マンション売却でかかる手数料!相場・シミュレーションを解説

マンションを売却すると、売却価格に応じてお金が手元に入ってきます。しかし、実際の不動産売却では費用がかかり、特に手数料などのコストは把握しておかなければなりません。

マンション売却でかかる費用は以下の通りです。

費用項目費用の目安
仲介手数料(売却価格×3%)+6万円+消費税
登記費用抵当権抹消登記費用
所有権移転登記費用
司法書士に依頼する場合5,000円~2万円
ローン一括返済手数料ローン一括返済にかかる手数料
1万~3万円
引っ越し費用相場は距離や荷物の量、時期によって異る
4人家族であれば10~15万円程
ハウスクリーニング代マンション・アパート 1LDK/2K:24,000円~48,000円
マンション・アパート 2LDK/3DK:32,000円~64,000円

手数料やその他費用を差し引いた分が、実際の利益となるため、住み替えなどで資金計画を立てるためにも、コストの計算は重要です。売却時にかかる手数料を知り、マンションをスムーズに売りましょう。

監修者松岡慶子
監修松岡慶子
神戸大学出身。音楽関係のライターとして、音楽専門誌等に執筆経験がある。 2016年10月28日に大阪市中央区に「はる司法書士事務所」を開設。監修本として「事業者必携 これならわかる 最新 不動産業界の法務対策」「事業者必携 不動産契約基本フォーマット 実践書式80」「図解で早わかり 民法改正対応! 最新 土地・建物の法律と手続き」(いずれも三修社)などがある。
【保有資格】司法書士
【URL】はる司法書士事務所

不動産会社に払う手数料は仲介手数料だけ!

マンション売却をすると、不動産会社に支払わなければならない費用があります。

それは「仲介手数料」です。仲介手数料は、マンション売却で売買契約を締結できたら支払う手数料になります。

不動産会社にかかる手数料は「仲介手数料」のみなので、以下の章で仲介手数料について理解を深めておきましょう。

マンション売却で他にも手数料などがかかる費用はあります。詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

→マンション売却でかかる費用を知りたい方はこちら

マンション売却時の仲介手数料とは?

仲介手数料とは、不動産会社にマンション売却の仲介を依頼して、売買契約が成立した場合に成功報酬として売主が不動産会社に支払う費用のことです。

マンション売却時は、不動産会社と媒介契約を結び売却活動を行っていくのが一般的です。媒介契約により不動産会社が売却活動の一端を担ってくれます。

なぜマンション売却で仲介手数料を払うのか

マンション売却で成功した場合、不動産会社に報酬を払いますが、なぜ仲介手数料を支払わなきゃいけないのでしょうか。

仲介手数料を支払う理由は以下になります。

上記が不動産会社が行ってくれる業務です。このような業務を行う場合、人件費や広告作成費など費用が必要です。

マンション売却で必要な業務を代わりに行ってくれることに対して、仲介手数料を支払います。

マンション売却で仲介手数料はいつ払えばいいのか

仲介手数料は、マンション売却の売買が成立した時に成功報酬として支払いが必要です。

仲介手数料の支払いは、2回に分けて支払いを行います。

支払いタイミング
1回目:買主と売買契約が成立した時に半額支払う
2回目:マンションの引き渡しが完了した時に半額支払う
マンション売却は売買契約の成立後に様々な手続きが発生するので、契約したら終わりではありません。
そのため、不動産会社は売買契約の成立後引き渡し時2回に分けて支払いしてる会社が多いです。

仲介手数料を払わずにマンション売却は可能?

マンション売却をする際に仲介手数料を支払いたくないのであれば、不動産会社を使わない方法もあります。

ですが不動産会社を使わずにマンション売却をする場合、以下のデメリットがあります。

不動産会社を利用しないデメリット
  • 売却活動で時間と労力がかなりかかる
  • マンション売却後に何かあった時に自分で対応しなければならない
  • 個人間売買になるため買主に対する金融の融資条件が悪くなる

このように不動産会社は、不動産売買を専門として仕事をしているため、売却活動に十分な時間と労力を割くことができます。
しかし自分で売却活動を行う場合、相当の時間と労力を割く必要があります。

