抵当権付き不動産の売却について解説します。
- この記事でわかること
- 抵当権が付いていても売却できる
- 抵当権付き不動産の売却タイミング
- 抵当権の抹消手続き方法
「抵当権が設定されている不動産は売却できるの?」
「抵当権付き不動産の売却方法は?」
抵当権付き不動産を売却しようとしている方はこのような疑問を抱えているのではないでしょうか。
この記事では、抵当権付き不動産の売却方法やタイミングについて詳しく解説します。
抵当権についてお悩みの方は、ぜひ参考にご覧ください。
抵当権が設定されていても不動産は売却できる!
抵当権が設定されていても売却できます。
抵当権は、不動産購入にあたり、金融機関から住宅ローンを借り入れた際の担保として不動産に対して設定される権利です。
抵当権は住宅ローンを完済するまで抹消できず、住宅ローンを数ヶ月間滞納すると金融機関により不動産を差し押さえられて競売にかけられる場合もあります。
ただし、「売却時は抵当権を抹消しなければならない」というルールはないため、購入希望者さえ現れれば売却できます。
しかし、現実的に考えて、抵当権が設定されている不動産を購入しようとする人はいないため、必然と抵当権を抹消してから売却するのが一般的となっています。
売却利益で住宅ローンを完済して売却する
不動産売却で得た利益を住宅ローンに充てて完済する方法です。
そして、抵当権を抹消するためには住宅ローンを完済しなければなりません。
仮に、手持ち資金のみで住宅ローンを完済できない場合は、不動産売却で得た資金を返済に充てる必要があります。
・住宅ローン残債:2,000万円
・不動産売却価格:2,000万円 の場合
⇒不動産売却によって得られた2,000万円を返済に充てて完済
・住宅ローン残債:2,000万円
・不動産売却価格:1,500万円
・手持ち資金:500万円 の場合
⇒不動産売却によって得られた1,500万円+手持ち資金500万円を返済に充てて完済
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手持ち資金を住宅ローン返済に充てて売却する
手持ち資金に余裕がある場合は、住宅ローンの返済に充てることも検討しましょう。
抵当権が設定されている状態よりも、ローン完済して抵当権も抹消された状態の方が売却活動もスムーズになります。
例えば、住み替えを検討している際に抵当権が残っていると、住み替え先の住宅ローンの審査に通りづらくなるケースなどがあります。
また、完済してから住み替え先を探した方が心にも余裕ができるのでおすすめです。
ローン完済できない場合は任意売却する
上記2つの方法でもローン完済できず、抵当権を抹消できない場合は任意売却を検討しましょう。
住宅ローンを返済できなくなったり、自己破産したりする場合に行う売却方法です。
抵当権の問題を解決して気持ちのよい不動産売却を
抵当権付きの不動産は、抵当権を抹消してから売却するのが一般的です。
抵当権が設定されている不動産の売却方法としては以下のとおりです。
- 売却利益で住宅ローンを完済する
- 手持ち資金のみで住宅ローンを完済する
- ローン完済できない場合は任意売却する
抵当権を抹消しないと購入希望者が見つかりづらいため、状況に合わせた方法で売却しましょう。
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