不動産査定の完全マニュアル!コツから注意点まで徹底解説!

不動産を売却する際に以下のような悩みがありませんか?

「どこに査定依頼を出したらいいんだろう・・?」
「査定ってどういう流れなの・・?」

不動産売却は多くの方にとって初めての経験。査定ってどういうもので、何を準備すればいいのか分からないと悩むのも仕方ありません。

ここでは不動産査定の流れや高く査定されるコツ、さらには注意点まで解説します。

この記事を読めば、スムーズに査定を進める参考になります。査定を成功させ高く不動産を売却させましょう。

監修逆瀬川 勇造

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より不動産会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

【保有資格】AFP(2級FP技能士)/宅地建物取引士/相続管理士

リナビス
リナビス

あなたの不動産の
売却価格をいますぐチェック

リナビス
step1
リナビス
step2

不動産査定とは

査定とは、不動産を売却を検討する際に「不動産がいくらで売れそうか?」を不動産会社に算出してもらうことを指します。

売り主は査定額をもとに不動産の売り出し価格を決めていきます。ただし、必ずしも査定額の通りに売れることを保証するものではありません。

不動産査定は基本的に無料で行われ、査定結果を気に入れば、査定してもらった不動産会社と媒介契約を締結し売却活動を進めていきます。

不動産査定が必要な理由

不動産売却時に査定が必要なのは適切な売り出し価格を決めるためです。

例えば、相場よりもはるかに高い金額で不動産を売り出しても、買い手が見つからず売れ残ってしまいます。

逆に、相場よりも安く売り出してしまい売主が損をすることも考えられます。

このように不動産売却時に損をしないためには、不動産会社に査定を依頼して「いくらなら売れそうか」を正しく把握することが大切です。

なお、不動産会社によって査定価格に差が出ることもあるため、複数の不動産会社から査定を受けるのがオススメです。

不動産査定は「机上査定」と「訪問査定」がある

不動産査定には大きく机上査定訪問査定の2種類の方法があります。2つの査定方法は特徴が異なるのでしっかりと理解しましょう。

査定方法メリットデメリット
机上査定手軽に査定価格を分かる正確な査定額が分からない
訪問査定正確な査定価格が分かる時間と手間がかかる

手軽に査定額が分かる机上査定

机上査定(簡易査定)は実際に物件を見ることなく価格相場や過去の売り出し事例などのデータをもとにおおよその価格を算出する方法です。

不動産会社へ伝える情報は物件の所在地、面積、築年数など、大まかな物件情報のみで構いません。早ければ当日中に査定結果が分かります。

ただし、簡易的な査定結果なので実際の不動産価値とのずれが大きい場合もあります。あくまで査定額は参考程度と考えましょう。

結果の正確性は高くありませんが、気軽に利用できるため、ある程度の価値を知ってから売却判断をしたい方にオススメです。

関連記事

不動産の売却を考え始め、査定について調べたときに机上査定という言葉を見聞きした方もいるのではないでしょうか。不動産の金額を知りたいなら、まず査定について理解することが大切です。この記事では机上査定とはなにか、机上査定と訪問査[…]

正確な査定額が分かる訪問査定

訪問査定は文字通り、不動産会社の担当者が実際に現地を訪れて、物件を詳細にチェックしたうえで査定する方法です。

訪問査定では、物件データのチェックはもちろん、外装や内装などの実際の老朽化具合や、物件の周辺環境まで考慮して査定結果を算出します。

机上査定に比べ査定結果の正確性は高く、正確な不動産価値を知ることができるのがメリットです。

ただし、時間と手間がかかりやすく、当日に査定結果が得られることはまずありません。基本的には3~4日程度はかかります。訪問査定時には立ち会いが必要なので、スケジュールも合わせなければなりません。

手間は多少かかりますが、実際に売却を始める際には必ず訪問査定を依頼することになるので、不動産を売ると決めている方は最初から訪問査定を依頼しておくとよいでしょう。

関連記事

家や土地などの売却を検討し始めたら、まず不動産会社に査定をしてもらいます。査定とは不動産会社に「不動産がいくらで売れるか診断してもらう」事ですが、具体的にどのような方法で査定されるか知らない方も多いのではないでしょうか?家の[…]

