「将来的にマンションの売却を考えている」「査定を受けてみたい」と考えている方もいるでしょう。
近年では不動産会社がAI査定を取り入れているところが増えています。
一般的な査定サービスより自動化されているので、すぐに相場価格が確かめられるのが特徴です。
しかし、AI査定は本当に信用できるのか不安を感じている方も少なくないでしょう。今回は、AI査定について詳しくまとめていきます。
マンション査定で見られる項目15選を解説!シミュレーションや注意点も紹介
マンションのAI査定とは?
マンションのAI査定について解説します。
「そもそもAI査定ってなに?」「どういう仕組み?」と思っている方は参考にしてみてください。
AIを使って自動で査定額を算出する
マンションのAI査定とは、中古マンションの取引に関するデータをAIに学習させ、査定額を瞬時に自動で算出させるサービスやツールのことです。
・手軽に査定額を知りたい人
・すぐに査定額を知りたい人
・不動産会社を経由せずに査定したい人
マンションのAI査定を利用することで、不動産会社などに相談することなくWeb上ですぐに査定額を算出できます。
ツールによって異なりますが、マンションのAI査定では以下のようなデータをもとに査定額が算出されます。
- 直近のマンションの取引データ
- 過去に取引されたマンションの成約価格
- 過去に取引されたマンションの査定価格
- 公示地価・基準地価などの公的な指標



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売却のきっかけ
まだ10年程しかすんでいなかったため住宅ローンも残っていたので売却額で残債が払えるか心配でした。
その心配もあり一社だけでの査定では不安で一括査定をお願いすればその不安も解消できた気がします。
不動産会社を選んだ際の決め手
何社かに依頼はしたものの、すぐに連絡をくれて、また詳細なデータをもってきてくれたので、こちらの不動産会社に決めました。
ただ物件が駅前だったので数社に依頼して同時進行でも良かったかもしれません。
静岡県静岡市清水区 / 40代 / 住み替え / マンション / 築10年~15年 / 3LDK
査定額2,499万円→売却価格2,450万円
不動産会社 | ハウスドゥ!清水花みずき通り店 都商事株式会社(担当者:奥野健也) |
---|---|
不動産会社の決め手 | 対応が早かった |
担当者の特徴 | 時間に融通がきいた(朝/夜も対応) |
満足度 | 3 |
マンションのAI査定の仕組み
マンション査定AIの仕組みは、決められた物件条件を入力し、今までの蓄積されたデータをもとに過去の似た物件条件と照らし合わせて査定額を算出します。
実際に入力する物件条件は以下の項目です。
- 所在地
- マンションの名称
- 面積
- 築年数
- 構造
- 方角
上記の条件を入力することで、過去に成約している似たような物件を参考にして、概算の査定額を算出してくれます。
マンションのAI査定のデメリット
AI査定はマンションの情報を入力するだけで、いつでも気軽に査定結果がわかるのが魅力的です。
しかし、AI査定にはいくつかのデメリットもあるので事前に確認しておくことが大切です。
- 査定の精度が低い
- 室内の状況が査定額に反映されない
- 査定額の根拠が分からない
- 不動産会社からメールや営業電話が来る可能性がある
- 不動産会社探しには活かせない
- 会員登録が必要な場合もある
デメリット①:査定の精度が低い
AI査定の精度は高くなってきているものの、まだまだ従来の査定方法に比べて精度は劣ります。
AI査定は、近隣エリアの過去の売買取引データなどをAIに学習させることで査定額を算出しますが、売買取引のデータが少ないと正確な査定額が出せません。
デメリット②:室内の状況が査定額に反映されない
マンションのAI査定では、室内の状況が査定額に反映されません。
そのため、不動産会社の担当者が室内の状況を確認して査定額を算出する「訪問査定」と比較して正しい査定結果が出ない可能性が高いです。
きちんと管理が行き届いている部屋こそ不動産会社から査定を受けるべきと言えるでしょう。
デメリット③:査定額の根拠が分からない
AI査定ではマンションの査定額の根拠が分かりません。
AI査定は過去の取引データなどを学習して査定額を算出しますが、どのようなロジックで査定額を算出しているかは誰にも説明ができないためです。



