田舎の土地や売れにくい土地を相続した場合、どのようにしたらよいのでしょうか。
田舎の土地は立地が悪かったり、広すぎたりするため、売りにくい場合があります。
本記事では、田舎の土地や売れない土地を売る方法や売却以外での活用方法、手放す方法を紹介します。
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田舎の土地を売る方法や対処法を紹介
「田舎の土地を相続したが、どのようにしたら良いか分からない」
「税金の負担を少しでも減らしたい」
このように考えている人は少なくありません。
田舎の土地はどのような理由から売りにくいのでしょうか。また、売れやすくする方法や、売却以外での活用方法、対処法を紹介します。
田舎の土地が売れない理由
田舎の土地が売れない理由に、下記の3つが挙げられます。
- 立地が悪い
- 整備がされていない
- 広すぎる
田舎の土地は、上記3つの要因で売れないことがあります。
それぞれについて、詳しく解説します。
立地・周辺環境が悪い
田舎の土地は立地が悪い事が多々あります。
電車やバスなどの公共交通機関が通っていなかったり、騒音や近隣住民とのトラブルがある場合は売れにくい土地であるといえます。
また、ごみ処理施設やお墓などがある場合も、買い手が付きにくいといえるでしょう。
整備がされていない
土地が荒れていて、整備がされていない土地も、売れにくい土地です。
雑草が生い茂っていたり、水道や下水の整備がされていない場合、買い手はメンテナンス費用がかかってしまいます。
田舎や山の中の土地の場合、不法投棄がされている場合もあります。
特に、水道や下水の整備がされていないと生活に支障がでます。
整地・インフラ整備をしたうえで、売りに出した方が買い手は付きやすくなります。
広すぎる
田舎の土地が売れない原因として、土地が広すぎることが要因として挙げられます。
土地が広すぎると買い手も活用方法に困るうえに、購入の際の総費用もかさんでしまいます。
土地が広すぎて売れない場合は分割して売ったり、マンション用地として売ったりするなどの工夫が必要です。
また、土地の価格も高くなるため、多少相場より安くても不動産業者に買い取ってもらうという方法もあります。



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田舎の土地を売る方法を紹介
田舎の土地は、都心や郊外の土地と比べると売れにくい傾向にあります。
しかし、売る方法は多数存在します。田舎の土地を売る方法は下記の3つです。
- 不動産仲介を活用する
- 不動産買取を活用する
- 近隣や知り合いで探す
不動産仲介を活用すつことで、自分で探すより、買い手を見つけやすくなります。
また、不動産会社に土地を買い取ってもらうことで、買い手を見つけずとも、土地を手放すことができます。
これらの方法について詳しく紹介します。
不動産仲介を活用する
不動産仲介を活用することで、自分で買い手を探すより、簡単・確実に買い手を見つけることができます。
不動産仲介業者は個人に代わって、土地の買い手を探してくれます。
売り主は仲介手数料を払う必要がありますが、個人で買い手を探すより、多くの選択肢を選べる可能性があります。
しかし、土地の買い手が確実に見つかるわけではないため、注意が必要です。また、仲介業者の選び方も非常に重要です。
実績の多い、信頼できる不動産会社を選ぶようにしましょう。
不動産買取を活用する
土地の買い手が見つからない場合は、業者に買取を依頼する方法もあります。
買取を依頼した場合、相場よりも安い価格での買取になりますが、不動産業者が買い取ってくれるため、確実に現金化が可能です。
しかし、条件によっては買取をしてくれない場合もないため、注意が必要です。
また、売却査定をする際は、複数の不動産業者に査定依頼を出し、少しでも高値で買い取ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
近隣や知り合いで探す
土地を手放す方法は、不動産業者を活用する以外に近隣や知り合いで探す方法があります。
近隣や知り合いで買い手が見つかれば、不動産業者に手数料を支払う必要がありません。
