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マンション購入で失敗が多い3つの原因とは?防ぐポイントと失敗時の対処法

  • 更新日:2024年2月6日
マンション購入で失敗が多い3つの原因とは?防ぐポイントと失敗時の対処法

マイホームの購入は多くの人の夢であり、ライフスタイルの変化によって現在の住居が手狭になると住み替えを検討する人も多いでしょう。マイホームを購入する際には、一軒家かマンションか悩むところですが、購入価格の安さからマンションを選ぶ人も少なくありません。

しかし、マンション購入は失敗することも多いため、物件は細心の注意を払って選ぶことが大切です。マンション購入で失敗すると、大きなストレスを抱えることも少なくありません。より良い生活を実現させるためにも、失敗しないためのポイントを知って、新生活をスムーズにスタートさせましょう。

なぜマンションの購入で失敗するのか

マンション購入は失敗しやすいため、慎重に決めなければなりません。しかし、なぜ失敗するのか、理由が分からず疑問に思う人も多いでしょう。失敗を防ぐには、まずは理由を知り、どこでつまづきやすいのかを理解することが大切です。

資金計画が甘い

マイホームの購入には莫大なお金がかかり、資金計画が甘いと失敗します。一軒家に比べるとマンションは比較的リーズナブルなものが多く、購入しやすいですがそれでも数千万円程度かかることがほとんどです。そのため、資金計画を念入りに立て、無理なくローンを組まないと、支払いに追われて苦労することも多いです。

マイホームを購入すると家賃が不要なため、生活のコストは下がりますが、実際にはローンを完済するまではむしろコストが上がることもあるため注意しなければなりません。多少無理をすれば返済できるというプランは、マイホーム購入ではNGです。資金計画に少しでもリスクがあると、大きな失敗を招きかねないことは理解しておきましょう。

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管理費・修繕積立費

マンションを購入する際には、月々のローン支払いだけではなく、管理費や修繕積立費もコストに含めて考えなければなりません。これらの費用は購入の場合でもかかり、ローン完済後も支払いは必須です。マイホーム購入の場合、ローンを完済すると以降の費用はほとんどかかりませんが、マンションに関しては費用がかかり続けることは理解しておきましょう。

管理費や修繕積立費の有無は、一軒家とマンションの大きな違いです。これらを含めて考えると、購入価格が安いマンションでも、結果的に支払うお金は大きくなる場合もあります。

固定資産税

マンションに限ったことではありませんが、マイホームの購入を購入すると固定資産税がかかります。地域によって都市計画税もかかり、これも考慮していないと資金繰りが上手くいかず、失敗することも多いです。固定資産税は土地と建物の2つに分けて考えられ、それぞれで課税の方法が違います。

マンションの場合、土地部分が少なく、建物部分が多いことが、固定資産税が高くなりやすい原因です。土地部分の固定資産税は、特例によって税制優遇が受けられます。そのため、土地部分が大きい一軒家の場合、固定資産税の負担は実はそれほど大きくありません。

しかし、マンションだと特例が適用できる部分が小さいため、固定資産税は割高になりやすいです。固定資産税は1年分をまとめて支払うため、一度の出費が大きく負担になりやすいことは覚えておきましょう。

情報収集不足

マンション購入では、情報収集不足による失敗も多いです。特に多いのが人間関係の失敗であり、近隣の部屋の住民のことを知らずに入居し、失敗するケースは多いでしょう。近所付き合いは住宅購入時には欠かせない問題であり、一軒家でもトラブルに発展するケースは多々あります。

しかし、一軒家の場合は近隣住宅と若干の距離があるため、多少は人付き合いでも距離を取りやすいです。マンションのように集合住宅だと隣との距離が近く、物件によっては室内での話し声が丸聞こえになることもあります。

また、上下の住民とも関係し、マンション内での交流を考えると接する人数が増えるため、よりトラブルが起きる可能性は高まりやすいです。住民の情報を知らずに入居し、人間関係が悪くて普段の生活にも支障をきたすケースも多いため、マンションは特に注意しなければなりません。

