新築マンションは、新しく建つマンションなので、相場はかなり高い物です。
新築マンションの購入は人生の中でも大きな買い物です。
しかしながら、初めて新築マンションを購入する人にとっては、値引き相場や値引き交渉の方法など分からないことが多いでしょう。
そこでこの記事では、新築マンションの値引き額の相場や値引きのコツ、値引きのタイミングなど解説していきます。自分が気に入った物件を安く、そして買い逃さないためにぜひ参考にしてみてください。
【約1500人に調査!】マンション値引きの相場はいくら?
マンションの売買時は値引き交渉を当たり前のように行われますが、いくらまで値引きできるのか気になりますよね。
マンションの値引き相場を調べるために、すまいステップ編集部が「1年以内に不動産を売却した」1500人を対象にアンケートを実施しました。
実際のアンケート結果はこちらです!
※回答時期:2019.11.15~2019.12.22 | 1491名が回答
結果として、値引き率の平均は売り出し価格の6.5%であることが分かりました。
例えば、5,000万円のマンションであれば値引き額は325万円となります。
ただ、この数値はあくまで平均です。値引き率別にまとめると値引きしなかった方が全体の33%と最も多い結果となりました。
続いて多いのが5%以下の値引きです。
中古マンションは4,980万円などキリの良くない価格で売り出されていることが多いため、端数を10万円台の端数を切り捨て、キリの良い価格まで値引く場合も多いです。
ただ、工夫次第では10%以上の値引きしてもらうことも可能です。
新築マンションの値引き交渉をするタイミング
新築マンションは通年値引き交渉が難しいわけではなく、値引きに向くタイミングがいくつかあります。
以下では、値引き交渉に有利なタイミングを解説しています。
- 決算時期の3月が狙い目
- 完成してから1年が経過する物件
- 戸数が少ないとき
決算時期の3月が狙い目
「決算セール」のワードをよく聞きますが、決算に売り上げが計上できるかは、販売側だと大きな問題です。
決算月の多くは3月に当たるので、狙うことを考えるとい2月の中盤~終盤のタイミングで、交渉を始めたほうが良いです。
営業マンもノルマに追われている可能性があるので、決算日のタイミングで値引き交渉に応じてくれる可能性が高く、価格を安くしてもらえるかもしれません。
完成してから1年が経過する物件
マンションの新築時の資産価値を100%とした場合、マンションの売却価格は以下のグラフのように減少します。
参考:東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏不動産流通市場(2019)」
マンションは、時間が経過するごとに価値が少しずつ下がってきます。
新築マンションとして販売できるのは、建物が完成してから1年以内です。
それを過ぎてしまうと、新築マンション通して販売することができません。
完成してから、1年が経つタイミングであれば、値引き交渉に応じてもらいやすくなります。
戸数が少ないとき
新築マンションの残り戸数が2~3戸になっている物件に注目すると良いです。
売主の会社としては、早く完売をして、販売体制を閉じたいという考え方が多いと言われています。
残り戸数が少ない場合だと、通常の値下げよりも大幅に値引いて一気に終わらせるケースもあります。
こまめにホームページやチラシを確認しておきましょう。
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新築マンションの値引き交渉を成功させるコツ
新築マンションの値引きを成功させるコツを先にお伝えすると次に5つです。
- 本気度・購入に前向きな姿勢を示す
- 端数切りする
- 資金準備を先に済ませる
- エリアの相場を事前にチェックする
- 値引き交渉する際の理由を明確に伝える
1つずつコツを見ていきましょう。
コツ①:本気度・購入に前向きな姿勢を示す
新築マンションの値引き交渉で成功させるには、本気度や購入に前向きな姿勢を示しましょう。
具体的には、「値下げをすれば、この人は絶対に買ってくれる」と不動産会社の営業マンに思わせることが大事です。
この時、言葉や態度ではなくしっかりと行動に移していると、なお良いです。具体例は以下の通りです。
- 住宅ローンの事前審査を済ませておく
- モデルルーム見学時に印鑑を持っていく
- 源泉徴収・確定申告書を持っていく
などが、本気度や購入の前向きさを伝えられます。
例えば、住宅ローンの事前審査を済ませておくと、ローン審査で落ちないという証明になり、値引き交渉しやすくなります。
コツ②:端数切りをする
不動産売買では「端数切り」という、下二桁をカットしてもらう価格交渉が有名です。
例:4,230万円の新築マンションであれば、30万円を引いて4,200万円に値引きしてもらう
この値引き交渉なら比較的通りやすく、端数分の交渉は不動産会社側も想定内でしょう。
コツ③:資金準備を先に済ませる
「値引きをしてもらえれば購入します」といった購入の意思表示をしていれば売主の心理としては値引きしやすくなります。
一方で、値引きしても買主のローンが通らなければ契約白紙のリスクがあるため、口だけの約束では信用してもらいにくいです。
よって、値引き交渉を成功させるためにも、住宅ローン事前審査に通過してマンションを買える状況にあることを売主に証明しましょう。
別物件で通過させた住宅ローン事前審査結果も証明として使えます。住宅ローン事前審査結果があれば、大事に取っておきましょう。
コツ④:値引き交渉する際の理由を明確に伝える
マンションの値引き交渉する際は、売主が納得する理由を伝えることが大切です。
たとえば「ぜひ購入したいのですが、予算が70万円だけオーバーしているので、端数の70万円分を値引きしてもらえないか?」と値引きしてほしい理由を具体的に伝えましょう。
「値下げしてくれれば今月中に契約をします」と条件をつけるのも効果的です。
コツ⑤:エリアの相場を事前にチェックする
マンションにも価格の相場はあります。
同じエリアに似たマンションがあれば、売却価格を比較してみましょう。
購入したいマンションの売り出し価格が極端に高ければ、値引き交渉の余地があります。
しかし、エリアの相場とほぼ同じくらいの価格で売り出されていた場合は、値引きは困難とみて良いでしょう。
ですが、相場を知れば、値引きの根拠ができ交渉しやすいのは確かです。
相場より高く売られている場合、理由を聞いて、値引き交渉をしてみましょう。
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マンションの値引きで新しい住まいを入手しよう
マンションの値引きを行う際は、値切れるマンションとそうではない物件を、見極める必要があります。売り出したばかりのマンションは値引きしにくく、長期間売れていない物件は、値引きしやすいです。
また値引き交渉する際には、マンションの悪口を言ってはいけません。相手を不快な気持にさせてしまうと、購入できないリスクがあります。
新築マンションの場合は、値引きしやすい時期があり、営業担当者によって円滑に進められます。マンションのホームページの内容もよく見ておきましょう。
いずれにせよ、魅力的なマンションを安値で入手するためには、値引き交渉が欠かせません。