マンションの売却を検討している方にとって、経験者の体験談は貴重な情報源となります。
売却経験者が「どのような状況で」「どのようにして売却を行い」「どう感じたのか」を知ることで、マンションを売却するイメージを明確にすることができます。
この記事では、マンション売却の経験者に聞いた体験談をまとめています。
経験者がそれぞれ感じたことを、重要だと思うこともまとめてあるので、失敗と成功のポイントを理解しやすくしています。
時間と気持ちに余裕をもっておけば…
神奈川県在住のAさん(30代、男性)にお話しをお伺いしました。
売却に使う時間と気持ちに余裕がなかったことで、売却を急ぎ、後悔を残してしまったようです。

世帯年収は、800~1000万円です。
ローンは残っていましたが、売却金額で完済できました。

購入した部屋の下の階に住んでいる住人さんとトラブルになったためです。具体的には我が家の子ども(3歳)の足音や振動が階下まで響くようで気になるとのクレームが何度も入ってしまったためです。今後二人目の子どもも考えていたため、我慢して住み続けるよりも新しいマンションに住み替えた方がいいと考えました。

売った物件は築年数も浅く角部屋、エキチカなど立地も良かったこともあり、売却金額よりも高値で交渉出来ると考えていました。
しかし騒音からなる住民トラブルを早く解決したかったこともあり売却を急いでしまいました。
時間と気持ちに余裕を持って売り出しておければと若干後悔していますのでどちらとも言えない選択をしました。
マンションの売却は、購入希望者の条件と一致した段階で購入が決まり、契約を交わします。
購入希望者の中には、安く買いたい人もいれば、高くても買いたい人もいます。
ただし、時間的に余裕がないと、高値で売り出すチャレンジがなかなかできません。
加えて、購入希望者が現れるのを待ちきれず値下げを余技なくされるケースがよくあります。
高額で売却をするには、時間と気持ちに余裕を持つことが大切なのです。

また、マンション管理会社系列の中小の不動産会社に対応をしてもらったが、大手不動産会社複数を検討してから依頼していたら、また違った結果になっていたかもしれません。
これも時間と気持ちに余裕を持つことで解決できるため、まずは『売却までの時間に余裕をもつこと』が最重要だと思います。
- 売却までの期間に余裕を持つ
- 相場を自分で調べる
- 複数社から査定をうける
- 適切な売り出し価格をつける
- 家が高くうれる時期を見定める
不動産会社ごとに査定価格は大きく異なりますし、売却活動に対する真摯さも異なります。
Aさんの売却体験からは、時間と気持ちに余裕をもち、複数の不動産会社を慎重に選ぶ必要性が分かります。
今日では、複数の不動産会社に一括で査定依頼するサービスの需要が高まっており、「不動産会社を比較することの重要性」が浸透しつつあります。
マンションの価値を正しく見極め、熱心な売却を行ってくれる不動産会社を選ぶことが売却成功に非常に重要なのです。
一括査定サイトすまいステップは、最大4社の不動産会社に一括で査定依頼を送ることができるサービスです。
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何件も回ってやっと気が合う不動産会社に合えた
神奈川県在住のBさん(30代、女性)にお話しをお伺いしました。
何件も不動産会社を回った末、気の合う不動産会社に出会え、売却を成功に導くことができたようです。
不動産会社選びの大切さがよく分かります。

世帯年収は、1000~1200万円です。
ローンは残っていましたが、売却金額で完済できました。

結婚前は旦那がもともと住んでいたマンションで同棲していましたが、共働きのためいざ結婚となると通勤時間が長すぎたため(妻2時間)2人の勤務地へのアクセスが良いところを探しました。

彼が1人で住んでいく予定で購入したマンションだったためDIYを本格的にやっていたのですが、話を聞くとそれがよかったらしく、想定よりも高い金額で売却することができました。
もともと住んでいた年数やローンの金額を考えると、売却した金額が住んでいた期間の家賃よりも安く住むことができていたので結果成功だと思います。
DIYやリフォームで手を施していない家をその分安く売却した方が早く売却できる可能性が高まります。

(もともと知人に不動産関係の人がいたので選ぶコツ等は教えてもらってはいましたが)
私達夫婦とノリが合う人で、一緒に販売戦略を考えてくれて、売却時期やポイント等を親切に教えてくれたのでいろいろと情報を得て、売却に成功した思っています。やりとりが多いので不動産屋さんは気が合う人が絶対いいと思う。
- 複数社から査定を受ける
- 高すぎる査定額を鵜呑みにしない
- 販売戦略を不動産会社と話し合う
- 適切な売り出し価格を付ける
- 不動産会社は慎重に選ぶ
不動産選びのコツはいくつかありますが、『気が合う』という観点は非常に重要です。
質問に対し真摯に受け答えをしてくれ、一緒に販売戦略を立てていくことができる担当者と出会えると売却が円滑に進めやすくなります。
不動産会社選びで家売却の成否が決まる⁉優良企業の見極め方を紹介!
売却に適した時期など、知らないことが多すぎた…
宮崎県在住のCさん(50代、女性)にお話しをお伺いしました。
売却に適した時期を始め、事前の情報収集が足りなかったことで、後悔する結果となっていしまったようです。
最低限の知識を自信で収集する必要が分かりました。

