マンション売却で、多くの方が「疲れた」と感じてしまうのはなぜでしょうか。
マンション売却では、登記や売買契約などの難しい書類や手続き、内覧対応や買主とのやりとりなどの時間的にも精神的にも負担になることが多いからです。
疲れたと感じる方には、これから紹介するパターンに当てはまっていることがほとんどでしょう。
この記事では、マンション売却で疲れたと感じる原因と売却するためのポイントを5つ紹介します。
これからマンション売却を検討されている方は予防策として、すでに疲れている方は解決策として最後までお読みください。
疲れた原因①慣れない手続きや書類が多くて疲れた
マンション売却は不動産会社選びから始まり、査定依頼、販売活動、売買契約、金消契約などのいくつもの段階に分かれていて、段階ごとに手続きがあり疲れてしまいます。
手続きの中には普段見慣れない書類や聞き慣れない言葉に触れることが多くなるでしょう。
売却手続きや書類について調べたり相談したりすることは、非常に根気がいる作業なので疲れたと感じる方も多いです。
また、書類によっては交付までに数日かかる場合があるので、どのような段取りで書類を準備するのかスケジュールを立てなければなりません。
疲れた原因②内覧前の掃除や片付けに疲れた
マンション売却で疲れる手順の一つに内覧があります。
内覧は購入希望者に実際にマンション内を見てもらうもので、居住中の場合はマンションを魅力的に見せるために掃除や片付けが毎回必要です。
キッチン周りや子供のおもちゃを毎回片付けるのは手間ですし、クローゼットの中も確認される事を考えるとクローゼットに押し込めず、常に整理しておく必要があります。
内覧希望者が多数いる場合はどうでしょう。
常にきれいにしておかければというストレスや、居住中のマンションに他人を招き入れるストレスも多くなるので、内覧対応はマンション売却で疲れてしまう大きな原因と言えます。
疲れた原因③内覧のスケジュール調整で疲れた
マンションを売却するには内覧対応は付き物です。
内覧は買主とのスケジュールを合わせて内覧日を決めなければならず、子育てや働きながらだとスケジュール調整が難しく疲れてしまいます。
内覧は特に土日などの休日に集中しやすいので、なかなか休みが取れずに疲れてしまうことも多いです。
また、前日や当日に内覧希望の連絡があった場合は、急な内覧対応にも応じなければなりません。
みんなの不動産売却体験談新潟県新潟市中央区 / 50代
査定価格2,200万円売却価格2,200万円
不動産会社の決め手売却額希望売却金額と金額が一致したので決めました。担当者の詳しく説明をしてくれたので不安もな売り出しして経過報告も定期的に来てたので安心でした。北海道札幌市北区 / 60代
査定価格480万円売却価格420万円
不動産会社の決め手査定サイトに依頼したあと、すぐに反応があった。他社からの反応も待ったが、反応は無く、不動産会社も徒歩で移動できる近所だった事及び古くから知った会社出会ったこともあり、当該会社に決めた。東京都江東区 / 30代
査定価格4,980万円売却価格4,780万円
不動産会社の決め手不動産会社の知名度や実績などだけを考えじゃなくて、自分の物件にたいして、長所短所により観客的な査定額を出られるかどうかが一番重要と思います。東京都品川区 / 70代
査定価格6,800万円売却価格5,900万円
不動産会社の決め手担当者が売却ストーリーを自らの物件として語ってくれた。当方としては長年住み慣れた愛着のある住まいを手放すので、売主の売却にかける気持ちを察してくれる、また、物件をよく理解してくれることが安心感につながります。当該…東京都墨田区 / 50代
査定価格1,100万円売却価格960万円
不動産会社の決め手売却に際し、①相場以上の高値を提示し、後に大きな減額する不誠実な対応がないこと。②納得できるまで会話ができ、信頼に足る担当者であること。が決め手となりました。疲れた原因④マンション内で価格競争があり疲れた
マンションの売却は、同じマンション内で売却物件が出ると価格競争になる可能性があります。
同じマンション内なら間取りや条件が似ているので、買主はより価格が安いほうを選ぶ傾向にあります。
同じマンション内で価格競争が起きると希望価格で売却しにくくなったり、売却期間が延びてしまうので、マンション売却ならではの疲れてしまう原因と言えるでしょう。
疲れた原因⑤売却期間が延びて疲れた
マンションの売却までは3~6か月程度かかることが一般的です。
売却活動が長期化すると、長期化した分だけ内覧対応や内覧前の掃除や片付けもしなければなりません。
いつ売却できるのか不安が大きくなり、売却活動に対するストレスも日を追うごとに大きくなって疲れたと感じるでしょう。
疲れた原因⑥売買契約後にキャンセルがあり疲れた
売買契約の当日までは買主から契約をキャンセルされる可能性がありますが、売買契約後であっても買主が住宅ローンの本審査に落ちてしまうと売買契約は無条件で白紙になってしまいます。
やっと売却できたマンションが契約解除になってしまうと心理的なストレスは大きくなり疲れてしまうでしょう。
マンションの売却活動が初めからのスタートになるため、書類の作り直しだけでなく、内覧対応などをもう一度行わなければいけません。
疲れた原因⑦売却後も責任や手続きがあり疲れた
売却前のマンションの査定や調査、契約書の作成、買主との交渉などの責任で疲れてしまい、マンションの売却が決まった時は責任からの解放に安堵することでしょう。
しかし、マンション売却から2〜3か月程度は、マンションの売却後でも売主が対応しないといけない責任があります。
マンションの売却後、売買契約時に伝え漏れていた瑕疵や不具合が見つかれば、売主は「契約不適合責任」に問われます。