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デメリット④:不動産会社からメールや営業電話が来る可能性がある
AI査定サービスによっては、会員登録で個人情報の入力が必要な場合もあります。
AI査定を検討している方の中には、個人情報の入力が不要だからという理由で選んでいる方もいるでしょう。
AI査定では会員登録が必要になることが多く、査定結果はマイページで表示されます。
とは言え、会員登録で個人情報の入力が必要になるだけなので、査定を利用しても営業電話やメールなどが来る心配はありません。
デメリット⑤:不動産会社探しには活かせない
AI査定は匿名で行えるサイトも多いため、査定した後に不動産会社から連絡がくることはありません。
もし、「匿名で査定したい」というわけでなければ一括査定サイトを利用することで、査定から不動産会社への依頼までスムーズに進められます。
すまいステップの一括査定では、4社へ一括して査定依頼できるので興味のある方はぜひお試しください。



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デメリット⑥:会員登録が必要な場合もある
査定サイトによっては匿名で利用できず、会員登録しないと利用できないサイトもあります。
会員登録には、氏名や電話番号、メールアドレスなどを入力することもあるため、査定後に不動産会社から連絡が来ることがあります。
匿名で査定したい方は会員登録不要の査定サイトを利用しましょう。
マンションのAI査定がおすすめな物件の特徴
マンションのAI査定は、以下の特徴に当てはまる方におすすめです。
- 戸数の多いマンション
- 築10年以上経過している
- 直近同じマンションから売り出しがあった
- リフォームをしていない
戸数の多いマンション
戸数の多いマンションの査定をしようと考えている方に、AI査定はおすすめです。
マンション査定のAIは、そのマンションで過去に売り出された部屋の成約価格などを学習して査定額を算出します。
AIは学習するデータが多いほど正確性を増すので、売り出し件数が多くなる傾向にある大規模マンションの査定額は正しくなります。
逆に、戸数の少ないマンションの売却価格はAI査定では正しく出せない可能性があるので注意しましょう。
築10年以上経過している
築10年以上のマンションもAI査定に適しています。
築10年を超えると、中古マンションとして売り出す人が増加するため、AIがデータを学習して精度高く査定額を出せるようになるためです。
一方で、築10年未満のマンションは市場にほとんど流通しないため、AI査定の査定額の誤差が大きくなってしまいます。
下のグラフは、東日本レインズが首都圏で成約したマンションの件数を築年数ごとにまとめたものです。
※東日本レインズ「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)」を元に編集部作成
築10年未満の売り出し件数は全体の4分の1未満であることが分かります。
売り出し事例が少なければ、AIが十分なデータを学習できないために精度が低くなってしまいます。
直近同じマンションから売り出しがあった
直近同じマンションから別の部屋が売り出された方は、AI査定の利用を検討してみると良いでしょう。
マンションの売却価格は刻々と変化します。
そのため、AIが学習しているデータが古いと査定額の正確性が下がってしまいます。
同じマンションからの売り出しがあれば、AI査定でも最新の状況に価格が算出されます。
リフォームをしていない
購入してからリフォームをしていないなら、AI査定を受けることをおすすめします。
AI査定はデータをもとに査定額を算出するので、室内の状態が加味されません。
リフォームをしたマンションは、AI査定では評価が低く出てしまうことがあります。
不動産売却において、AIによる査定は、査定額の精度向上やスピーディーな査定ができるとして注目されています。ここでは、おすすめのマンションAI査定サイトを紹介します。
AI査定を利用することですぐに自分の物件の価値を知れる
AI査定は匿名で利用でき、すぐにマンションの価値を確かめられるのが特徴です。
おおよその価格を手早く知りたい人は、一度AI査定を試してみてはいかがでしょうか。
一方で、マンションを売ることを決めている方は、より精度の高い不動産一括査定を受けることをおすすめします。
マンションの査定額は不動産会社によって大きく異なります。そのため、必ず複数社から査定を受けましょう。
不動産一括査定サイト「すまいステップ」では、一度に最大4社の不動産会社から査定を受けられます。
無料で受けられ、査定額で納得できなければキャンセルもできるため、安心してお申込みください。



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