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分譲マンションを売る人が続出中?売り時を解説【2023年4月更新】

  • 更新日:2023年4月4日
分譲マンションを売る人が続出中?売り時を解説【2023年4月更新】

マンションの売却を検討している方の中には「今は売る人が増えているの?」「売り時なの?」と考えている方がいるのではないのでしょうか。

現在、中古マンションの売却価格は上昇していて「売り時」と言えます。では実際に、売る人は増えているのでしょうか。

この記事では、マンションを売る人が続出しているのか、マンション売り時なども紹介します。是非ご参考にしてください。

マンションを損せずに売るための10のコツ【流れや相場・費用を分かりやすく解説】

分譲マンションを売る人は続出中?【2023年4月更新】

2023年4月現在、前年に比べて中古マンションを売りに出す人は増加しています。

以下は、2023年1月と2月に新規に売りに出されたマンション件数を、前年同月の件数と比較した表です。

マンション新規登録件数1月度2月度
2023年16.588件16,343件
2022年12,597件12,951件
前年比率+31.7%+26.2%

東日本不動産流通機構「月例速報Market Watchサマリーレポート2023年1月度」「月例速報Market Watchサマリーレポート2023年2月度」を参考にすまいステップ編集部が表を作成)

コロナ禍以降、新規に売りに出される中古マンションの件数は減少傾向にありました。

しかし、2022年には売り出し件数が再び増加し、2023年も増加傾向が続いています。

マンションの売り出し件数の増加は、住宅ローン金利の上昇リスクの見込んでいる人や、2000年代に売りに出された新築マンションを2回目の大規模修繕前に住み替えようとしている人が、マンションを売りに出しているためだと考えられます。

2023年はマンションの売り時!

結論から申し上げますと、2023年はマンション売り時と言えます。

では、なぜ2023年が売り時と言えるのでしょうか。この章ではなぜマンションが売り時なのかを解説しています。

要因を知って売却活動を始めてみてはどうでしょうか。

2023年がマンション売り時の理由

  1. 中古マンションの価格が毎年上昇してる
  2. 新築マンションの価格が高騰してる
  3. 住宅ローンの金利が低い
  4. 中古マンションはエリアや間取りの選択肢が多い

中古マンションの価格が毎年上昇してる

下記の画像は、中古マンションの価格推移をグラフで表したものです。

分譲マンション貸す

参考:レインズ「月例速報マーケットウォッチ(2022年2月発行)」

中古マンションは年々価格が上昇し続けています。首都圏では立地の良い場所にはすでにマンションが建てられており、新築マンションで建設できる土地が少ないのが現状です。

その結果、立地の良い新築マンションの価格が上がりそれに伴って中古マンションも価格が上がり続けています。

よって、2023年では高くマンションを売れる可能性があります。

新築マンションの価格が高騰してる

下記の画像は新築分譲マンションの価格推移をグラフで表したものです。

マンション売る人続出

参考:「全国新築分譲マンション市場動向2021年」(2022年2月発行)

首都圏の新築マンションはタワーマンション並みの高額物件となっている現状があります。

その中で「新築マンションは買えない!」という方が、中古マンションを購入するので中古マンションの価格が増加傾向になってるわけです。

住宅ローンの金利が低い

住宅ローンの金利が低いとローンを組んでマンションを購入する人が増えます。

つまりマンションを購入しやすい状態が続いており、不動産の需要が高まっているといえるのです。

需要が高まればマンションを売却した場合に、早い段階で買い手がみつかる可能性が高くなります。

こうした背景があることで、マンションが売り時ということが考えられますね。

中古マンションはエリアや間取りの選択肢が多い

下記の画像は、エリアからの新築マンションと中古マンションの売り出し数です。

中古マンション住み替え

参考:SUUMO

新築マンションは、選べるマンションの数は限られています。希望のエリアの新築マンションが数件しかないことも。

ですが、中古マンションの場合、同じエリアでも数十件または数百件の中古マンションが販売されています。
エリアの中でも、好みのマンションが選びやすいです。

また、検索数が多いほど、物件のレパートリーも増えます。以下の画像は新築マンションと中古マンションの間取り数の差です。

参考:SUUMO

上記の画像のように中古マンションだと、新築よりも間取りが広かったりレパートリーが多いです。ということは、買主はニーズに合ったマンションを探しやすいという事です。

このように中古マンションは、新築マンションよりも多く流通しており、レパートリーも多いので買主のニーズが合えば、早く売却できる可能性があります。

コロナの影響は?