価値減少を視野に入れていない

マンションを購入すると自己所有の資産になるため、自由に処分が可能です。そのため、将来的に売ることも視野に入れて購入し、売却で利益を得ようと考える人も少なくありません。しかし、マンションの場合は経年による価値減少が大きく、これを考慮していないと失敗することが多いです。

不動産の価値は常に変動しますが、建物と土地では区分が違います。土地の価値は地価によって変動するため、周辺環境の変化次第では将来的に値上がりすることもあります。しかし、建物は経年劣化するため築年数が経つごとに少しずつ価値は下がり、値上がりすることはありません。

マンションは建物部分が多いため、一軒家と比べても価値減少のスピードが速く、売却しようと思った頃にはほとんど値が付かないということもあります。購入時に想定していた金額で売れず、将来的な資金計画が狂って失敗するケースがあることも覚えておきましょう。

・資金計画による失敗
・人間関係による失敗
・価値減少による売却の失敗

失敗が多いのは新築?中古?

マンション購入で失敗するケースは数多くあるため、しっかり考えて購入しないと誰しもミスをする可能性はあります。そのため、購入時には物件を慎重に検討することが大切です。マンションを購入する際には、新築か中古かの2つの選択肢がありますが、どちらのほうが失敗しやすいのか、気になる人も多いでしょう。

それぞれ特徴は大きく違いますが、両方とも失敗するリスクは潜んでいます。ただ、新築と中古では失敗しやすい原因が異なるため、違いを正しく把握しておきましょう。

新築は情報不足の失敗が多い

新築の場合は、情報不足による失敗が多いです。新築マンションを購入する場合、建築予定の段階で購入を決め、竣工してすぐに入居ということも多いでしょう。契約段階ではある程度の物件情報は教えてもらえるものの、実際に住んでみるまで詳細な使い勝手や利便性は分かりません。

そのため、間取り図で確認した時点では納得できていたものの、いざ生活してみると細かい点で不便を感じ、後悔するケースが多いです。また、新築だと誰が住むのかが全く分からないため、人間関係も未知数です。最新の設備や綺麗な外観など、優れた点も多くありますが、本当に自分に合った物件かどうかは、運の要素も強いため失敗は多いと言えます。

中古は設備関係の失敗が多い

中古の場合は、マンション設備の消耗や劣化などによる失敗が多いです。ひとくちに中古といっても、築年数は物件ごとに違いますが、古くなるほど設備関係で後悔するリスクは高いと考えましょう。古いマンションだとどうしても各種設備は老朽化しており、現代のライフスタイルには合わないことも多いです。

加えて修繕積立費が高くなりやすく、購入価格は安くてもその後のコストが高く付きやすいことも理解しておきましょう。綺麗にリフォームされている場合でも、建物全体が古く、構造上の問題で不便を感じることも少なくありません。

築浅の中古にも注意

中古の物件の中には、新築から数年程度で売り出された築浅の物件もあります。築浅の場合は設備も新築同然で、かつ情報収集がしやすいです。しかし、購入時の条件が厳しくなりやすいため、割高の買い物になって失敗することも多いため、注意しなければなりません。

不動産売買は売主は高く売り、買主は安く買いたいと考えるのが基本です。築浅の場合は特にその傾向が顕著であり、お互いに妥協できる点を見つけるのが難しいです。売主は新築同然で綺麗な状態のため、物件価値は高いと考え、できるだけ新築の購入価格に近づけて売りたいと考えます。

対して買主はいかに新築同然とは言え、中古であることに違いはないので、新築ブランド抜きで安く買いたいと考えます。どちらも価格を譲らず、一方が折れる形になることが多く、買主が折れてしまうと割高な買い物になりやすいことは理解しておきましょう。

・新築は情報が不足しやすい
・中古は設備面の不安がある
・築浅は購入条件が厳しい

マンション購入の失敗を防ぐポイント

マンション購入で失敗し、後悔する人は多いですが、全員が全員失敗しているわけではありません。上手に計画を立てて購入に成功している人もいるため、ポイントを踏まえて物件を選ぶことが大切です。マイホームの購入は人生でも特に大きなイベントであり、慎重に進めなければなりません。失敗を防ぐポイントを知り、危なげない購入計画を立てましょう。

