【専門家監修】不動産売却メディア「すまいステップ」

土地売却で悩んだらどこに相談すればいい?状況に合わせ適切な専門家を見つけよう!

  • 更新日:2023年7月13日
監修畑中 学
不動産に関わる相続や債務問題のトラブルシューティングを得意とし、その真摯な取り組みがNHK、読売新聞、日本経済新聞などで紹介されている。武蔵野不動産相談室株式会社代表取締役。
【保有資格】宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者
【URL】武蔵野不動相談室株式会社
土地売却で悩んだらどこに相談すればいい?状況に合わせ適切な専門家を見つけよう!

土地の売却には権利関係や税金の問題がつきものです。最適な方法で売却をするには、どこで何を調べ、どう行動していいのか、なかなか自信のある答えを見出すことができません。

こういった場合は、労力と時間を浪費する前にその手に熟知した専門化に相談するのが賢明です。

土地の売却の場面では、状況ごとに様々な相談先が考えられるため、今回の記事ではいくつかの状況ごとの最適な連絡先を紹介していきます。

不動産売却の相談は誰にするべき?お悩み別に10つの相談先を紹介!【宅建士監修】

土地売却の相談は基本的に不動産会社にする

土地売却に関わることは基本的に不動産会社に相談することができます。

中には、隣地との境界線や税金の特例の利用に悩みをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、どこに相談するか迷ったらまず不動産会社が効果的です。

2章でそれぞれの状況事の相談先を解説していきますが、そこで満たしきれない特殊な事情をお持ちの方がいてもおかしくありません。

そんなときでも、不動産会社は土地の売却を無事達成するために、「どこに相談するべきか」「こういった手続きが必要か」など事細かく説明してくれます。

不動産会社には、境界や税金などの諸問題の相談先とのパイプがあるので、紹介してくれることもあります。

不動産会社への相談で解決できること

  • 売却に対する全般的な疑問の解決(手順や手続き)
  • 土地がおよそいくらで売れるか(査定価格の算出)
  • かかる税金の見積もり
  • その土地をそのまま売ることができるかどうか
    (特殊な事情がある場合の解決策)

なお、土地売却の基礎知識については以下の記事でも解説しています。

土地売却で必要なことって?売る流れや税金、高く売るコツや注意点

相談する不動産会社の選び方

土地売却に関わる全般的な相談を不動産会社にすることができますが、それゆえにどの会社に相談するかが非常に重要になってきます。

単に家から近いからという理由で近所の不動産会社を選んでしまうと、万が一悪質な不動産会社だった場合に後悔をしてしまうでしょう。

相談前にしっかりと不動産会社の選び方を確認しておきましょう。

不動産会社の選び方

  • 調べもなしに店舗を回らない
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する
  • 担当者の誠実さ、査定結果等の根拠が説明できるか
  • 土地の売却実績が豊富か
  • 一括査定サイトなどを利用する

1.調べもなしに店舗を回らない

下調べもせずに店舗を回って不動産会社を探そうとすると、何を持って良い不動産会社とするべきかわかりませんし、探せる範囲も限られます。あなたの家の近辺には偶然、対応の悪い不動産会社しかいなかった。なんて可能性もゼロではありません。

中には、調べもなしに店舗に訪れる客に対し、「情報収集もしていならこっちの思う通りに提案できるな」と足元を見られてしまう恐れもあります。

2.複数の不動産会社に査定を依頼する

不動産会社の良し悪しを見極めるには、一度土地の査定を受けてみることをおすすめします。

さらに、必ず複数社に依頼するようにしてください。

また不動産会社の査定では、土地の調査をしてくれます。その際に土地のあらゆる問題点も知ることができますので、今おかれている土地の状態を正しく認識することができます。それによって、どこに相談するかもはっきりするでしょう。

査定における調査には不動産会社の力量が表れるため、不動産会社選びの検討材料にもなります。

3.担当者の誠実さ、査定結果等の根拠が説明できるか

査定結果は不動産会社により大きく異なるため、それらを比較することで、足元を見てくる会社や、契約欲しさに高すぎる査定結果を提示するような誠実さのない不動産会社を見抜くことができます。

