所有している土地の売却で、不動産会社選びは、売却を成功させる重要なポイントになります。
この記事では、土地の売却を成功させるための不動産会社の選び方のコツや、成功の理由を解説しています。
土地の売却は何度も経験することではないため、不安を抱える方も多いでしょう。
不動産会社は販売活動に協力してくれるのか、どのくらいの価格でどのくらいの時期に売れるのかなど、不安や疑問が次から次へと現れます。
そのような悩みを解消するためのポイントも解説しています。
不動産会社には上場しているような大手不動産会社と、町の不動産屋さんのような中小不動産会社が存在します。
大手不動産会社は安心感があり、大手不動産会社だけで比較する方も多いでしょう。
しかし大手不動産会社にもデメリットはあり、中小不動産会社にもメリットがあります。
検討する際には、大手不動産会社だけではなく、中小不動産会社の両方のメリットとデメリットを理解して不動産会社を選択することを択肢に加えることをおすすめします。
不動産会社選びに迷われている方は、土地の売却を成功させるためにぜひ最後までご覧ください。
売却のきっかけ
自分独り暮らしで家が大きすぎ、庭の手入れ等が大変な為。売却にあたり不要になる家財等の処分や引っ越し先や転居費用等が大変気になりました。また、故人所有の土地だったので名義変更等の不安もありました。
不動産会社を選んだ際の決め手
担当者が信頼できる人物であり、何度も足を運んでもらい、細かい事も親切に教えていただいたため。また、近場であり、交渉打ち合わせ場所としても大変便利であったため
福岡県北九州市八幡西区 / 50代 / 住み替え / 土地 / 築26年~30年 / 3LDK
査定額1,700万円→売却価格1,700万円
不動産会社 | イエステーション八幡西店 株式会社エステートプラン(担当者:片岡さん) |
---|---|
不動産会社の決め手 | 対応が早かった |
担当者の特徴 | こまめに連絡をもらえた |
満足度 | 5 |
土地売却不動産会社選び3つのコツ
土地の売却を成功させるためには、不動産会社選びが重要なポイントになります。どの不動産会社を選ぶのかが重要です。
不動産会社は数多く存在しているため、判断基準がわからず、選び方がわからない方も多いのではないでしょうか。
所有している土地の売却を依頼した方がいい不動産会社か見分けるにはコツがあります。
不動産会社選びのコツをおすすめする理由とともに紹介します。
コツその1:売却予定の不動産エリアに精通している
売却予定の不動産エリアに精通していることは、不動産会社を見極めるポイントとして、売却予定の不動産があるエリアでの活動状況があります。
そのエリアに理解が深く、精通していると言えるかどうかは、過去の販売実績やエリア内に支店や営業があるかどうかで判断できます。
取り扱っている物件が多い場合も、力を入れているエリアとして考えてもいいでしょう。
精通している場合は、エリアであれば、周辺環境の情報や物件の販売のノウハウも多く、物件の良さを購入希望者にアピールできます。
どんなに良い土地であっても、購入希望者に好印象を与える方法や、販売方法などを考えて売却活動をしなければ売却することは難しいでしょう。
土地は、売却までに時間がかかるほど売りづらくなってきてしまいます。
エリアに精通している不動産会社は早期に売却するために、不動産会社選びの選択肢に加えた方がいいでしょう。
コツその2:担当の営業マンが信頼できる
土地の売却は、信頼できる営業担当者にめぐり会うことができるかどうかが重要です。
売主の希望をしっかりと聞いて、売主の利益になるように動いてくれる営業担当者が理想的です。
信頼できる営業マンは、まずは売主の希望を理解しようと話をしっかりと聞いてくれます。
そして、いいことだけではなく、悪いことも伝えてくれ、その上で、売主に最大限メリットがある方法を探しえてくれるでしょう。
土地の売却は、人生で何度も経験することではないため、多くの方にとって全てが初めてで大きな不安を抱える場面もあるでしょう。
土地の売却に関する専門的な知識や資格を持っていることは、担当者としての安心感があります。
不安な時に、親密になって話を聞いてくれ、適切なアドバイスをくれる担当者も人として信頼することができます。
信頼できる担当者にめぐり会えれば、安心して売却を進めることができ、満足な結果をもたらすでしょう。
営業担当者に不信感を抱いたり相性が合わない場合には、早い段階で別の担当者に代えてもらうか、別の会社に問い合わせすることを検討してください。
コツその3:対応がスピーディかつ的確
不動産会社を選ぶ場合には、スピーディーな対応をしてくれるかどうかも選択する材料として重要視してください。