新型コロナウイルスによるマンション価格への影響は気になる方が多いのではないのでしょうか。

マンションを売る人続出

参考:レインズ「首都圏中古マンション・中古戸建住宅長期動向グラフ【2011年1月~2021年12月】」

新型コロナウイルスが最もマンション価格に影響したのは2020年5月頃の1回目の緊急事態宣言が出たときで、一時的に価格が下がりました。

しかしそれ以降は価格が右肩上がりに上昇し、現在も価格は上昇傾向にあります。
コロナウイルスによる価格の下落は、今後大きな影響が出るとは考えにくいでしょう。

ライバルが多いときに買い手を見つけるためのコツ

同じような条件のマンションを売りに出している人よりも有利にマンションを売却するためには、どのような点を考慮すればよいのでしょうか。ここからはマンション売却時にライバルが多いときに買い手をみつけるためのコツについて解説します。

媒介契約を変更する

マンションを売却する際には不動産会社と売却に関する契約を結ぶのが一般的です。この契約を媒介契約と呼びます。媒介契約には3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

  • 一般媒介契約
  • 専任媒介契約
  • 専属専任媒介契約

3種類の媒介契約をしっかりと比較して自分の条件にあった契約を結ぶこともライバルに差をつけるためには必要なポイントです。

具体的な媒介契約の内容とメリット・デメリットを簡単にまとめておきますので参考にしてください。

一般媒介契約とは

一般媒介契約は複数の不動産会社と契約可能で、自分で買い手を探すこともできます。契約期間に定めがなく比較的自由度の高い契約といえるでしょう。

ただし不動産流通機構への登録や売買活動の状況報告などが義務付けられていないため、売却活動の進捗状況が分かりにくい点はデメリットといえます。

専任媒介契約とは

専任媒介契約は1社のみとの契約ですが、自分で買い手を探すことが可能です。

最長で3カ月の契約と定められており、一般媒介契約よりは縛りがある契約内容となっています。

不動産流通機構への登録や売買活動の状況報告が義務付けられているため、売買活動の進捗状況がわかりやすい点はメリットです。

専属専任媒介契約とは

専属専任媒介契約は1社のみとの契約で、自分で買い手を見つけた場合でも不動産会社に仲介手数料を支払う必要がある契約内容です。

もっとも縛りがある契約内容ではありますが、1社のみに専属で売却を依頼するため積極的に売買活動を行ってもらえる可能性が高いという点ではメリットが大きいといえるでしょう。

さらに不動産流通機構への登録、進捗の報告も義務となっているため早く確実に売却したい人には向いている契約内容といえます。

担当者または不動産会社を変更する

マンションを売却する人がおおく、不動産の需要も高い状態であるにもかかわらずなかなかマンションの買い手がみつからないということもあるでしょう。あまり考えたくはないことですが、不動産会社のなかには、物件を値下げさせるためにわざと売れない状況にする悪徳業者も存在します。

もしもそれほど条件も悪くないのになかなか買い手がつかず、不動産会社が売買活動の進捗状況などの報告を曖昧にしたり怠ったりするようであれば、担当者や不動産会社そのものを変更することも考えたほうがよいでしょう。

