所有している土地を、どの不動産会社に売却しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。
不動産会社で迷われている方は、売却先にハウスメーカーを加えることも検討してみてください。
ハウスメーカーは建物の建築のイメージが強いですが、土地の買取も積極的に行っています。
不動産会社の中でも、自社で戸建住宅の設計や施工を行うハウスメーカーに土地を売却するメリットは何でしょうか。
この記事では、ハウスメーカーに土地の売却を依頼するメリットや、高く売るコツをご紹介します。
土地の売却を検討されている方は、ハウスメーカーも選択肢に加えることで、所有の土地を少しでも高く売却できるかもしれません。
- ハウスメーカーに土地を売るメリットは以下の7つ
- 古家付きの土地でも売却できる
- 仲介手数料が不要になる
- 土地を高めに買取してくれる傾向にある
- 近隣の人に知られず売却できる
- 売却後ハウスメーカーだと近所ウケが良い
- 売却がスムーズ
- 土地の権利関係が複雑でもハウスメーカーなら安



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土地を売る2種類の方法「仲介」と「買取」
土地を売る方法には「仲介」と「買取」があります。
仲介は、不動産会社が購入希望者を見つけ、購入希望者を買主とした売却方法で、買取は不動産会社を買主として直接売却する方法です。
ハウスメーカーが土地を買取る目的としては、その上に建物を建てるか、建物を建てる前提で販売することが多いでしょう。
そのため、ハウスメーカーに依頼する場合には、買取となります。。
不動産会社に、仲介と買取で売却する場合の違いについてご紹介します。
その1:不動産会社による仲介
仲介とは、不動産会社に土地の売却を依頼して購入希望者を見つけてきてもらう売却方法です。
不動産会社が売主と買主の間に入るイメージです。
仲介では、不動産会社が過去に売却した近隣土地の価格実績を提示してくれるため、市場価格に近い金額で売却することが可能です。
一方で、購入希望者を見つけるのに時間がかかり、売却までに一般的には3ヶ月かかるとされています。
仲介を依頼しても、購入希望者が見つからないと売却できず、売れ残ってしまう可能性もあります。
不動産会社に成功報酬として仲介手数料を払わなければいけない点も仲介のデメリットと言えるでしょう。
その2:ハウスメーカーによる買取
買取とは、ハウスメーカーが直接土地を買い取る方法です。
ハウスメーカーを買主として売却できるため、早ければ7日〜1ヶ月で販売することも可能です。
急いで土地の売却をしなければいけない方にとっては、買取時期の目安をつけられるのはメリットの1つでしょう。
手順や手続きもハウスメーカーとの担当者とのやり取りだけで済むので、スムーズな売却が可能です。
デメリットとして、ハウスメーカーが買取する場合は、市場価格の3〜4割程度安くなってしまうとされています。
買い取った土地を再販するために登記手続きや販売活動が必要で、市場価格から、その費用を差し引いた買取金額になるためです。
ハウスメーカーに土地を売る7つのメリット
土地の売却の場合には、不動産会社に仲介で依頼することが一般的です。。
しかし、ハウスメーカーに売却する場合のメリットもあるため、仲介だけで検討せず、買取も選択肢に加える必要があります。
ハウスメーカーに直接買取で売却するメリットを7つ紹介します。
- 古家付きの土地でも売却できる
- 仲介手数料が不要になる
- 土地を高めに買取してくれる傾向にある
- 近隣の人に知られず売却できる
- 売却後ハウスメーカーだと近所ウケが良い
- 売却がスムーズ
- 土地の権利関係が複雑でもハウスメーカーなら安心
メリットその1:古家付きの土地でも売却できる
売却する土地に古家がある場合は更地と比較して、売却しにくい傾向にあります。
古家がある場合、売主側で解体工事をして更地の状態で引渡すのが一般的です。