不動産査定を依頼する方法

不動産の査定を依頼するなら不動産一括査定サイトを使った方法がオススメです。
ただ、不動産査定の依頼方法には「不動産一括査定サイト」以外にもあります。

この章では不動産査定を依頼する際の方法を紹介します。基本的に不動産会社に査定を依頼する場合は無料ですが、なかには費用が発生する方法もあるので注意しましょう。

不動産査定を依頼する方法は4種類

不動産を査定しようと思ったとき、主に4つのがあります。

  • 不動産会社への依頼
  • 不動産鑑定士への依頼
  • AIサイトでシミュレーション
  • 不動産一括査定サイトの利用

4つの方法の特徴を簡単に解説をします。

①不動産会社への依頼

直接不動産会社に足を運び、査定を依頼する方法です。不動産会社と直接会話できるので、不動産の情報を丁寧に伝えれるだけでなく、不動産会社の雰囲気や営業マンとの相性を確認できるのがメリットです。

一方、一軒一軒に足を運ぶことは手間や時間が大幅にかかってしまいます。近隣に不動産会社がないエリアなら現実的ではない方法です。

②不動産鑑定士への依頼

不動産鑑定とは、不動産鑑定士という専門資格者に不動産評価額の算出を依頼することを指します。
不動産鑑定士による評価は法律が絡むい以下のようなシーンで役立ちます。

  • 相続や離婚の際に財産分与をする時
  • 親族間で不動産を売買もしくは交換をする時
  • 償分割の価格を決める、または遺留分減殺請求をしたい時
  • 相続税の申告で土地評価額を下げたい時
  • 生前贈与、負担付贈与を行う時

ただし、国家資格を有する「不動産鑑定士」に不動産鑑定を依頼する場合は有料です。相場は不動産の価値にもよりますが、一般的に物件で15万円~30万円程度と決して安くはありません。特別な事情がない限り不動産会社による無料査定で十分です。

関連記事

不動産を売りたい時に、「不動産鑑定」「不動産査定」の両方を目にするのではないでしょうか。文字面を見れば同じような意味に感じられるかもしれませんが、それぞれは違った意味を持ちます。一番の違いとしては不動産鑑定は有料である一方で不動産査[…]

③匿名AI査定サイトの利用

匿名AI査定サイトは、不動産の住所や築年数等の情報を入力するだけで査定額を算出できます。

査定時に必要な個人情報は査定価格の送信先となるメールアドレス程度なので、査定依頼者に営業電話がかかってくる心配がありません。

ただし、査定価格にブレがあったり、過去の事例が少ない地方だと査定ができないことがあります。

あくまで参考程度の査定額なので、本格的に不動産売却を検討しているならオススメできない方法です。

関連記事

まだ、家を売るかどうかは分からないけど自分の家がどれくらいで売れそうなのか、価値を知りたいという方。けど、不動産査定をいったんしてしまうと次々と不動産会社から営業電話がかかってきそうだから、個人情報を渡したくない!という想いにこたえ[…]

④不動産一括査定サイトの利用

不動産一括査定サイトとは、Web上で複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。

一括査定サイトの仕組み

1社ずつ不動産会社を訪問すれば数時間かかるところを、不動産一括査定サイトを利用すれば1~2分で査定依頼ができます。

入力項目は査定依頼した物件の住所や築年数など基本的な情報だけなので、初めて不動産売却をする方でも簡単に利用できます。

すまいステップ2

 

一括査定サイトは無料で利用できるため「ラクに査定依頼がしたい」「高く売ってくれる不動産会社を見つけたい」人にオススメです。

オススメの査定サイトは「すまいステップ」

不動産一括査定サイトのなかでも、エース級の担当者のみに査定依頼ができる「すまいステップ」がオススメです。

すまいステップに加盟している不動産会社は厳しい審査を通過した優良企業のみ。

さらに、査定対応する担当者は「宅地建物取引士の資格保有者」「売買仲介営業経験が5年以上」「累計100件以上の売買仲介実績」といった高額売却に欠かせない条件のいずれかを満たしています。

そのため、初めての方でも安心し査定依頼ができより高額で不動産を売却できます。しかも、査定依頼には一切費用はかかりません。

さらに、査定を依頼する不動産会社は最大4社まで自分で選ぶことができ、選んだ企業以外からの連絡は一切ありません。

不動産査定の流れ

続いて、不動産査定の流れを確認していきましょう。流れは表の通り4ステップに分かれています。

手順やること
ステップ1不動産会社に査定依頼をする
ステップ2不動産会社に査定をしてもらうために訪問日時を決める
ステップ3不動産会社に家に来てもらい現地調査をする
ステップ4不動産会社から家の査定結果を報告してもらう