世帯年収は、600~800万円です。
ローンは残っていませんでした。

連れ合いの退職によりどちらかの実家に帰るか悩みました。
まだ両親ともに元気だったため自分たちの住み続けたい土地をと夫婦で話し合い、お互いの両親の家の中間地点になる今の家に住み替えました。

後に不動産会社さんの事務の方に聞いて驚いたのですが私たちが手放したいと想っていた時期の方が私達が持っていたマンションの価値が高かったという話しを聞き営業マン次第で売り方もやり方も違う事を知りました。
後自分たち主導でもっと口出ししても良かったのかもと想っています。何にしても私たちは物を知らな過ぎた事が一番です。勉強になりました。
仲介手数料は、売却金額に一定の割合をかけて求めるので、不動産会社によっては、「売主のため」そして「自社利益のため」に高値売却に尽力してくれます。

もう一度こういう事があったら絶対失敗したくないので勉強すべきところが多々ありました。いろんな会社に話を聞くという事は結構大切な事ですね。
あと、書類の量は半端なく多いです。なので時間もかかりました。我が部屋は売り出し時期が重なった同じマンション内の別部屋があり、なかなか売れませんでした。
- 相場を自分でも調べる
- 複数社から査定を受ける
- 不動産会社は慎重に選ぶ
- 家が高く売れる時期を見極める
- 同じマンションから売り出しのある時期を避ける
Cさんの体験談からも不動産会社選びの重要性が分かります。
売却と並行して、ある程度の知識を入れていかないと不動産会社に言われるがままの状況に陥りやすくなります。
『マンション売却で失敗しないための注意点』では、マンション売却未経験者の方が、どんなことに注意すればいいか分かりやすくまとめています。
是非、ご覧ください。
他に、Cさんの体験から「同じマンションから売り出しのある時期を避ける」 ことが重要であることが分かります。
同マンションで売り出し物件が重なると、間違いなく比較の対象になります。
『階層』『価格』『内装』様々な観点で買主の購入決断が鈍り、売却も遠のく恐れがあります。
適切な売却タイミングを一緒に考えてくれる不動産会社を見つけていきましょう。
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こまめな掃除と内覧準備が大切
静岡県在住のDさん(50代、女性)にお話しをお伺いしました。
日々のこまめな掃除や、内覧の準備に力を入れたことが売却成功へと導いてくれたそうです。

世帯年収は、800~1000万円です。
ローンは残っていましたが、売却金額で完済できました。

二部屋しかない狭いマンションでは子育ての環境として手狭だと感じたので、出産を機に住み替えを検討しました。赤ちゃんが夜泣きしてもどちらかはゆっくり休める環境が必要でした。
狭い環境では鳴き声が筒抜けで夫婦共に疲弊してしまいますから、そういうことが無いように、十分な広さのある家に住み替えたいと思ったのです。
出産を期に売却を決断する方は非常に多くいます。
今回の体験談調査でも、最も多い売却のきっかけは『出産』で、全体の22%となりました。

夫婦二人でキレイに住んでいたので、特に傷みもなかったから高く売れたので良かったと思います。掃除をこまめにしていましたし、タバコを吸わないから壁紙もキレイなまま。
マンション売却にはとても不安がありましたがほぼ満足です。
この方は、こまめな掃除に、タバコによる汚れもなく、きれいな状態で売却ができたようです。
一般的に、不動産会社を通して第三者にマンション売却していくため、第一印象がとても重要です。
掃除を怠り、自分では掃除しきれないほどの汚れがついてしまった場合、ハウスクリーニングを行ってもいいでしょう。
売却前は、不動産会社と相談しながら、ハウスクリーニングが必要か考えていきましょう。

- 売却の期間に余裕を持つ
- 相場を自分で調べる
- 複数社から査定をうける
- 内覧準備を念入りに行う
マンションの売却では、「買いたいと思ってもらえるか」がとても重要です。
売り出し価格も不動産会社が決めるわけではなく、自分自身で自由に決定できるので、「その価格でも買いたい」と思わせることができれば高額売却も可能です。
反対に、早く売却するために安い価格を設定しても、内覧時の印象が悪ければ買主は購入を決断することができません。
Dさんの売却体験からは、『掃除』や『内覧準備』など、見栄えにこだわることの重要性が分かりました。
まとめ
今回は、マンション売却の体験談を4例紹介しました。
マンションの売却で特に重要なポイントを一度おさらいしていきましょう。
- 相場を自分で調べておく(不動産会社の言うことを鵜呑みにしない)
- 売却までの期間に余裕も持つ(余裕がないと安売れしてしまう恐れがある)
- 複数社から査定を受ける(不動産会社の質は千差万別)
- 不動産会社は慎重に選ぶ(比較した上で気があう不動産会社を選ぼう)
- 家が高く売れる時期を見極める(不動産は時期による価格影響が激しい)
- 内覧準備を念入りに行う(第一印象が重要)
マンションの売却は、専門知識や様々な書類が必要となるために「難しい」「大変だ」と思われがちです。
ですが、売却経験者の実際の体験談を見ていくと、総じて『いい不動産会社を選べるか』が重要だと分かります。
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