「すまいステップ」の不動産一括査定に依頼しよう

不動産会社探しで困った場合には、すまいステップの一括無料査定の利用がおすすめです。

すまいステップが定めた厳しい審査をクリアした不動産会社が登録されており、物件種別や都道府県、市区町村まで絞り込んで不動産会社を探すことが可能になっています。

信頼できる不動産会社をみつけることがスムーズにマンションを売却するための大きなポイントとなることも覚えておくとよいでしょう。

ハウスクリーニングやホームステージングをする

簡単なリフォームと同時に行っておきたいのが、ハウスクリーニングやホームステージングです。ハウスクリーニングは耳馴染みのある人も多いでしょう。室内を全面的に清掃して細かな部分もきれいにしておくことで買い手によい印象を与えることが可能となります。

清掃だけでなく、生活空間としてのイメージを持ってもらいやすくするための方法がホームステージングです。ホームステージングでは、中古物件でもモデルルームのようにみせるプロによるインテリアコーディネートを指します。

ガランとした空間をただみせるのではなく、生活空間として認識してもらいやすく売れやすいコーディネートをするのがホームステージングの特徴です。最近ではホームステージングを取り扱う不動産会社も増えているため、不動産会社選びのひとつの条件に加えてみることもおすすめします。

大がかりなリフォームをするよりも、ハウスクリーニングやホームステージングを利用するほうが費用が抑えられるという点でもメリットの大きい方法といえるでしょう。

不動産買取を検討するのもひとつの方法

不動産の需要が高まっているとはいえ、ライバルが多い状況のなかで有利に売却を進めるためにはそれなりの費用と労力が求められるケースも多くあります。自分が売却する予定のマンションがどの程度の価格でどの程度の期間で売却できそうかを事前に把握しておくことは重要です。

近隣の不動産相場を自分なりに把握して、ライバルとなりそうな物件がどのくらいあるのかも事前に確認しておけるとよいでしょう。こうした条件のもとで時間がかかっても相場程度の価格で必ず売却したいという希望がある場合には不動産会社と媒介契約を結ぶことをおすすめします。

もしも、少し値段が下がったとしてもできるだけ早く売却したいという場合には不動産買取も検討材料のひとつに入れるとよいでしょう。不動産買取は、一般から買い手を探すのではなく不動産会社が直接マンションを買い取るため、すぐに現金化することが可能です。

急いで資金が必要という場合などには、いつ売れるかわからない状態が長く続くよりもすぐに現金化される買取のほうがメリットが大きいといえるでしょう。

ただし、不動産買取では相場の3割ほど価格が安くなる点はデメリットと考えておく必要があります。すぐに現金化される代わりに売却価格が下がるということです。

買取保証というシステムを持つ不動産会社もあるため、急いで売却したいけれどできるだけ高く売れる可能性にもかけてみたいという人は、買取保証を利用してもよいでしょう。

3カ月間、売却活動を行ってそれでも売れなければ不動産会社に買い取ってもらうという保証がついているのが買取保証システムです。媒介契約と不動産買取のメリットを両方得ることができるため、多少の余裕がある人の場合にはこうしたシステムの利用もおすすめです。

マンションを売り出す時期は慎重に選ぼう

マンションを売却する際には、売り出しの時期が重要となります。時期を間違うと本来はもう少し高額で売れたはずの物件が値下げした状態で手放さなくてはならないといった状態になることも考えられるでしょう。

周りが一斉にマンションを売却しはじめたからといって、必ずしも自分が所有しているマンションもよい条件で売却できるとは限りません。もちろん不動産の需要が高まっている時期に売却するほうが買い手はみつかりやすいため、ライバルが多い時期も売り手市場となる可能性は高くなります。

ただ、重要なのは自分の所有しているマンションの状態や周辺環境などが売却のタイミングとマッチしているかどうかという点です。修繕が行われる前後、土地開発や再開発などが行われた後などより高額にマンションを手放せるタイミングを見逃さないということが大切になります。

こうしたタイミングを見逃さないためには、売却を検討しはじめた段階で優良な不動産会社をみつけて情報をもらうようにしておくことも必要です。

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では、独自の厳しい審査をクリアした不動産会社のみと提携しています。そのためよりよい条件でマンションを売却したい場合には、無料査定で優良な不動産会社と出会うツールとして便利に利用することができおすすめです。

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