マンション売却でかかる仲介手数料の相場

多くの不動産会社は、仲介手数料を上限で設定しています。

会社を選ぶ際、仲介手数料の安さも大事ですが、不動産会社のサービスの質や担当者の対応などを重視して不動産会社を選ぶのも良いですね。

また、仲介手数料が無料と謳っている会社は、囲い込みの可能性もあるので、どのように売却活動を行っていくのかなどを担当者に確認しておきましょう。

囲い込みとは?
他の不動産会社で紹介された購入希望者に物件を売却させないこと

仲介手数料の上限額の求め方

仲介手数料は売却価格によって決まり、金額によって計算式が異なります。

売却価格報酬額
200万円以下の部分報酬の5%+消費税
200万円を超え400万円以下の部分報酬の4%+消費税
400万円を超えの部分報酬の3%+消費税

仲介手数料は課税対象取引のため、消費税も考慮しなければなりません。それぞれ対象になる金額部分を、計算式に当てはめて算出しますが、売却価格が400万円を超える場合は、次の式でまとめて計算できます。

売却価格が400万円超えの仲介手数料=売却価格×(3%+60,000円)+消費税

条件にもよりますが、マンションの売却では400万円を超えることが多いため、基本的にはこの式で計算すると考えてよいでしょう。

首都圏のマンション売却でかかる仲介手数料の相場

多くの不動産会社は、売却金額ごとの上限額で仲介手数料を請求してくるでしょう。

以下では、首都圏マンションの売却価格を参考に消費税10%を含めた仲介手数料の相場を表示しています。

売却価格売却価格仲介手数料(税込み)
首都圏3,897万円134万円
東京都4,807万円165万円
埼玉県2,619万円92万円
千葉県2,436万円86万円
神奈川県3,294万円115万円

参考:月例マーケットウォッチ令和3年11月度

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マンション売却でかかる手数料のシミュレーション

実際に仲介手数料がいくらになるのか、事前に計算して大体の費用を算出しておけば安心ですよね。

そこで、すまいステップの仲介手数料シミュレーションで計算できるのはご存知でしょうか。

すまいステップの仲介手数料シミュレーションは、マンションの物件情報を入力するだけで簡単に手数料を知れます。

また、細かく査定額を知りたい場合は、そのまま不動産一括査定の依頼が可能なので、「簡単な査定額と手数料を知ってから売却するか決めたい」方にピッタリなサービスです。

ぜひ、すまいステップの仲介手数料シミュレーションを利用してみてください。

マンション売却でかかる手数料を抑える方法

売却価格によっては、100万円以上かかってしまうこともある仲介手数料は、マンション売却の費用の中でも高額です。
そのため利益を確保するためには、いかにして仲介手数料を抑えられるかが重要です。仲介手数料を抑える方法は3つあります。

  1. 仲介手数料の安い不動産会社を探す
  2. 不動産会社に値引き交渉を行う
  3. 値引きを条件に専任媒介契約を結ぶ
  4. マンション買取を検討する

仲介手数料の安い不動産会社を探す

仲介手数料について定められているのは上限のみであるため、そもそも手数料が安い不動産会社を探すことで費用を節約できます。
不動産会社によって請求金額は異なり、上限いっぱいまで請求する業者もあれば、割引して請求したり、場合によっては無料としているところもあります。

しかし、仲介手数料の安さだけを考えると、サービスの質が低かったり利用先が限定されたりすることも多いため、業者の選定は慎重に行わなければなりません。
費用が安くて信頼できる不動産会社を探したいなら、一括査定サイトでそれぞれの条件を比較してみることがおすすめです。

すまいステップなら、一度に最大4社の査定結果を比較できるため、より好条件を提示する業者を選びやすいでしょう。査定を受けた業者とは、直接コンタクトを取ることも可能なため、このときに仲介手数料の金額についても相談できます。

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仲介手数料を安くできる理由

上限いっぱいまで請求する不動産会社が多い中で、なぜ仲介手数料を安く設定する業者があるのか、疑問に思う人もいるでしょう。これにはいくつか理由があり、代表的には次のものが挙げられます。

  • 売却物件を優先的に獲得したい
  • 仲介手数料以外で利益を出している
  • 売主と買主の双方から手数料をもらっている

業者によって理由は異なりますが、これらのうちのどれかに該当するスタイルをとっているなら、仲介手数料を安く設定していることが多いです。

手数料が安さだけで不動産会社を選ぶのはNG

仲介手数料を安くしたいなら、できるだけ最初の設定金額が低い不動産会社を選ぶ必要がありますが、金額の安さで決めることはおすすめできません。

例えば、サービスの質が悪く集客ができないために仲介手数料を安くしていたりその他のところで費用を多く請求することで、補填してる不動産会社は少なくありません。

金額の安さだけで選んでしまうと、売却活動がスムーズに進められなかったり、割引分を上回る金額を請求され、コストが高くなることがあるので、信頼できるか念入りにチェックしましょう。