問い合わせへの返信や、打ち合わせの日程調整など、対応が早いと、スケジュールがスムーズに進み、早期売却につながります。
対応が遅く、問い合わせへの返信が遅くなれば、売却時期が遅くなってしまいます。
土地は売れ残ってしまうと資産価値は下がってしまうため、対応スピードが遅いことは土地売却の失敗の原因になってしまうのです。
土地が売れ残らないようにするために、スピード感を重視し、対応が遅い不動産会社に売却を依頼することはおすすめしません。
機動力があることが早期販売のために必要です。
土地売却におすすめの不動産会社を選ぶ4つのメリット
土地売却を依頼するのは、売却したい不動産エリアに強く、担当営業マンが親身でスピーディに動いてくれる会社がおすすめと説明をしてきました。
ここからは、おすすめの不動産会社を選ぶ理由とメリットについてご紹介します。
土地売却では不動産会社選びが、成功するか失敗するかどうかを決めるポイントの一つになります。
失敗しないために、おすすめの不動産会社を選ぶメリットを4つのポイントでご紹介します。
メリットその1:早く売れる
おすすめの不動産会社を選ぶことで、早期に土地を売却できる可能性が高くなります。
土地の売却を考えている方の中には、いつ売れるかが不安な方もいるのではないでしょうか。
お金が必要で、期限までに売却しないといけない方にとっては、早く売れるのは大きなメリットです。
土地が早く売れるかどうかは、不動産会社の販売力やノウハウが大きな影響力を持ちます。
購入希望者がいない場合には、売却はできないので、販売時期については不動産会社の販売力だけが原因ではありません。
しかし、そのような場面でも不動産会社の手腕により売主の想いを最大限叶えられるか動画か決まります。問われます。
「このくらいの価格で、このくらいの時期には販売できると思います」と具体的な提案ももらえるでしょう。
過去の販売実績も多ければ、売主の売却希望時期や価格に応じたベストな提案をしてくれます。
広告宣伝も積極的に行い、購入希望者を探すために機敏に動いてくれることで、早期売却につながります。
販売活動が長引いてしまうと、価格は下落してしまうため、早期に売却できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
メリットその2:高く売れる
販売力の高い不動産会社に依頼することで、市場価格より高く売れる可能性があります。
土地の売却を検討している方の多くは、販売価格を重視している方も多いでしょう。
高い販売価格を希望している売主に、希望に合った価格を提案してくれる不動産会社も多いです。
しかし、不動産会社が販売できなければ、売れ残ってしまい値下げする結果になってしまいます。
そうならないためには、希望価格でも販売できる販売力の高い不動産会社を選ぶ必要があります。
売却の戦略を考えてくれ、土地を高く売却するため、広告媒体の見直しや、土地を掃除して好印象を与えるなどの提案もしてくれます。
不動産会社のつながりで販売ルートを確保していたり、購入希望者に交渉してくれる場合もあるでしょう。
少しでも相場よりも高い価格で不動産を売却したいと考えている方にとって、見逃せないメリットです。
メリットその3:知識なしでも安心
土地の売却は、経験がなく初めてのケースが多いでしょう。
関連する法律や制度の知識もないため、不安がつきまといます。
土地の売却を成功させるためには、知識がなく不安がない状況でも、売主が判断しないといけない場面があります。
不動産会社は、宅地建物取引業の免許を持つ専門家で、売主が判断できるように手助けをしてくれます。
不動産会社は複雑な手続きや、権利関係についての知識も多く、不動産業界特有のルールにも熟知しているため、売主のことをサポートしてくれるでしょう。
相場を調べたり、売却益が必要になる時期を事前にまとめておいて、スムーズな売却になるようにしましょう。
メリットその4:売主ファースト
土地売却におすすめの不動産会社は売主ファーストの考えを持っていることが多いです。
数多い不動産会社でも、自社の利益を追及することを最優先にして、売主の利益を後回しにした提案をする会社も存在します。
仲介手数料が早く欲しいので、相場よりも低い販売金額で早期売却をするような不動産会社は、売主の利益を損ねてしまいます。
不動産会社の中には、囲い込みで売主の利益を損ねる悪徳なやり方をする会社もあります。
囲い込みとは、一般媒介契約で依頼された物件を、他の不動産会社に契約させないことです。
他の不動産会社から、問い合わせがあった場合に「仮契約が入っている」「商談中である」などと理由をつけて売却の機会を潰してしまいます。
