マンション売却する時、フローリングに傷があっても補修の必要はありません。
- マンション売却、フローリングの傷はそのままでいい!
- リフォーム前提で購入する買主が多い
- 穴が開いている、剥がれ・腐食など、場合によっては補修が必要
- 把握している傷や汚れは必ず買主に伝える
マンションを売却する時、「フローリングに傷があるけど売却できる?」「リフォームや補修が必要なのでは?」と不安に思う方は多いでしょう。
マンションの売却には様々な費用がかかるので、かけなくてもいい費用はできるだけ抑えたいですよね。
基本的には、フローリングの傷はそのままで売却しても問題ありませんが、ケースによっては補修することをおすすめします。
この記事では、「補修しておくべきケース」「フローリングに傷がある時のポイント」を解説します。
最後まで読んで、マンション売却に役立ててください。



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マンション売却ではフローリングの傷は補修不要
マンションを売却する時、ほとんどの方は「フローリングに傷があったら売却できないのでは」と感じるでしょう。
先に述べたように、基本的にフローリングの傷は補修する必要がなく、そのままでも売却できることが多いです。
中古マンションを購入したいと考えるほとんどの買主は、手頃な値段で購入できることに魅力を感じており、経年劣化も承知の上だからです。
生活する上で買主が困ってしまうような故障や破損など、実用上の問題がなければマンション売却前のリフォームやフローリングの補修は不要です。
ただし、築5年以内のマンションはリフォームせずにそのまま住むことを考えている買主が多く、マンションに対する期待値も上がります。
傷が複数あったり目立つ場所にある場合は、自分で簡単にできる程度の補修や一部のフローリングを張り替えておくとよいでしょう。
マンション売却でフローリングの傷はなぜ補修不要なの?
マンションの売却前、フローリングの傷は補修不要だと言われても「補修したほうが高く売却できるのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし、せっかく行ったフローリングの傷の補修が、かえってマンションを売却しにくくさせたり売主が損してしまう危険性があるのです。
この章では、マンションの売却時になぜフローリングの傷はそのままでよいのか、以下の5つの理由を解説します。
- 査定額に影響は出ない
- 費用は売主が負担する
- かかった費用の回収が難しい
- リフォームを前提に購入する買主が多い
- 売り出し時期が遅れる



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理由①査定額に影響は出ない
フローリングの傷を補修していないからといって、査定額に影響が出ることはほとんどありません。
フローリングの傷だけではなく、そもそもリフォームの有無は査定額に影響しないので、マンション売却前のリフォームは基本的に不要です。
ただし、キッチンなどの水回りのグレードアップやバリアフリー化など、流行にあったリフォームや機能を向上させるようなリフォームであれば査定時にプラスされる可能性があります。
理由②費用は売主が負担する
フローリングの傷の補修にかかる費用は、基本的に売主の負担で行います。
フローリングの傷の規模や大きさによっては数十万円かかってしまいます。
また、リフォームするまでには以下のような手順があります。
- リフォーム業者を探す
- 室内の測定対応する
- 予算を算出する
- フローリングのデザインを決める
- 作業日までに家具を移動させる
- 作業日は家にいる必要がある
フローリングの補修には、費用だけではなく時間や労力がかかるので、売主の負担はさらに大きくなります。
理由③かかった費用の回収が難しい
フローリングの傷の補修にかかった費用は売主が負担することが多いですが、補修費用を売却代金に上乗せすることは難しいです。
できるだけ高く売却するために補修する売主が多い中、補修しても利益には繋がらないことがほとんどです。
そのため、費用や時間をかけてまで行う必要はないと言えるでしょう。
理由④リフォームを前提に購入する買主が多い
多くの買主は、リフォームすることを前提に中古マンションを購入し、特に水回りをリフォームしたいと考えます。
