憧れのマイホーム、せっかく購入したのに、納得がいかず、後悔している人は多いです。
本記事では、実際に家を建てた人で、後悔している人はどのくらいるのか、また、どんなことで後悔しているのかを詳しく解説します。
記事の後半では後悔に対する解決策も紹介します。
マイホームの購入は後悔だらけ!実際に後悔した人の声
1章では、実際にマイホームの購入で後悔した人のリアルな声をご紹介します。
開放的な造りを意識したが、外から丸見えで恥ずかしい(Oさん・30代女性)
「開放的な家に住みたいと思い、注文住宅で、窓の大きな家を建てました。
確かに、開放感はあるのですが、なんせ窓が大きいために外から室内が丸見えの状態になっています。
当初は、薄手のブラインドだけだったのですが、二重にカーテンを付ける形になり、日中はほとんどカーテンを締めたままです」(Oさん・30代女性)
マイホームを購入する前は、どうしても間取りや内装、外観などが気になってしまいがちです。
「リビングの窓は大きめの掃き出し窓にして南向きがいい」「日当たりを良くしたいから窓は多め」「玄関は広く取りたい」などの希望を叶え、いざ住んでみると家の中が丸見えだったというのはよくあります。
マイホーム購入後でも、外構工事をしてプライバシーを保護することはできますが、外構工事の費用は数十万から数百万円かかる可能性があります。
開放感のある家に住みたいと思ったら、プライバシーの問題はとても重要です。
庭のメンテナンスが想像以上に大変(Mさん・40代女性)
「数年前、庭付きの広い戸建てを購入しました。
憧れの庭付き住宅でしたが、お手入れがとても大変です。手入れにお金もかかります。
反感を買うかもしれませんが、購入した家が広すぎて今では後悔しています」(Mさん・40代女性)
マイホームの購入前は新居の中での生活ばかりをイメージしてしまい、庭に意識が向きにくくなります。しかし、多くの戸建て所有者は庭のことで悩みを抱えています。
「雑草の生える時期になったね、いい除草剤知らない?」「猫がふんをして困っている」「ムカデやアリが大量発生した」などの会話は、隣人同士やママ友の間でよく話される内容です。
庭をコンクリートなどで固めていない限り、土があれば自然に雑草は生えてくるため、きれいな庭を維持するためには定期的なメンテナンスは欠かせません。
もちろん、土いじりや庭仕事が趣味であれば、きれいな花が咲いたり、家庭菜園が楽しめることはメリットです。しかしそうでないなら、庭のメンテナンスが大変なことを知った上で、庭の広さやタイプを決めましょう。
税金や修繕費など出費が多くて破産寸前(Aさん・40代男性)
「家賃を払うよりも、月々の支出が少ないと思い、子供が小さいうちにローンを組んで戸建てを購入しました。
しかし、毎月のローンや税金はもちろんのこと、子供が小さいので、壁に落書きをしたり、穴をあけたりしてメンテナンス代がバカになりません。
これでは、賃貸でマンションに住んでいたほうがよっぽど支出が少なかったです」(Aさん・40代男性)
マイホームを購入すると、毎月かかるのは住宅ローンの支払いだけではありません。
賃貸の場合かからなかった、税金や修繕費など、分譲マンションの場合は修繕積立金がかかります。
マンションの場合、入居者数により積立金が増減するなど、金額が変動します。また、大規模修繕を目前に積立金が足りない場合は、一時的に積立金が値上がる可能性もあります。
不明な点があれば事前に確認しておきましょう。
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マイホームの購入で後悔した人の割合
1章では、実際にマイホームの購入で後悔した人の意見を紹介しました。ここではアンケートを用いて、その割合について説明します。
「9割」が後悔している
株式会社AZWAYが行ったアンケートによると、家を建てたことのある人の85.5%は「家を建てた時、失敗したなと思うところがある」と回答しています。
参考:株式会社AZWAY「【家づくりで失敗したと思ったことランキング】男女393人アンケート調査」
これは、9割近い人が、マイホームの購入で、なんらかの後悔をしていると捉えられます。
具体的な後悔箇所
また、家を建てる時に失敗したところについて、1位は「間取り(73人)」、2位が「収納(54人)」、3位が「立地や環境(36人)」という結果になりました。
参考:株式会社AZWAY「【家づくりで失敗したと思ったことランキング】男女393人アンケート調査」
以下では失敗箇所についての、具体的な意見を紹介します。
- 間取り
収納に使えそうなのに潰してしまった無駄なスペースがあることと、ドアの位置をあと10センチずらしてたらソファが入ったりなどの間取りを失敗しました。(50代で家を建てた女性) |
間取りで失敗した具体的な内容として「無駄なスペースがある」、「家具が入らなかった」、「家事動線を考えれば良かった」などの意見があります。
- 収納が少ない
クローゼットをもっと作ればよかったと後悔してます。子供が増えると物も増えていき置き場所がなくなってます。(30代で家を建てた男性) |
収納で後悔している人は「子供の収納を考えていなかった」、「収納が足らずに物が溢れている」、「後付けの収納家具で部屋がゴチャゴチャして見える」といった意見が目立ちます。
- 立地や環境
購入前に住宅周辺の環境をしっかりリサーチしたつもりだったのですが、購入後に深夜の時間帯に住宅近くの国道を暴走族や走り屋が頻繁に通り騒がしく後悔しました。(40代で家を建てた男性) |
立地や環境については、「駅から遠くて不便」、「夜になると騒音がひどい」、「隣人がクレーマー」など、があります。
マイホームの購入で後悔した時の解決策
ここでは、既にマイホームを購入してしまい、後悔した時の解決策を紹介します。
資金計画の見直し
毎月の、住宅ローンの支払いが厳しいのであれば、資金計画を見直すことで解決できる場合があります。
金融機関に住宅ローンの返済計画に以下のポイントについて相談しましょう。
- 返済期間を伸ばして、月々の負担を減らす
- 金利が低い住宅ローンへ借り換えする
金融機関によっては、要望に応えられない場合もあります。まずは、現在住宅ローンを組んでいる金融機関に相談してみましょう。
リフォームする
間取りや設備に関して後悔している場合、リフォームをすることも解決策のひとつです。後悔した箇所を、教訓とすることで、素敵な家づくりが可能になります。
住宅ローンを組んでいる場合、住宅ローンの残高とリフォーム費用を合わせて支払い可能かどうか判断する必要があります。
ローンを組みなおす際に、月々のローンの支払いが負担にならないように注意しましょう。
賃貸物件として貸し出すか売却する
購入したマイホームに住みたくないほど後悔している場合、賃貸物件として他人に貸し出すか、売却する方法もあります。
賃貸として貸し出す場合、毎月一定額の収入が得られるため、住宅ローンの返済に充てることができます。
ローンが残っている場合でも、売却は可能です。ただし、売却金でローンを完済する必要があります。