不動産査定にかかる期間は、選んだ方法によって異なります。机上査定だと数時間で査定結果分かる場合もあれば、訪問査定の場合は、訪問日の調整から行うので1週間ほどかかることもあります。

大まかな流れを理解したら次に、査定方法で一般的な訪問査定の流れを詳しく解説します。

STEP1 :不動産会社に査定依頼

まずは不動産会社に査定を依頼します。ポイントとしては複数の不動産会社に査定を依頼することです。

査定価格は不動産会社によってズレが生じてきます。必ず複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。

STEP2: 訪問日時を決める

訪問査定を依頼する不動産会社が決まったら、現地調査の日取りを決めましょう。

査定時に立ち合いが必要で、大体2時間はかかるとみて時間に余裕がある日時にしましょう。

STEP3 :不動産会社の現地調査

予定していた訪問日時で、不動産会社の担当者による現地調査が始まります。

不動産会社が査定時に見るべきポイントは後程解説していますが、担当者から査定依頼した不動産の状況について質問されます。

質問への回答が査定額に影響する場合もあるので、正直に質問に答えましょう。

STEP4 査定結果の報告

現地調査から3~4日後に査定結果が届きます。

査定額が提示されたら「何故その価格になったのか」の理由を納得できるまでしっかり聞いてください。

もし、その質問に対して曖昧な返答をするようだと信用できない担当者の可能性が高いです。

不動産査定前に準備しておくべきこと

不動産を査定すると決めたら、事前にやっておくべきことがいくつかあります。

この章では査定前にしておくべき4つの準備を紹介していきます。

周辺の相場を調べておく

不動産査定の前に周辺物件の「相場価格」を調べておきましょう。

不動産会社が提示する査定価格はは必ずしも正しいとは限りません。査定結果が妥当な価格か判断するためにも、自分でも相場を把握しておくことが大切です。

相場価格を調査するには、自宅に条件が似ている物件の取引事例を参考にしましょう。以下では自分で相場を調べる際の編集部おすすめサイトを紹介します。

戸建て・マンションの相場なら「レインズマーケットインフォメーション」

REINS Market Information」というサイトでは、直近1年間の戸建てやマンションの取引事例が調べられます。

物件の所在地や平方メートル当たりの単価、成約時期、間取りや築年数などさまざまな情報が見られるため、取引事例の参考にしやすいでしょう。

レインズ

物件の取引情報だけでなく、過去2年間の市場の動きも、グラフで表示されています。価格相場が直近の2年間で、どのように動いているのかも考慮すると、より該当不動産の現在価値を正確に算出しやすくなります。

土地の相場なら「土地総合情報システム」

土地の不動産価値も調べたいなら土地総合情報システムがおすすめです。土地総合情報システムは、実際に不動産取引を行った人からアンケート結果を集約したサイトです。

土地総合情報システム

取引事例が豊富に掲載されており、過去15年ほどにわたって事例を検索できることが魅力でしょう。

また、国や都道府県が定めた標準地や基準地も検索でき、土地の価値を算出しやすくなっています。また戸建てとマンションだけでなく土地の相場まで調べることができます。土地は居住用だけに限らず、農地の取引事例も検索が可能です。

関連記事

「不動産を売却する前に相場を知りたい」不動産売却を検討している人は誰もがそのように考えるのではないでしょうか?不動産を売却する前段階で相場を把握しておく事は非常に大切です。相場を把握している事で、取引を行う業者を検討[…]

自分の不動産の長所を理解しよう

実際に生活してみて分かる使い勝手のよさ、動線のスムーズなど、的確に不動産会社に伝えられるようにまとめておきましょう。

不動産の長所を伝えれば査定額が上がる可能性もあり、売却活動中にも不動産会社から購入希望者へ物件の魅力を伝えてもらえるようになります。

例えば、風通しが良いであったり周辺環境の充実度などが大事になってきます。以下に長所になり得るポイントをまとめたのでご自身で当てはまるかどうかお確かめください。

  • リフォーム実績
  • シロアリ防除の定期点検
  • 耐震診断の証明
  • 住宅診断の実績
  • インフラの整備(ガス給湯器など)

