「今住んでいる家は一体いくらで売れるのだろう?」「どうすれば正しい価格がわかるの?」
持ち家がどれくらいの価値があるのか気になりますよね。
ここではそんな疑問をお持ちの方に向けて、正しい価格を知るための方法を解説していきます。
【2023年3月更新】家の売却相場は今いくら?築年数ごとの動向を解説
2,000万で買った家がいくらで売れるかは築年数で決まる
家の価格は、購入時の値段に限らず築年数が経つにつれて低くなります。
築1年未満であっても、多くの場合は一度入居しただけで中古とみなされ価格が下がります。
他にも日当たりや風通し、立地条件や周辺環境なども価格に影響してきます。
また、土地の値段については所有している期間に関わらず、市場の動向に左右されます。
2,000万で買った一戸建ての価格減少率
一戸建ての建物の価値は築2年で10%、築5年で30%も減少します。
木造戸建ての耐用年数は22年とされているので、ほとんどの場合は築20年を超えると価値のないものと判断されます。
2,000万で買ったマンションの価格減少率
マンションの市場価値は、一戸建ての市場価値に比べて緩やかに下がります。
築1年が経った時点で10%市場価値が下がりますが、その後は緩やかに下がっていきます。
2,000万で買った家がいくらで売れるかを正しく知るために
正しい価格を知るための方法を3つ紹介します。
- 不動産会社の査定を受ける
- 過去の売買取引を調べる
- 実際に売り出されている物件を調べる
いくらで売れるかを知るには不動産会社の査定を受ける
不動産会社に依頼すれば、家の状態や市場動向などを踏まえて査定してもらえます。
査定基準は不動産会社によって異なるので、300~500万円の差が出ることは珍しくありません。
そのため、1社にだけ依頼するのではなく3~4社を目安に、信頼できる不動産会社の査定を比較しましょう。
まとめて査定依頼ができる「一括査定サイト」の利用もおすすめです。



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過去の売買取引を調べる
実際にあった過去の売買取引で、成約した事例を調べると家の売却相場が分かります。
ただし家の売却価格は時期によっても変わるので、古い事例だけだと参考にならないことがあります。
そのため不動産会社の査定などと合わせて総合的に判断するとよいでしょう。
実際に売り出されている物件を調べる
近隣で売り出されている物件を調べることでリアルな相場がわかります。
不動産ポータルサイトを利用し、地域や面積などの条件を入れて簡単に検索できます。
しかし、売り出し価格は交渉を考慮した価格で売り出されていることがあります。
そのため、実際には売り出し価格から10~20%ほど下げた価格で売れるケースが多いので注意が必要です。
家の売却価格は条件によっても大きく変わるので、参考程度に考えるようにしましょう。
2000万で買った家を売る時の注意点
家を売る時の注意点をいくつかご紹介します。
いざ家を売る時に困らないよう、しっかり押さえておきましょう。
住宅ローンの完済が必須
家を売る時には、住宅ローンの完済が必須です。
住宅ローンの残った家を売却するには、家に設定された抵当権を抹消する必要があります。
そのためには住宅ローンを完済しなければなりません。
家の売却代金を使って完済させることも可能なので、住宅ローン残債の確認は早めにしておきましょう。
欠点や欠陥は、あれば必ず伝える
家を売る時、家に欠点や欠陥があれば不動産会社に必ず伝えましょう。
欠点や欠陥を伝えずに買主に引き渡した場合、引き渡した後でも売主が契約不適合責任に問われてしまいます。
契約不適合責任とは、引き渡した品物が契約内容に適合しない時に売主が負う責任を定めたものです。
損害賠償の他に、追完や代金の減額などを請求されることになってしまうので、必ず伝えて契約書にも記載することが大切です。
家のアピールポイントをまとめて築浅のうちに売る
家のアピールポイントをまとめておくと、広告や内覧時にしっかり説明できて高い値段で売れる可能性が高くなります。
また、住む人の目線でメリットを知ることができると買主にとっても安心です。
一般的に築年数が経つほど家の売却価格は下がってしまうので、売ると決めたら時期は待たずに早めに売り出すことをおすすめします。
記事のおさらい
2,000万で買った家はいくらで売れる?
家の価格は築年数が経つにつれて低くなります。正しい価格は不動産会社の査定サイトの利用をおすすめします。詳しく知りたい方は家の売却価格を正しく知るをご覧ください。
2,000万で買った家を売る時の注意点は?
住宅ローンが完済しているということが注意点として挙げられます。詳しくは2,000万で買った家を売る時の3つの注意点をご覧ください。