【専門家監修】不動産売却コラム|すまいステップ公式

住み替えでよくある失敗パターン5選と対策方法を紹介!

  • 更新日:2025年10月6日
住み替えでよくある失敗パターン5選と対策方法を紹介!

家の住み替えは、手続きが多く、慣れないことばかりで不安に感じる方がほとんどでしょう。

住み替えは人生で何度も経験するものではないため、できるだけ失敗を避けてスムーズに進めたいですよね。

実は、住み替えで起こる失敗にはパターンがあり、事前に知っておくことで回避できる可能性が高まります。

本記事では、住み替えを検討する方に向けて、よくある失敗パターン5選と、失敗を防ぐための対策 を詳しく紹介します。

住み替えの手順や基礎知識を知りたい方は、あわせてこちらもご覧ください。

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家の住替えでよくある失敗事例5選

家の住み替えは、新しい生活への期待が膨らむ大きなライフイベントです。しかし、実際に経験した方々の声に耳を傾けると、「お金の面でかなりの出費となった」「本当に良かったのかと思い返すことが多い」といった、手放しでは喜べない結果に終わったケースも少なくありません。

なぜ、このような後悔が生まれてしまうのでしょうか。ここでは、実際に住み替えを経験した方々のリアルな体験談だけを基に、特に多く見られる5つの失敗パターンを紐解いていきます。

住み替え失敗事例

  1. 複数社の査定を比較しなかった
  2. 売却を焦り、足元を見られてしまった
  3. 知識不足で不動産会社に任せきりだった
  4. 諸費用を考えず、手元に残るお金が想定以下に
  5. 物件の調査不足で、住み替え後も問題発生

失敗①:複数社の査定を比較しなかった

査定額を比較せずに住み替えるのはよくある失敗例です。

基本的に、家を住み替える際は今住んでいる家を売るため、事前に不動産会社による査定を受ける必要があります。

すまリス
不動産会社が算出する売却予想価格のことだよ

また、不動産会社によって査定方法や価格算出の基準などが異なるため、複数社に査定依頼して比較するのが一般的です。

しかし、1社のみにしか査定依頼せず、その不動産会社が提示した査定額のまま売却活動をスタートしてしまう人も少なくありません。

比較しないと以下のようなデメリットを被る可能性があるため、注意が必要です。

査定額を比較しないことのデメリット
  • 相場感を把握できない
  • 適正な売り出し価格を把握できない
  • 極端に高い査定額のまま売り出してしまう可能性がある

前述のとおり、査定額は不動産会社によって異なり、なかには数百万円規模で違うケースがあります。

1社のみの査定だと相場感がわからないため、相場に見合っていない価格で売り出してしまうリスクがあります。

また、売主から売却依頼を受けるために、故意に高い査定額を提示する企業も存在するため、査定時は必ず複数社の不動産会社へ査定依頼するようにしましょう。

なお、すまいステップのアンケートによれば、実際に家を売却した人の75%以上が3社以上に査定依頼していると回答しています。

何社に査定依頼しましたか?

※すまいステップのアンケートより

家の住み替えで失敗した理由①:「複数社の査定を比較しなかった」

「前の家を相場より低い価格で売却してしまったと思います。不動産会社との交渉をせずに低い売却価格で売ってしまったと、売った後に気づいたので、わたしの不注意ではありますが、事前に交渉術を身につけていればなあ…と思いました。そして、一つの不動産会社で検討していたため、比べることができなかったのもダメでした。」

「ポストのチラシには、自分が考えていたよりもはるかに高い金額が記載されていました。当時は半信半疑ながらも少し希望を持ち仲介をお願いしましたが、いざその値段で販売しても一向にお声が掛からず、事実とは違う内容の広告だったことが分かりました。」

「2000万円くらいで売れると思っていましたが、半額の1000万円だったのは結構ショックでした。」

参考:すまいステップ「『住み替え』アンケートの調査結果」

対策のヒント
体験談からは、1社の情報を鵜呑みにせず、複数の不動産会社を比較することの重要性が見えてきます。また、チラシなどの甘い言葉に惑わされず、現実的な売却価格を見極める冷静な判断が求められます。

