オープンハウスは、首都圏を中心とした総合不動産会社です。
1996年に設立された不動産売買の代理・仲介事業を中心とした株式会社オープンハウスグループの一員であり、「株式会社オープンハウス」として2021年4月1日に設立されました。
この記事では、オープンハウスの良い口コミと悪い口コミや、オープンハウスで家を建てるメリットとデメリットを詳しく解説します。
実際に家を建てた事例も紹介しているので、首都圏で家を建てることを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
オープンハウスとは?首都圏に強いハウスメーカー
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社オープンハウスグループ |
設立日 | 1997年9月 |
資本金 | 201億163万円 |
店舗数 | 69店舗 |
従業員数 | 4,435名 |
本社 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー |
代表取締役 | 荒井 正昭 |
オープンハウスは首都圏を中心に事業を展開している総合不動産会社です。
オープンハウスでは主に不動産売買の仲介事業を行っていますが、グループ会社である「オープンハウス・ディべロップメント」と「オープンハウス・アーキテクト」は、首都圏に強いハウスメーカーとしても知られています。
以下はオープンハウスがグループ全体で展開している事業内容です。
- 不動産売買の代理・仲介事業
- マンション・ディべロップ事業
- 不動産投資事業
- 不動産金融事業
- 新築戸建分譲事業
主要なグループ会社である「オープンハウス・ディべロップメント」と「オープンハウス・アーキテクト」がそれぞれ建売住宅事業や注文住宅の設計・建設を手掛けており、幅広く事業を展開しています。
オープンハウスグループ内で土地の仕入れから戸建ての建設、販売まで一貫して行うことで、リーズナブルな注文住宅を実現させています。
特に土地の仕入れに力を入れており、都市部の狭小地や値段が付きにくい形の土地などに目を付けます。
高い設計力を活かして好立地で低価格な注文住宅を建てられるオープンハウスは、売上と利益の過去最高を10期連続で更新しており、実績も十分と言えるでしょう。
オープンハウス・ディべロップメント
オープンハウス・ディべロップメントでは、主に新築戸建て・マンションの販売や企画開発、材料の仕入れを行っています。
セミオーダー式の注文住宅も請け負っており、低価格で家を建てられる「建築士おすすめの参考プラン」を提案しています。
参考プランをベースに、こだわりや好みに合わせてカスタマイズしたり、オプションを付けることもできます。
費用は比較的リーズナブルで、プランごとに明示されているので安心です。
オープンハウス・アーキテクト
オープンハウス・アーキテクトでは、オープンハウスグループ内や個人・法人の完全自由設計の注文住宅を請け負っています。
間取りやデザインはもちろん、土地の形状に合わせた設計や予算に応じて様々な提案をしてもらえます。
材料をまとめて仕入れたり、広告費を抑えるなど、コスト管理を徹底して行うことで低価格で家を建てることを実現させています。
(画像引用:オープンハウス・アーキテクト「5つの強み」)
オープンハウスの良い評判・口コミ
オープンハウスに対する評判や口コミを見ていきましょう。
この章では良い評判・口コミを紹介します。
一括査定であなたの家の適正価格が分かる
今の価格が届く!
無料診断スタート
一括査定であなたの家の適正価格が分かる
今の価格が届く!
