不動産簡易査定と訪問査定の違いは?賢く査定するコツも解説!

家を売却しようと考えているなら、最初に簡易査定をすることをおすすめします。

簡易査定とは、不動産会社に不動産の概算価格を出してもらう査定方法です。

ひと昔前なら、不動産会社に実際に家を見てもらって査定する訪問査定が一般的でしたが、インターネットが普及した現在はネット経由で簡易的に査定してもらうことが容易になっています。

この記事では、不動産簡易査定のメリットやデメリット、簡易査定を依頼する方法、簡易査定を上手にするコツを紹介します。

査定について基礎的な情報を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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家の査定

不動産簡易査定とは

簡易査定とは、多くの不動産会社が行っている無料査定の一種で机上査定とも呼ばれます。

不動産会社を訪問しなくても、メールなどで物件種別、所在地、面積、築年数等を伝えるだけで査定依頼ができます。

現地を視察することなくデータのみで査定価格を割り出しますので、早ければ数時間で査定価格を知ることができます。

物件情報と照らし合わせるデータは、類似物件の過去の取引データ、近隣物件の現在の売り出し状況市場動向などです。

不動産会社によっては、データをもとにするだけではなく、登記簿謄本や図面を取得して査定をするところもあります。

簡易査定のメリット・デメリット

メリット:手間なく査定額が分かる

簡易査定は、インターネット経由で物件情報を入力するだけで査定依頼できます。不動産会社に足を運ぶことなく、都合の良いときに査定依頼できるのが魅力的です。

訪問査定の場合、担当者と日程を合わせて当日に現地へ訪問してもらう手間がかかるのですぐに査定額が分かりません。

一方、簡易査定の場合は依頼時間はたったの2~3分で、最短1日で査定価格が分かるのがメリットです。

また、不動産会社の担当と顔を合わせる必要がないため、強引な営業を受けることもなく気軽に査定依頼できるのも魅力の1つでしょう。

簡易査定が向いてる人
すぐに査定額を知りたい人
不動産会社と直接コンタクトを取りたくない人

デメリット:正確な査定額が分からない

簡易査定では正確な査定額は分かりません。

前述した通り、簡易査定は実際のに物件を見て査定するわけではなく、住所、面積、築年数など基礎的な情報のみで査定額を出しています。

家の傷み具合、リフォームの有無、日当たり、近隣の生活環境など訪問しないと分からないマイナス面や、プラス面の情報が反映されません。

特に一戸建てを簡易査定すると大きく査定額がブレることがあります。

マンションの場合、同じ建物内の部屋は間取りや保存状態が似ているため査定価格が予想しやすいです。

一方、一戸建ての場合1つとして同じ家がないので過去の取引データがそのまま利用できるわけではないからです。

簡易査定が向かない人
正確な査定額を知りたい人

次に簡易査定を行う方法を紹介していきます。

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訪問査定と簡易査定の違いは?

不動産査定の方法には、簡易査定のほかに訪問査定があります。

簡易査定がデータのみで査定を行うのに対し、訪問査定は業者が物件に足を運んで査定します。

目で見なと分からない不動産の状態や周辺環境を細かく確認したうえで査定価格を算出するため、簡易査定より正確な査定価格が分かります。

一方で、不動産会社の訪問予定日の調整が必要で現地調査に1時間程度はかかります。査定額が分かるまでに数日かかるのが一般的です。

リナビス
手間はかかるけど正確な査定額が分かるってことか!

