【専門家監修】不動産売却コラム|すまいステップ公式

土地の売却にかかる期間は?売却までの流れと期間内に売るコツ

  • 更新日:2025年12月12日
蔭山達也

宅地建物取引士

不動産コンサルティングマスター

CPM(米国不動産経営管理士)

監修者蔭山達也

所属:株式会社ノヴェル 代表取締役

土地の売却にかかる期間は?売却までの流れと期間内に売るコツ

土地を売るには一定の手順を踏む必要があるため、売ると決めてもすぐに売却できるわけではありません。
売却までにかかる期間と行動を知り、期間内の売却成功をイメージしていきましょう。

この記事では、売却までの期間の詳しい流れと、期間内に売り切る工夫を解説しています。

この記事でわかること
土地の売却は査定依頼から引き渡しまでおよそ3~6ヶ月が目安
事前準備・査定・媒介契約・売却活動・売買契約・決済引き渡しという6ステップの流れ
売れにくい土地の特徴と、売却を早めるための3つの対処法

土地を売る方法や流れを知りたい方は、あわせてこちらもご覧ください。

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土地を売却するまでの流れと期間

土地の売却期間は一般的に、3ヶ月~1年程度かかります。

すまいステップ編集部が行ったアンケートでは(調査対象225人)、全体の56.9%が6ヶ月以内に売却を達成していました。

また、東日本レインズの調査によると、土地の売却の平均日数は約3ヶ月という結果でした。

物件種別登録から成約までの平均日数
土地89.8日
中古戸建て100.9日
中古マンション82.5日
※参考:東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2025年)」より(首都圏における登録から成約までの日数の平均、2025年実績)

とはいえ、土地の条件や売り出し方によっては1年以上かかる場合もあるようです。

売却期間が長引いてしまう売れにくい土地は、その状況に応じた対策を講じる必要があります。

詳しくは本記事2章で解説しております。

土地の売却期間の表

順番に解説していきます。

売却活動前

1.事前準備を始める(約2週間)

必要書類の準備や隣地との境界線の確認、所有者の確認などを行っておきます。

2.不動産査定を行う(約1週間)

不動産会社に査定を依頼し、土地にどれくらいの価値があるか計算してもらいます。

売却にあたって、実際に現地に足を運んでもらう『訪問査定』を行いますが、日程調整や査定額の算出に1週間ほどかかります。

ここで行われる査定とは、「およそ3ヶ月で売れるであろう価格」を算出するものです。

不動産会社やその担当者の力量や実績によるところではありますが、そもそも3ヶ月で売れることを想定しているのです。

3.媒介契約を結ぶ(~約1週間)

信用できる不動産会社が見つかったら『媒介契約』を結びます。
媒介契約は、その不動産会社に売却の手伝い(仲介)をしてもらうために必ず結びます。
査定を行った会社から、契約を結ぶ不動産会社を選ぶので、1週間ほどの余裕を持ったスケジュールにするとよいでしょう。

売却活動中

4.売却活動を始める(約1~2ヶ月)

媒介契約を締結したのち、実際に売却活動を開始します。
基本、購入希望者を探す作業(広報活動)は不動産会社がすべて請け負ってくれます。

5.購入希望者との条件交渉ののち売買契約(約2週間)

購入希望者が見つかったら、売買条件の交渉が行われるのが一般的です。

問題なく交渉が済んだら、次に売買契約を結び売却活動は終了です。

この時、買主は売主に対して手付金を、売主は不動産会社に対して仲介手数料の半額を支払います。

売却活動後

6.決済・引き渡し(約1ヶ月)

売買契約締結からおよそ1ヶ月の間に行われます。
決済から引き渡しは同日中に行われるので、所要時間は1時間半から2時間程度です。

その後、不動産会社に仲介手数料の残額を支払います。

土地売却の流れをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

売れるのが遅い土地を売るコツ

注意すべきは、6ヶ月以内に売却できない土地も一定数あるということです。
事前に売れにくい土地の特徴を知っておくことで、売れ残りを回避することができますし、もし売れなくても冷静に策を講じることができます。

売れにくい土地

1.地方の土地

地方の土地は、都心に比べ需要が少ないため比較的売れにくい傾向にあります。

売却の成功は、土地の売り方や地域性に大きく左右されるので都内よりは難易度の高いものとなります。

売却のパートナーである不動産会社の選択が売却の行方に響くでしょう。

2.立地が悪い土地

立地の悪い土地は、当然立地のいい土地に比べ需要が下がります。

例えば駅までの距離。最も需要が高いのは駅から徒歩10分圏内の場所であり、車やバスを必要とする土地は立地が悪いといえます。

他にも周辺環境も重要なポイントです。

コンビニやスーパーが近くになかったり、病院にも行きづらい土地が売れ残っていることはよくあります。

3.売り出しの値段が高すぎる

土地の値段は売主であるあなたが決定することができます。
時間はかかってもいいからと、相場より高すぎる値段で売却活動を開始するといつまでも買主が見つからず、かえって税金や管理費で損をすることとなります。

中には、自社と媒介契約をしてほしいからと、査定の際に相場より高い金額を提示する不動産会社もあるので注意しましょう。

査定依頼をしてから、実際に査定が開始されるまでの間にしっかりと近隣の相場を調べておきましょう。

売るコツ

1.売却金額は下がるが買取を利用する

そもそも売れにくい土地では、前述した不動産買取を検討する必要があります。
売却金額こそ下がりますが、短時間で売却をすることができるのは大きな利点です。

中には何年も売れ残っている土地を見かけますが、その間にも固定資産税や管理費がかかっています。
ずるずると売れないまま放置するくらいなら、不動産買取を利用しましょう。

中には、売却活動を行い買主が見つからなかったら買取をしてくれる不動産会社もあります。
査定の際に担当者に聞いてみましょう。

2.売却希望額を下げる

大半の方が、相場とほぼ同等の価格で売却をしようとします。
なかなか売れないなと感じたら相場より少し金額を下げてみるのもよいでしょう。

土地の魅力で差をつけられるのなら別ですが、なかなか売れないのであれば金額で周りと差別化を行う必要があります。

3.不動産会社を変える

売れない原因が不動産会社にあるということはよく考えられます。
不動産会社の中には、自社の利益になる土地ばかりに力を入れて、高額で売れそうにない土地には力を入れない会社もあります。

一例ではありますが、大手の不動産会社は、たくさんのマンションや戸建ての売買をしています。
土地は、それらに比べ価格が低いことも多いため、後回しにされやすいと言われることがあります

もしいつまでも売れず焦りを感じているのなら、思い切って不動産会社を変えてみましょう。
不動産会社を選ぶ際は、複数の企業から査定を受け、条件の良さと、担当者の信頼度を基準に比較してみましょう。

この記事のポイント!
  • 土地の売却期間は査定依頼から引き渡しまでおよそ3~6ヶ月が目安
  • 地方の土地・立地が悪い土地・売り出し価格が高すぎる土地は売れ残りやすい
  • 売れにくい場合は、買取の検討・売却希望額の見直し・不動産会社の変更で対処できる
蔭山達也
監修蔭山 達也
大学卒業後、大手不動産流通会社に入社。売買仲介をメインに実務経験を積む。その後、株式会社ノヴェルに入社。著書に「条件難物件でも低予算で満室になるおもてなしビル管理経営」がある。
【保有資格】宅地建物取引士、ビル経営管理士、CPM(米国不動産経営管理士)、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター
【URL】株式会社ノヴェルYouTubeチャンネル
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