家の住み替えは、いろいろな手続きや慣れないことばかりで誰もが不安に思うでしょう。
住み替えは人生に何度もあることではないので、できるだけ失敗せずに上手に住み替えたいですよね。
家の住み替えで起こる失敗は、パターンを知っていれば回避できる可能性があります。
本記事では、住み替えを検討する方に向けて、家の住み替え失敗パターン4選と失敗しないための対策を紹介します。
住み替えで失敗しないためにぜひ参考にしてみてください。
失敗例①相場より高い売却価格を設定してしまった
家を売却する時、少しでも高く売りたいと思うのは当然です。
しかし、売却相場よりも高い売り出し価格を設定してしまうと、最初から買主の購入検討から除外されて売却しにくくなります。
なかなか売却されない家は「何か問題があるのでは」と、買主に疑問や不安を持たれやすくなり、さらに売却が難しくなることがあるので注意が必要です。
また、売却期間が長期化すると焦ってしまい、買主からの大幅な値下げ交渉に応じやすくなるので相場よりも安く売却してしまうことがあります。
想定していたよりも安く売却してしまうと、新居の購入費用が少なくなるなど、資金計画にも狂いが出てしまう可能性が高くなります。



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失敗例②借り住まいが必要になった
家を売却した後、新居探しや購入までに時間がかかり過ぎてしまうと、新居が見つかるまでは仮住まいが必要になることがあります。
引越し代金や初期費用の負担が増え、仮住まいでの不便な生活が続くとストレスも大きくなるでしょう。
また、予定していた仮住まい期間を過ぎてしまうと、さらに家賃負担が増えて資金が足りなくなってしまったなどの失敗も少なくありません。
新居探しに時間がかかり過ぎると資金計画にも狂いが出てしまい、新居の条件を妥協しなければならないなどのリスクにも繋がる可能性があります。
失敗例③住宅ローンや固定資産税の負担が大きくなった
新居の購入後になかなか家を売却できないでいると、売却できるまでの間は2つの家を所持することになります。
家を売却できるまでは、今までの家のローンと新居のローンを合わせて返済する「ダブルローン」となって負担が大きくなります。
資金や返済能力がギリギリの状態でローンを組むと、収入などの条件が変わった時にローンを返済できなくなる可能性もあるので注意しましょう。
ローンを返済できなくなると、任意売却で家を手放すことを検討する必要が出てきます。
また、家の所在地によっては固定資産税の負担も大きくなるので、資金に余裕がない場合は売り先行で売却を進めることをおすすめします。
【関連記事】住み替えローンとは?利用のメリット、注意点を解説
失敗例④新居を妥協して選んでしまった
新居を妥協して選んでしまった失敗の主な要因は以下の3つがあります。
- 家が想定していたよりも高く売却できなかった
- 新居探しに時間をかけなかった
- 下見を十分にしなかった
家が想定していたよりも高く売却できずに予算を下げる場合、希望条件を変えて新居を選ばなければなりません。
また、新居探しや下見にかける時間がないことや、仮住まい期間をできるだけ短くしたいという思いから、新居を妥協して購入してしまい大きな失敗に繋がります。
下見を十分できないまま新居を購入してしまうと、実際に住み始めた時に想像と違って住み心地が良くないということが起こります。
特に戸建てからマンション、マンションから戸建てなど、これまで住んでいた家と物件種別が変わる場合は念入りな下見が必要です。
マンションの場合は管理費や修繕積立金などの費用も忘れずに考慮する必要があるので注意しましょう。
家の住み替えで失敗しないための対策
家の住み替えで失敗しないための対策を紹介します。
それぞれの対策について詳しく解説するので参考にしてみてください。
- 売却相場を調べる
- 無理のない売却スケジュールを立てる
- 新居を妥協して選ばない
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
売却相場を調べる
家を売却する時は、まずは自分で家の売却相場を調べましょう。
不動産会社に査定依頼した時に、提示された査定額が信頼できる価格なのか判断するために相場を調べておく必要があります。
また、家の売り出し価格を決める時にも役立ちます。
相場よりも安く売却してしまったり、高すぎる価格を設定してなかなか売却できないということが無いようにしましょう。
家の売却相場は以下の方法で調べられます。
- 不動産流通機構「レインズマーケットインフォメーション」を利用する
- 国土交通省「土地総合情報システム」を利用する
- ホームズやSUUMOなどのポータルサイト
無理のない売却スケジュールを立てる
家の住み替えには、「売り先行」と「買い先行」の2つの進め方があります。
売り先行 | 買い先行 |
---|---|
家を売却してから新居探し・購入 | 新居探し・購入してから家を売却 |
売り先行は家の売却価格が明確になってから新居を購入するので資金計画が立てやすく、二重ローンの心配もありません。
一方、買い先行は新居を購入してから現在の家を売却するので、売却が決まるまでは2つの家を所有することになります。
家を売却するまでは固定資産税や管理費などの支払いの負担が増え、ローンの残債がある場合は新居のローンと合わせて返済しなければなりません。
資金面での負担をできるだけ減らすなら、売り先行で売却を進めることをおすすめします。
売り先行なら売り急いでしまうこともないので、買主からの大幅な値下げ交渉に応じてしまうなどのリスクを減らすことができます。
新居を妥協して選ばない
新居を選ぶときは、自分たちに必要な間取りや設備、周辺環境などの「家の希望条件」を明確にしましょう。
家の希望条件は、将来のライフスタイルの変化を考慮して長期的な視点で考えることも大切です。
今後の子育てや介護などを考慮して部屋の広さや間取りを決めると良いでしょう。
自宅で仕事する場合は、部屋の広さだけでなく通信環境にも注意する必要があります。
また、新居の交通アクセスや周辺環境が自分の暮らしに合っているかどうかをしっかり下見しておくことをおすすめします。
スーパーやコンビニ、よく利用する公共施設や学校などの情報も調べておきましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶ
不動産会社は家の売買や住み替えにおいて大きな役割を担っています。
信頼できる不動産会社を選べばスムーズな住み替えが実現できるでしょう。
不適切な不動産会社を選ぶと、適正な査定がされずに低い価格で家を売却してしまったり、ローンの審査に失敗して契約が成立しなかったなどのトラブルが発生する可能性があります。
不動産会社を選ぶ時は、複数の不動産会社を比較して口コミや評価も参考にすると良いでしょう。
また、不動産会社が持っている資格や実績、所属する団体などもチェックすることで信頼性を確認できます。
不動産会社選びを慎重に行うことは住み替え成功のためには欠かせません。



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家の住み替え失敗パターンから対策を学ぼう!【まとめ】
家の住み替えには「売却価格」「売買のタイミング」「住宅ローン」「新居選び」などの失敗パターンが予測できます。
今回の失敗パターンから対策を学び、家の住み替えを成功させましょう。
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記事のおさらい
家の住み替えでよくある失敗は?
売却価格の設定で失敗してしまうことがあります。詳しくは失敗例①相場より高い売却価格を設定してしまったをご覧ください。
家の住み替えで失敗しないための対策はある?
事前に家の売却相場を調べて、不動産会社選びを慎重に行いましょう。詳しくは家の住み替えで失敗しないための対策をご覧ください。