実際に不動産を売り出す際は、売り出し価格の基準になるのは訪問査定で算出された査定価格になります。

そのため、本格的に不動産会社の売却を検討をしている方は、簡易査定ではなく訪問査定を依頼しましょう。

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不動産簡易査定を行う2つの方法

不動産の簡易査定をする方法には次の2種類があります。

  1. 不動産一括査定サイト
  2. 匿名AI査定サイト

どちらの方法も簡単に不動産の査定額が分かる便利なサービスです。詳しく特徴を見ていきましょう。

方法①:不動産一括査定サイト

不動産一括査定サイトとは、Web上で不動産の情報を入力するだけで複数の不動産会社にまとめて査定依頼でるサイトです。

 

不動産一括査定サイトの手順

不動産一括査定を使って簡易査定を依頼すると、自宅の査定価格だけでなく周辺の売却相場まで分かります。

実際に筆者が簡易査定を依頼するとメールで査定書が送らてきました。送られてきた査定書の一部がこちらです。

査定書

近隣で自宅と条件が似ている売却事例をピックアップして教えてもらえたので、周辺相場まで簡単に把握できます。

もちろん自宅の売却想定価格まで算出してくれます。

査定書2

さらに、複数の不動産会社に査定依頼をすれば各社の査定価格を比較でき、より精緻な査定価格が分かることもメリットです。

不動産一括査定サイトはすまいステップがオススメ

すまいステップ

不動産一括査定の中でも最もオススメなサイトは すまいステップです。

独自の運営方針に従って厳選された優良企業のみと提携を組んでいるため、信頼して仲介を依頼できる不動産会社のみに査定依頼ができます。

方法②:匿名AIサイト

匿名AI査定サイトは、物件を特定する住所や築年数等の情報を入力するだけで不動産を査定できます。

必要な個人情報は査定価格の送信先となるメールアドレス程度なので、査定依頼者に営業電話がかかってくる心配がありません。

匿名AIサイトならHowmaがオススメ

Howma不動産匿名AIサイトで有名なのがHowmaです。

このサービスは独自のデータベースをもとに、住所と間取り等を入力するだけで下図のように不動産がいくらで売れそうかピンポイントで分かります。

Howma管理画面

一方で、表示される価格の信憑性には不安が残ります。

どのようなロジックで算出されているかは公開されておらず、あくまで過去の実績を元に算出されているため、現時点の相場や自宅の個別事象は反映されていません。

続いて、賢く簡易査定をするコツを紹介していきます。

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スマホを触る

賢く簡易査定する3つのコツ

コツ①:複数の不動産会社に査定依頼をする

最初のコツは一社だけに査定依頼をするのではなく「複数社に査定依頼を出して査定価格を比較検討する」ということです。

不動産会社によって簡易査定で利用する情報が異なるので査定額にも差が出ます。

例えば、A社にだけ査定を依頼した結果、 3,000万円という査定価格が提示されたとします。

その後、B社、C社にも依頼して
B社:2,500万円
C社:2,550万円
という価格が提示されたとするとA社の3,000万円という査定価格は少し高いと判断ができます。

簡易査定は訪問査定に比べて正確な査定額が分からない一方で、複数の不動産会社に査定してもらうことで「正確性」を補うことができます。

高い査定額を出している不動産会社は、媒介契約を取るためにわざと提示している可能性もあります。査定額を比較しておけば、訪問査定を依頼する会社選びにも役立つでしょう。

複数の不動産会社に簡易査定を依頼したい場合は不動産一括査定サイトなどを利用するのが便利です。

簡易査定でおおよその相場を把握した後に、査定価格や対応などを見て訪問査定を依頼する会社を絞っていきましょう。

コツ②:物件情報は正確に記載しよう

不動産会社は以下のような情報を元にして簡易査定を行います。

査定依頼時の必要情報
物件所在地(都道府県、市区町村、町名、字/丁目)
査定希望の物件詳細(住所、広さ、間取り、築年数、査定物件との関係、番地、現在在住か否か、専有面積、間取り、築年数、物件の状況、依頼理由)
査定依頼者の個人情報(名前、年齢、メールアドレス、電話番号)

