年数の経過と比例して減少していきます。

木造住宅であれば、築22年で建物としての価値を失うため、売却額も低くなる傾向にあります。

ただし、家の立地や利便性、周辺環境などの条件により需要があれば、十分に高い金額で売却することも可能です。

家の売却を検討している方は、不動産会社へ査定の依頼をしましょう。

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記事のおさらい

2,000万円で買った家はいくらで売れる?

2,000万円で買った家の売却価格は築年数によって異なります。築15年程度であれば新築時と同程度の価格で売却できる場合もあります。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

2,000万で買った家を売る際にかかる税金は?

2,000万で買った家を売る際にかかる税金には、以下のようなものがあります。

  • 譲渡所得税
  • 印紙税
  • 登録免許税

詳しくはこちらをご覧ください。

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