水回りのリフォームには給排水設備の工事が伴い、フローリングを剥がして行うので、もし事前に売主が補修していた場合はリフォーム自体が無駄になってしまいます。
また、買主の好みとは違う材質のフローリングだった、一部は畳が良かったのにすべてフローリングに張り替えられてしまったなど、リフォームしたことで買主のニーズに合わなくなることがあります。
買主のニーズに合わないリフォームはかえって敬遠される原因になり、売れ残ってしまうこともあります。
売却前の補修は必要最低限に留めておき、必ず事前に不動産会社に相談しましょう。
理由⑤売り出し時期が遅れる
マンションのフローリングの傷を補修するとなると、工事中は売却活動を行えません。
内覧や広告用の写真撮影などはフローリングの補修が終わってから行うことになり、売り出し時期の遅れが発生します。
簡単な補修であれば数日程度で終わりますが、フローリングの張り替えを全体的に行うと数週間~1か月程度かかってしまいます。
特に買い替えは売却スケジュールが重要なので、不要だと判断したらフローリングの傷はそのままで売却しましょう。
マンション売却でフローリングの傷を補修しておくべきケース
マンション売却では、基本的にフローリングの傷はそのままでもよいと説明しました。
しかし、以下のようなケースであれば、買主の生活に支障が出たり怪我をする恐れがあるので、築年数に関わらず補修しておくべきだと言えるでしょう。
- へこみ・穴が開いている
- 家具の移動時についた深い傷がある
- 腐食している
- 一部が剥がれたり浮いている
内覧で買主の印象が悪くなってしまうような大きな傷や目立つ汚れは、買主から値引きを要求される可能性が高まります。
補修するかどうか判断に迷ったら、まずは不動産会社に相談してみましょう。
へこみ・穴が開いている
重い家具・家電を長年置いていたことによって、フローリングや床の一部がへこんでいたり穴が開いている場合は補修することをおすすめします。
あまりに深くへこんでいたり大きな穴が開いていると、家具が傾いたり転倒する危険性が高く、買主が生活する上で支障が出ることがあります。
怪我や事故に繋がる恐れがあるので、事前に売主側で補修しておくようにしましょう。
家具の移動時についた深い傷がある
家具や家電を移動させた時に引きずってついてしまった深い傷は、買主にとって印象が良いものではありません。
マンションを「雑に扱っている」と感じさせ、他にも傷があるのではと不安を大きくさせてしまいます。
同じような傷が複数ある、同じ個所に傷が集中している場合は、フローリングの張り替えを検討しましょう。
腐食している
キッチンや水回りなど、水漏れによって腐食が進んだフローリングは補修すべきです。
腐食してフローリングが黒く汚れていると、当然ながら買主に良い印象を与えられず、購入を見送ってしまう原因となるでしょう。
フローリングは腐食すると元の状態に戻ることはなく、放置するとカビが生えたり腐食部分が広がってしまうことも考えられます。
自分で掃除するには限界があるので、プロに掃除を任せることも検討してみましょう。
一部が剥がれたり浮いている
フローリングの一部が剥がれていたり浮いてしまっているなど、大きく目立つ傷は補修することをおすすめします。
売却できるかできないか以前に買主が怪我をする危険性が高いので、内覧前に補修しておきましょう。
マンション売却でフローリングの傷の補修以外にできること
マンションを売却するには買主への印象が大切ですが、フローリングの傷を補修する以外にもできることがあります。
むしろこれから紹介する方法のほうが効果的で、フローリングの傷の補修よりも行うべきだと言えます。
以下の2つの方法についてそれぞれ紹介します。
- 内覧時の印象作りを大切にする
- ハウスクリーニングする
内覧時の印象作りを大切にする
ほとんどの買主は、印象の良し悪しでマンションの購入を決めるので、部屋のきれいさや清潔感がとにかく大切です。
査定前に大掛かりな掃除は必要ありませんが、内覧前にはできるだけ掃除したり不用品を片付けておきましょう。
隅々まで掃除して物を減らせば部屋が広く見え、生活感を抑えられて買主に好感を持たれやすいです。
また、マンションの魅力をより引き出すために、ホームステージングもおすすめです。
フローリングの傷も補修しておくと効果的ですが、費用を抑えるためにもまずは自分でできる掃除や片付けからやってみることをおすすめします。
