自宅を査定したいけれど、「不動産会社にわざわざ行きたくない!」「でも自宅で査定する方法がよくわからない・・」という方は多くいるのではないでしょうか。
- この記事のポイント
- 自宅査定はどこで依頼しても無料
- 自宅にいながら自分でできる査定は「AI査定」「匿名査定」「査定アプリ」がおすすめ
- 自宅にいながら不動産会社に査定依頼するなら「一括査定」がおすすめ
自宅の査定にはいくつか種類があり、どの査定方法がよいのか適切なものを判断することはなかなか難しいですよね。
不動産会社に相談するのもなんだか気が引けてしまい、自分でできる気軽な査定をしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、主に自宅にいながらできる便利な自宅査定ツールのおすすめを紹介していきます。
自宅の査定は、不動産会社に依頼しても無料で行えます。
不動産会社に自宅の査定を依頼する時の注意点も合わせて解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
自宅の売却を考えているなら、一括査定で自宅の価格を調べてみましょう。
「すまいステップ」の一括査定を使えば、「完全無料」で複数の不動産会社に自宅を査定してもらえます。
自宅査定はどこで依頼しても無料でできる
自宅を売却したいと考えた時、「自宅を査定したい」「自宅にいながら自分でできる査定がしたい」などの様々な思いがあると思います。
まずお伝えしたいことは、基本的に自宅の査定は「どこで依頼してもどの方法でも無料で行える」ということです。
そのため、ネット上で利用できる査定ツールや不動産会社による査定は、いずれも無料です。
「査定だけしたいんだけど…」という方でも気軽に利用できます。
一般的な自宅売却であれば無料の査定で十分ですが、何か特別な事情がある場合は利用を検討してみましょう。
次の章では、自宅にいながらできる便利な査定ツールを紹介します。
自宅査定したい時におすすめのツール
自宅にいながら査定するには、どんな方法やツールがあるのでしょうか?
以下の表に、ネットやスマートフォンを使って、自宅にいながら査定するのに便利なツールやサイトをまとめました。
自宅査定ツールの種類 | 自宅査定ツールの特徴 | 代表的なサービス | おすすめな人 |
---|---|---|---|
AI(自動)査定 |
|
| |
匿名査定 |
|
| |
自宅査定アプリ |
|
|
この章では、それぞれどんなものなのか、さらに詳しく紹介していきます。
その場で査定額が出る「AI査定」
不動産会社に自宅の査定を依頼せず、独自の技術で査定結果を算出するのがAI(自動)査定です。
査定結果を得るまでの手軽さを売りにしているものが多く、入力フォームに自宅の基本情報(物件所在地・物件種類・建物の専有面積)を入力するだけで査定額が算出されます。
以下のフォームからさっそくやってみましょう。
AI査定は、ネット上で完結する非常に気軽な査定方法なので、「まだ売却するか悩んでいる」「査定額によって売却するかどうか決めたい」という方におすすめです。
個人情報不要で査定できる「匿名査定」
匿名査定は、AI査定とほとんど同じような仕組みで、過去の不動産取引情報をもとにして査定額を算出します。
そのため、「営業電話を受けたくない」「誰にも知られずに自宅を査定したい」という時に便利な査定です。
まだ売却を決めていない方や、ストレスなく査定を受けたい方におすすめです。
スマホで簡単に査定できる「自宅査定アプリ」
これまでは、パソコンを使ってインターネット経由で自宅の査定依頼を行うのが一般的でしたが、最近ではスマホのアプリで査定依頼できるものも少しずつ増えています。
必要な入力情報は、基本的にAI査定サイトと同じく、自宅の基本情報のみであることが多いです。
代表的なアプリは「10秒でDo!(ハウスドゥ)」や、「らくらく不動産査定(リビンマッチ)」です。
ちなみに、「らくらく不動産査定」は、アプリとはいっても実際はGPS情報を入力して住所入力を省略できる不動産一括査定のサービスであるため、アプリで出来る不動産一括査定サービスだと考えておきましょう。
自宅査定は不動産会社に依頼しよう
自宅で査定してみて、実際に自宅を売却することに決めたら不動産会社に査定依頼しましょう。
先にも述べているように、ここで紹介した自宅でできる査定ツールは、あくまで簡易的なものであってどうしても正確性に欠けてしまいます。
自宅の査定を自分で行うには限界があり、やはり不動産は実際にプロに見てもらわないと分からない部分が多いです。
そのため、より正確な査定額を算出するには不動産会社が行う査定を受ける必要があります。
まずAI査定や匿名査定を使っておおよその査定額や相場感を掴んだら、一括査定を使って不動産会社へ査定依頼しましょう。
不動産会社が行う査定には「机上査定」と「訪問査定」があり、どちらも無料で受けられます。
いきなり訪問査定はハードルが高いと感じるなら、まずは机上査定から依頼してみましょう。