不動産会社に値下げの交渉を行う

通常は、上限いっぱいの仲介手数料を請求している不動産会社であっても、値下げの交渉で、割り引いてもらえることはあります。
設定している金額は、固定の据え置きとは限らないため、売却時の条件を工夫するなどして、一度交渉をしてみるとよいでしょう。

売却価格が高くて請求できる金額が多かったり、他の不動産会社と利用を迷っているなどと伝えたりすることで、値下げをしてもらえる可能性はあります。他の不動産会社との条件を比較する際には、査定結果を見せて交渉することがおすすめです。

ただし、交渉の余地があるだけで、必ずしも値引きをしてもらえるとは限りません。どのような条件を提示しても、仲介手数料の金額は変えない不動産会社もあることは覚えておきましょう。

値下げ交渉はやりすぎない

少しでも仲介手数料を安くしたいなら、値下げ交渉を行うことも大切ですが、やりすぎは禁物です。

そもそも不動産会社は、仲介手数料で利益を獲得しているため、これを値引きしてしまうと獲得できる利益が少なくなります。
利益が少ない案件については、積極的に売却活動を行わないこともあり、なかなか買い手が見つからなくなってしまうことも少なくありません。

多少の交渉は問題ありませんが、値下げを無理強いすると印象が悪くなり、その後の売却活動に悪影響をもたらしかねないことは理解しておきましょう。

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値引きを条件に専任媒介契約を結ぶ

媒介契約には以下の種類があります。

  • 一般媒介契約
  • 専任媒介契約
  • 専属専任媒介契約

の3種類があり、それぞれ契約内容や条件が異なってきます。

一般媒介契約の場合、売主は複数の不動産会社と契約を結び売却活動をしていきます。

専任媒介契約の場合、契約の期間内は他の不動産会社と媒介契約を結ぶことができなくなります

つまり、専任媒介契約でマンション売却できれば、不動産会社は仲介手数料という形で必ず利益を獲得できます。

そのため、専任媒介契約を結ぶとマンションを積極的に売り出してもらえる傾向にあるのです。

なお、専属専任媒介契約と専任媒介契約の違いは、販売状況を依頼者に報告する頻度が違います。専任媒介契約では2週間に1回以上であるのに対し、専属専任媒介契約では1週間に1回以上と頻度が多くなります。

マンション買取を検討する

手数料を抑えたい場合、仲介によるマンション売却ではなく、不動産会社に買い取ってもらうことも検討しておきましょう。

買取の場合、売却が成立しても仲介手数料はかかりません。

買取の場合、短期間で売却できることから、無駄な維持費やランニングコストの軽減ができます。

ですが、買取は仲介による売却と比べ、相場よりも安い価格で売却することが多いので、「高くマンションを売却したい!」と考えている方にはおすすめできません。

記事のおさらい

マンション売却時の仲介手数料とは?

仲介手数料とは、不動産会社にマンション売却の仲介を依頼して、売買契約が成立した場合に成功報酬として売主が不動産会社に支払う費用のことです。マンション売却時は、不動産会社と媒介契約を結び売却活動を行っていくのが一般的です。媒介契約により不動産会社が売却活動の一端を担ってくれます。
詳しく知りたい方はマンション売却時の仲介手数料とは?をご覧ください。

マンション売却でかかる仲介手数料の相場は?

多くの不動産会社は、仲介手数料を上限で設定しています。会社を選ぶ際、仲介手数料の安さも大事ですが、不動産会社のサービスの質や担当者の対応などを重視して不動産会社を選ぶのも良いですね。また、仲介手数料が無料と謳っている会社は、囲い込みの可能性もあるので、どのように売却活動を行っていくのかなどを担当者に確認しておきましょう。
詳しくはマンション売却でかかる仲介手数料の相場をご覧ください。

マンション売却でかかる手数料を抑える方法は?

マンション売却で場合によってかかる費用は以下の通りです。

  • 仲介手数料の安い不動産会社を探す
  • 不動産会社に値引き交渉を行う
  • 値引きを条件に専任媒介契約を結ぶ
  • マンション買取を検討する

詳しく知りたい方はマンション売却でかかる手数料を抑える方法をご覧下さい。

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不動産一括査定サイトを使って査定をしたら300万円以上の差も珍しくない

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不動産会社B 1400万円
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これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

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