売主と買主の両方から仲介手数料をもらうためで、売主の利益より自社の利益を優先している不動産会社と言えるでしょう。
売主ファーストの考え方を持つ不動産会社なら、売主の利益を損ねないように、販売活動をしてくれるでしょう。
不動産会社の考えを押し付けず、売主の希望を聞いた上で、売主にとってベストな売却方法を提案してくれます。
不動産会社を見つける準備
不動産会社を探す前に、事前準備をしておきましょう。
売主が事前にどのくらい準備して不動産会社を探すかで、市場価格に近い販売価格で売れるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
同じエリアで過去に売買された時の成約価格や、現在販売中の物件価格をインターネット上で調べられるので、相場調査は手軽に始められます。
相場を調べたら、不動産会社に査定依頼をします。
査定方法の仕組みや、複数の不動産会社に査定依頼した方がいい理由など、不動産会社を見つけるための準備について説明します。
ステップ1:自分で相場を調べる
土地を売却する際には、不動産仲介会社が査定した査定金額をもとに、最終的には売主が価格を設定することになります。
できるだけ高い価格で売却したいので、査定金額よりも高い金額設定を考える方もいるかもしれません。
しかし、販売価格を相場価格に大きな差があると、購入希望者が現れず、売れ残ってしまう原因となります。
購入希望者が現れ、早期売却に繋げるためには、土地の相場を理解する必要があるでしょう。
土地の相場については、ご自身で調べる方法がいくつかあり、公的な価格指標や取引価格についてもわかります。
相場について理解して、市場価格に近い金額で売却できるように参考になるサイトを紹介します。
土地の相場を把握するためには、地価公示価格や路線価が有益な情報になります。
また、過去の成約価格だけでは物価や社会情勢を反映できない場合があります。
昨今の物価上昇を感じている方も多いでしょう。
そのため過去の情報だけではなく、現在売却中の相場も知ることが必要です。
過去に取引された不動産の価格情報を調べる方法としては、「土地総合情報システム」や「レインズ・マーケット・インフォメーション」を利用する方法があります。
現在売り出し中の物件価格は、大手ポータルサイトなどに掲載されている物件を参考にしてください。
その1:土地総合情報システム
土地総合情報システムは、不動産購入者へのアンケートに基づいて、不動産価格が掲載されれいます。
過去に取引された実際のデータなので、参考にする方も多いです。
国土交通省が提供しているサービスで、不動産の売買価格だけではなく、地下公示を知ることができます。
また、都道府県の地価調査による価格を調べることもできるため、ご自身の住んでいるエリアの情報もわかります。
地域を指定して検索ができるので、売却しようとしている土地のエリア内でどれくらいで売れるかなどの参考になります。
参照サイト:土地総合情報システム https://www.land.mlit.go.jp/webland/
その2:レインズ・マーケット・インフォメーション
レインズは国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システムです。
不動産流通機構には4つの団体があります。
- 公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会
- 公益社団法人 全日本不動産協会
- 一般社団法人 不動産流通経営協会
- 一般社団法人 全国住宅産業協会
上記の団体が保有している、過去に売買が行われた物件の成約価格等の取引情報が掲載されています。
レインズは、不動産会社が会員登録することで利用できるシステムで、一般の人は利用することができません。
レインズに掲載されている情報を知りたい場合には、不動産会社に相談してみてください。
*参照サイト:レインズ・マーケット・インフォメーションhttp://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do
その3:不動産ポータルサイトなどの売買物件情報
SUUMOやHOMES、athomeなどの不動産ポータルサイトには、現在販売中の物件が掲載されています。
スマホの普及で、不動産の購入希望者の多くは、無料で会員登録も不要なポータルサイトを使うので、不動産会社も積極的に掲載するようになりました。
不動産ポータルサイトに掲載されている売り物件情報は相場を知るために利用できます。
ただし、ポータルサイトは、実際の売買価格ではないことに注意が必要です。