新築か中古かを決める

マンション購入で失敗しないためには、新築と中古のどちらにするか選ぶことが大切です。新築を選ぶメリットは、新しいため設備が充実しており、より長く安心して使える点にあります。対して中古の場合は購入価格が安く、新築に比べて開示されている情報が多いことが魅力です。

購入価格だけで見ると、中古が圧倒的に優れていますが、古い物件の場合は修繕積立費が高く付く可能性が高いです。場合によっては新築とそれほど変わらないコスト負担になる可能性もあるので、将来的な費用も踏まえて考えなければなりません。

新築と中古どちらにするかによって、資金計画も大きく異なります。かかる費用を入念にチェックしてより負担が少なく、コスパの良いほうを選びましょう。

賃貸も視野に入れて考える

住み替えを考える際には、マイホームの購入だけが選択肢ではありません。同じマンションでも購入せず、賃貸で住む方法があることは頭に入れておきましょう。賃貸の場合はどれだけ長く住んでも家賃がかかり自己所有の資産にはなりませんが、短期間なら費用負担が少なく、住居の移動もしやすいです。

購入資金が十分でない場合や今後もライフスタイルが大きく変わる可能性があるなら、生活環境を変えやすい賃貸がおすすめです。マンション購入は焦って決めると失敗する危険性も高いため、住居の移動が必要でも決心がつかないなら、暫定的に賃貸に住むのもひとつの方法でしょう。資金が十分に貯まり、長期的に住むことが確定してからマンション購入に乗り出しても遅くはありません。

情報収集は念入りに

マンション購入で失敗する原因の多くは情報収集不足にあるため、失敗を防ぐにはとにかく念入りに情報を集めることが大切です。情報収集で注目したいのは、「コスト」、「住民の様子」、「周辺環境」、「マンションの今後の推移」の4点です。

コストは購入価格だけではなく、管理費や修繕積立費などローン完済後もかかり、かつ値上げの可能性があるものも含めて考える必要があります。住民の様子は上下左右に住む人を知ることはマストで、可能なら全体的にどのような層の人が住んでいるかもチェックしましょう。

周辺環境も重要なポイントであり、生活に必要な施設は揃っているか、治安は問題ないかも確認が必要です。繁華街が近いと、昼間は静かでも夜になるとうるさく、ストレスを抱える可能性も高いです。今後の推移は建て替えや大規模修繕の予定など、分かる範囲で調べておきましょう。

補修や修繕で手を加えるとなると、コスト負担が増えたり、場合によっては一時的に退去を求められたりする可能性もあります。情報は念入りに集めて、失敗の可能性を確実に潰しておきましょう。

・新築か中古かの選定
・賃貸も選択肢にする
・徹底した情報収集

みんなの不動産売却体験談

北海道函館市 / 50代

査定価格1,580万円売却価格1,680万円

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信頼できる担当者であること。物件数が多く、市内での評判やサイトなどの体験者の言葉など。会社の雰囲気や他社とのかかわり合い。折り込みチラシなどの状況。
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香川県さぬき市 / 40代

査定価格80万円売却価格80万円

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どこの不動産も断られ続けて、こちらの会社さんが、また知り合いの不動産を紹介していただき、契約に至ったわけです。宅地、農地、それぞれ別の方々が購入したいと出てきてくれましたので、助かりました
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長野県東筑摩郡朝日村 / 30代

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マイホーム購入は一世一代の買い物

マンション購入を始め、マイホームは一世一代の買い物のため、慎重に計画を立てて進めなければなりません。事前準備を怠ると、購入後に後悔し失敗することも多いです。マンション購入で失敗するとマイナスが大きく、場合によっては大きな損失を抱えてしまう可能性もあります。

失敗は工夫次第で未然に防げるため、購入計画は念入りに考え、慎重に物件を選んで失敗のない買い物をしましょう。

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