必要書類を確認しておこう

不動産の査定をスムーズに進めるために、売却に必要な書類を確認しておきましょう。

査定自体に必要な書類はないのですが、不動産会社が決まり本格的に売却活動を始めるとなると様々な書類が必要になってくるので前もって早めに準備しておきましょう。

種類書類の説明取得場所
身分証明書免許証など
登記済権利書物件の登記情報を記したもの・購入時に取得
・再取得は弁護士に依頼する
固定資産税納付書固定資産税額を知らせる書類 毎年送付される
土地測量図面・境界確認書・一戸建てや土地の売却に必要
・該当する土地の測量をした図面
・境界線が未確認の場合に業者に依頼
・書類作成までに3カ月程度かかる
売買契約書該当不動産の売買について定めた契約書・不動産会社が作成
建築確認済証・一戸建ての売却に必要
・設計段階で建築基準を満たしているか確認する書類
・購入時に取得
・紛失時は市区町村役場の建築課で再発行
重要事項説明書不動産についての重要事項を記載した書類購入時に取得
物件の図面不動産の間取りや設備の仕様を記したもの購入時に取得

不動産売却に必要な書類や入手方法を詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

関連記事

不動産売却の必要書類を準備せずに不動産売却を開始してしまうと売却がスムーズに進まなかったり、買主の方とトラブルになりかねません。この記事では不動産売却に必要な書類から各書類の使用用途、使用タイミング、さらには不動産売却後に必要な手続[…]

アイキャッチ

戸建て・土地は境界線を確認する

戸建て・土地を査定するにあたって、注意しておきたいのは隣地との境界です。

境界が定まっていないと正確な査定額を算出できないだけでなく、不動産が売れにくくなります。必ず手元に境界確認書があるか確認してください。

隣地との境界がはっきり定まっていない場合は、確定測量をして土地の境界を定めてから査定を依頼しましょう
ただし、誰に測量をお願いしていいか分からないという場合は、最初から不動産会社に相談すれば、土地家屋調査士や測量士を紹介してもらうことができます。
確定測量について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事

土地を売却する際、土地の境界が定まっていないと後々大きなトラブルにつながります。そのため境界が定まっていない土地を売却しようと考えているなら境界を定めるために「確定測量」が必要です。しかし、確定測量と言われても「そもそも確定測量[…]

不動産査定で見られるポイント

査定で見られるポイントは物件種別によって異なります。

少しでも査定額をアップするために、不動産会社が査定で見る箇所を把握しておきましょう。

戸建て・土地査定で見られるポイント

戸建てを査定する際は建物と土地を分けて査定されます。はじめに、戸建て・土地査定でチェックされるポイントをご紹介します。

チェック箇所詳細
築年数建物の築年数
日当たり・通気性建物への日光差し具合、風通しは良好か
水回り水回りの劣化具合
雨漏りやシロアリ被害雨漏りやシロアリの被害はないか
間取り家事動線や家具の配置がしやすいか
土地の面積や形状住居に適した広さ、形状の土地か
立地生活しやすい立地や周辺環境にあるか

ここでは特に査定額に影響する築年数と立地について解説します。

築年数

築年数が古い物件ほど査定価格が低くなります。

建物部分には法定耐用年数という指標が定められており査定の評価基準となります。法定耐用年数は住宅構造によって異なり、居住用の木造建築は22年、鉄筋コンクリート造なら47年と定められています。

下のグラフは国土交通省が調査した「戸建て売却価格と築年数の関係」をまとめたものです。木造戸建ては築15年で急激に価値が下がり、築20年を超えると新築購入時の1割程度になると発表されています。

戸建ての相場と築年数の相関
参照情報:国土交通省HP

築年数と売却相場を関係をまとめると下記のようになります。


  • 築10年の家の価値は、新築物件の半分ほど
  • 築15年の家の価値は、新築物件の3割
  • 築20年の家の価値は、新築物件の1割程度

また、築30年を超えた物件は「古家付きの土地」として土地のみの価格で取引されるのが一般的です。

交通の便などの立地条件

土地の査定では、周辺環境の充実度が評価のポイントです。

交通の便に関しては最寄り駅までの距離/分数、近くの公共交通機関がバスしかない場合は、バスの運行便数・バス停までの距離/分数などがを基準に交通利便性が高ければ評価が上がります。

また、周辺にスーパーや商店街などの商業施設・学校や保育園などの教育施設、病院などの医療機関があるかも評価されます。

これらの施設から徒歩10分が相場の目安となり、それ以上近いとプラス、遠いとマイナスになります。

 