しかし、最近は解体費用が高騰しているため、解体費用が払えず更地渡しができない場合があります。
その場合には、解体費用は購入希望者の負担となります。
解体費用を考慮した購入希望者と、価格が折り合わないこと場合が多くなるでしょう。
ハウスメーカーなら、古家付きでも解体工事を自社で行い、更地として高く再販する事ができます。
好立地でハウスメーカーがすぐ再販できると判断したら、更地渡しの場合と金額の差が出ない場合もあるかもしれません。
古家付きの土地の売却で困ったら、ハウスメーカーに相談してみるといいでしょう。
メリットその2:仲介手数料が不要になる
仲介で土地を売却する場合には、仲介業者に成功報酬として仲介手数料を支払う必要があります。
仲介手数料は宅建業法で上限額が決まっています。
売買価格が400万円以上の場合は、「(売買価格×3%+ 6万円)+消費税」が仲介手数料の上限となります。
例えば、2,000万円で土地を売買した時には726,000円となり、仲介手数料は売主にとって大きな負担になります。
ハウスメーカーに直接土地を売却する場合には、ハウスメーカーが買主になり、売買契約が可能となり、仲介手数料がかかりません。
仲介手数料は高額になるため、仲介手数料がかからないのは大きなメリットですね。
メリットその3:土地を高めに買取してくれる傾向にある
ハウスメーカーは土地に建物を建てて分譲住宅として販売するか、建築条件付きで販売することを目的として土地を買い取ります。
建築条件付きとは、その土地に自社で建物を建築することを条件で土地を販売する、ハウスメーカーの販売方法です。
土地の利益が目的ではなく、その土地に建てる建物で利益を出すため、ハウスメーカーは常に土地を必要としています。
建物を建てるための土地の確保を目的に、高く買い取ってくれるハウスメーカーもあるでしょう。
仲介で売却する方が高い場合もあるためハウスメーカーと仲介で売買価格を比較することをおすすめします。
メリットその4:近隣の人に知られず売却できる
離婚などが原因で土地の売却を検討している方の中には、近所の人に知られずに売却したい方もいるでしょう。
仲介で土地を売却する場合には、不動産会社は購入希望者を見つけるために、オープンな営業活動をします。
営業活動の中には、広告宣伝活動があります。
チラシやインターネット上に広告を出すと、近所の人に知られてしまう可能性が高くなるでしょう。
しかし、買主がハウスメーカーだとハウスメーカーだけとのやり取りで売却ができます。
クローズドの販売方法は近所の人に知られる心配も少なくなるでしょう。
メリットその5:売却後ハウスメーカーだと近所ウケが良い
ご近所の方と交流がある場合には、土地を売却した後でも近所の方にいい印象を持ってもらいたいですよね。
土地が売り出されると近所の方が気になるのは、次に建つ家や入居者のことでしょう。
工事がスムーズに行えるのか、聞いたことのない工務店の場合にはいい印象を持たない近所の方もいるかもしれません。
大手ハウスメーカーが売却先の場合、工事中の問題に起こる可能性が低く、もし問題があっても対応力があるので、近所の方は安心できます。
メリットその6:売却がスムーズ
仲介で売却する場合には、購入者を見つける時間に加え、買主のローン審査などに時間がかかる事があります。
手順の中で買主とのスケジュールが合わなければ先延ばしになり、さらに時間はかかるでしょう。
ハウスメーカーに土地を売る場合には現金で一括決済する事が多いため、時間がかからず現金化をスムースに行えます。
買い替えや相続税の支払いで、現金が必要な時期が明確な場合には、現金化できる目処が立てられる買取がおすすめです。
メリットその7:土地の権利関係が複雑でもハウスメーカーなら安心
権利関係が複雑で苦戦している土地の売却も、ハウスメーカーに相談することで問題を解決できる可能性があります。
権利関係が複雑な土地の例としては以下の土地が挙げられます。
- 文筆した一部のみの土地
- 権利者が複数いる土地
