不動産を売却しようと考える方の多くは、売り出し価格をどうやって決めるか悩まれるのではないでしょうか。
不動産の売り出し価格を決める上では売却相場を知ることが重要です。
ここでは不動産の売り出し価格の決め方や注意点をお伝えします。
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不動産の売り出し価格はどのように決まる?
基本的に、不動産の売り出し価格は売主が自由に決められます。
ですが価格設定が安すぎても高すぎても、損をしてしまったりなかなか売れなかったりということが起こります。
そのため、不動産会社に査定を依頼して売却相場を出し、その売却相場を基に価格を決めていく方法が一般的です。
以下の4点は、不動産の売り出し価格を決める大きな要因です。
- 築年数
- 設備や間取り、日当たり
- 駅までの所要時間
- コンビニやスーパーまでの距離



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不動産の売り出し価格の決め方
不動産の売り出し価格を決めるには、いくらで売却したいか、いつまでに売却したいかを決めます。
そのためにはまず、不動産の売却相場を知ることが必要です。
この売却相場が価格を決める目安となります。
不動産の売却相場を調べる
売却相場は主に以下のように調べる事ができます。
- 近隣のマンションや条件が似ている不動産の売り出し価格を調べる
- レインズを使って調べる
実際に売り出されている不動産を調べると、ある程度の売却相場が分かります。
不動産会社のポータルサイトを利用すれば、立地や条件を入力して簡単に検索できます。
一般公開されている「レインズマーケットインフォメーション」では、売却したい不動産と似た条件の不動産を検索でき、過去の成約事例を知ることができます。
不動産会社に査定を依頼する
不動産会社に査定依頼すれば、より正確な売却相場が分かります。
不動産会社によって査定基準が違うので査定額に差が出る事は珍しくありません。
そのため、複数の不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。
また、自分で売却相場を調べておくと査定結果と見比べることができ、信頼できる不動産会社選びにも繋がります。
不動産の売り出し価格を決める時の注意点
売り出し価格を決める時の注意点を3つご紹介します。
- 適正な価格を付ける
- 価格交渉も見据えておく
- 販売長期化のリスクを知っておく
適正な価格を付ける
適正な価格とは3か月程度で売却できる価格を言います。
相場よりも高すぎる価格設定にしてしまうと、初めから買主に見向きされない可能性があります。
複数の不動産会社の査定額を比較する時は高すぎる査定額を避け、いくつかある似た価格から決めるとよいでしょう。
価格交渉も見据えておく
不動産の売買では、買主から価格交渉されることがほとんどです。
どこまで値引きに応じるかを判断するために、最低売り出し価格を決めておくことも大切です。
販売長期化のリスクを知っておく
時間をかけてでも高く売却したいという場合には、それなりのリスクがあることを知っておく必要があります。
なかなか売れずにいると「売れ残っている」と認識されてしまい、買主から大幅な価格交渉を要求される可能性が高まります。
また、内覧の対応にも時間が取られるので売主の負担が大きくなります。
まとめ
不動産の売り出し価格を決める上では、売却相場を調べることは欠かせません。
売却相場を知ることができれば適正価格で不動産を売却でき、損をしたり売れ残りを防げる可能性が高くなります。
また、査定を依頼した不動産会社が妥当な査定価格を出しているかの判断材料にもなります。
信頼できる不動産会社を見極めるためにも、まずは売却相場をしっかりと把握しておきましょう。