掲載してる価格より値下げされたり、場合によっては高い価格で売買されることもあります。
ステップ2:2つの査定方法を知る
土地を売却では、実際にどれくらいの価格で売れるのかが一番気になるポイントでしょう。
相場を理解したら、まずは、不動産会社に査定を依頼してください。
不動産会社の査定方法には、簡易査定と訪問査定があり、査定の目的によってどちらを選べばいいか変わってきます。
簡易査定は、過去の取引実績などのデータを用いて査定する方法で、訪問査定は現地を直接確認して査定する方法です。
いますぐ不動産を売却する予定はないけど、今後のために価格だけを知りたいという方の場合はどうでしょうか。
価格感を知りたい方は、手軽に査定価格を得られる簡易査定を選択するのがいいでしょう。
簡易査定ででた査定額は概算であることに注意してください。
不動産売却を検討しているのであれば、市場価格に近い売却金額を知るために、訪問査定を受けてください。
訪問査定を依頼したい不動産会社が絞りきれない方もいるでしょう。
多くの不動産会社に訪問依頼するのは、時間的にも体力的にも大変です。
絞りきれない場合には、簡易査定の査定価格を比較して、査定価格が高い複数社に絞って訪問査定をしてもらう方法もあります
簡易査定と訪問査定についてご説明します。
簡易査定 | 訪問査定 | |
---|---|---|
査定価格の算出方法 | 不動産のデータ | 不動産のデータ+現地調査 |
結果が出るまでの期間 | 当日~3日 | 1週間程度 |
査定の正確さ | おおよその価格 | 売却相場に近い価格 |
その1:簡易査定とは
簡易査定は机上査定ともいわれ、物件に関するデータと過去の販売実績を照らし合わせて査定する方法です。
物件立地や面積など、形状などが類似している物件の過去の販売実績から算出されるため、ある程度は売買価格に近い査定金額が提示されます。
しかし、現地を見ていないため、物件の細かい部分を踏まえた査定はできません。
高くなる可能性も低くなる可能性もあるため、簡易査定だけで売却を決める判断材料にはならないでしょう。
最終的な査定金額を出してもらう前には、必ず訪問査定を受けましょう。
その2:訪問査定とは
訪問査定は、不動産会社の担当者が実際に現地を訪問して査定する方法です
土地の訪問査定では、担当者は、データや話だけでは確かめる事が出来ない土地の状況や周辺環境を確認します。
訪問査定は、売却物件の細かな情報も加味した正確な査定金額を出す事を目的に行われます。
訪問査定後には不動産会社によって最終的な査定金額の提示を受けます。
その金額に納得がいけば、査定金額を売買金額として販売することになります。
そのため、複数の不動産会社に訪問査定をしてもらい、査定金額を比較しましょう。
ステップ3:複数の不動産会社に査定依頼をする
複数の不動産会社に依頼するとどんなメリットがあるでしょうか。
土地は、全く同じ条件で存在することがないため、定価の概念がなく、販売価格は売主が自由に設定できます。
複数の不動産会社に査定依頼をせず、1社だけの査定金額で販売を始めてしまった場合にどのようなことが考えられるでしょうか。
査定金額が市場価格と合っていればスムーズな売却になるでしょう。
しかし、査定金額が市場価格よりも高額になると、売れ残ってしまう可能性は十分に考えられます。
複数社に依頼して、査定金額を比較することで、相場を知ることができます。
相場を知ることで、市場価格に近い金額で売り出しができ、早期売却に繋げるために、土地の査定は1社だけではなく複数社に依頼する方がいいでしょう。
複数社に1社ずつコンタクトをとるのは時間がなく難しい場合には、一括査定サイトを利用することを検討しましょう。
すまいステップは、マンション・一戸建て・土地といった不動産を【完全無料】で不動産会社に一括査定できるサイトです。
大手不動産会社も地域密着の不動産会社も掲載していますので、様々な会社の査定価格を知ることにご利用ください。
メリットその1:相場を知る事ができる
土地の査定を複数の不動産会社に依頼するメリットの一つに相場を知ることがあります。
一口に不動産会社と言っても、販売が得意なエリア、不得意なエリアがある場合があります。
販売が得意なエリアは、購入希望者を抱えている可能性が高く、市場価格より高く査定してもらえる可能性が高くなります。
一方、販売が不得意なエリアの場合は、販売が長期間になる可能性を回避するため、市場価格より安く査定されるかもしれません。
1社だけに依頼すると、査定された金額が正当な査定金額かがわかりませんが、複数社に依頼すると、相場に近い金額を知ることができます。
メリットその2:信頼できる担当者に出会う可能性が高い