ただし、築年数や立地は変えられない要素なので「外装」や「内容」を工夫次第で良く見せることで高く査定してもらいましょう。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事

「家の査定時に見られるポイントは何だろう・・?」家の売却時に査定を受けることは知っていても、査定で見られるポイントを知っている人は多くないでしょう。古い家が意外に高く査定されたり、新しい家が予想外に低く査定されることもあり、[…]

マンション査定で見られるポイント

マンションは戸建て同様、築年数や間取りなどが査定時にチェックされますが、それ以外に次のポイントが見られます。

チェック箇所詳細
住戸位置部屋が位置する階数
共有部分の状況エントランスなど共有部分が清潔であるか、メンテナンスは行われているか
維持管理状況修繕計画や修繕積立金の有無

また、マンションの査定額は売却時の景気動向や周辺物件の売り出し状況によって大きく変わります。

マンション特有の査定額に影響するポイントを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事

「マンションの査定で評価されるポイントは何だろう・・?」マンションを売却する際に、査定時に見られているポイントを知っている方は少ないと思います。リナビス不動産会社が何をチェックするか知らず査定を受けるのは心配。[…]

ビル群

不動産査定3つの査定方法

査定額を決定する要素は複数ありますが、実際にどのような計算がされているのか気になる人もいらっしゃるでしょう。

不動産の査定額を算出する方法は3つあり、それぞれで査定に影響するポイントが異なります。

居住用マンションで用いる取引事例比較法

実際の売買取引の事例と査定物件を比較して価値を算出するのが取引事例比較法です。特にマンションを査定する際に使用される方法です。

査定時に見るポイントは、売却の時期や間取り、面積や設備の違いから、立地条件などが挙げられます。

どの物件を比較対象にするかで査定額が左右される方法のため、地元に精通した企業に査定をしてもらうことが大切です。

また、取引事例が多い地域では利用しやすいですが、不動産取引が活発ではない場所では、取引事例比較法での計算は正確性が落ちやすいです。

一戸建て住宅に用いられる原価法

原価法は今ある物件を現在の物件で再取得した場合の費用をもとに査定する方法です。主に一戸建てを査定する際に使用される方法です。

仮に築15年、総面積200平方メートルの木造建築を原価法を用いて価格を算出するとします。ここで、簡易化のため木造建築1平方メートルの単価を15万円とすると

単価×総面積=15×200=3000万円
この3000万円が再調達原価となります。
ここから減価修正を行います。木造建築の耐用年数は22年と国税庁のHPで決められています。この22年から築15年を引いた数から耐用年数22年を割ります。
(22-15)÷22=0.3
この0.3が減価修正となります。よって
3000万円×0.3=900万円

この価格が原価法によって算出される数値です。

投資用物件に用いられる収益還元法

収益還元法は物件を活用した際の収益をもとに査定額を算出する方法です。主に投資対象の不動産で用いられる算出する方法です。

収益還元法には直接還元法とDCF法の2つがあり、DCF法は複雑な計算式が用いられ一般的には直接還元法が用いられます。収益還元法は 査定額 = 純収益 ÷還元利回り で求めることができます。

仮に一年間の収益が500万円で、一年間の経費が50万円、還元利回りが5パーセントと査定された物件があった場合、

査定額=(500万円-50万円)÷0.05=9000万円

となります。

不動産査定でよくあるトラブルと回避法

不動産査定では良く起きるトラブルがいくつかあります。

以下では不動産査定でよくあるトラブルと回避法を紹介していきますのでしっかりと読み進めてください。

瑕疵を正直に伝える

不動産に瑕疵(かし)があれば査定時に正直に伝えましょう。

瑕疵とは、本来備えらられている性能が発揮できない欠陥があることを指します。不動産の売主には瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)が課せられます。

瑕疵担保責任とは
売買契約をする物件や土地に、購入した時点では明らかになっていない欠陥があった場合、売り主が買い主に対して負う契約解除や損害賠償などの責任

つまり「購入者が不安を感じたり不快に思うような瑕疵(かし)がある」にも関わらず、その理由を隠したまま不動産を売ると、後から売主の責任問題となり慰謝料の支払いや契約解除へ発展します。