無料診断スタート
オープンハウスの良い評判・口コミ①情報量が多く物件探しが面白かった
テレビCMが面白く、そこから知った不動産情報サイトです。
実際にサイトを見てみると情報量が多く、物件探しがとても面白く感じました。
住みたい地域から探すこともできますし、特集物件などもあるので、自身の要望をしっかり確認してから利用するといいと思います。
また、ショールームもあるので理想の家をイメージしている人におすすめです。
私は住みたい地域から物件を探しました。見学予約は無料でできます。
実際に見学することで、よりイメージどおりかどうか確認できて便利です。
とても見やすいサイトだと思います。
(引用:「みん評」)
オープンハウスの良い評判・口コミ②物件をピンポイントで探せた
なるべくお金をかけずに家を購入したかったので、情報サイトを使って探してみました。
私は都内でコスパのいい物件を探していたので、OPEN HOUSEを使うことに決めました。
以前使ってみたことがある知人の評価が高かったので、自分でもいつか使いたいと思っていたのです。
実際に使ってみた感想としては、地域ごとに検索できる仕組みとなっていたのでピンポイントで探すことができました。
画面もごちゃごちゃしておらずすっきりとしていたので、見やすかったです。
私は都内で物件を探していたのですが、良い物件が沢山ありました。十分におすすめできる情報サイトだといえます。
(引用:「みん評」)
オープンハウスの良い評判・口コミ③担当者が親切だった
営業担当者、施工担当者が親切で人柄もよかった。こちらの意見を存分に取り入れてくれた。(女性/30代/関東/1世帯/わからない/わからない)
※カッコ内には、回答者の(年代/性別/居住地域/世帯数/坪単価/平米数)を記載しています。
(引用:「オリコン顧客満足度ランキング」)
オープンハウスの良い評判・口コミ④子連れでも暖かく迎えてくれた
オープンハウスの悪い評判・口コミ
次に、オープンハウスの悪い評判や口コミを紹介します。
オープンハウスの悪い評判・口コミ①担当者の営業スタイルが合わなかった
【オープンハウス】コロナが流行したての頃に土地を探していたのですが、担当の方があまりに不躾な営業でした。
頻繁に事務所に来るよう営業電話、まだワクチンが出来ていない頃に発熱外来をしていた当方の職場にパンフレットを持って行くと言い出す、「僕風邪とかひいたことないしコロナとかに強いんで大丈夫ですよ」と此方の都合を全く考えない営業スタイルでした。
担当さんを変えて(恐らく店長に)頂いたのですが、あまり改善されませんでした。(30代・女性)
(引用:「さぶろぐ」)
オープンハウスの悪い評判・口コミ②周辺住宅への配慮が足りなかった
新築工事中に工事作業員が工具を床に放り投げています。それが近隣に騒音として響いています。
遮音シートなども貼らず、足場剥き出しの状態で住宅地のど真ん中で作業されていましたので、騒音の苦情を入れましたが「配慮させていただきます」と担当者は言ってますが、そのような様子を見ると全く配慮されてないです。
何もできないのにお詫びにだけくるのは、やったもん勝ちって感じがして余計にムカつきました。
ただでさえ近隣から複数件苦情が入ってるんだから、放り出さないで丁寧におけばいいのにと思いました。
新築なのにすでに建材には傷が入っているのでしょうね。
また、電気工事の日程の関係で電気が工事現場に通らない為、発電機を使っていて重低音が半日以上響いてきてとてもうるさいのですが、近隣住民に対しての配慮があるならば、そもそもうるさい発電機を使わずに、工事現場に電気が通るようになる日まで施工をすべきではないと思いました。配慮してますか?
遮音シートなども特に貼らず、足場剥き出しで施工している為、近隣住民の間でもうるさいねという話はしています。
この会社が建てた家を買うのは、居住後の近隣の方との付き合い方を考えると工事の時点での近隣住民への配慮が非常にお粗末なので、リスクになりえると思いましたのでこの会社の新築物件はいくら安くても買いたくないと思いました。
(引用:「みん評」)
オープンハウスの悪い評判・口コミ③施工が甘いところがあった
住んでみてまだ一年経っていないが細かいところをよくよく見ると施工があまいところがありやり直ししてもらった。断熱材を追加料金したが全然効果を発揮していない。(女性/30代/関東/1世帯/わからない/わからない)
※カッコ内には、回答者の(年代/性別/居住地域/世帯数/坪単価/平米数)を記載しています。
(引用:「オリコン顧客満足度ランキング」)
オープンハウスの悪い評判・口コミ④問い合わせやクレームに対するレスポンスが悪かった
この会社の体質、教育体制の問題であり、ほか社員も変わらぬレベルかと想像する。
この会社には提案力がないので全て言いなりに任せてしまうと、建売となんら変わらない。
オープンハウスで家を建てた事例を紹介
実際に注文住宅を建てた事例は、オープンハウス・アーキテクトのWebサイトで閲覧できます。
その中から、今回は以下の3つの事例を紹介します。
- 事例①スマートな生活動線
- 事例②吹き抜けのあるリビング
- 事例③クリエイティブな住まい