土地の売却には、不動産会社の担当者の存在も大きな影響を与えます。
複数の不動産会社に査定を依頼した場合には、担当者も比較することができ、売主の利益を一番に考えてくれる担当者と出会えることができます。
売却のために、頑張って営業活動をしてくれたり、自社の利益だけでなく、売主の利益も考えてくれる営業担当だと、信頼することができるでしょう。
信頼できる担当者ができれば、土地の売却も安心して進めることができます。
不動産の売却は高額になることもあるため、不動産会社で選ぶより、信頼できる担当者で選ぶ方も多くいます。
信頼できる担当者に出会える可能性が高いのも、複数の不動産会社に依頼するメリットと言えるでしょう。
土地売却2つの方法
土地を売却する方法として、仲介と買取があります。
仲介は不動産会社に購入希望者を探してもらう方法で、買取は不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
土地の売却では、仲介を選ぶか買取を選ぶかで売却価格や販売できる時期が変わってきます。
なぜ同じ土地なのに、販売方法で売却価格や販売時期に違いが生まれるのでしょうか。
買取と仲介それぞれのメリットとデメリットを説明しながら、どちらの売却方法を選んだらいいのかを説明します。
不動産会社によっては、買取と仲介のどちらかだけしか行っていない会社や、仲介と買取の両方を行っている会社があります。
売却を依頼したい不動産会社が、買取と仲介とどちらの販売方法を取り扱えるかに注意が必要です。
その1:仲介とは
不動産売買における仲介とは、売主が売却を不動産会社に依頼して、不動産会社が購入希望者を見つけて、売買契約を締結することです。
不動産業者が売主と買主を繋げる役割になっています。
不動産の売却を不動産会社に依頼する時に、売主は不動産会社と媒介契約を締結します。
媒介契約には3種類あります。
複数の不動産会社に同時に依頼をする場合は一般媒介契約になります。
1社のみに依頼する媒介契約には、専任媒介契約と専属専任媒介契約があります。
専任媒介契約は、売主自身が買主を探すことができますが、専属専任媒介契約は不動産会社のみ買主を探すことができ、売主自身も買主を探すことはできない契約です。。
契約できる不動産会社 | 自己発見 | |
---|---|---|
一般媒介契約 | 複数社契約できる | 可能 |
専任媒介契約 | 1社のみ | 可能 |
専属専任媒介契約 | 1社のみ | 不可 |
人気の物件の場合は、一般媒介で複数の不動産会社に売却を依頼すると、積極的に営業活動してくれるでしょう。
専任媒介や専属専任媒介の場合、1社しか営業活動は行ってもらえないため、買主が見つからない心配もあるでしょう。
しかし、競合他社が入らなくなることで、自社で買主を見つければ契約できる可能性が高くなるため、積極的な営業活動が期待できます。
仲介を依頼して契約が成立すると、不動産会社に成功報酬として仲介手数料を支払わなければいけません。
仲介手数料は宅建業法で上限が決められていて、400万円を超える売買契約の場合には「(売買価格×3%)+ 6万円+消費税」の計算式で簡単に計算することができます。
仲介業者は過去に取引した不動産の売買価格を参考にしながら査定してくれます。
相場に近い査定金額となるため、買取より高く売ることができることがメリットです。
その2:買取とは
不動産売買の買取は、買取業者に不動産を買い取ってもらう方法です。
不動産会社が買主になるため、、査定金額が売買金額になり、査定後1週間程度で売買契約を締結することも可能です。
すぐ売りたい方や、現金が必要な時期が決まっている場合は、買取の方が向いていると言えるでしょう。
買取業者とのやり取りだけなので、手続きもスムーズで、内覧も必要ありません。
仲介手数料が不要ということも買取のメリットです。
土地の買取価格は仲介で売却する場合に比べて8割程度になってしまいます。比べて低くなります。
買取の不動産会社は、買い取った土地を分割して分譲する、あるいは、アパートやマンションなどを建てるなど、再販することを目的としています。
買い取った土地を再販するための、営業活動や管理費用を考慮して査定するため、買取価格が下がってしまうのです。
仲介に比べて査定価格が低くなるのは買取の最大のデメリットと言えるでしょう。
高く売りたいけど、売れ残りが心配な方は買取保証付き仲介を提供している不動産会社も検討してみてください。
買取保証付き仲介とは、売り出しは仲介で行い、一定期間経過しても売却できなかった場合には買取をしてもらえるサービスです。
買取保証があれば高く売れるチャンスと売れ残る心配もなくなります。
大手不動産会社のメリット・デメリット