あなたが入力した物件情報が間違っていると、正確な査定額を算出できないので、簡易査定を依頼する際は物件の情報をなるべく正確に入力しましょう。

また、自身の連絡先に誤りがないことも大切です。

例えば、メールアドレスの入力ミスで査定額の情報を得られないというケースもあります。

メールアドレスや電話番号を入力したら、正しいかどうか再確認するように心がけておくとよいでしょう。

コツ③:査定時の要望をコメント欄に記入しよう

簡易査定は無料ですが、査定依頼した不動産会社によってはビジネスにつなげるため連絡が来るかもしれません。

むやみに電話等の連絡してほしくないという場合は、情報入力フォームのメモ欄などに「電話連絡は不要です」といったリクエストを記入しておきましょう。

簡易査定

コメント欄はには「リフォームの有無」や「雨漏れの有無」など物件の詳細情報を入力できます。

不動産会社によってはコメント欄の情報も加味して、より精度高く査定をしてくれます。コメント欄を活用して簡易査定をしてみると良いでしょう。

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簡易査定後の流れ

簡易査定で不動産の概算価格を把握して「売ろうかな」と思ったら売却するまで次のような流れで進みます。

①訪問査定で正確な査定価格を算出してもらう

②不動産会社と媒介契約を結ぶ

③不動産の売り出し価格を決める

④不動産を売り出す

⑤購入希望者が内覧に来る

⑥購入希望者と価格や条件交渉をおこなう

⑦条件が決まれば売買契約をして引き渡す

不動産を売りだしてから引き渡すまでに、だいたい6ヶ月程度かかります。

少しでも不動産の売却を検討している場合は、なるべく早く行動を起こすことをおすすめします。

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不動産簡易査定に関するQ&A

不動産簡易査定について多くの方が思っている疑問に、Q&A形式でお答えします。

【Q1】簡易査定を依頼した会社と契約する必要はある?

必ず契約する必要はない、複数の会社に依頼した場合は好きな会社を選んでOK

必ず契約をする必要はありません。ただし、簡易査定後に営業の電話やメールがくることがあります。もし契約の意思がない場合は、丁寧な態度を取りつつ、はっきりと断りましょう。

複数の会社に依頼した場合は、その中から契約したい一社を選びます。その他の会社は断る必要があるため何社にも依頼すると対応が大変です。複数依頼する会社は最大でも6社程度にしておきましょう。

【Q2】簡易査定に費用はかかる?

不動産会社に依頼する場合は無料ですが、一般的に簡易査定といえば無料で行われている査定のことです。ただし、不動産鑑定士に依頼する方法もあり、この場合は費用が発生します。

不動産鑑定士は国家資格で、専門知識を駆使して鑑定して収益を得る仕事です。

そのため、鑑定士に依頼する際はお金がかかりますが、より精度の高い価格を知ることができます。さらに、税務署や裁判所にも証拠書類として認められている、査定報告書を受け取れることもポイントです。

例えば、家を売るときに購入希望者が無理な値下げを要望してきたら、査定報告書を見せると役立ちます。査定報告書によって適正価格を示すことができるため、購入希望者とのトラブルを回避できるでしょう。

簡易査定の金額で売却できるわけではない

簡易査定で算出した価格は概算なので、実際の売却価格とは差が出る可能性が高いです。

実際に現地で見ることがないため査定の精度が低くなり、提示された価格はあくまでも「いくらくらいで売れるか」を知るための参考値です。

訪問査定と比べると簡易査定の精度は低いため、提示された価格は概算であることを認識しておきましょう。

なお、訪問査定のほうが査定の精度は上がりますが、同じく売却価格とは差が出る可能性があります。

いずれにしても、査定価格を参考にして売却価格を決定しますが、決定権は売主自身です。一括査定で相場をつかむなどして適正価格を把握してから売却価格を決めましょう。

 


不動産一括査定サイトを使って査定をしたら300万円以上の差も珍しくない 

不動産一括査定サイトすまいステップ を使って実際に不動産を査定してみると、査定額に300万円以上差が出ることも珍しくはありません。

不動産会社査定価格
不動産会社A1100万円
不動産会社B1400万円
不動産会社C1280万円

これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

【完全無料】うちの価格いくら?