例えば、以下のような点が瑕疵に該当します。

  • シロアリの被害
  • 雨漏れ
  • 木部の腐蝕
  • 事故物件(過去にその物件で事故があった)
  • 周辺の騒音

査定時に不動産会社に瑕疵を隠したままにすると、後々損害賠償を請求されるかもしれないので注意してください。

なお、2020年4月より瑕疵担保責任は契約不適合責任に変わりました。

基本的な内容はほぼ同じと考えて問題ありませんが、瑕疵担保責任が、瑕疵が隠れている必要があったのに対し、契約不適合責任は瑕疵が隠れているかどうかは問わないなど、細かな点で違いがあります。

また、契約不適合責任は契約書の内容と契約の対象物(不動産)の状況が異なる場合に責任を負うものなので、より契約書の内容が重要になっています。

高すぎる査定額は疑う

悪徳な不動産会社だと、媒介契約を獲得するために不当に高い査定価格を提示してくる可能性があります

不当に高い査定額で相場に売り出しても買い手はつかず、売れ残ってしまい結局は相場より安くしか売られません。

このトラブルを回避するには「査定額の根拠を聞く」ことが大切です。

査定を受ければ、不動産査定書の中に査定額だけでなく、査定額の根拠や周辺の売買物件の相場などがまとめられています。

不動産査定書サンプル

特に、査定額が高い査定書をもらったら根拠をしっかり確認して、疑問点があれば不動産会社に信憑性を確認しましょう。

関連記事

家の売却を思い立った際に「どの不動産会社に依頼すればいいんだろう?」「大手と地域密着型の不動産会社どっちがいいんだろう?」「悪徳不動産会社に依頼してしまったらどうしよう・・・」家を売却する際に最も重要なのが「不動産会社選び」[…]

ファイルを見る女

不動産を高く査定してもうコツ

せっかく査定されるなら高い値段で査定されたいですよね。ではどのようにしたら高い値段で査定されるのでしょうか?

以下で不動産査定で高く査定されるコツを3点まとめましたのでぜひ試してみてください。

複数社に査定依頼を出そう

不動産売却をスムーズに進めるには「あなたのエリア・物件種の売却に強い」不動産会社に仲介してもらうことが大切です。

不動産会社が買主を探しから、価格交渉まで売却業務の全てを担うので、仲介を依頼した不動産の力量によって不動産売却の結果が変わってくるからです。

リナビス
不動産会社は慎重に選ばないとね!

複数の不動産会社に査定を依頼し、査定結果や不動産会社の比較しながら信頼できる会社を選んでいきましょう。

不動産一括査定サイトすまいステップを利用すれば、1分程度で複数社に査定依頼ができます。

不動産一括査定サイトの手順

少しでも不動産の売却を検討している人は以下のバナーから査定を依頼してみましょう。

関連記事

「どの不動産一括査定サイトを使えばいいか分からない・・!」不動産一括査定サイトとは、Web上で複数の不動産会社にまとめて査定依頼できるサービスです。しかし、不動産を売る経験は人生で何度もあることではないので、初めて不動産一括[…]

部屋の不備は直しておこう

物件の査定時には以下の「付帯設備表」をもとに部屋に不備がないかを見ていきます。よって付帯設備表に記載されている部分で簡単に直せる不備は直しておくことが得策です。

一方で、修繕に多額な費用がかかる場合には直すことをおすすめしません。なぜなら仮に100万円かけて改修したとしても査定額が100万円上がるとは限らないからです。

場合によっては損をしてしまう場合もあるので簡単に治せる部位だけ直しましょう
設備付帯表
引用:千葉市中央区不動産鑑定事務所グロープロフィット

不動産査定に関するよくある質問

最後に不動産査定に関する最もよくある3つの質問をまとめましたので参考にしてみてください。

不動産査定は無料でできる?

最もよくある質問が「不動産査定は無料でできる?」ということです。結論から言いますと「査定依頼は無料でできる」です。

また査定依頼をしたから絶対に契約を結ばないと行けないといったようなことはないため安心してご利用できます。

では、なぜ無料で査定依頼を出せるのでしょうか?それは、不動産会社は媒介契約後、実際に売買契約を結んだタイミングで仲介手数料を受け取ることができるからです。逆に言えば、売主は売買契約さえ成立しなければ手数料を支払う必要はありません。これは、法律で定められたことであり、必要以上に広告費等が必要であり、かつ売主から無理にお願いした場合に限り、不動産会社は広告費等を請求していいこととなっています。

不動産査定は匿名でできる?