不動産会社は大手不動産会社と中小不動産会社のどちらを選んだらいいのでしょうか。
全国展開しているような大手の不動産会社は、ブランド力があり、大手不動産会社に任せる安心感はとても高いです。
しかし、土地の売却を依頼する会社を選ぶ中でブランド力は判断材料の一部なので、中小不動産会社も選択肢として検討してください。
まずは、大手不動産会社に売却する場合においてどのようなメリットとデメリットがあるか説明します。
メリット
大手不動産会社に売却する場合にメリットについて3つ紹介します。
- サービスが充実している
- 資金力があるので宣伝力が高い
- ブランド力がある
大手不動産会社に売却する場合に売却するメリットの一つに、自社サービスが充実しているため、売主の満足度が高くなることがあります。
ハウスクリーニングや設備の修繕などの売却のために必要なサービスや、専門家による不動産の診断、既存住宅売買瑕疵(かし)保険などもあります。
資金力があるので宣伝力が高いこともメリットのひとつです。
土地の購入希望者を見つけるには、広く宣伝広告をして情報を拡散することが重要になります。
大手不動産会社は、多額の費用を広告宣伝費にあてることが可能です。。
多額の費用を広告宣伝費に当てることで、多くの人が物件の情報を目にします。
全国展開してるような大手不動産会社なら、全国の購入希望者をターゲットとした広告展開もしているでしょう。
大手不動産会社は、「この会社に任せておけば大丈夫」という安心感で購入希望者の信頼も得やすいです。
名前を聞いたことがない不動産会社から買うより、大手不動産会社から買う方が安心感があるためでしょう。
デメリット
大手不動産会社は全国展開していますが、全てのエリアで販売実績が多いとは限りません。
所有している土地が、大手不動産会社が手を伸ばしていないような地域の場合には、販売には時間がかかってしまう可能性が高いです。
全国に支店があり、担当者の転勤も多いと、担当営業のエリア知識も不足しているでしょう。
中小不動産会社のメリット・デメリット
大手不動産会社についてのメリットとデメリットについて説明しました。
土地の売却を依頼する時には大手の方が安心感を感じる方も多いでしょうが、中小不動産会社を選ぶメリットにはなにがあるのでしょうか。
中小不動産会社のメリットデメリットについてご紹介していきます。
メリット
地元密着型の中小不動産会社は、地元の繋がりが強いです。
土地の情報が出れば、中小不動産会社の間ですぐ情報が広がり、希望に合えば購入してくれる会社もあるでしょう。
対象エリアの情報も多く、過去の販売実績もあるため安心です。
地主や議員とコネクションがある場合には、融通を聞かせてくれることもあるかもしれません。
デメリット
中小不動産会社を選ぶことのデメリットの1つとして、大手に比べ宣伝力が弱いことが挙げられます。
昔はチラシや看板などで情報を得ることが主流でしたが、スマホの普及で広告宣伝の媒体は増え、広告戦略も複雑になりました。
大手不動産会社は専門のマーケティング部署を設けたりアウトソーシングすることで、ターゲットにあった広告展開を行っています。
一方、中小不動産会社では、広告宣伝を戦略的に行えているところは少ないでしょう。
広告宣伝は集客のための重要なポイントになるので、宣伝力が弱いのはデメリットでしょう。
またブランディング力でも大手の方が有利です。
有名な俳優を使ったTVCMなどを行う大手不動産会社には、任せておけば大丈夫という気持ちが生まれます。
地域に根ざした中小不動産会社にも、信頼できる会社は多数ありますが、安心感がある大手の方が選ばれやすいでしょう。
【まとめ】一括査定サイトスマイステップで複数の不動産会社に査定依頼をしましょう
土地の売却を成功させるためには、どの不動産会社を選ぶかが重要だと説明してきました。
多くの不動産会社が存在しますが、おすすめできる不動産会社を探すためのコツや、おすすめする理由で説明したことを参考に、土地の売却を依頼する不動産会社を見つけてください。
不動産会社の規模で選択肢を狭めることは得策ではありません。
大手と中小を比較しても、不動産会社の規模が大きいほど売却力があるというわけではありません。
大手不動産会社の方が安心感はありますが、地域密着型の中小不動産会社はエリアに特化していたり、地域のコネクションもあるでしょう。
大手不動産会社と中小不動産会社にもそれぞれメリットデメリットがありますので、複数の不動産会社から査定してもらうことが重要です。
不動産一括査定ならすまいステップがおすすめです。
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