失敗②売却を焦り、足元を見られてしまった

「早く売りたい」「早く新しい家に住みたい」という焦りが、冷静な判断を狂わせ、失敗につながるケースも多く見られます。特に、新居の購入を先行させたり、何らかの事情で売却のタイムリミットがあったりすると、「ちゃんと売れるのか」という不安から、不利な条件で取引を進めてしまいがちです。

家の住み替えで失敗した理由②:「売却を焦り、足元を見られてしまった」

「希望の物件が見つかって購入の商談を進めてしまうと、どうしても売り急いでしまう部分が生じてきて足元を見られたようにも思います。タイミングがすごく大事だと感じましたので、やはり人が動く時期をターゲットに事前にもう少し計画的にいけばよかったなというところです。」

「まさに買い先行にしたことが失敗だったと感じています。転勤というタイムリミットがある状況で、『ちゃんと売れるのか…』という不安と闘いながらストレスが比較的かかった状態で生活をしなければいけませんでした。」

「騒音からなる住民トラブルを早く解決したかったこともあり売却を急いでしまいました。時間と気持ちに余裕を持って売り出しておければと若干後悔しています。」

参考:すまいステップ「『住み替え』アンケートの調査結果」

対策のヒント
売却を急ぐ事情があるほど、不利な条件を飲まざるを得なくなる可能性があります。体験談は、できるだけスケジュールに余裕を持たせ、冷静に取引を進めることの大切さを物語っています。

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失敗③ 知識不足で不動産会社に任せきりだった

「何にしても私たちは物を知らな過ぎた」。この一言に集約されるように、住み替えに関する知識不足が後悔の大きな原因となっています。担当者の言うがままに進めてしまい、後から「もっとこうすれば良かった」と気づくパターンです。

家の住み替えで失敗した理由③:「知識不足で不動産会社に任せきりだった」

「営業マン次第で売り方もやり方も違う事を知りました。あと、自分たち主導でもっと口出ししても良かったのかもと思っています。何にしても私たちは物を知らな過ぎた事が一番です。」

「もう少し中古物件を買うときに知識があればもう少し有利な購入ができたのではないかと思っています。(旗状地、盛り土など)」

「最初にある不動産会社と専属契約を結びましたが、売却に時間を要したため不信感がつのり、専属契約を解除して3社の不動産会社に依頼する方法に変えました。これが良かったのか悪かったのか分かりませんが…。」

参考:すまいステップ「『住み替え』アンケートの調査結果」

対策のヒント
不動産会社はパートナーですが、全てを丸投げにするのは危険です。自分自身でも最低限の知識を身につけ、主体的に関わっていく姿勢が、納得のいく住み替えにつながります。

失敗④ 諸費用を考えず、手元に残るお金が想定以下に

住み替えでは、家の売却代金だけでなく、仲介手数料や税金など、見えにくい費用も発生します。これらの諸費用を考慮していなかったために、手元に残るお金が想定より大幅に少なくなり、資金計画が狂ってしまう失敗です。

家の住み替えで失敗した理由④:「諸費用を考えず、手元に残るお金が想定以下に」

「転売したマンションから得られる売却金額はわずかとなり、ほとんどが手数料に取られて身入りは、少ない金額となりました。お金の面でいうとかなりの出費となった為、本当に良かったのかと思い返すことが多いです。」

「元々購入した価格は4000万円超でしたので、売却価格が1500万円なのは2500万円の損失でした。ただ取引価格はドンドン下がっていく時期だったので、手放して現金を手にできたので良かったのかなあと思っています。」

「比較的良い値段で買い取っていただけたと思うが、住み替えに必要な予算が多額となりもう少し売却値が高いとうれしかった。」

参考:すまいステップ「『住み替え』アンケートの調査結果」

対策のヒント】
売却で得られる金額だけを当てにするのではなく、そこから引かれる諸費用を正確に把握し、余裕を持った資金計画を立てることが不可欠です。

失敗⑤ 物件の調査不足で、住み替え後も問題発生

売却する家、そして購入する家、その両方に対する調査不足が、後々の後悔を生むことがあります。特に、目に見えない「管理組合」「周辺環境」「土地の状態」の問題は、住んでみてから気づくことが多い厄介なポイントです。

