福岡県のマンション売却相場とは。推移と価格の調べ方を解説

不動産価格は常に変動するため売却を検討している場合、売却相場に注目しておくことが重要です。九州の各県では基準地価が下落していますが、九州の中でも福岡県だけは上昇しています。

しかし福岡県でマンションの売却を検討している方の中には、「今が売り時なのか」「売却相場はどう調べればよいの」と不安に思う方も少なくないでしょう。

この記事では、福岡県のマンション売却相場の推移や売却相場を調べる方法、売却相場が高騰・下落する仕組みについて詳しく説明します。マンションの売却が初めての方にも分かりやすい内容になっているので、ぜひ売却前に参考にしてみてください。

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福岡県のマンション売却相場の推移

マンションの売却を検討しているなら、まずはその土地のマンション売却相場を確認することが重要です。相場を確認しておけば、今が最適なタイミングなのかどうかが分かりますし、不動産会社の査定額が妥当なのかも判断できます。福岡のマンション売却相場の推移を見ていきましょう。

マンション売却相場は上昇している

マンションの売却相場を確認するなら、国土交通省が毎月発表している「不動産価格指数」を確認するのがおすすめです。不動産価格指数とは、年間約30万件の不動産取引価格情報をもとに、不動産価格の動向を全国・地域・都道府県別に指数化したものです。これを見れば、福岡県での売却相場が確認できます。

九州・沖縄地方のマンション売却相場を見てみると、2013年1月の金融緩和策発表以降、不動産価格指数は大幅に上昇しています。この8年半で約95%も指数が上昇しており、売却を検討している方からすればうれしい状況です。

しかし新型コロナウイルスの影響で多くの産業が打撃を受けている中、中古マンションの相場も下落しているのではと心配な方も少なくないでしょう。

西日本レインズが発表している福岡県の成約戸数と成約価格を見ると、1回目の緊急事態宣言が発令された2020年4?5月ごろに成約戸数・成約価格ともに大きく下落していますが、それ以降はさほど大きな影響は見られません。2021年9月に最高値を更新していることからも、今後新型コロナウイルスによる中古マンション市場への影響はほとんどないだろうと考えられます。

とくに築5年以内の中古物件が高騰している

なぜ中古マンションがこんなにも高騰しているかというと、原因は金融緩和の影響で新築マンションの価格が上昇したことでしょう。

2013年に発表された金融緩和によって住宅ローンは低金利になり、それまでと月々の支払い額が変わらなくてもより多くのお金を借りられるようになりました。その結果、新築マンションは価格が高くても買い手が見つかるため、価格が上昇しました。それによって中古マンションの価格も、引き上げられるようになったのです。

特に築5年以内の中古マンションは、築5年超のマンションに比べて売却価格の上昇率が高くなっています。つまり築5年以内のマンションは高く売れるので、売却を検討しているなら早めに売却するのがよいでしょう。

ここまで福岡県や九州地方のマンションの売却相場の推移を見てきました。では売却予定のマンションの相場価格を、より正確に把握したい場合はどうすればよいのでしょうか。

福岡のマンション売却相場を調べる方法

福岡県のマンションの売却相場を調べる方法は、大きく分けて4つあります。1つずつ見ていきましょう。

実勢価格を調べる

実勢価格という単語はあまり聞き慣れないかもしれませんが、これは実際の取引が成立する価格の意味です。不動産の時価であり、売り手と買い手との間で需要と供給が釣り合った価格のことをいいます。

不動産の価格は他にも、公示価格や標準地価、固定資産税評価額などがあります。公示価格は土地鑑定委員会が毎年公表する1月1日時点の1�uあたりの土地の価格で、標準地価は都道府県が毎年公表する7月1日時点の1�uあたりの土地の価格です。固定資産税評価額は、固定資産税算定のために使用されます。

これらの価格は実際の取引が基準になっているわけではないので、売却相場を調べたいのであれば実勢価格を参考にするのがおすすめです。ただし個別の要素も含まれているので、実勢価格通りの価格で売れるとは限らないので注意しましょう。

ポータルサイトを活用する

売却を検討している方も、SUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトを活用して、売却相場を調べることができます。

不動産ポータルサイトには、売りに出されている多くの物件が掲載されています。その中からエリアや駅からの距離、専有面積、築年数などの条件が似た物件を検索してみましょう。同じような条件の物件の金額を見れば、売出価格の参考になります。

しかしポータルサイトに記載されている金額は、あくまでも売り手側の希望販売価格です。そのため実際の売却価格とは異なる場合もあるので、気をつけましょう。

価格天気図でマンション価格を調べる

価格天気図でマンション価格を調べるのも、おすすめです。

価格天気図とは、東京カンテイが毎月公表しているレポートのことを指します。全国の中古マンションの価格動向を晴れ・曇り・雨のように天気マークで表しているので、直感的に分かりやすくなっています。

