マンションの売却を検討している方にとって、経験者の体験談は貴重な情報源です。
売却経験者が「どのような状況」「どのようにして売却したのか」を知ることで、マンションを売却するイメージを明確にできます。
この記事では、マンション売却の経験者に聞いた体験談をまとめています。
経験者がそれぞれ感じたこと、重要だと思うこともまとめてあるので、失敗と成功のポイントを理解しやすくしています。
体験談①:自分で相場感を把握せず売却してしまい……。
神奈川県在住のAさん(30代、女性)にお話しをお伺いしました。
売却価格の相場や税金面について理解せずに不動産会社へ頼りっきりになり後悔してしまったようです。
マンション売却を検討したきっかけ

元々マンション好きのミーハーなので住み替えは二回目です。
マンションを見ること自体好きで移り気のため特に深刻な理由があるわけではないですが、住んでみて占有部の質の低さに満足できませんでした。
また、住民の質も酷く、共有部を通る度に嫌な思いをしていました。
そのため常に売りに出しており、今回の反省を活かした次のすみかは常に探していました。

世帯年収は、600~800万円です。
ローンは残っていましたが、売却金額で完済できました。
マンション売却の結果
売却は成功でしたか?

コロナかで、不況の噂が流れ、株などは下落が始まっている時期でした。
買い主はもろ煽りを受けそうな自営業の方で今買って大丈夫なの?とおもった程です。
とにかく買って貰えて良かったという気持ちでしたが、買値より下げた金額でした。
また、リモートワークが進み、私の売却した物件は大分需要が増え値上がりもしたと思います。
結果論ですが、もう少し待てば満足した値段で売れたと思うと後悔します。
これからマンション売却する人へのアドバイス

今回焦って税金面や相場観なく進めてしまいました。
大きな金額が動きますので納得できるよう進められると後悔なくて良いなと思います。
不動産業者は仲介手数料もそれなりですので、納得できる業者を選びたいです。
囲い込みをされている感覚は無かったですが中々決まらず、細かい情報も頂けない状態で半年過ぎ、一般に変えたら別の業者で売買決まりました。
誠実にやって頂いたとは思いますが一社のままだと不満やあること無いこと想像して不安になってしまうことも多かったてす。
Aさんは売却相場や売却にかかる税金についてを理解せず、不動産会社へ頼ってしまい、売却が失敗したと感じているようです。
マンション売却では大きな金額が動くため、売却相場をある程度把握しておかないと実際に売却する際にその売却額が適正なのかが判断できません。
また、売却時も購入時も税金がかかるので併せて確認しておきましょう。
体験談②:売却時期を考えていなかった……。
大阪府在住のBさん(50代、男性)にお話しをお伺いしました。
阪神大震災から数年しか経過していない状況で売却したため、買い手がなかなか見つからずに相場より安く売却をしてしまったようです。
マンション売却を検討したきっかけ

最初に住んでいた所は新興住宅地だったのですが、各種学校が遠く、小学校は2㎞程度と子供では通うのが厳しい環境でした。
いずれ近くに学校ができるかもしれないと思って住んでいたのですが、そうはなりませんでしたので、住み替えを検討することにしました。

世帯年収は、400~600万円です。
ローンは残っていましたが売却価格よりも高いオーバーローンになってしまった。
マンション売却の結果

私が売却した時期は阪神大震災から数年しか経過していないときであり、且つ住んでいるマンションも震災の影響を若干受けていたので買い手がなかなか見つかりませんでした。
もう数年待ってから売却活動すればもう少し高く売れたのではないかと思っています。
これからマンション売却する人へのアドバイス

焦って売却しようとしてもなかなか買い手が現れないことがあるので、売却までにある程度の余裕を持った方がよいと思いました。
また、残りの住宅ローンも把握しておくべきだと思いました。
前の物件のローン残高があったので、次の物件のローンを組むのに苦労しました。
実際には、ローンでは不十分だったので、親族からの借金もせざるを得ない状況でした。
- 2月
- 3月
- 8月
- 12月
また、今回のように震災の影響を受けている場合も同様です。
体験談③:買い手に足元を見られてしまい……。
兵庫県在住のCさん(30代、男性)にお話しをお伺いしました。
売却が具体的に進むにつれて焦ってしまい、買い手に足元を見られ後悔する結果となってしまったようです。
マンション売却を検討したきっかけ

元々、子どもが2人いたのですが、3人目の子どもが出来たタイミングで住み替えを検討することになりました。
というのも、前の住居が2DKで45㎡と非常に狭かったことと、近い将来に部屋が足りなくなることが分かりきっていました。
そのため、変わるなら早い方が良いということから出産前に決断をし、住み替えを行うことにしました。

世帯年収は、400~600万円です。
ローンが残っており、売却価格よりもローン残高が高い状況でした。
マンション売却の結果

希望額より安く売却しており、やはり希望通りの価格では売れないということで成功とはいえないと思っています。
希望の物件が見つかって購入の商談を進めてしまうと、どうしても売り急いでしまう部分が生じてきて足元を見られたようにも思います。
タイミングがすごく大事だと感じましたので、やはり人が動く時期をターゲットに事前にもう少し計画的にいけばよかったなというところです。
これからマンション売却する人へのアドバイス

交渉ごとに慣れていないというのが一番の理由ですが、こちらの予定を全て情報として出してしまうと足元を見られることを痛感しました。
準備期間や計画をしっかりと立て、高値で売れる道筋を自分なりに考えておかないといけないと思います。
特に相場観も持ち合わせていなかったので、相手の話を鵜呑みにしてしまうと、思わぬ以上に損をしていると思いました。
まとめ
今回は、マンション売却の体験談を4例紹介しました。
マンションの売却で特に重要なポイントを一度おさらいしていきましょう。
- 相場を自分で調べておく(不動産会社の言うことを鵜呑みにしない)
- 売却までの期間に余裕を持つ(余裕がないと安売れしてしまう恐れがある)
- 複数社から査定を受ける(不動産会社の質は千差万別)
- 不動産会社は慎重に選ぶ(比較した上で気が合う不動産会社を選ぶ)
- 家が高く売れる時期を見極める(不動産は時期による価格影響が激しい)
- 内覧準備を念入りに行う(第一印象が重要)
マンションの売却は、専門知識や様々な書類が必要となるために「難しい」「大変だ」と思われがちです。
ですが、売却経験者の実際の体験談を見ていくと、総じて『いい不動産会社を選べるか』が重要だと分かります。
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