フローリングに傷があっても、内覧で良い印象を買主に与えられれば売却できる可能性は十分にあります。
ハウスクリーニングする
事前に自分で掃除する時間を確保できない時は、ハウスクリーニングを依頼してプロに掃除を任せることも手段の1つです。
なかなか自分では掃除できない箇所の汚れが気になる場合も、依頼を検討してみるとよいでしょう。
特に風呂・トイレやキッチンなどの水回りは、買主が重要視する大事なポイントです。
フローリングの傷を補修するよりも、水回りをきれいにする方が効果的な場合があります。
ただし、独断では行わず、必ず不動産会社の担当者と相談して決めましょう。
ハウスクリーニングについては以下の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
マンションのフローリングに傷がある時の売却方法
マンションの売却でフローリングに傷がある時は、以下の3つのポイントに注意して売却しましょう。
- フローリングの傷や汚れは隠さず伝えて売却する
- 値引きして売却する
- 信頼できる不動産会社に依頼する
フローリングの傷や汚れは隠さず伝えて売却する
フローリングに傷や汚れがあることは隠したりせず、きちんと不動産会社や買主に伝えましょう。
あらかじめ伝えておけば「傷があるから売却できない」といったことはなくなり、軽度の傷ならそのままでも問題なく売却できるでしょう。
また、内覧で買主が気付かなかった傷は、あとから発覚すると補修費用を請求されるなど、売主が契約不適合責任に問われてしまう可能性があります。
「契約不適合責任」とは
不動産などの売買契約において、契約時に明記されていなかった瑕疵(かし)が売却後に発覚した時に売主が買主に対して負う責任のこと。契約不適合責任に問われると、売主は瑕疵に対して、「補修費用の補償」「売却代金の減額」「契約解除」「損害賠償」のいずれかを履行しなければならない。
フローリングの傷は付帯設備の項目に記載がないので、免責にするには1つずつ買主に確認しながら契約書に記載しなければなりません。
また、売主が傷の有無を知っていながら買主に伝えなかった場合は、重大な責任を負うことになる可能性があります。
普通に生活している上でフローリングに傷ができることはごく自然で当たり前のことなので、「売却できないのでは」考える必要はありません。
フローリングに限らず、把握している傷や汚れは隠したりせずに必ず伝えましょう。
値引きして売却する
フローリングの傷の補修費用がかさむなら、補修はせずに値引きして売却することを検討しましょう。
多くの中古マンションの購入検討者は、値段の手頃さから中古マンションを購入したいと考えます。
わざわざ高い補修費用を出さなくても、「フローリングに傷があるが値引きする」というようにお得感を出すことで買主が現れる可能性が高まります。
信頼できる不動産会社を見つける
マンションの売却で何よりも大切なのは傷を補修することではなく、マンションの売却に強い信頼できる不動産会社を見つけることです。
基本的にはフローリングの傷は補修する必要がありませんが、必要に合わせて行うとよいことを説明してきました。
信頼できる不動産会社であれば、傷があってもいくらで売却できそうかしっかり見極め、適正な査定額を提示してくれるでしょう。
また、「補修する必要があるかどうか」「どこを補修するとよいのか」など的確なアドバイスももらえるはずです。
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まとめ
マンションの売却では、基本的にフローリングの傷はそのままでも問題ありません。
かかった費用は売却代金に上乗せできず、費用だけかかって売主が損をすることがほとんどで、査定額にも大きな影響は及ぼしません。
しかし、深いへこみや穴が開いているなど、生活に支障が出たり怪我をする恐れがあるようなケースは、補修してから売却することをおすすめします。
傷の補修やリフォームは独断で行わず、必ず不動産会社の担当者と相談して決めましょう。
また、マンションの売却は、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。
補修したほうがよいのか、どんな補修が必要なのか、的確なアドバイスをしてくれる不動産会社は実績があり信頼できると言えるでしょう。
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