しかし、個人間で土地の売買をする場合、トラブルが起きやすいため、注意が必要です。
トラブルが起きてしまうと結果的に仲介手数料以上の費用がかかってしまう場合があります。
出来る限り、専門的な知識を持ってる経験豊富なプロにお任せすることをおすすめします。
田舎の土地を売るコツ
田舎の土地は都心や郊外の土地に比べて売りにくい傾向にあるため、売るために工夫をする必要があります。
田舎の土地を売るコツとして下記の4つが挙げられます。
- 相場を調べ、適切な価格で売却する
- 空き家バンクに登録する
- 土地を分割する
- 古屋を解体する
土地を売る際は、どのような価格設定をして、どのような方法で売り出すのかが非常に重要です。
これらの事項について詳しく解説します。
相場を調べ、適切な価格で売却する
土地を売り出す際は、相場を調べたうえで、適切な価格設定をすることが重要です。
近隣の土地や物件と差別化をして、相場よりも高値で売りに出す方法もありますが、相場とあまりにもかけ離れていると売れない可能性が高くなります。
逆に、安すぎる価格設定をしてしまうと、損をしてしまいます。
売却までの期間を加味したうえで、地価を調べたり、不動産業社に問い合わせたりするなどして適切な価格設定をしましょう。
空き家バンクに登録する
土地を売る際の方法として、空き家バンク(空き地バンク)に登録する方法があります。
空き家バンクとは、自治体が主体となって運営しているサービスです。
空き家を売りたい人や買いたい人が登録できるようになっています。
売り手は持っている物件の情報を登録し、買い手はその中から、自分の条件に合う物件を見つけて購入や賃貸ができます。
ただし自治体によっては、土地のみの登録はできない場合があります。
その場合は、土地に古家や建物が建っている状態で登録する必要があります。家屋を解体してしまった土地は、登録できません。
また、田んぼや畑は空き家と一緒に登録することは可能です。
田んぼや畑を売却する際は、事前に農業委員会への申請が必要なため、申請を行ったうえで登録するようにしましょう。
土地を分割する
土地を売る際には、土地を分割することで売れやすくなる可能性があります。
田舎の土地は広すぎて購入を迷っている人も多くいます。
土地を分割することで、土地の面積も狭くなるうえに、土地自体の価格も低く設定することができます。
土地を分割する場合は、測量と分筆登記が必要になります。
土地の分割には専門的な器具や知識が必要となるため、土地家屋調査士に依頼します。
土地の分筆・登記には費用と時間を要します。
土地の分割を検討している際は、事前に土地家屋調査士にかかる費用や期間を聞いておきましょう。
古屋を解体する
土地を売り出す際、古家が建っている場合は、解体してしまう方法もあります。
解体をして更地として売り出すことで、買い手は自由に土地を活用することができます。
再建築が不可能な場合や、物件自体に価値がある場合を除けば、物件を解体して、更地にして売却をした方が買い手はつきやすくなります。
しかし、解体には解体費用がかかります。
解体費用も加味して、採算が取れるのかはしっかりと計算しておく必要があります。
また、更地にした場合、物件が建っている状態と比べて固定資産税が高くなります。
土地が売れるまでに時間がかかってしまうと、その分の固定資産税を負担しないといけません。
売れない田舎の土地を手放す方法
売れない田舎の土地を相続してしまった際に、土地を手放す方法を紹介します。
土地を手放す方法は下記の3つです。
- 相続放棄
- 寄付
- 譲渡
相続放棄をすることで、手放せずに税金の負担になりそうな土地を相続せずに済みます。また、寄付や贈与をすることで、売却よりも手放せる可能性が高まります。
相続放棄
売れない土地を相続してしまった際は、相続放棄をするのも1つの手です。
相続放棄とは、親などの亡くなった人(被相続人)の財産についての相続を放棄することです。
相続放棄をする際は、相続の開始から3ヶ月以内に手続きを行わなければなりません。
また、相続放棄を選択肢した際は、家や土地などの不動産だけでなく、現金や株、家財などのすべての財産の相続を放棄しなければなりません。
被相続人が持っているすべての財産を把握したうえで判断する必要があります。
寄付
売れない土地を手放す方法として、寄付をすることも挙げられます。