また、マンションを売却した後にも必要に応じて確定申告を行う場合があります。
売却できたから全て終わりというわけではなく、売却後の責任や手続きも含めて考えると、マンション売却は疲れたと感じることが多いと言えます。
マンション売却で疲れたら見直そう!売却するためのポイント
マンション売却が長期間になってしまうと、このままずっと売れないのではないかと不安になって心も体も疲れてしまうでしょう。
しかし、長期間マンションが売却できない場合には何かしら原因がある可能性が高いです。
原因を見直せばこれまでなぜ売れなかったのかと不思議になるくらいすんなりと売却できることもあります。
長期間売却できていない方は、以下のポイントに当てはまっていないか確認してみてください。
- 不動産会社や担当営業と相性がいいか
- 室内の物が多すぎていないか
- スケジュール調整できているか
- 引っ越しすべきか
- 適正価格で提供できているか
不動産会社や担当営業と相性がいいか
マンションが長期間売却できない原因の一つに、不動産会社や担当営業が原因という場合があります。
マンションを売却するためには、物件をどれだけ広く魅力的に告知できるかにかかっています。
それだけではなく、購入層に向けた広告媒体の選定や営業力もとても大切です。
長期間購入希望者が現れない場合は、広告力や営業力が足りていない可能性が高いです。
また、担当営業が売却に向けてどれだけ販売活動をしてくれているかも重要です。
もしかしたらあなたの物件は後回しにされているか、最悪の場合には放置されている可能性もあるかもしれません。
もし半年経っても売却できない場合には、新しい不動産会社を見つけることを検討してみてください。
一括査定であなたの家の適正価格が分かる
今の価格が届く!完全step1step2step2step3step4
無料診断スタート一括査定であなたの家の適正価格が分かる
今の価格が届く!完全step1step2step2step3step4
無料診断スタート室内の物が多すぎていないか
マンションの購入をインターネットで探す人も多くなってきています。
同じような立地や間取り、価格だった場合にポータルサイトなどで多くの物件から目に留まる情報の中に写真があります。
物が多くて整理整頓されていない室内の写真だとスペースが狭く感じたり、印象が悪くなってしまい、その時点で選択されない可能性も高いです。
購入希望者に好印象を与えて選択肢に入れてもらうためにも、まずは室内を整理して綺麗で広い物件というイメージに繋げましょう。
内覧に来られた際には、さらにインテリアを飾ったりフレグランスでお迎えしてはいかがでしょうか。
スケジュール調整できているか
マンション売却手続きが進み、内覧希望者が現れると内覧日などを設定します。
内覧日の設定は重要で、スケジュールが合わずに先延ばしにしていたら他の物件を購入されてしまうという結果になることもあります。
また、スケジュールが決まらないと売却期間が長引いてしまうため、価格交渉が難しくなるケースも多くなります。
スケジュールを立てる時はできるだけ内覧希望者の都合を尊重してください。
3つくらい希望日をもらうとスケジュール調整もしやすくなるでしょう。
南向きのマンションの場合は、お昼の日差しが差し込む時間帯で内覧すると、明るいマンションだと好印象を持ってもらえるのでおすすめです。
引っ越しをするべきか
居住中のマンションに購入希望者を迎えることは、ストレスを感じるでしょう。
プライベートの空間を全くの他人に見られるのは、購入してくれるかもと分かっていても気分が良いものではありません。
また、内覧の際に隅々まで掃除しなければならず、貴重品や個人情報の書類などは他の場所に移動させる必要もあります。
そのような煩わしさから解放されるためには、売却前に引っ越すことを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
家具がなくハウスクリーニングされた室内は好印象なので、結果的に短期間に好条件で販売できるかもしれません。
適正価格で提供できているか
マンションの売却時、購入希望者は現れるけど売却に至らない理由に、マンションが適正な価格で販売されていない可能性があります。
購入希望者はさまざまな物件を内覧しているはずです。
売却したいがンションが相場と比べて高すぎる場合は候補から外れてしまう可能性があります。
低すぎる場合も、何か悪い部分が隠されているのではないかと疑心暗鬼になって選ぶことを辞めてしまうかもしれません。
【まとめ】マンション売却に疲れたら家族で協力して乗り越える!
マンションの売却は人生で何度も経験することではないので、慣れない手続きや作業で疲れてしまう方も多いでしょう。
疲れないためには、まずは売却の手順などを自分でも学習する事が大切です。
また、必要書類の準備や不動産会社と繰り返されるやり取り、内覧準備や内覧の対応などを、家族で協力して行えば疲れることも少なくなるでしょう。
売れるためのポイントを押さえて、早期に売却できるようにしましょう。
そして、信頼できる不動産会社を見つけて、段階ごとにアドバイスをもらいながら地道に進めることが一番の近道になります。
不動産会社をうまく活用して、スムーズに売却へ進めるようにしてみてください。
記事のおさらい
マンション売却はなぜ疲れるの?
慣れない手続きや内覧対応など、4つの疲れてしまう原因があります。詳しく知りたい方はマンション売却で疲れた原因とは?をご覧ください。
売れるために見直すべきポイントは?
不動産会社との相性や室内に 物が多すぎていないかなどが挙げられます。詳しくはマンションの売却で疲れたら見直そう!売れるためのポイントをご覧ください。