オープンハウスで家を建てた事例①スマートな生活動線
1つ目の事例は、東京都豊島区のUさんの事例です。
所在地 | 竣工年月 | 敷地面積 | 延床面積 | 家族構成 |
---|---|---|---|---|
東京都豊島区 | 2021年8月 | 84.54㎡ | 113.88(34.44坪) | 夫婦 |
夫婦共働きのUさんは、在宅時間が増えたことをきっかけに家づくりを検討し、注文住宅を選択しました。
「1LDKのマンションでそれぞれ在宅ワークをしていましたが、お互いの電話や生活音が気になっていました。在宅ワークスペースを整えるためにも、注文住宅を選択しました。」
「洗濯機・乾燥機をまとめた洗面スペースと、廊下スペースを活用したクローゼットで、洗濯動線をワンフロアで完結させています。私たちの住まいは 3 階建てなので、上下階を行き来して洗濯物を干すよりも楽だと思います。特に乾燥機の「乾太くん」は時短に繋がって、取り入れて良かった住設ナンバーワンです。」
(画像、「」内文章引用:オープンハウス・アーキテクト「注文住宅:ご入居者様インタビュー」)
家事の負担を軽減するための生活動線の確保や在宅勤務に合わせた間取りなど、注文住宅ならではの自由な設計で快適な家を実現できたようです。
オープンハウスで家を建てた事例②吹き抜けのあるリビング
次に、東京都北区のOさんの事例です。
所在地 | 竣工年月 | 敷地面積 | 延床面積 | 家族構成 |
---|---|---|---|---|
東京都北区 | 2020年6月 | 60.00㎡ | 89.54㎡(26.64坪) | 夫婦、子供1人 |
第1児の誕生をきっかけに家づくりを始めました。
夫婦どちらも実家が戸建て、以前住んでいた借家も戸建てだったことから、戸建ての注文住宅を選択しました。
「まずは SNS であつめたイメージをもとに、自分の好きなスタイルを分析しました。そこからカタログを見て、気になったものを実際にショールームで見るようにしました。サンプルだけでなく、空間でどのように使われているかを確認できたのは大きかったと思います。」
「料理をしながら、子どもの様子も見れるオープンスタイルです。料理を出して運べるようにキッチンカウンターの幅を広げた点もポイントです。タカラスタンダード社のキッチンはマグネットを付けられるので、その日につくる料理のレシピを貼り付けて見れるのも便利です。」
(画像、「」内文章引用:オープンハウス・アーキテクト「注文住宅:ご入居者様インタビュー」)
色味など細部にも時間をかけてこだわり、「完成したものを見た時は嬉しかった」と満足いく家づくりができたようです。
オープンハウスで家を建てた事例③クリエイティブな住まい
最後に、埼玉県川口市のAさんの事例を紹介します。
所在地 | 竣工年月 | 敷地面積 | 延床面積 | 家族構成 |
---|---|---|---|---|
埼玉県川口市 | 2020年7月 | 126.01㎡ | 218.70(66.16坪) | 夫婦、子供4人 |
子供が増えたタイミングで家づくりをスタートさせ、希望するコストで憧れだった戸建てを建てられるオープンハウスを利用することに。
「住まいもクリエイティブを生み出せる場所でありたいと思っています。リビングで洗濯物が行き来したり、床にモノが置いてあったり、生活感が出てしまうのは避けたかったんです。動線にこだわり、できるだけ収納スペースを使いこなして、すっきりとした空間を目指しました。」
「ビルトインガレージから雨に濡れずに、車に乗り降りできる玄関通路が特に気に入っています。収納スペースも確保して、ベビーカー、ゴルフ用具、ストックの水、靴、季節ものなど、たくさんのものが入れられて便利です。」
(画像、「」内文章引用:オープンハウス・アーキテクト「注文住宅:ご入居者様インタビュー」)
壁紙や柱の色味を統一させたり、ストレスのない生活動線など、デザイン面だけでなく使いやすさも考えられた設計です。
こだわりがたくさんつまっていて、マンション住まいだった頃の悩みを全部解消することができたようです。
オープンハウスの特徴
オープンハウスの特徴は以下の2つに集約されます。
- 土地や戸建ての取り扱いが豊富
- 耐久性に優れている
オープンハウスの特徴①土地や戸建ての取り扱いが豊富
オープンハウスは土地や戸建ての取り扱いが豊富で、ユーザーのニーズに応じた物件選びが可能です。
主に首都圏で事業展開しており、狭小地や他社では商品化されない形状の土地なども取り扱っています。
オープンハウスの特徴②耐久性に優れている
オープンハウスでは、「木造軸組工法」や「耐力壁面材」が採用されており、耐久性が高く、長期間にわたって安心して生活できる家を提供しています。
木造軸組工法は日本でも多く採用されている工法で、柱と梁を組み合わせて骨組みを作ります。
水平にかかる力に強いことが大きな特徴です。
オープンハウスで家を建てるメリット
オープンハウスで家を建てるメリットは以下の3つです。
- 土地の面積を抑えてリーズナブルな家を建てられる
- 地盤保証が充実している
- 性能が高い構造で家を建てられる
オープンハウスのメリット①土地の面積を抑えてリーズナブルな家を建てられる