家の住み替えで失敗した理由⑤:「物件の調査不足で、住み替え後も問題発生」

「住み替え前に住んでいた所の管理組合の実態をあまり理解せずに物件を購入してしまい、住み始めてから管理組合の横暴な管理体制が明らかになり、それが原因で物件の価値が下がった事により売却価格が低かったのが悔やまれる。」

「元は騒音問題で引越した為、足音などは気にならなくなり良い点は多数ありますが、お金の面でいうとかなりの出費となった為、本当に良かったのかと思い返すことが多いです。一軒屋でも騒音問題は付いて回る事から良い点と悪い点で相殺されている状態だからです。」

「中古で買った物件が、旗状地であったこと、盛り土にできた土地であったことが災いして私が想定したよりも低い金額で売ることになりました。」

参考:すまいステップ「『住み替え』アンケートの調査結果」

対策のヒント
間取りや立地といった分かりやすい条件だけでなく、管理規約や近隣の状況、土地の履歴など、一歩踏み込んだ調査をすることが、長期的な満足につながる鍵となります。

家の住み替えで失敗しないための対策4選

家の住み替えで失敗しないための対策を紹介します。

さまざまなジャンルの対策を解説するため、自分の目的に合った対策を確認しておきましょう。

住み替えで失敗しないための対策4選
  • 早く住み替える対策
  • 今の家を高く売るための対策
  • 住み替え時の資金繰りに関する対策
  • 住み替え先選びで失敗しないための対策

早く住み替える対策

早く住み替えるためには以下2点を対策しましょう。

  • 売り出し価格を相場より高く設定しすぎない
  • 売れやすい時期に売り出す

それぞれを解説します。

▼売り出し価格を相場より高く設定しすぎない

早く住み替えるためには、今の家を早く売る必要があります。

そのためには、売り出し価格を周辺相場より高く設定しすぎないようにしましょう。

不動産が売れるかどうかはさまざまな要因がありますが、そのなかでも「売り出し価格」は非常に重要な要素です。

すまリス
不動産ポータルサイトなどに記載されている物件価格のことだよ!

周辺物件よりも高い価格で売り出されていれば、買主に敬遠される可能性が高くなり、売却の長期化につながります。

周辺物件と差別化できる付加価値が備わっていれば相場より高くても売れる可能性はありますが、特にないようであれば相場に見合った価格に設定するのがおすすめです。

売り出し価格の決め方については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

▼売れやすい時期に売り出す

売り出し価格を適正な価格に設定していても、売り出す時期によっては売れない可能性があります。

以下は、首都圏中古マンションの成約件数を月別で表したグラフです。

中古マンションの月ごとの成約件数(2024年)

レインズ「月 例 速 報 2025(令和7)年1月度Market Watch」を参考にすまいステップ編集部が作成

特に2~3月の成約件数が多いのがわかります。

毎年不動産取引が活発になる時期でもあるため、この時期に成約するように計画するのがよいでしょう。

すまリス
4月からの新年度に向けて引っ越しする人が増えるんだ!