取引情報は「晴・薄日・曇・小雨・雨」の5段階で表され、それぞれの意味は「上昇傾向・やや上昇傾向・足踏み傾向・やや下落傾向・下落傾向」です。

物件ごとの売却相場は把握できませんが、地域ごとの価格動向を把握できるので今が売り時なのか、もう少し待つべきなのかを判断するのに重宝するでしょう。

不動産会社に査定を依頼する

売却相場ではなく売出価格を決めたいという方は、不動産会社に査定を依頼するのがよいでしょう。査定では、インターネットや電話上で物件情報を伝え査定額を算出する簡易査定と、実際に売却物件へ訪問し物件を見て査定額を算出する訪問査定があります。

簡易査定では現地で調査を行っておらず、部屋の雰囲気や周辺環境まで加味されないため、精度が低くなり正確な金額を出すのが難しいです。一方訪問査定では、簡易査定では分からなかった要素も加味されるので、より精度の高い査定額を出してもらえます。ただし査定額が出るまでの期間は訪問日から1週間前後かかる場合が多いので、注意しましょう。

不動産会社に査定を依頼する際は、無料一括サイトを利用するのが便利です。情報を1度入力するだけで、複数の不動産会社へ簡単に査定依頼ができ、結果を比較できます。

ここまで福岡県のマンション売却相場を調べる方法について説明しました。しかし実際に売却相場を調べられるサービスは多数あるので、どのサービスを利用しようか迷ってしまう方もいるでしょう。次の項目では、売却相場を調べるのにおすすめのサイトを紹介します。

売却相場を調べるおすすめサイト

では、売却相場を調べるために活用できるおすすめなサイトを3つ紹介します。ぜひ自分の状況に応じて、適切なサイトを利用しましょう。

レインズで実勢価格を調べる

まず1つ目はレインズです。レインズとは国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システムのことをいいます。このサイトでは、全国で実際に売買が行われた物件の成約価格(実勢価格)などの情報を検索できます。

このサイトでは、指定した地域の不動産取引情報を戸建てとマンションで分けて検索可能です。直近1年間の取引情報を検索でき、2021年12月時点では約11万件の取引情報を検索できます。

ただし検索条件に該当する直近1年間の取引情報が100件に満たない場合、検索結果自体表示されないので希望する地域の検索結果を見られない可能性があります。

土地総合情報システムで実勢価格を調べる

二つ目のおすすめサイトは、土地総合情報システムです。このサイトは国土交通省が運営しているサイトで、不動産の取引価格や地価公示・都道府県地価調査の価格を誰でも無料で閲覧できます。

実勢価格を調べる場合は、「不動産取引価格情報検索」を用います。ここでは取引時期や、土地・建物の種類、地域から検索が可能です。このサイトに載っている情報は、地価公示価格を決めるために国が不動産取引後にアンケート調査を行った結果を反映しています。

国が主体となって行っているアンケート調査なので、取引情報の量と信頼性は高いと言えるでしょう。場所や個人が特定されるような情報は排除されているので、プライバシーは保護されています。

すまいステップで査定額を調べる

3つ目のおすすめサイトは、すまいステップです。すまいステップは不動産の無料一括査定サイトで、一度の入力で複数の不動産会社の査定額を知ることができます。

すまいステップに登録されている不動産会社は厳選審査を通過した会社のみですが、その中からさらに自分で査定を依頼したい不動産会社を選択できます。連絡も査定を依頼した会社からしか来ないので、よく分からない会社から連絡が来ることはありません。

また少しでも高値かつ早期売却を実現するために、宅地建物取引士の資格を持ち、売買仲介営業経験5年以上かつ100件以上の売買仲介実績経験を持つ担当者が対応します。納得のいく売買取引を行いたいなら、すまいステップを利用するのがおすすめです。

ここまで売却相場を調べるのにおすすめなサイトを3つ紹介しました。売却相場は社会的要因や経済的要因によっても変動します。売却相場を調べ今後の動向を把握するためには、価格に影響を与える要因についても理解しておくとよいでしょう。

マンション売却相場が高騰するおもな要因

マンション売却相場が高騰する際、おもに3つの要因に大きく影響を受けます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