オープンハウスでは、土地の面積を抑えてリーズナブルな家を建てることができます。
最低限の標準装備なら1,000万円~1,500万円程度で家を建てられます。
工夫した土地割りでコストを削減し、首都圏の狭小地でも3階建てにすることで広さを確保します。
オープンハウスならではの高い設計力で住み心地の良い家を実現できるでしょう。
(画像引用:オープンハウス・ディべロップメント「家づくりへの思い」)
オープンハウスのメリット②地盤保証が充実している
地盤保証が充実しており、建物の安全性に対する信頼性を保証しています。
地盤調査や解析を徹底し、必要であれば強度を確保するための工事を行ってくれます。
地盤調査や改良工事の費用は家の本体価格に含まれていることも大きなメリットです。
オープンハウスのメリット③性能が高い構造で家を建てられる
オープンハウスでは、日本で最も普及している「木造軸組在来工法」を採用しています。
間取りの自由度が高く、幅広いニーズに合わせた家作りが可能です。
また、十分な強度のある構造部材を取り入れているので、安全性や耐震性にも優れています。
オープンハウスで家を建てるデメリット
一方で、オープンハウスで家を建てるデメリットもあります。
以下の3つのデメリットを見ていきましょう。
- アフターサポート期間が他社と比べて短い
- 制震装置がオプションになっている
- 断熱性が他社と比べて劣る
オープンハウスのデメリット①アフターサポート期間が他社と比べて短い
オープンハウスのデメリットとして、アフターサポート期間が他社と比べて短いという点が挙げられます。
他社では初期保証30年、最長60年保証を行っているケースもありますが、オープンハウスのアフターサポート期間は10年です。
数十年は住むことを想定している場合には大きなデメリットと言えるでしょう。
オープンハウスのデメリット②制震装置がオプションになっている
他社では制震装置が標準仕様となっているところもありますが、オープンハウスでは制震装置がオプションになっているため、別途費用が必要になる可能性があります。
また、ミドルグレード設備が標準仕様となっており、ハイグレード設備の採用もオプション扱いなので、オープンハウスの標準仕様は不十分であると言えます。
オープンハウスのデメリット③断熱性が他社と比べて劣る
オープンハウスで使用する断熱材は性能が低いものを使用しているので、断熱性は他社と比較すると劣ってしまいます。
断熱性はオプションを付けて高めることができます。
リーズナブルに家を建てたい方にとっては追加で料金が発生することになるので、大きなデメリットと言えるでしょう。
オープンハウスで家を建てる時の費用
オープンハウスで家を建てる時の費用の目安は、セミオーダー式であれば税込で1,000~1,500万円です。
注文住宅の平均的な相場は3,000~4,000万円と言われているので、オープンハウスの注文住宅は圧倒的な低価格と言えます。
付けるオプションによっては費用も増すので、設計士や担当者と相談しながら決めていきましょう。
オープンハウスで家を建てる流れ
以下はオープンハウスで注文住宅で家を建てる流れです。
- 希望のヒアリング・相談
- 物件の見学・敷地調査
- プランを立てる
- 見積り・資金のシミュレーション
- 契約・ローンの手続き
- 施工・引き渡し
オープンハウスの店舗に来店する前に、事前にどんな家を建てたいかイメージしておくとスムーズです。
土地の状況や周辺環境を調査し、実際の建材や住宅設備を見ながら一緒に平面図を引いていきます。
希望のデザインや予算に合わせて金額、工事期間などの詳細の見積もりを出してもらい、納得できるものであれば契約へと進みます。
分からないことや疑問点は、ささいなことでも質問したり相談しましょう。
オープンハウスがおすすめの人は首都圏の狭小地でリーズナブルに注文住宅を建てたい方
首都圏の狭小地でリーズナブルに注文住宅を建てたいと考えている人には、オープンハウスがおすすめです。
土地の取り扱いが豊富で、狭い土地でも自由な間取りを実現させる設計力がオープンハウスの魅力です。
オープンハウスは関東の首都圏を中心に事業を展開していますが、関西の首都圏で家を建てたい方には、「フジ住宅」もおすすめです。
フジ住宅は大阪府を中心に店舗を構え、大阪府での着工数ナンバー1を誇ります。
詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
オープンハウスがおすすめできない人はアフターサポートを重視している方
一方、アフターサポートを重視している方にはオープンハウスはあまりおすすめできません。
オープンハウスのアフターサポート期間は10年で、他社と比べても短いので不安を感じる方も多いと思います。
他社では最長60年の保証期間を設けているところもあるので検討しましょう。
手厚い保証を重視する方には、「大和ハウス」もおすすめです。
初期保証30年で、有料点検を定期的に受けることで最大60年まで保証が延長されます。
詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。