査定前には、必ず聞きたいことをまとめておきましょう。こちらの質問を誠実に、嫌味なしに答えてくれるかどうかでも、担当者の人柄を探ることができます。

さらに結果について、その根拠を必ず聞いてみるようにしましょう。

中には、根拠のない査定額を提示する誠実でない査定担当者もいるため、この質問に言葉が詰まるようであれば要注意です。

4.土地の売却実績が豊富か

土地の売却実績が豊富かどうかも重要です。

不動産会社にも得意不得意の分野があるので、土地売買に関する知見を多く持つ不動産会社を選ぶといいでしょう。

売却実績が豊富な会社はそれだけ多くの状況を経験しているため、あなたおかれている状況について何か解決策を見出してくれるでしょう。

5.一括査定サイトなどを利用する

現在は、店舗を自分で回るのではなく一括査定サイトなど、ネットで査定依頼することが主流になりつつあります。

一括査定サイトを利用するメリットとしては、手続きが簡単であり、数分で複数社に依頼ができること。売却実績の高い不動産会社に出会いやすいことです。

一括査定サイトのすまいステップは、独自の基準で厳選した全国各地の不動産会社と契約を結んでおり、悪質な不動産会社を常時排除していく仕組みが整えられております。

3分程度の入力で最大4社の不動産会社に無料で査定を依頼することができ、あなたの状況に適した不動産会社を自動でピックアップしてくれます。

査定対応する担当者にも「宅地建物取引士の資格保有者」「売買仲介営業経験が5年以上」「累計100件以上の売買仲介実績」といった高い条件を付けるなどユーザーファーストにこだわっています。

下のフォームから簡単に査定を依頼することができますので、ぜひご活用ください。

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状況ごとの相談先を紹介

ほとんどの相談ごとには不動産会社で対応ができますが、もし不動産会社が対応できない場合は、どこに相談すると解決できるのかを紹介してくれます。

ここからは、もっと特定のことのみを相談したい方に向け、8つの状況ごとにどの相談先を選べばよいかを解説していきます。

  • 税金に関わる相談は「税理士」
  • 税金の特例に関わる相談は「税務署」
  • 離婚・相続・トラブルに関する相談は「弁護士」
  • 様々な制度の利用に関しては「各種相談窓口」
  • 権利に関わる相談・手続きは「司法書士」
  • 境界線など土地の測量に関わる相談は「土地家屋調査士」
  • 相続や裁判に扱う確かな土地の価値が必要なら「不動産鑑定士」
  • ローンを滞納し通常の売却手段が使えない場合は「金融機関」

税金(確定申告など)に関わる相談は「税理士」

売却でかかる税額等は不動産会社でもおおまかな目安や算出方法を教えてくれますが、より具体的な税額や手続きについては税理士に相談しましょう。

土地を売却した場合、利益があり、かつ課税対象となるのなら翌年に確定申告をする必要があります。

土地売却における税金は分離課税となるため、他の給与所得などとは別に確定申告が必要なのです。

こうした確定申告も自分で調べながら行うことはできますが、不安があるようでしたら税理士に相談するようにしましょう。

不動産売却時の確定申告を税理士に依頼した場合の費用相場について解説!

税金の特例に関わる相談は「税務署」

土地の売却時には多額の税金が発生することがあります。その税負担を軽くするための各種特例が用意されています。

例えば、マイホームの売却に使える3,000万円の特別控除や、所有期間による軽減税率などがあります。

これらは、国税庁のホームページで詳しい要件等を調べることができますが、なかなか理解が難しいものです。

特例適用の手続き等は税理士に依頼することができますが、特例に関する相談であれば、最寄りの税務署で電話や伺って相談をしてみるといいでしょう。

「国税局電話相談センター」で対応してもらえる場合もあります。

土地売却で使える特例控除については以下の記事で詳しく解説しています。

土地売却で受けられる税金控除・特例を解説!

離婚・相続・トラブル時は「弁護士」

売却を考えている経緯が離婚や相続時の財産分与の場合には弁護士に相談した方が解決は早いことがあります。

離婚調停や協議の際にもめごとになる場合、又それらが懸念される場合は弁護士を頼ってみましょう。

他にも、買主や隣人とのトラブルで弁護士が必要となる場合があります。

契約時や土地の境界についてはトラブルが発生しやすいからです。

相続した土地の売却方法に関しては以下の記事で詳細を解説してますのでご確認ください。

相続した土地の売却にかかる税金はいくら?特例控除や基本的な節税対策を解説!