次いでよくある質問が「不動産査定は匿名でできる?」ということです。こちらも結論から言いますと「不動産査定は匿名でできる」です。

全ての業者で匿名でできるというわけではありませんが多くの不動産会社では匿名での査定を引き受けています。

どの不動産一括査定サイトがおすすめ?

ではここまで何度も話してきた一括査定サイトですが、どこの一括査定サイトがおすすめなのでしょうか?

一括査定サイトを選ぶ判断軸として「加盟している不動産会社の質」です。

一括査定サイトの最大のメリットは複数の会社に査定依頼を出すことができることです。しかし、そもそもサイトが提携している不動産会社が悪徳業者だったら本末転倒です。

そのなかでも特におすすめなのが無料で最大4社に同時査定依頼ができるすまいステップ」です。

独自の運営方針に従って厳選された優良企業のみと提携を組んでいるため、信頼して仲介を依頼できる不動産会社のみに査定依頼ができます。

まずはこちら↓から無料で一括査定してみましょう。

査定を依頼するなら大手の不動産会社がいいの?

不動産会社に査定依頼するなら、「地元中小の不動産会社」に査定依頼を出すか「大手の不動産会社」に査定依頼を出すか迷いますよね。

実は両社ともに得意不得意があるため、査定タイミングでは両社に査定を依頼した方が良いです。

以下の表で両社を比較していますのでご自身がどちらに合っているかを参考にしてください。

大手不動産会社

メリット詳細
資金力が豊富である大々的に広告を打つことができるためあなたの物件が多くの人の目に留まり買い手が付きやすい
顧客情報が豊富である売却チャンネルが地元中小に比べ圧倒的に広いため買い手が付きやすい
デメリット詳細
両手仲介になる可能性が高い自分の保有する顧客情報の中から買い手と売り手の双方を見つけてこようとしてくるため、完全な売り手の味方になってくれない
ビジネスライクに感じやすい条件の良い物件を優先しやすいため、後回しにされる可能性がある

地元中小不動産会社

メリット詳細
地域特性を理解している地域密着型のビジネスモデルのため、その地域に精通している→大手では対応してくれないような物件も対応してくれる可能性がある
親身に対応してくれる地元中小は地域での争いが激しいため、大手に比べ親身に相談に乗ってくれる
デメリット詳細
資金力が不足している大手に比べると大々的に広告を打つことなどができない
顧客情報が乏しい抱えている顧客が少ないため、買い手の幅が狭まる

 

以上が不動産査定のよくある質問です。

この記事では不動産査定に関する情報を網羅していますので不動産査定、不動産売却を行う際にはもう一度読み返してこの記事を最大限に活用してください。

皆様の不動産査定、不動産売却に少しでもお役に立てれば幸いです。

関連記事

「家の査定はどうやって依頼するの?」「査定の時どこを見るの?」「査定時には何に気を付ければいいの?」初めて家の売却を検討している方は、不動産会社に査定してもらうことに不安や疑問を持つ人もいるでしょう。家を売るために査定はした[…]

家の査定

また、不動産売却について詳しく知りたい方は不動産売却を成功させる6つのコツ!流れや費用感までやさしく解説をご覧ください。

専門家
本記事でご紹介している通り、不動産査定は同じプロが行うものであっても、不動産会社によって査定額が異なるものです。不動産査定自体は無料なので、必ず複数の不動産会社に査定を依頼するようにしましょう。
また、これも本記事でご紹介していますが、不動産会社側の視点で見ると、媒介契約後に売買契約を成立させ、仲介手数料を得られない限り利益はありません。
一方で、そもそも媒介契約を得られないと売買契約はあり得ません。
このため、査定時に不当に高い査定額を提示して、まずは媒介契約を結ぼうとする不動産会社もいる点に十分注意するようにしましょう。
不動産会社を選ぶときは、査定額で選ぶのではなく、査定額の説得力や担当社の対応のよさなどで選ぶことをおすすめします。

不動産一括査定サイトを使って査定をしたら300万円以上の差も珍しくない 

不動産一括査定サイトすまいステップ を使って実際に不動産を査定してみると、査定額に300万円以上差が出ることも珍しくはありません。

不動産会社査定価格
不動産会社A1100万円
不動産会社B1400万円
不動産会社C1280万円

これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

【完全無料】うちの価格いくら?