- 隣地をまたがって接道している土地
- 抵当権が設定されている土地
このような土地の場合には、仲介で購入希望者を見つけるのは困難な場合が多いです。
権利関係が複雑な土地で不動産会社に敬遠されても、ハウスメーカーなら解決してくれる可能性があります。
家を建てるために、解決してきた実績があるためです。
権利関係が複雑な土地の売却に困ったら、ハウスメーカーを売却先として検討してみてください。
【要注意】こんな土地はハウスメーカーが敬遠する場合も
敷地に高低差のある土地は、ハウスメーカーにも買い取ってもらえない可能性があります。
高低差がある場合には、建物を建てる時のコストがアップします。
1メートル以上の高低差がある場合は100万円〜200円の建築コストが追加でかかる事が多いです。
高低差を考慮したガレージの建築が可能な場合もありますが、通常は建築コストを考慮して採算に合わないと判断されるでしょう。
土地を高く売る3つのコツ
所有している土地を高く売りたいと考えている方は多いでしょう。
相場を知ることや、不動産会社に複数依頼することで、市場価格に近い金額で販売する事が可能になります。
土地の見た目をよくして購入希望者にいい印象を与えることも重要です。
工夫次第で土地は高く売ることができます。
土地を高く売るために、押さえておくべきコツを3つ紹介します。
高く売るコツその1:土地の相場を事前に調べておく
土地の査定を依頼する前に、ご自身でも相場を調べておきましょう。
相場を知ることは、市場価格に近い金額で販売するために必要です。
土地の相場は、インターネットの不動産情報サイトなどで調べる方法があります。
不動産情報サイトには、販売中の物件情報が豊富に掲載されているため、近隣の土地がどれくらいの価格で売られているか、情報を収集することができます。
公的な地価情報を調べる方法もあるので、査定前に情報収集しておくことが高く売るためのポイントです。
土地総合情報システム
高く売るコツその2:複数の不動産会社に査定依頼をする
土地の査定を依頼する時には1社だけではなく複数の会社に査定依頼をしてください。
1社だけに査定依頼すると、査定価格が適正な価格かが判断できません。
複数査定依頼する場合には、土地の販売の実績が多い不動産会社を選んだ方がいいでしょう。
戸建やマンションに強い会社よりも、土地の販売に強い会社の方が、適正な査定をしてもらえます。
地域に密着している不動産会社の方が高く買い取ってくれる可能性もあるので、大手不動産メーカーだけで検討しない方がいいでしょう。
複数社に査定依頼をする時間がない方は、土地の一括査定サイトを利用してみてはいかがでしょうか。
高く売るコツその3:土地の見た目の印象を良くする
土地の見た目の印象が悪く、売却の機会を逃すこともあるかもしれません。
購入希望者が土地にいい印象を持ってくれるためには、日頃から草取りなどをして土地を綺麗にしておくことも大切です。
雑草が伸びきっていたり、ゴミが放置されていて、購入希望者に悪印象を与えてしまうと、それが原因で購入されないという可能性もあります。
購入希望者はいつ現れるかわかりません。
不動産会社が紹介する前に事前に見に行くケースもありますので、いつ見学されても問題ないよう、日頃から綺麗にしておく事が大切です。
【まとめ】ハウスメーカーと複数の不動産会社に査定依頼をしましょう
ハウスメーカーに買取依頼をするメリットや高く売却するコツについて解説をしてきました。
所有する土地の売却を検討してている方は、まずは一括査定サイトで相場を調べることから始めましょう。
複数のハウスメーカーと不動産会社から提示された査定金額を比較して、高い査定額を出した会社に相談してみることをおすすめします。
一括査定サイトならすまいステップがおすすめです。
すまいステップは、マンション・一戸建て・土地といった不動産を【完全無料】で不動産会社に一括査定できるサイトです。
土地の買取を行っているハウスメーカーも多く登録されているので、査定価格の比較にご利用ください。