不動産会社による査定は、以下の手順で行うことがおすすめです。
- 「一括査定」でまとめて査定依頼する
- 訪問査定を受ける
①「一括査定」でまとめて査定依頼する
不動産会社に査定依頼する時は、まとめて複数の不動産会社に査定依頼できる「一括査定」を利用すると便利です。
一括査定とは、複数の不動産会社に無料で査定依頼できる査定サービスのことです。
依頼するといきなり不動産会社が訪ねてくるわけではなく、机上査定か訪問査定のどちらかを選択できます。
サイト上で簡単な不動産情報や個人情報を一度だけ入力すれば、条件に合う複数の不動産会社(基本的に最大4~6社)への査定依頼が完了します。
不動産会社へ個別に問い合わせたり、店舗に直接出向く必要がないので、時間をかけずに査定依頼できます。
一括査定では、「自宅の基本情報」「自宅の詳細情報」「個人情報」の3つすべてが必要ですが、複数社の査定結果を手軽に比較検討でき、適正価格で自宅を売却しやすくなります。
一括査定では、主に以下のような項目の入力が求められます。
- 物件の所在地
- 間取り
- 築年数
- 専有面積
- 電話番号やメールアドレス
すでに数多くの一括査定サービスがありますが、最もおすすめしたい一括査定は「すまいステップ」です。
すまいステップの一括査定では、必要事項を入力すると売却したい自宅に合わせたおすすめの不動産会社が最大4社まで表示されます。
査定依頼したい不動産会社を選択したら、まずは不動産会社から連絡が来るのを待ちましょう。
査定前は、相場が分からず、どのように進めたらいいか不安だった。査定後は、本当に査定が正確なのか、他社と比較した方がいいのか迷ったことです。
もう少し査定の依頼を複数社にすれば、価格を見比べられたと思います。
引用:すまいステップの独自調査「不動産の査定をしたことがある方へのアンケート」より
②訪問査定を受ける
すまいステップの一括査定では、査定依頼後、早くて当日~数日の間に不動産会社から机上査定の結果が届きます。
その中から、気になる不動産会社や直接話を聞いてみたい不動産会社に「訪問査定」を依頼しましょう。
訪問査定では、担当者が自宅へ訪れて、自宅の状態を加味して査定額を算出します。
訪問査定で見られるポイントは、主に以下のようなものがあります。
- 自宅の間取りや設備
- 自宅の外観や構造
- 立地の良さや周辺環境
- 土地の形状や接道状況
- 隣家との境界線
訪問査定後、売却を依頼する不動産会社が決まったら、売却活動に向けての準備が始まります。
主に以下のような流れで自宅の売却へと進みます。
- 不動産会社と媒介契約を結ぶ
- 売却活動を行う
- 買主が見つかったら売買契約を結ぶ
- 決済・自宅の引き渡し
自宅の売却には3~6か月程度の期間が必要です。
事前に売却スケジュールをしっかり立てて臨みましょう。
自宅査定の前にやっておくこと
自宅の査定は、売却に向けてとても重要で必要不可欠なステップでもあります。
この章では、不動産会社による自宅査定を受ける前にやっておくべきことを解説します。
売却をスムーズに進められるようにしっかり準備しておきましょう。
- 事前に売却相場を調べておく
- 住宅ローンの残債額を調べておく
- 自宅の瑕疵やアピールポイントをまとめておく
- できるだけ書類を集めておく
売却相場を調べておく
自宅を査定する前に、まずは売却相場を調べておきましょう。
売却相場を調べておけば、査定結果が適正なものであるかどうか判断できるようになります。
売却相場を調べるには、以下のような方法があります。
- レインズマーケットインフォメーションを利用する
- 土地総合情報システムを利用する
- 不動産ポータルサイトを利用する
レインズマーケットインフォメーションや土地総合情報システムでは、同じエリア内で類似した物件の過去の成約事例を検索できます。
不動産ポータルサイトでは、現在売り出されている物件の売り出し価格を調べることができます。
売却相場の調べ方については、以下の記事で詳しく解説しています。
住宅ローンの残債額を調べておく
自宅を査定する前に、住宅ローンの残債額がいくらあるのか確認しておくことも大切です。
住宅ローンが残っている場合、自宅を売却すると同時に残債を全額一括返済する必要があります。
なぜなら、住宅ローンを組む時、借入先(主に金融機関)によって自宅に抵当権が設定されており、この抵当権は住宅ローンを完済しなければ抹消できないからです。
売却価格よりも住宅ローンの残債のほうが多ければ別途自己資金を用意する必要があるので、自宅を査定する前に残債がいくらあるのかしっかり確認しておきましょう。
自宅の瑕疵やアピールポイントをまとめておく
自宅の査定を受ける時は、瑕疵やアピールできるポイントを事前にまとめておきましょう。
瑕疵とは、いわゆる不具合などのマイナスポイントのことで、査定額を減額させる要素です。
たとえば、以下のようなものがあります。
- シロアリ被害
- 雨漏り
- 設備の故障
- 自宅の傾き
- 忌まわしい事件・事故
把握している自宅の瑕疵は、必ず不動産会社に伝えましょう。