様々な制度の利用に関しては「各種相談窓口」

認知症の親の家を売却する場合など特殊な状況化では、通常の売却手段が使うことができず成年後見制度などを利用する必要があります。

これは、裁判所を通すほどの手間も時間もかかる手続きの為その理解も大変です。

こういった国の制度には相談窓口が置かれているので、『制度名+相談窓口』で検索してみましょう。

権利に関わる相談・手続きは「司法書士」

土地の売却には権利関係の手続きがしばしば必要になります。

例えば、抵当権を抹消する場合や相続をした場合、住所を移転した場合の各登記手続きなどです。

こうした権利に関わる手続きは司法書士が行いますので、相談先には最適です。

土地売却に司法書士は必要か|役割や利用するメリットをご紹介

土地の測量や境界の確定に関わる相談は「土地家屋調査士」

古い土地などは隣地との境界線が定まっていない場合などがあります。

他にも、土地の一部分を売却したい時などは、土地を測量しなおす必要があります。

土地の面積が登記と実際の測量結果で異なる場合は、登記上の面積を変更する登記が必要なことがあります。

こうした正式な測量、登記は土地家屋調査士のみが行うことができます。

土地の境界線が確定されていない土地は、その後の隣人トラブルの原因となるためなかなか買い手が付きにくい他、正確な土地の価格が査定できず、本来よりも安い値段で売られるリスクもあります。

なお、確定測量については以下の記事で詳しく解説しています。

確定測量ってなに?確定測量が必要なケースや費用感についても解説!

相続や裁判で扱う確かな土地の価値が必要なら「不動産鑑定士」

相続での協議や、何らかの事情で裁判となり土地の適正価格(時価)を算出する場合には、

不動産鑑定士に相談しましょう。

土地の適正価格は、国家資格である不動産鑑定士のみが算出できます。

一方で、数十万円の費用が掛かることも否めません。

売却のシーンにはあまり必要としないので、その場合は不動産会社に査定を依頼するようにしましょう。

ローンを滞納し通常の売却手段が使えない場合は「金融機関」

ローンが残っている状態では、売却金額と手持ち資金でローン残債を完済できない場合に通常の売却手段をとることができません。

例えば、何らかの理由でローンを滞納している場合は先ほどの状況に当てはまり、売却できないことが往々にしてあります。

こういった場合は『任意売却』という手段をとる必要がありますが、任意売却を利用するには金融機関から承諾を得る必要があります。

とはいえ、まずは不動産会社に査定をしてもらい、売却金額でローンが完済できるか知る必要があります。

任意売却とは?通常売却と比較して流れやメリット・デメリットを解説!

【まとめ】土地売却は不動産会社に相談しよう

土地の売却に関わる悩みはまず不動産会社に相談するようにしましょう。

不動産会社は、プロですから皆さんの様々な土地の問題を解決できますし、問題があれば査定の前に行う調査で明らかにしてくれます。

不動産会社は税や法律の専門化ではない為、すべての質問に答えられるわけではありませんが、どこに相談すればよいかは適切に教えてくれます。

不動産会社によっては、そのまま税理士や土地家屋調査士などを紹介してくれることもあります。

そのため、相談をする不動産会社選びは非常に重要になります。

一括査定サイトすまいステップでは、あなたの地域、土地にマッチした実績を持つ優良企業を自動でマッチングしてくれます。

3分程度の簡単な情報の入力で、一度に最大4社に無料の査定依頼をおくることができます。

不動産会社に赴く時間を大幅に削減し、問題の解決に努めることができますね!

記事のおさらい

相談先に迷ったらまずどこに相談したらいい?

売却を前提にした悩みがある方は、まず不動産会社に相談するといいでしょう。不動産会社は売却達成のために、解決すべき問題や必要な手続き、場合によっては必要な相談先も解説してくれます。例えば境界線の問題をお持ちの方も、まず不動産会社に相談すれば土地家屋調査士を紹介してくれることもあります。

相談する不動産会社はどのようにして選べばいい?

以下4つの点に注意して選んで行くようにしましょう。また、一括査定サービスを使うとよりあなたと相性のいい実績豊富な不動産会社と出会うことができます。

  • 調べもなしに店舗を回らない
  • 複数社の不動産会社に査定を依頼する
  • 担当者の誠実さ、査定結果の根拠が説明できるのか聞いてみる
  • 土地の売却実績が豊富か

売却後の確定申告がちゃんとできるか不安。どこに相談したらいい?

確定申告等、税金に関わる相談は税理士にしましょう。確定申告期間の2月16日~3月15日になると、各市区町村でも相談窓口が開かれることがあるので確認しておきましょう。

土地の権利が複雑でまずは名義変更しなければいけないらしいけど、相談するならどこ?

権利関係の法的な手続きは司法書士に相談することができます。例えば抵当権がついている土地や、相続登記が完了していない土地のようなそのまま売却することができないケースでは司法書士を利用する方が多くいらっしゃいます。

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