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住宅ローンを滞納すると最終的にどうなる?競売までの流れや対処方法を解説

  • 更新日:2024年1月12日
住宅ローンを滞納すると最終的にどうなる?競売までの流れや対処方法を解説

「住宅ローンを滞納し続けるとどうなるの?」

「滞納したときの対処方法はあるの?」

不動産購入の際は基本的に住宅ローンを組みますが、毎月の住宅ローンが負担となり滞納している方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けてこの記事では、滞納するとどうなるのか、滞納時の対処方法などを解説します。

住宅ローン返済でお困りの方はぜひ参考にご覧ください。

住宅ローンを滞納すると最終的に競売にかけられる

住宅ローンを滞納し続けると最終的に、所有している不動産は競売にかけられます。

【競売とは】
住宅ローン滞納などで不動産が差し押さえられ、強制的に売却されて住宅ローン残債に充てられることです。
競売は強制的にかけられるため、住んでいる人は退去しなければなりません。
すまリス
競売を防ぐためにもしっかりとした返済計画が必要だよ!

住宅ローン滞納から競売までの流れ

ここでは、住宅ローンの滞納から競売までの流れを解説します。

滞納から何か月で競売されてしまうのかを確認しておきましょう。

住宅ローン滞納から1ヶ月

滞納して1ヶ月ほどで、金融機関から催促の電話やメールが届きます。

滞納した分を入金すれば特に問題はありませんが、金融機関によっては滞納金や利息などの支払いまで請求される場合もあるため、遅れないように注意しましょう。

住宅ローン滞納から2ヶ月

滞納から2ヶ月経過すると、金融機関から督促状が届きます。

速やかに支払えば大きな問題とはなりませんが、さらに遅れたり、何度も滞納したりすると「個人情報機関」に登録されてしまいます。

登録されると信用度が落ちるため、将来的に車のローンやカードローンを組もうとした際に、審査に通りづらくなります。

住宅ローン滞納から3~4ヶ月

滞納から3~4ヶ月経過すると、金融機関から「催告書」が届きます。

【催告書とは】
金融機関が、「このまま滞納すれば法的処置を取りますよ」と債務者へ通知する書類のこと
すまリス
金融機関からの最終通知だよ!

住宅ローン滞納から5~6ヶ月

滞納から5~6ヶ月経過すると、金融機関から「期限の利益喪失」の通知が届きます。

【期限の利益喪失とは】
住宅ローンの分割返済の権利が失われ、一括返済しなければならないこと
この通知が届くと、一括で住宅ローンを返済しなければなりません。
すまリス
分割での返済は認められないから一括で返済する必要があるんだ。

住宅ローン滞納から7~8ヶ月

滞納から7~8ヶ月経過すると、保証会社から「代位弁済通知」が届きます。

【代位弁済通知とは】
保証会社が「金融機関に滞納分を代わりに払ったよ」と債務者へ通知すること
保証会社が代わりに弁済したため、返済相手が金融機関から保証会社へ変わります。
すまリス
これ以降も滞納すると、いよいよ競売になるよ

住宅ローン滞納から8~9ヶ月

滞納から8~9ヶ月経過すると、保証会社は裁判所へ「競売の申し立て」を行います。

この申し立てが認められると、不動産が差し押さえられます。

差し押さえ後は、すぐに退去を命じられるわけではありませんが、保証会社によって制限されてしまいます。

住宅ローン滞納から9~10ヶ月

滞納から9~10ヶ月経過すると、裁判所から「競売決定通知書」が届きます。

競売されることが決定されたため、拒否することもできません。

また、裁判所から「現況調査通知」が届き、裁判所の執行官と不動産鑑定士が物件を調査しに来ます。

調査が終わると1~2週間で競売物件として一般公開され、競売参加者が落札のために入札していきます。

落札者決定後

落札者が決定したら、落札者は購入代金の支払いや所有権の移転、抵当権抹消手続きなどを行い完了です。

住宅ローン滞納による競売を回避する方法

住宅ローンの滞納から競売までの流れを解説しましたが、競売を回避する方法も確認しておきましょう。

  • 家計を見直す
  • 借入先の金融機関へ相談する
  • 住宅ローンの借り換えをする
  • 任意売却する

家計を見直す

すぐにできることとして、家計を見直しましょう。

不要な支払いや必要以上に支払ってしまっているものがないかを確認しておくのが大切です。

場合によっては住宅ローンの返済契約を変更するのも考えておくと良いでしょう。

すまリス
交際費や娯楽費など、節約できる費用がないか確認しよう!

借入先の金融機関へ相談する

家計を見直しても滞納しそうであれば、借入先の金融機関へ相談しましょう。

元金のみの返済にしてくれたり、返済期間の変更などをしてくれたりする可能性があります。

相談は早ければ早いほど良いですので、滞納前に相談してみましょう。

住宅ローンの借り換えをする

現在の住宅ローンでは毎月の返済が厳しいようであれば、ローンの借り換えも一つの手段です。

【住宅ローンの借り換えとは】
今の住宅ローンの残債を返済し、新たな住宅ローンを組むこと
ただし、借り換え時は、再度融資手数料や抵当権設定費用などもかかります。
また、妻が融資を受ける場合はローン返済できるかどうかも見られるため、そもそも審査に通らない場合もあります。

任意売却する

最後の手段として任意売却があります。

【任意売却とは】
借入先の金融機関の承諾を得て抵当権を抹消してもらい売却すること
任意売却は、競売と比べて相場に近い価格で売却できるメリットがあります。
ただし、競売の開札前日までに売却代金でローン残債分を支払う必要があり、期限を過ぎてしまうと仮に任意売却中だとしても無効なので注意しましょう。
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まとめ

住宅ローンを滞納するとどうなるのかを解説しました。

住宅ローンを滞納すると最終的に競売にかけられ、居住者は退去しなければなりません。

滞納してから5カ月ほど経過すると競売の可能性が高くなるため、金融機関からの催告が届いたら速やかに返済しましょう。

競売を回避するためには、「家計の見直し」「金融機関への相談」「住宅ローンの借り換え」「任意売却」などの方法があります。

住宅ローンは長期に渡って支払いをするため、病気や怪我などの不測の事態で返済できなくなるケースがあります。

万が一に備えて、住宅ローンの返済方法を考えておくと良いでしょう。

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