反対に、1月や8月、12月などは成約件数が減る傾向にあるため、売り出しても購入希望者が現れにくいです

売却時期については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。。

今の家を高く売るための対策

今の家を高く売りたい方は以下2点を対策しましょう。

  • 信頼できる不動産会社を選ぶ
  • 売却スケジュールに余裕を持たせる

それぞれを解説します。

▼信頼できる不動産会社を選ぶ

不動産会社は家の売買や住み替えにおいて大きな役割を担っています。

信頼できる不動産会社を選ぶことで、想定よりも高い価格での売却が実現できるでしょう。

また、不動産会社によって以下のような点が異なります。

例えば、マンション売却が得意な不動産会社へ戸建て売却の依頼をすると、相場通りの価格、もしくはそれ以下の価格での売却になる可能性が高くなります。

不動産会社ごとの特徴をしっかりと理解したうえで依頼先を選ぶのが大切です。

不動産会社選びについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

▼売却スケジュールに余裕を持たせる

家を高く売るためには、売却スケジュールに余裕を持たせる必要があります。

売却スケジュールが曖昧だと、いつまでに売却すればいいのか、どの時期が高く売れやすいのかなどを把握できません。

その結果、売り急いでしまい相場よりも安い価格での売却となる可能性があります。

不動産会社の担当者と相談しながら、細かい売却スケジュールを立てるようにしましょう。

以下の記事で不動産売却の流れを詳しく解説しているので参考にしてみてください。

住み替え時の資金繰りに関する対策

住み替え時の資金繰りで苦労しないために以下2点を対策しましょう。

  • 売り先行で進める
  • ローンを借り過ぎない

それぞれを解説します。

▼売り先行で進める

家の住み替えには、「売り先行」「買い先行」の2つの進め方があります。

売り先行買い先行
家を売却してから新居探し・購入新居探し・購入してから家を売却

売り先行は家の売却価格が明確になってから新居を購入するので資金計画が立てやすく、二重ローンの心配もありません。

一方、買い先行は新居を購入してから現在の家を売却するので、売却が決まるまでは2つの家を所有することになります。

家を売却するまでは固定資産税管理費などの支払いの負担が増え、ローンの残債がある場合は新居のローンと合わせて返済しなければなりません。

すまリス
買い先行は余計な費用がかかりやすいんだ

資金面での負担をできるだけ減らすなら、売り先行で売却を進めることをおすすめします。

売り先行なら売り急いでしまうこともないので、買主からの大幅な値下げ交渉に応じてしまうなどのリスクを減らすことができます。

売り先行に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

▼ローンを借り過ぎない

自己資金なしで住み替えようとしている方は、恐らく金融機関の住宅ローンを利用するかと思います。

しかし、多額のローンを借り過ぎないようにしましょう。

ローンを借りすぎると、返済額が増えるだけでなく、定年退職後も毎月支払わなければならなくなるからです。

特に資金が不足している方は30~35年の長期ローンを組むのが一般的のため、40歳でローンを組んだ際は70歳前後までローン残債が残ります。

住宅ローンを利用すればすぐに住み替えできますが、その分将来的に苦しくなる可能性が高いので、ローンを借りる額は十分に考えるようにしましょう。

費用総額シミュレーターで売却にかかる費用を算出してみよう

以下の費用シミュレーターを使って、あなたの不動産を売ったときにかかる費用を算出してみましょう!

「売却価格」「購入価格」「物件の所有期間」「現在住宅として住んでいるか」をそれぞれ入力し、「費用を算出する」ボタンを押すと、売却時にかかる費用が自動で算出されます。
※購入価格が分からない場合は空欄で大丈夫です。

費用の内訳も表示されますので、まずはどんな費用がいくらかかるのかを把握しておきましょう。

住み替え先選びで失敗しないための対策

住み替え先選びで失敗しないために以下2点を対策しましょう。

  • 新居を妥協して選ばない
  • 買い先行で進める

それぞれを解説します。

▼新居を妥協して選ばない

新居を選ぶときは、自分たちに必要な間取りや設備、周辺環境などの「家の希望条件」を明確にしましょう。

家の希望条件は、将来のライフスタイルの変化を考慮して長期的な視点で考えることも大切です。

今後の子育てや介護などを考慮して部屋の広さや間取りを決めると良いでしょう。

自宅で仕事する場合は、部屋の広さだけでなく通信環境にも注意する必要があります。

また、新居の交通アクセスや周辺環境が自分の暮らしに合っているかどうかをしっかり下見しておくことをおすすめします。

スーパーやコンビニ、よく利用する公共施設や学校などの情報も調べておきましょう。

▼買い先行で進める

買い先行とは、先に住み替え先を購入してから今の家を売る売却方法です。

前述のとおり、買い先行は今の家に住みながら先に住み替え先を購入するため、今の家と住み替え先の家の二重ローンになる可能性があります

費用面だけを考えれば、売り先行の方が安全です。

しかし、買い先行の最大のメリットは、購入物件をじっくり吟味できる点にあります。売却のタイミングを気にする必要がないため、納得のいくまで時間をかけて理想の住まいを探せます

購入するまでは今の家の売却活動はスタートしないため、購入物件探しに時間をかけられます。

「住み替え先を妥協したくない!」と思う方は買い先行で進めてみましょう。

家の住み替え失敗パターンから対策を学ぼう!【まとめ】

家の住み替えには「売却価格」「売買のタイミング」「住宅ローン」「新居選び」などの失敗パターンが予測できます。

今回の失敗パターンから対策を学び、家の住み替えを成功させましょう。

不動産会社選びに迷ったらすまいステップがおすすめです。

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