査定額に影響が出ることを恐れて瑕疵を隠して自宅を売却してしまうと、売主は売却後に発覚した瑕疵に対して契約不適合責任に問われてしまうからです。
反対に、住んでいる間に行った修理やリフォーム箇所もまとめておくと、査定額がプラスに働く可能性があります。
できるだけ書類を集めておく
書類が全て揃っていないと査定を受けられないわけではありませんが、不動産会社は書類の内容をもとに査定額を算出します。
できるだけ正確な査定額を算出するために、遅くても訪問査定までに用意しておくようにしましょう。
以下の表に、できるだけ用意しておきたい書類をまとめました。
書類 | 詳細 |
---|---|
登記済証(権利書)または登記識別情報 | 自宅の所有者を証明する書類 |
確定測量図・境界確認書 | 土地の面積や形状・隣地との境界線を正しく把握するために必要な書類 |
固定資産税納税通知書 | 買主との固定資産税の清算時に必要な書類 |
固定資産評価証明書 | 名義変更の手続きに必要な書類 |
建築確認済証・検査済証 | 建物が建築基準法の通り設計・建築されていることを証明する書類 |
この他にも、自宅の売却に必要な書類はたくさんあります。
以下の記事も参考にしながら、手元にないものは早めに用意しておきましょう。
自宅査定の注意点
自宅査定を不動産会社に依頼する時は、以下の3つのことに注意しましょう。
- 査定額で売却できるとは限らない
- 高い査定額を鵜呑みにしない
- 大手にこだわらない
査定額で売却できるとは限らない
査定額とは、不動産市場の状況や自宅の状態にもとづいてだいたいいくらで売却できるかを予想した価格であるため、査定額と同じ価格で売却できるとは限りません。
以下のグラフは、すまいステップが2023年12月28日から2024年1月10日にかけて行った「査定額と成約価格の乖離率」の結果です。
物件種別ごとにまとめたので、それぞれ紹介します。
▼戸建て
▼マンション
戸建てでは半数以上の人が、マンションでも半数の人が「5%以上の乖離があった」という結果でした。
査定額と同じ価格で自宅を売り出しても、買主が現れなければ値引きしたり、買主側から値引き交渉されることもあります。
自宅を売却する時は、値引き交渉があることも視野に入れて売り出し価格を決めるとよいでしょう。
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高い査定額を鵜呑みにしない
自宅の査定を依頼すると、高い査定額を提示してくる不動産会社がいることがあります。
しかし、高い査定額を鵜呑みにしてしまうと非常に危険です。
不動産会社によって査定方法や基準は異なるので、査定額に差が出てしまうことがあるからです。
また、中には、契約を取るためにわざと高い査定額を提示する不動産会社もいます。
相場よりも高い価格で自宅を売り出すと、なかなか売却できず失敗に繋がりやすくなってしまうため、やたら高い査定額を提示する不動産会社には注意が必要です。
つい高い査定額を出してくれた不動産会社に売却を依頼したくなりますが、まずはなぜその査定額になったのか「根拠」を聞いてみましょう。
誠実な不動産会社であれば、確からしい根拠を丁寧に説明してくれるはずです。
大手にこだわらない
自宅の査定は、大手の不動産会社にこだわらないようにしましょう。
不動産会社によって得意な物件・不得意な物件があるので、必ずしも「大手だから良い」とは限らないのです。
また、全国対応していても「首都圏に強い」「関東(関西)エリアに強い」、「地域密着型」など、不動産会社によって特徴が異なります。
主にどんな物件を扱っているのか、そのエリアでの売却実績はあるのかなどを確認し、「大手だから」という理由だけで不動産会社を選ばないようにしましょう。
そのため、自宅の査定は大手にこだわらず、中小企業も含めて様々な不動産会社に依頼してみることをおすすめします。
思わぬ出会いから、高額で自宅を売却できる可能性が広がるかもしれません。
自宅査定は注意点を理解して上手に活用しよう
自宅の査定方法には、以下のような気軽に利用できて便利なものが多くあります。
- その場で査定額が出る「AI査定」
- 個人情報不要で査定できる「匿名査定」
- 近隣の売り出し物件情報が分かる「不動産ポータルサイト」
- まとめて査定依頼できる「一括査定サイト」
- スマホで簡単に査定できる「自宅査定アプリ」
いずれも無料で自宅にいながら利用できるので、自宅の売却を考えている方におすすめです。
しかし、今回紹介した自宅査定だけでは精度が低く、正確な査定額が分かりにくいことが大きなデメリットです。
今回紹介した自宅査定ツールは、注意点をしっかり理解した上で利用しましょう。
ある程度の相場感を把握できたら、不動産会社による訪問査定を受けましょう。
訪問査定は、自宅の売却を決めたらいずれにしても受ける必要があり、自宅を売却する上では欠かせないものです。
「すまいステップ」の一括査定は優良企業のみと連携しているので、どなたでも安心して利用できますよ。