景気がよいとき

不動産価格は景気に大きく左右されます。景気がよいときは消費者の購買意欲が高まり、物がよく売れるので価格も高くなります。

価格が高くても買い手が見つかりやすいため、売却には適した時期と言えるでしょう。競合するマンションも少なく、希望売出価格も通りやすいと想定できます。

売却を急いでいない場合は、中古マンション市場の動向や景気の動向に注視しておけば、売り時を見逃しにくいです。

再開発が決定

大規模な再開発が決定すると、周辺の不動産価格は上昇します。

最近では、渋谷駅の再開発や東京都の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が良い例でしょう。渋谷駅では駅前の再開発だけでなく、駅の位置を変えてしまうほど大規模な工事を行っています。オフィスビルもどんどん増えており、渋谷の物件価格は上昇しています。

高輪ゲートウェイ駅は記憶に新しい方も多いかと思いますが、2020年に開通した新駅です。駅周辺は再開発が現在もなお進められており、住宅や商業施設、ホテルなどが建設される予定です。この周辺にはまだ供給物件数が少ないですが、開発が進めば価格は上昇するだろうと予測されています。

再開発計画が決まれば地価の上昇が見込めるので、売却を検討している方からすれば好都合でしょう。

イベントの開催

ここで言うイベントとは、国を挙げて行うようなオリンピックや万博のことを指します。イベントが開催されると、周辺のマンションは価格が高騰します。

2021年にオリンピックが行われた東京では、マンション価格が上がり続けています。これは建築コストの上昇や新型コロナウイルスによる影響もありますが、オリンピックも無関係ではありません。オリンピック開催に際して、競技場や選手村の建設など開発が行われたことも要因と考えられるでしょう。

大きなイベントを誘致すれば、それに伴った開発や需要が多く見込めます。その結果、価格は高騰する傾向があります。

では逆に売却相場が下落する際は、一体どんな要因があるのでしょうか。

マンション売却相場が下がるおもな要因

マンションの売却相場は需給関係や社会情勢などに影響を受けるため、景気が悪くなれば下落します。その他マンションの劣化などにも影響を受けてしまいます。売却相場が下がるおもな3つの要因について見ていきましょう。

マンションの経年劣化

マンションは古くなればなるほど、価格が下落していきます。多くの方は家を探すときになるべく新築、あるいは築浅物件を探すでしょう。一般的に築年数がたっている物件は建物も設備も古く人気があまりないため、どうしても下落してしまいます。

築5年ごろまでは築浅に分類されるので、売却しやすいでしょう。築10年前後でも古いと感じる方は少ないので、比較的売却しやすいと考えられます。ただし築10年?20年ごろは価格の下落が大きいので、注意しましょう。築20年以上では価格の下落は緩やかになり、あまり価格差は出ません。

築20年以上の物件はリフォームやリノベーションを行えば、少し高く売れる可能性が高いです。売却できる可能性が低いと感じたら、リノベーションを検討してみてもよいでしょう。

社会情勢の変化

景気がよいと売却相場は高騰すると説明したように、逆に景気が悪くなれば売却相場は下落する傾向があります。これまでバブル崩壊時やリーマンショックのときには、マンション価格や公示地価はどちらも下落しました。景気が悪くなれば、人々はお金をあまり使わなくなり購入希望者も減ってしまうので、価格は下がってしまいます。

最近では新型コロナウイルスが飲食業界や観光業界などに深刻な影響をもたらしていますが、不動産業界ではあまり影響は出ていません。今後も影響が及ぶことは少ないと予想されていますが、その他の社会情勢や景気の変動には注意しましょう。

不動産流通量の増加

景気にも少し関わる要因ですが、不動産流通量が増加すれば売却相場は下落していきます。

どういうことかというと、景気が悪くなり人々の購入意欲が下がれば、購入数が少ないので不動産流通量は増加します。需要が減り供給量が増えれば、少しでも買ってもらおうと値下げをせざるを得ません。

2022年以降は、1947年?1949年生まれの団塊世代が後期高齢者になります。今後は団塊世代が購入した不動産を相続する方が増え、売りに出される物件数も増えていくでしょう。しかし少子化の日本では、購入希望者はどんどん減っていくばかりなので不動産流通量が増加するのは目に見えています。

供給量が増えてしまう前に、売却してしまうのも一つの手でしょう。

マンション売却相場が高いときに売却を検討しよう

マンションの売却相場はさまざまな要素に影響を受けて変動するため、上昇傾向だったのにいきなり下落してしまう可能性もあります。売却時期に余裕がある方は、福岡県の売却相場だけでなく社会情勢や景気などの情報にも注意して、売るタイミングを見計らうのがよいでしょう。

後悔のない売買ができるよう、ぜひこの記事を参考にマンションの売却準備を行ってください。


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これだけ査定額に差が出ると、複数の不動産会社に査定を依頼することが、不動産を高く売るために必須だと言えるでしょう。

少しでも不動産売却を検討しているなら、一括査定サイトで自分の不動産がいくらで売れるか調べてみましょう。

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