土地を寄付する際は、各自治体の窓口への事前相談が必要です。
自治体に寄付をする際、贈与税が発生しないというメリットがあります。
しかし、場合によっては寄付を受け付けてもらえない場合もあります。
自治体にとっては固定資産税は大きな収入源になるため、資産として所有し続けてもらう方が、自治体にとってはメリットになります。
特に、活用が難しい土地や、土壌汚染や老朽化が進んでいる土地・不動産は寄付を断られるケースが多くなっています。
譲渡
売れない土地を相続してしまった際、譲渡するのも1つの手です。
あなたがいらないと思っている土地でも、知り合いや近隣の住人が欲しているケースは少なくありません。
しかし、譲渡する際は譲渡先には譲渡税がかかるため、注意が必要です。譲渡をする際は、譲渡税がどの程度かかるのかを把握してから話を進めるようにしましょう。
売れない田舎の土地の活用方法
売れない田舎の土地の活用方法として、下記の3つの方法が挙げられます。
- アパート・マンション経営
- 駐車場経営
- 農地として活用
- 太陽光発電システムの設置
更地・空き家として放置するよりも税的負担の軽減や、収益性が見込めるため、売却できない場合は、これらの方法で積極的に活用することをおすすめします。
アパート・マンション経営
土地活用の方法として、アパート・マンション経営は最もメジャーな手段です。
初期費用はかかりますが、適切な家賃設定をして、継続的に入居者を獲得できれば、大きな収益性が見込めます。
マンション・アパート経営をする際は、建築費用や戸数、間取りも重要な要素です。
どのメーカーでどのような間取りにするのかは、採算が取れるように資金計画のシミュレーションを活用するなどして、慎重に決めるようにしましょう。
駐車場経営
売れない土地の活用方法として、駐車場経営も有効な手段の1つです。
駐車場経営はマンション・アパートの経営と比べて、少ない元金で始めることができますが、一方で、マンション・アパート経営と比べ、税金が高い、収益性が低いなどのデメリットもあります。
駐車場経営は低リスクで始められ、他の業態への切り替えも行いやすいため、はじめての土地活用にはおすすめです。
農地として活用
売れない田舎の土地の活用方法として、農地として売却、または貸し出す方法があります。
農地として貸し出す際には、農地法の許可が必要なため、農業委員会の許可が必要になります。
農地として貸し出す際は、農地バンクを活用すると、スムーズに貸し出しを行うことができます。
農地バンクとは、全ての都道府県で展開している公的制度で、借り主を見つけるために活用できます。また、スムーズに農地法第3条の許可を取ることができ、貸し手の税が優遇されるのも大きな特徴です。
農地としての土地の貸し出しは、地域の農業活性化にも貢献できます。
太陽光発電システムの設置
田舎の土地の有効な活用方法として、太陽光発電システムを設置することが挙げられます。
田舎の土地の場合、広い土地面積を確保しやすく、高い建物も少ないため、太陽光を遮るものがありません。また、集客も必要としないため、うってつけの活用方法であるといえます。
しかし、太陽光発電システムを設置する際は、除草等のメンテナンス費用も必要になるため、注意が必要です。
事業用の太陽光発電の場合、20年間、電気の買取価格が固定される「固定価格買取制度(FIT)」を利用できます。
この制度を活用することで、発電した電力を固定価格で買い取ってもらえます。各大手電力会社の買取価格は7円~12円/kWhとなっています。
固定価格での買取期間が終了したあとは、各電力会社と個人間での自由契約となっています。
田舎の土地は売りにくいが工夫次第で売れる可能性を上げられる
以上、本記事では、田舎の土地を売る方法や、売れない際の手放す方法や活用方法を紹介しました。
田舎の土地を売る際は、実績豊富なプロに任せることをおすすめします。
それでも売れない際は、寄付なども視野に入れたうえで、太陽光発電システムの設置や農地としての貸し出しも検討してみましょう。
また、売却査定を依頼する際は、複数の不動産会社に問い合わせるようにしましょう。
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